暑くもなく寒くもない快適に散歩ができる時期も終了、雨模様の日が多くなり、極東の島国の西方では梅雨入り、もう梅雨は間近って感じぐんぐんの東京です。
まだ小さな蕾みたいな感じのものも多いけど少しずつ咲き始めた紫陽花が目に付くようになり、どんよりした曇り空と湿った空気だったり、少し肌寒さを感じる雨交じりのひんやりとした風だったり、そういう何気ない日々の変化や様子に・・・や、気圧の関係で集中できないくらい偏頭痛ぐわんぐわん。
先日もぐわんぐわんしていると思ったら普通に地震で地面が揺れていただけだったりして、気圧の変化を察知する優秀な偏頭痛センサーの信頼度を下方修正、や、ちょっと最近、そこそこ揺れを感じる地震の頻度が高くないですか?
や、偏頭痛でぐわんぐわんしているだけで地震じゃないって可能性もなくはない、スマフォの緊急地震速報の通知なんて切っちゃっているから本当のところが分からない、実際のところ謎なのですが、備えあれば憂いなし、憂いのないあたしは何の備えもしていないので完全に説得力に欠ける、おまへが言うか?
ちゅ~ような話しになっちゃいますが、冷蔵庫は常に空っぽ、基本的に裸族なので外出する時以外は半裸、寝る時は全裸、スマフォはポケモンGO専用と化し、着信音や通知の類は全て無効化、懐中電灯とか非常用の何らかの用意とか一切してないので何の備えをしておくと良かろう的なアドバイスも特に思い浮かばないから実際に何の説得力もないどころか実は何も言えない。
あ、でも自炊とかしないので常にガスの元栓は閉まっています!
え~っと地震の時はガスの元栓は閉めよう的な感じで合ってます?
それすら分からん。
ま、でも個々の事情とか性格とか判断とかがあると思うし、常に最悪の状況や事態を想定して過ごすのは精神衛生的にも良くない、や、そこまで心配性だと通常生活の中でもストレスで死んでしまいそうだし、それこそ非常事態に陥った時、より多くの新たな心配事が増えて苦しみそうなので、だからこその無、日頃から徳を積んで運をアップ、最悪、死んじゃっても積み上げた徳と運によって天国に直行。
みたいな感じの方向でいいんちゃう?
知らねぇ~けど。
そんな訳で徳を積み運を上げる為に日頃から良い行いをするように心掛け、究極のサバイバル状況でも何とかなるように普段から何の備えもしない過ごし、寝る時は無防備に全裸、いつ誰に見られても恥ずかしくないようにスタイルだけはキープし、シャワーの後や寝る前には化粧水と美容液でお肌の潤いを保ち、体調を崩したり怪我を負ったりしても普段通りに過ごし、ま~ま~しんどいぐらいの時の方がテンションが上がって調子がいい。
湿気で髪の毛がまとまらないのは仕方がない、そこは香水を変えてみるとか他の要素でカバーして・・・って、マジ、これ何の話ししてんの?
それな。
カシミール・サファイア(Kashmir Sapphire)
今回、紹介するのは「カシミール・サファイア(パキスタン側)」になります。
カシミールというのはインドとパキスタンの国境付近に位置する地域の名称ですが、長きに亘り複数の国が領有権をめぐり地域紛争を繰り返している紛争地帯になります。
このカシミール地方は天然コランダムの産地としても古くから知られており、特にヒマラヤ山脈の西北に位置する(インド側)地域で産出されていた特有のヘイジー効果(靄のように見える乳白光沢にも似た光彩効果)による幻想的で美しいブルーサファイアが代表的なカシミール・サファイアとなります。
ただ、複数の国が領有権をめぐる地域紛争を繰り返している為、宝石鑑別書等への記述には「カシミール(インド)」と「カシミール(パキスタン)」のようになり、カシミール・サファイヤでもインド側のタイプとパキスタン側のタイプに区別されます。
今回のブログで紹介しているルースは、全体的にパープル系の色合いで靄のような乳白光沢が感じられる「2.974ct(寸法:12.42mm×7.00mm×3.54mm)」の大きさをしたオーバルミックスカットの非加熱未処理のデッドストックとなるパキスタン側のカシミール・サファイアです。
デッドストックの比較的に大粒サイズとなりますが、ルースの左下部分に僅かな欠けのような表面キズがあります。
カシミール地方でも地質成分の影響等により、インド側で産出されていたタイプはブルー系の色合いをしているのに対して、パキスタン側で産出されるタイプはパープル系の色合いをしているのが特徴です。
もっとも稀少性が高いカシミール・サファイアは、現在では産出が途絶えている状態に近いインド側のブルーサファイアとなり、海外のオークション等で扱われるようなコレクターアイテムになっている為、稀に市場に流通しても還流品やリカットされた比較的に小粒サイズのルースくらいですが、パキスタン側のものは現在でも地味に産出されている事からインド側のものに比べると多少は出会える機会があると思います。
パキスタン側のカシミール・サファイアはパープル系の色合いをしているものが多いのですが、赤色や赤紫色、青紫色といった同系統の他の色合いが色帯として見られるものもある為、ルースによって様々な個性や特徴が感じられ、とても表情豊かな宝石となっています。
宝石としての希少性や価値という意味では同じカシミール・サファイアでもインド側で産出していたブルーサファイアの方が圧倒的に高くなりますし、一般的にカシミール・サファイアと言えばインド側で産出したブルーサファイアの事を指しますが、パキスタン側のカシミール・サファイアも幻想的な佇まいを持った魅力的で玄人好みの宝石になります。
それに現実的にカシミール地方のインド側で産出していた良質なブルーサファイアは現在では入手困難なので、色合いやカット形式やサイズ感といったお好みの雰囲気を持ったルースを探したり選んだりする楽しみもあります。
カシミール・サファイアとしてはインド側で産出されていたものよりは流通性があるもののサファイアの中ではパキスタン側のカシミール・サファイアも流通性がそれ程は高くはないので、フィーリングの合うルースと出会う機会があれば検討するだけの価値があると思います。
宝石名というよりもブランド名に近いカシミール・サファイアですが、同じカシミール地方で産出していてもインド側とパキスタン側では色合いや稀少性や価値等が大きく異なります。
どちらにしてもサファイアという宝石の中では産地限定のタイプとなり、特徴的な個性や幻想的な美しさを持っている事から宝石鑑別機関の宝石鑑別書が付属している場合が多い、ちょっとばかりスペシャルなサファイアですね。
【 カシミール・サファイアの特徴や数値について 】
- 鉱物名:天然コランダム
- 宝石名:通常、色名+サファイア
(例:ブルーサファイア、パープルサファイア等) - 結晶系:六方晶系(三方晶系)
- 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
- カラー:青、紫、赤紫、青紫、または混色
- 透明度:透明
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:9程度
- 劈開:なし
- 断口:貝殻状
- 比重:3.99~4.05程度
- 偏光性:複屈折性
- 屈折率:1.757~1.776程度
- 多色性:二色性
- インクルージョン:シルク状、液体状、ダスト状、結晶、液膜、色帯構造等
- 宝石鑑別書の備考欄への記載:カシミール(インド or 無記載)
カシミール(パキスタン)
インド側のルースの場合、宝石鑑別機関によっては産地名にインドの記載を省略して単にカシミールと記載されている場合もありますが、パキスタン側のルースの場合にはカシミール(パキスタン)と記載されます。
領土権の関係で記載内容が変わる可能性もありますが、現在のところはこのような感じで統一されています。
カラーバリエーションやスター効果やカラーチェンジ効果といった特殊な光彩効果のバリエーションも多いサファイアですが、パパラチア・サファイアと同じようにカシミール・サファイアという固有の名称で区別される特別なサファイアです。
パパラチア・サファイアの場合、正式な固有の宝石名ですが、色合いに基づく区別になる為、産地の限定がないのに対し、カシミール・サファイアは宝石業界では固有の名称として扱われますが、宝石学上では別名扱いとなるものの産地的にはカシミール地方に限定されているという違いがあります。
インド側とパキスタン側の各カシミール・サファイアは本来であれば別々に紹介した方が分かり易いのですが、一般の方は今回のブログで記載したような知識がないと逆に誤解を招く可能性も高いので参考にして下さい。
ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
欠けみたいな表面キズがあるのがちょっと惜しいっすね。
ΘεΘ
ジュエリーに加工したらあまり気にならないようにできそうじゃん。
ΦωΦ
デザインにもよるだろ?
ΘεΘ
ミル打ちの覆輪とかが良いかも。
ΦωΦ
このクオリティでこの大きさのルース自体が貴重なサイズなので何を優先するかは個々の好みっすね。
ΘεΘ