猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ゲーサイト・イン・クォーツ:Goethite In Quartz

 

不思議な事に雰囲気的にも気分的にも師走感が皆無だったりしますが、12月も中旬となり2023年も残り少なくなってきた。

 

もう来週はクリスマスだっていうのに冬って感じすら微妙で外に出てもあんまり寒くないし、ハロウィンと共にクリスマスも死んだ、イベントとして滅んだんじゃないか?っていうような雰囲気の渋谷、呪術廻戦の渋谷事変の舞台となっているスポットを瞬間的に見抜けるくらいに渋谷には詳しいあたしでも今の渋谷で強制的な支配力を持った師走感とかクリスマスムードとかのグルーヴ的なパワーを感知するのは厳しいのである。

 

クリスマスとか師走とかは誰にとっても同じイベントっていうか時期であり、それは個々の誕生日とか記念日とかとは違い、皆等しく訪れる時期的な出来事であるが故、あんまり関係なくても巻き込まれるというか、逆に巻き込まれずに過ごす事の方が難しいというか、多分、呪術廻戦でいうところの帳みたいな感じだと思うのだが、近年は渋谷のセンター街とか新宿の歌舞伎町とかは何かと世間の注目を集める事から必要以上に抑圧されているので元気がない。

 

実際のところ渋谷や新宿なんて上野とか秋葉原とかに比べたら安心安全でクリーンな地域なんだけど上野とか秋葉原の様子って表に出ないっていうより表に出せない感じだから結果、誰もが知っている渋谷とか新宿とかを矢面に立たされる訳なんですが、ちゅ~ても渋谷にしても新宿にしても一歩、裏に入ればスポットライトに照らされない舞台裏が存在していますが、そんなところにはクリスマスや師走感なんて漂っていない、そこに幸せっぽいものなんてない、や、知らんけど。

 

上野とかだと昼間からカップ酒を飲んで天下の往来である道路に無許可で堂々と長テーブルとか丸椅子とか出して営業している飲み屋とかばっかりなので逆にもしかするとこれって幸せなんじゃない?っていうような気もしてくるっていうか、多分、気のせいなんだけど、そういう独特のアンタッチャブルな感じが突出している為、もう誰も何にも言わない、そういう場所なんです。って話しで落ち着くのですが、渋谷や新宿はそういう場所ではない、東京という都市のイメージ、シンボリックなイメージとして幸せっぽいものを多く含んでいるっぽい演出も必要だから仕方がないのである。

 

そんな渋谷ですが、今年の冬は暖かくて呪術廻戦とのコラボしたキャンペーンとか、ま、後は普通に飲み会とかが少なくなったし、再開発によって集客エリアが分散しちゃった事もあってクリスマスっぽい雰囲気とか師走感とかは微妙な感じなので、そういう雰囲気を楽しみたいのであれば、逆に自由ヶ丘とかみたいな再開発が遅れている地域とか新橋みたいな特定の客層に絞っちゃっているような場所がいいんちゃうかな?

 

 

 

ゲーサイト・イン・クォーツ:Goethite In Quartz

 

ゲーサイト(和名:針鉄鉱)は、各種の水晶(石英)やトパーズ等といった様々な鉱物のインクルージョンとして知られていますが、実際には固有の鉱物名でインクルージョンとしてではなく単体でも産出します。

 

単体の鉱物種としてのゲーサイトは、鉄の酸化鉱物の一種となる為、見た目の美しさや稀少性といった宝石的な扱いがされず、主に他種鉱物中に見られるインクルージョンといった形で目にする機会があるかと思います。

 

今回のブログではクォーツが主役なのかゲーサイトが主役なのか深く考えていなかったので一応、ゲーサイトの基本的な情報を記載しておきます。

 

【 ゲーサイト / Goethite 】

  • 鉱物名:ゲーサイト
  • 和名:針鉄鉱
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:針状結晶、毛髪状結晶、塊状等
  • カラー:帯黄褐色、帯赤褐色、褐色、黒色等
  • 透明度:不透明
  • モース硬度:5~5.5
  • 比重:4.3程度

 

ちなみに「レピドクロサイト(和名:鱗鉄鉱また鱗繊石)」は同じ成分の同質異像となり、インクルージョンとして見た目の違いとしてはゲーサイトが主に針状~糸状~茎状といった繊維状であるのに対し、レピドクロサイトは破片状~板状の結晶をしている事となります。

 

レピドクロサイトがインクルージョンとして内包されている宝石は、各種の水晶やアイオライト、サンストーン等のフェルドスパーがあり、結晶の形状や色合いといった要素以外にも光を反射してキラキラと輝くアベンチュレッセンス(アベンチェリン効果)を生み出す要因になっている場合もあります。

 

 

 

ゲーサイトの場合、針状~糸状~茎状といった繊維状をした結晶の形状や赤色系の色合いとのコントラストが楽しめる透明無色のロッククリスタルや透明紫色のアメジストといった水晶を母岩にして造形美や景観美を意識したルースや鉱物標本がメインとなります。

 

インクルージョン系の水晶は、インクルージョンとして内包している鉱物種や母岩となる水晶の色合い等によって見た目の印象的にも幅広いバリエーションがある上、その名称についてもインクルージョン名を冠した通称以外に様々な俗称があったりするので基本的にはサイズ感やカット形式といった点も含めた全体的な見た目の雰囲気で判断するのが良いかと思います。

 

今回のブログで紹介しているルースの特徴は、1枚目が水晶の成長過程で取り込まれたゲーサイトインクルージョンの境界(成長線)、加えて部分的にアメジストになっているのが2枚目、成長線を境界に透明無色の水晶とゲーサイトインクルージョンが見られる部分とのコントラストが特徴の3枚目、4枚目はアメジストが母岩になっているところになります。

 

 

 

水晶については透明度や色合いやインクルージョンの種類等によって宝石名が変わるので基本的な情報だけ記載しておきます。

 

【 クォーツ / Quartz 】

  • 鉱物名:天然クォーツ
  • 宝石名:いろいろ
  • 和名:石英
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:長柱状結晶、群晶、双晶、塊状等
  • カラー:無色~黄色~褐色~黒褐色~ピンク色~紫色~緑色~青色~白色等
  • 透明度:半透明~不透明
  • 備考:半透明はキャッツアイ効果等を含む
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:2.65程度(ほぼ一定)
  • 偏光性:複屈折性
  • 多色性:一般的に二色性は弱(紫色石は明瞭な二色性)

 

 

透明無色のものはロッククリスタル、ピンク色ならローズクォーツ、紫色ならアメジスト、黄色ならシトリン、黄色と紫色のツートンカラーのものはアメトリン、ルチルがインクルージョンのものはルチレイティッドクォーツとかルチルクォーツといった感じの宝石名になります。

 

 

 

ちゅ~ような感じで、メリーなクリスマスだったり、いい感じの年末だったり、思い残す事のない満足できる1年間となるように最後まで堪能して下さい。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

サンタクロースはいないの?

ΘεΘ

 

リーマンショックで絶滅しました。

ΦωΦ

 

バブル崩壊でも生き残ったのに?

ΘεΘ

 

残念ながら。

ΦωΦ

 

っていうか、それって15年くらい前の話しじゃん。

ΘεΘ

 

地味にリアル。

ΦωΦ