猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ブルーサファイア:Blue Sapphire

 

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是非、お気軽にご利用下さいませ。

 

ちゅ~ような感じで、あっさりと宣伝告知は終了、いつものように自由気ままな雑談となる訳ですが、すっかりと紫陽花の花は萎れ、ぐじゅぐじゅとした何だか薄汚い褐色味を帯びた残骸と化し、もう朝には蓮の花がポ~ンという音と共に開花する時期へと移り変わったのである。

 

や、今年の梅雨は連日のように雨が降っているみたいな感じではなく、激しい雨が降り始めたタイミングと同時に梅雨入りしたものの逆に梅雨に入った途端に雨が降らない、ただただ蒸し暑いだけの湿度が高い不快な夏みたいな感じになっております。

 

西日本と東日本では違うでしょうし、もしかしたら東京だけの話しなのかもしれませんが、外出するだけで蒸し暑さによって体力がぐんぐんに削られ、冷房の効いた場所では冷たい風によって体力がぐんぐんに削られ、そうして削られた体力を回復しようにも熱帯夜、またはエアコンの使用による室内の温度調節に体が慣れていない、順応していない事によって睡眠も浅くなり、結果、起きた瞬間に怠さを感じるという困った無限ループに陥っているのである。

 

ま、もともと睡眠時間が極端に短いっていうか、なかなかの不眠症なので眠るという事とか眠たいという気持ちみたいなものが分からぬで何なんですが、それでも現在のように日が長くなり、朝も5時過ぎには明るくて夜も7時過ぎでもまだ暗くないみたいな夜の短い時期、もう夜っていつなの?

 

みたいな感じで、果たして自分は本当に夜型なのかさえも分からぬ、や、もう朝だし・・・というバイオリズムが混乱した状態、地下鉄はどこから入ってどこから出ていくの?的な感じで夜って何時から始まって何時に朝になるの?

 

加えて東京、特に繁華街では夜という概念が地方や住宅街なんかと違っており、例えば21時とか22時とかだったら普通にお店も営業しており、普通に人も多いし、普通に遊べるし、これが23時くらいでも余裕、だって終電とか0時過ぎだし、何だったらタクシーとかホテルとか何とでもなるので21時とかに自宅で寝る準備をしているのは小学生くらいなんじゃない?

 

や、小学生だって21時過ぎでも塾帰りとかで人形町から地下鉄に乗っているのを普通に見るし、21時とか22時とかって時間帯なんて夜はこれからって感じ、ぐんぐんに漂っているので時間の概念というのは人それぞれなのである。

 

ちゅ~ような感じで、最近では完全に朝日が昇り、もう日中みたいな感じとなった朝8時とかに寝る事にするか、もう寝なくてもいいんじゃないか?という微妙な気持ち、変な心境を迎えるに至っており、前述のように暑さとエアコンの効果もあって寝ても数時間という有り様で眠った気がしないっていうか、本当に寝てた?

 

もう昨日と今日と明日の区切りって何なのか分からなくて、そういう短期的な時間の概念、解釈は放棄して、紫陽花が咲いておった時期が終わって蓮の花が咲き始める時期になったでおますな、うん。

 

そういう感じで時の流れを季節の移ろいで計れる感じ、時間を大きく使える人間になったのであるが、だからこその夏、ともかく暑さが厳しい間は夏、その長さを考えると絶望的な気分になるんだけど・・・分かる?

 

や、分かってくれよ。

 

 

 

ブルーサファイア(Blue Sapphire)

 

前回のブログで予告していた通り、今回は前回とは違った色調をしたブルーサファイアの紹介となります。

 

こちらのルースも中央宝石研究所の宝石鑑別書(非加熱検査&産地確認タイプ)で宝石名:ブルーサファイアとなるスリランカ産の大粒サイズとなる非加熱未処理のサファイアです。

 

カラーバリエーションが豊富なサファイアですが、同じブルーサファイアと鑑別されるルースであっても色調には幅があり、前回のブログで紹介したブルーサファイアが気持ち青紫色を感じる透明青色(業界的には気持ち紫を噛んでいるみたいな表現をします。)だったのに対して、こちらは誰もが普通に実感するスタンダードなブルーとなる透明青色になるかと思います。

 

宝石としての価値とか稀少性とかで言うなら今回のブログで紹介しているブルーサファイアの色合いの方が評価が高くなるとは言え、このタイプの色合いをしたサファイアの場合、色の明度というか産地等によっても違いがあるのですが、暗い色合い(黒っぽく感じる透明青色)のものから鮮やかな明るい色合いをしたものまで幅があり、どうしても暗い色合いをしたものは色合いに鮮やかさが感じられ難い事もあって評価が下がります。

 

 

 

このように同じブルーサファイア(ブルーサファイアに限らず宝石名に色合いが冠されたサファイア)であっても、色調的な幅(薄青色~青色~青紫色まではいかないものの気持ち青紫色っぽく感じる色合い)であったり、明度とか彩度として感じる幅(明るい色合い~普通の色合い~暗い色合い)といった部分で見た目の印象が変わってきます。

 

特にカット研磨されたルースの場合、石の厚みによって色調的にも明度や彩度として感じる印象が変わり易く、これはルースが大粒サイズになる程、より顕著に感じられる為、極端な話し、5ctアップくらいからの大粒サイズのルースで明度や彩度が高く、明瞭で鮮やかな色合いをしたものは非常に稀少なものとなり、さらに非加熱未処理(ノンヒート)で産地的にインド、ビルマ(現:ミャンマー)、セイロン(現:スリランカ)といったものは還流品以外では目にする機会が年々減少しています。

 

前回のブログで紹介したブルーサファイアも今回のブログで紹介しているブルーサファイアも明度とか彩度という意味では非常に優れたものとなり、色合いというか色調的な部分に関しては単純に個々の好みになるかと思います。

 

現在は大粒サイズのルースは主に愛好家さんや蒐集家さん向けのコレクション的な要素が強くなっており、ジュエリー等の装飾品に関しては貴金属地金価格の関係もあって華奢なデザインが主流になっている事から小粒サイズのルースはジュエリー向けと言えますが、小粒サイズはインド側のカシミール・サファイアのような特別なもの以外、そこまで稀少性が高くないですし、小粒サイズのルースに対して宝石鑑別書を作成したり、ましてや非加熱検査や産地確認といった分析までするケースは殆どない為、これもやっぱり個々の好みや目的によると思います。

 

 

 

今回のブログで紹介しているルースも前回のブログで紹介したブルーサファイアのルースと同様、まだ中央宝石研究所ではロイヤルブルー等の固有の色合いを表現する基準が定まっていなかった頃のルースですが、いい感じに青い。

 

そんなに石の厚みがないにも関わらず、とても鮮やかな綺麗な色合いをしたブルーサファイアで石の厚みがない分、サファイアの多色性による影響も少ないので普通に透明青色って感じっすね。

 

【 ブルーサファイアの特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然コランダム
  • 宝石名:ブルーサファイア or サファイア
  • 補足:色調によってはロイヤルブルー等の表現がされる場合があります。
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
  • カラー:透明青色
  • 透明度:カット研磨されたルースは主に透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:9程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.99~4.05程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.757~1.776程度
  • 多色性:二色性
  • 分光性:産地によって差異
  • 蛍光性:産地によって差異
  • インクルージョン:シルク状、液体状、ダスト状、結晶、液膜、色帯構造等

 

 

このルースも前回のブログで紹介したルースもタイミングを見て改めて宝石鑑別書を作り直してもいいかもしれませんが、今だとリアルタイムで中央宝石研究所、ブルー~グリーン系のダイヤモンドの件で揉めていそうな気がするからタイミング的に微妙っす。

 

非加熱検査と産地確認まで行う宝石鑑別書の作成をすると結構な費用が掛かるのですが、そうした費用を掛けるだけの特別なルースだったりします。

 

 

 

もう最近では大粒サイズのルースであったり、ブラジル産のアレキサンドライトとかみたいなルースは稀少性が高くなって探してもなかなか出てこなくなってしまいました。

 

小粒サイズのルースだったら普通に探せるのですが、それなりの大きさを求めると途端に見付からなくなるので何だかなぁ~って感じっすよ。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

お気に入りが増えていかない時期が続くね。

ΘεΘ

 

気にしていても心惹かれるルースが出てこないんだよ。

ΦωΦ

 

その内、出てくるって。

ΘεΘ

 

期待してていい?

ΦωΦ

 

それは分からん。

ΘεΘ