猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

カラーチェンジガーネット:Colour Change Garnet

 

都内では少しずつ冬のイルミネーションが始まり、これから週末を迎える度に加速的に美しく幻想的なイルミネーションで街が彩られていくのかと思うとジッとしてはおれぬ、ソワソワしちゃって毎晩のように街に繰り出したくなる気持ちを抑え、これを我慢、まだピークではない、もうちょっと待とう、マテ、ハウス。

 

みたいな感じで11月も中旬になり、本格的に冬を感じる寒さが全裸、良くて半裸のマイライフに於いては厳しい、苦行のような状況となりつつありますが、風邪もひかず、インフルエンザにも罹らず、マジ無駄に元気に過ごしております。

 

今年は11月の上旬まで半袖で十分って暑さだった事もあって殆ど秋を感じる事もなく、いきなり冬になってしまった感が無きにしも非ずですが、11月も中旬となると気温も低下、街も賑やかになり、街を行き交う人々も何だか楽しそうな感じぐんぐんなのでテンションがアップ、午前2時とか関係なく遊びに出掛けちゃいたくなってしまうので自分に対して、マテ、ハウス。

 

今年も恵比寿ガーデンプレイス、六本木けやき坂、表参道、銀座、日本橋といった辺りには繰り出す予定ですが、先日、御徒町に行った帰りに虎ノ門ヒルズから六本木の方に向かっている途中、ずっと工事中だった麻布台ヒルズの工事用バリケードみたいなのが撤去、まだ建物とかは工事中でしたが、新しく作られた道路が通れるようになっておったので、ちょっと楽しみだったりします。

 

あたしは基本的に都内では歩く、東京以外だったら車で移動する人なので東京にいると周囲の方がびっくりするくらい歩き回っているのですが、やっぱり都会的な雰囲気を堪能できるのは(個人的には)銀座から虎ノ門経由の赤坂経由の青山からの渋谷、或いは虎ノ門経由六本木経由の青山からの渋谷のエリアで坂道が多いし、大使館とかが多い関係で妙な緊張感みたいなものがあるものの最高に楽しい。

 

や、実際には虎ノ門~赤坂にしても虎ノ門~六本木にしても雰囲気としては似た感じだし、赤坂~青山、六本木~青山にしても歩くには地味に暗い、そんなに歩いている人もいなくて寂し気な感じなんだけど渋谷まで行けば時間帯に関係なく多くの人で賑わっている為、その緩急の差っていうか、そういう東京ならではの空気感みたいなのが楽しめるから特に11月とか12月とかは幸せなのである。

 

夕方6時くらいに御徒町を出て、深夜12時くらいに渋谷まで戻ってくるくらいの感じで気の向くままに適当なルートを通って歩いているのですが、何で東京ってこんなにワクワクするんでしょうね?

 

言うように今年は秋を殆ど感じられなかったのですが、もし東京にいなきゃ、車に乗ってドライブ、どっか適当に田舎の方、山の方に紅葉でも眺めに行っていたと思うので、それはそれで悪くない、それもいいなぁ~って思うものの今は東京にいるので東京を楽しんでいる次第、マテ、ハウス。

 

まだ完成していないけれど麻布台ヒルズの建物群を見ながら100年後とかに老朽化しちゃった時の事を想像しちゃったんだけど100年後とかには生きていない、それは次の次の世代、次の次の次の世代なのか?

 

あたしは子供がいないので想像だけど100年先とかの未来の事は知る事ができないのが残念な気がするものの今の事は知る事も見る事もできるから問題ありません。

 

ちゅ~ような感じで無意味にテンションが上がりがちな時期となってきましたが、急に気温も低下、すっかり寒くなってきちゃったので、あたしみたいな基本的に裸族の人は別にいいんですが、普通に暖かい恰好をして暖房の効いた室内でぬくぬくにしてお過ごし下さい。

 

よし、散歩行くか。(午前3時過ぎ)

 

 

 

カラーチェンジガーネットの宝飾系プラチナリング

 

今回のブログでは珍しくジュエリーの紹介になります。

 

世界情勢等の影響もあって貴金属地金価格の高騰傾向が続いている為、以前に比べると気軽にホイホイと何でもジュエリー等の装飾品に加工する訳にもいかなくなってきましたが、そんな事を言い始めると為替相場の影響で海外からの宝石の買い付け価格も驚く程の水準になっているから何にもできない、や、できない訳ではないものの動き難い時代だからこその無、何にも考えないで脱力、自由にやっております。

 

みたいな感じの中で紹介するのは「ベギリーブルーガーネット」の通称で人気のある「カラーチェンジ・ガーネット」をメインストーンにダイヤモンド(メレダイヤ)をあしらった宝飾系のプラチナリング。

 

ガーネット(和名:柘榴石)は宝石名も鉱物名もガーネットになりますが、より正確には単一の宝石名ではなくて含有する成分比率や有無によって様々なバリエーションの宝石名を持った類質同像のガーネット・グループというものの名称になります。

 

化学成分によって色合いや特徴に違いがあり、複数の固有の正式な宝石名を持ったガーネットがあり、大分類ではパイロープ・ガーネット、アルマンディン・ガーネット、スペサルティンガーネット、ウバロダイト・ガーネット、グロッシュラーライト・ガーネット、アンドラダイト・ガーネットの6種類に区別されます。

 

また、その中でも緑色をしたグロッシュラーライト・ガーネットはグリーン・グロッシュラー・ガーネット(濃い色合いの場合は別名:ツァボライト)、緑色のアンドラダイト・ガーネットはデマントイド・ガーネットといった感じで細分化された固有の正式な宝石名を持つものもあります。

 

尚、成分含有率的に特定の固有の宝石名を持ったガーネットには該当しない中間的な化学成分のガーネット(これらは宝石学的には宝石名は単にガーネットと呼ばれます)もある事から実に多種多様なバリエーションが存在する宝石となっています。

 

その他、キャッツアイ効果(シャトヤンシー)を示すガーネットキャッツアイ、スター効果(アステリズム)を示すスターガーネット、カラーチェンジ効果を示すカラーチェンジガーネットといった特徴的な光彩効果を持ったガーネットがあり、それ以外にも正式な固有の宝石名ではないものの顕著な蛍光性が見られるUVカラーチェンジガーネット、光源の違いによって同系色でのカラーシフトが見られるガーネット等もあるのでコレクター心や好奇心なんかを刺激される方も多いかもしれません。

 

 

 

今回のブログで紹介するのは、そんなガーネットの中でも自然光や蛍光灯といった光源下では青紫系(厳密には青緑系)の色合いに見え、炎や白熱灯といった光源下では赤紫系の色合いに見えるカラーチェンジガーネットを使っており、劇的なカラーチェンジ効果が特徴となっています。

 

カラーチェンジ効果を持った代表的な宝石として「アレキサンドライト」が挙げられますが、今回のブログで紹介しているようなカラーチェンジタイプのガーネットでも劇的なカラーチェンジ効果が見られるものがあり、特に自然光や蛍光灯といった光源下で青色系の色合いをしたガーネットは「ガーネット=赤色系」というイメージの強い中で非常に稀少なタイプとなります。

 

ベキリーブルーの通称は、この青色系のカラーチェンジガーネットが産出したマダガスカルのベキリー鉱山に因んだものですが、最近では通称や俗称ではなく単にカラーチェンジタイプガーネットとして扱われています。

 

カラーチェンジガーネットとして流通しているガーネットの中には、自然光や蛍光灯といった光源下で見える色合いと炎や白熱灯といった光源下で見える色合いが同系色となる「カラーシフト」と呼ばれるタイプも混在しており、カラーシフトのものは宝石学上ではカラーチェンジ効果とは認められない為、興味のある方は少し注意が必要かもしれません。

 

 

 

このように白熱灯や炎といった光源下で見ると色合いが激変します。

 

自然光や蛍光灯といった光源下で青色系の色合いをしている事、劇的なカラーチェンジ効果を示す事の2つのポイントが揃ったガーネットは非常に稀少なのです。

 

ちなみに複数のタイプやカラーのバリエーションを持ったガーネットは、ほぼ全ての色合いのタイプが存在するのですが、そんなガーネットの中で唯一、見た目が青色系をしたガーネットは長年に亘って発見されていなかった色合いだったのです。

 

そんな見た目が青色系のガーネットが初めて発見されたのが1990年代頃の話しで、前述のようにマダガスカルのベキリー鉱山で産出した事から「ベキリーブルーガーネット」といった通称で呼ばれていたんですね。

 

カラーチェンジ効果というのも魅力的なポイントになりますが、ガーネットなのに青色系の色合いをしているという事の方がインパクトが強いポイントなのかもしれません。

 

ま、カラーチェンジ効果というポイントを突き詰めていくと「アレキサンドライト」という王道の宝石に行き付いてしまいますし、現状で劇的なカラーチェンジ効果が見られるロシア産やブラジル産の1ct アップのアレキサンドライトは入手するのが困難となっている上、ちょっとカラーチェンジガーネットとでは比較できない価格帯の宝石となるので、それはそれ、これはこれって感じですね。

 

 

 

あたしは青色系の色合いの宝石も好きだし、カラーチェンジ効果を示す宝石も好きなので、このタイプのカラーチェンジガーネットは好きな宝石のひとつなのです。

 

家に暖炉とかがある方は少ないと思いますが、そういう季節、ちょっと暖の欲しい時期となりましたので体調とかに気を付けて暖かくして、そして炎とか白熱灯とかの暖色系の光源下であればカラーチェンジ効果が見られるかどうか試してみて下さい。

 

ま、最近は照明もLEDなのでカラーチェンジ効果が見られるか分かりませんが・・・

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

アレキアンドライトとは違った魅力があるのに何で説明しないの?

ΘεΘ

 

最終的には何でも個々の好みとか感性の問題だからね。

ΦωΦ

 

究極の話しになってるじゃん。

ΘεΘ

 

好きなものを好きなように楽しむ事が一番なのです。

ΦωΦ