猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

オレンジサファイア:Orange Sapphire

 

お盆の真っ只中なのである。

 

今年のお盆は8月11日の祝日からお休みが開始して、恐らく16日くらいまでの期間がお盆休みって感じなんじゃないかって思っておったのでありんすが、あまり世間の事は分からぬ故、何となく勝手な想像。

 

都心ではお盆やお正月といった大型連休中は車の交通量が激減して普段よりも人が少ない感じになるのであるが、今年のお盆はそうでもない感じである。

 

ヤフーのトピックスなんかで帰省か旅行か分からないが渋滞情報みたいなのが載っているのを見て、ふむ、帰省ラッシュでおますな、これは。などと思ってみたりしているのであるのだが、個人的には帰省という概念が存在しない上、昼夜逆転どころか2~3日くらい起きてて1日寝るみたいな状態なので日付や曜日の概念さえも薄れつつあってゴミを出す日とかが合わなくて困っておる。

 

や、ちゅ~てもゴミそのものが殆ど出ないので実は特に困ってはいないのであるが、こうした大型連休なんかを機に1日24時間という普通の日常生活を取り戻したいなぁ・・・と思っている訳でもないんだけど、そういう事を考えたりする事はある。

 

つい先日は台風だったのかな?

 

ま~ま~いい感じの暴風雨、テンションが上がる悪天候となり、わはは、風が強い、ビュ~ビュ~だね!な~んって感じではしゃいでおったのでありんすが、すげぇ~偏頭痛に見舞われ、うわぁ~プラスマイナスゼロじゃ、ちゅ~か、これ、マイナスなんじゃね?

 

みたいな感じで過ごしておったのだが、お盆休みで帰省したり旅行とかに行ったりしておった方々にとっては、もっと深刻な状況、或いは状態だったのではないかって思った。

 

や、分かんないけど。

 

軽井沢に行ったり、大磯ロングビーチに行ったり、ま、しゃ~ないので帰省したり、いろいろと家族サービスとかしたり、人生はいろいろだと思うが、2022年の夏、いい感じの想い出を残せるようにお過ごし下さい。

 

ビバ!

 

 

 

オレンジサファイア(Orange Sapphire)

 

豊富なカラーバリエーションを持ったサファイアの中で代表的なイメージカラーとなるブルー以外の色合いを持ったタイプを総じてファンシーカラーサファイヤと呼びます。

 

そんなファンシーカラーサファイアの中でも固有の色合いを示すタイプのものは前回のブログで紹介したグリーンサファイアや今回のブログで紹介しているオレンジサファイアといった感じで宝石鑑別機関の宝石鑑別書に記載される宝石名が色名+サファイアとなります。

 

サファイアの場合、複数の色合いが混在したパーティカラードサファイアや複数の色合いの中間的な色合いを持ったタイプがある為、こうした明確な色名が冠されるものは主にオレンジ、イエロー、グリーン、バイオレット、パープルの5タイプとなり、この5色に透明無色のカラーレスのものを含めた6タイプのものが代表的なファンシーカラーサファイアの色合いになります。

 

ちゅ~ような感じで、今回のブログでは温かみのある華やかさが特徴的なオレンジサファイヤを紹介したいと思います。

 

 

 

オレンジ色をした宝石は何気に種類が限定されていて、サファイア以外ではサファイア同様にカラーバリエーションの豊富なトルマリンやガーネット、それにスピネルやジルコン等があり、それ以外では一部のインペリアルトパーズやファイヤーオパール、色味の強いシトリン(黄水晶)、サンストーン等の一部のフェルドスパー、後はスファレライト、カルサイト、ビリオーマイト、クリノヒューマイト等のレアストーン系の一部で見られる稀少カラーになります。

 

色調的にイエロー寄りの色合いになると該当する宝石の幅が大きく広がるのですが、明度や彩度の高い発色の良い美しいオレンジ色を示す宝石そのものが非常に限定的となる為、色合いで宝石のカテゴリーを作る場合には黄色系~褐色系までの類似色や不透明~半透明色のものまで含めないとオレンジ色の宝石って驚く程にバリエーションがありません。

 

ちょっと外したところではカラーダイヤモンドの中でオレンジ系の色合いをしたものもありますが、それはそれで数多く見られるものではありませんし、そもそもダイヤモンドの場合、サイズ的に小さなものが中心となってしまいます。

 

なので、ある程度の大きさと宝石としての評価がそれなりのものとなるとサファイア、トルマリン、ガーネット、インペリアルトパーズ、それにギリギリでファイヤーオパールくらいしか選択肢がない事から、色合い的に好まれる方が多い割に流通量が少なく、そんなに見掛ける機会が多くないのがオレンジ色の宝石の特徴となっています。

 

 

 

オレンジサファイアの場合、一般的に色の改善を目的とした加熱処理が施されていますが、宝石としての評価に大きく影響するベリリウム拡散加熱処理といった拡散加熱処理が施されている事が多い事から、なるべく宝石鑑別書が付属したルースやジュエリーを選んだ方が良いかと思います。

 

【 オレンジサファイアの特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然コランダム
  • 宝石名:オレンジサファイア
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
  • カラー:橙色系(オレンジ色)
  • 透明度:カット研磨されたルースは主に透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:9程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.99~4.05程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.757~1.776程度
  • 多色性:やや強い二色性
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • インクルージョン:シルク状、液体状、ダスト状、結晶、液膜、色帯構造等

 

 

古くはスリランカ、現在ではモザンピーク等が主な産地となります。

 

 

 

ちなみに色相的には赤色と黄色に挟まれた色合いが橙色(オレンジ色)になるので、少し赤ピンク色を噛むとパパラチアサファイアの扱いになる色合いになり、黄色が強いとオレンジの色感が薄れて見えるので何気にオレンジ単色で大粒サイズのサファイアは見付け難いものとなります。

 

オレンジ、ちょ~元気いっぱいな感じの色合いっすね。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

何となくお盆休みって16日までじゃないような気がしてきたぞ。

ΘεΘ

 

じゃ、いつまで?

ΦωΦ

 

分かんないけど・・・もしかしたら今週末まで?

ΘεΘ

 

すげぇ~長ぇ~じゃん!

ΦωΦ

 

マジ、分からん。

ΘεΘ