猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

雑談:12月のマーチ

猫車通信

 

夏場と変わらない薄々の恰好、ぺらんぺらんな服装で夜の街に繰り出し、あまりの寒さに無理、もう無理、ちょっと限界ってなって戻ってきたのであるが、今年も早いもので12月となってしまった、和のテイストでいうところの師走となってしまったのであった。

 

情報の少ない田舎では常にリアルタイム、うん、まぁ、祝日とか一般的なイベントみたいなのは共通ではあるのだが、雪が降ったり、その地域でのお祭りみたいなものだったり、ほれ、桜が咲く時期とかなんかも違うじゃない?

 

みたいな部分があるのだが、都会では実際よりも早い段階から雰囲気を出してムードを盛り上げていく訳なので、その結果、毎年12月といえば、や、12月になる前ですね、11月初旬くらいからは街のイルミネーションとかが始まり、クリスマスの雰囲気、そういうムードが演出されていくのであるが、さすがに今年は新型コロナの影響もあって浮かれた雰囲気がない、くっすんな感じだ。

 

忘年会とかの飲み会とかも何となく自粛、や、もう、そういう感じの付き合い自体がトレンドではない、そういう時代ではないみたいな感じ、そんな雰囲気になっておるのかもしれませぬが、今年は師走感さえも何だか昨年までとは違って微妙、ちょっとばかり寂しいものである。

 

例年だとクリスマスの雰囲気、そういうムードを先行的に演出し過ぎて実際のクリスマスには気持ちのピークが過ぎていて感覚的には年末、もう来年の事を考えているような有り様であったのであるが、今年は何となくリアルタイムな感じで季節感や各種イベントと向き合っている感じとなっているんではなかろうか。

そんな気がするんだけど、あれ、しない?

 

や、思い返してごらん、春先、もう3月には何となくコロナな感じが漂っていて、確か4月には緊急事態宣言なんかが出て花見も何もない、ともかく外出を控える、うん、まぁ、適度な散歩とかはいいけど、人が集まるような事はしないようにみたいな雰囲気になってしまっておったので、それを考えると現在のようにリアルタイムで季節感や各種イベントを楽しめるようになっただけでも進歩、や、回復、ま~ま~マシになった。

うん、まぁ、そういう感じになった訳であるのだが、都会の喧騒や雑踏、賑やかで自由気まま好き勝手な雰囲気、そんな多様性を感じるのが好きなので何だか暗い雰囲気とか閉塞感みたいなのは苦手、や、もっと明るくですね、楽しんでいこうよ。

 

ちゅ~ような感じのあたし的には東京の賑やかさや華やかさや無駄に活発なエネルギーみたいなものが極めて好ましいものであるのだが、さすがに元気がない、や、もう12月っすよ、師走っすよ?

 

みたいな感じ、そんな雰囲気に無理、ちょっと何なん、自分?

 

や、ここでいう自分とはあたしの事ではなくて、12月の東京の雰囲気、それを生み出す街や人々の活気なんかの事であるが、そういう雰囲気に嫌気が差したので急遽ドロン、極めて閉鎖的で保守的で面白味のない地方都市である名古屋に行ったのであるが、や、名古屋、もう死んでましてね、活気どころか人も少なくて、や、やっぱり東京はいい、最高でありますな、おほほ。

 

そのような事を改めて実感、夏場と変わらない薄々の恰好、ぺらんぺらんな服装で戻ってきたのであるが、あまりの寒さに無理、もう無理、ちょっと限界、しかも雨、あたし、傘、持ってねぇ~し・・・

 

みたいな感じで濡れネズミ、身体の芯から冷えた死体みたいな状態で戻ってきて、うん、冬ですねぇ~、もう季節は冬っすねぇ~って思った。

 

くっすん。

 

 

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ちゅ~ような感じで何となくクリスマスが近付いてくると妙に落ち着かない気分になるのは、ちゅ~ても何だかんだでこの業界に携わるようになって30年が経過、ま~ま~この業界ではクリスマスというイベントが重視されているからなのであります。

や、現在はどうなのかは知らないので単純に個人的な経験とか感覚とか記憶なんですけど毎年9月くらいから各種のプロモーション活動が始まっていき、10月末~11月中旬には店舗でのクリスマスの飾り付けやディスプレイがされて、11月中旬からは毎日が完全にクリスマスに捧げられる日々ってな感じになっていたから何かそわそわしちゃうのであります。

 

ほら、今年は特に新型コロナの影響もあって営業自粛とか時短営業とか実店舗で多店舗展開をしていたら・・・って考える機会が何か多かったから、そういう意味でも今年のクリスマス商戦は重要な意味を持っていると思ったと思うのですが、思ったと思っている時点でこの話しは殆ど想像になっちゃうので実際のところは分からないです。

 

ちゅ~ような中、現在はクリスマス商戦とかは何にも気にしないで逆にクリスマスを楽しむ側のポジション、そっち側のスタンスで日々を過ごしておる訳でありますが、賑やかさや浮かれた感じのない師走って何だか変な感じ、とっても違和感があるので今回は何となくの気分でルースじゃなくてジュエリーの写真にしちゃったよ。

 

 

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さっきのはメインストーンがピンクトルマリンでダイヤモンドの取り巻きとなったK18ペンダントのトップでしたが、こちらはミル留めのシンプルなK18ペンダントトップで使用しているのはグリーントルマリンです。

 

こういう感じの丸みを帯びた四角形をしたカット形式のルースをあたしら世代の業界ではシャミと呼んでいるんですが、これは三味胴カットの略称になり、その名の通り三味線の胴部分みたいな形状をしたルースの呼称になります。

正式には三味胴カットっていうと正方形に近いスクエアなアンティークカットを指すのですが、いにしえの日本での呼称となるので使い方はアバウトというか感覚的なものになり、各辺が直線ではなくて曲線になった丸みのある四角形をしたルースはシャミとかシャミカットとかって呼んでいます。

 

ちゃんとした宝石鑑別機関で宝石のソーティングや鑑別書を作成したりするとクッションファンシーカット等のカット形式になるのですが、何となくの呼称っていうか通称っていうかだとシャミって表現は使い易いので言葉として知っておくと役に立つかもしれません。

 

 

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同じくグリーントルマリンを使ったペンダントトップですが、カット形式がスタンダードなタイプになります。

 

同じグリーントルマリンでもトルマリンの場合はカラーバリエーションが豊富なので色調や雰囲気に違いが感じられますね。

 

ちなみにミル留めっていうのはミル打ちって呼ばれる粒々の模様で石をセッティングする技法の事になって、こちらも正式にはミルグレーニングって技法の略称になっております。

こちらは石留めで石枠に用いていますが、デザイン的な要素として石枠以外の部分にも用いられる技法になり、さすがに接写でマクロ撮影をすると気持ちピラミッドみたいな粒々に見えちゃいますが、実物を普通に見ると単に丸い粒々に見えるんだよ。

 

ミル打ちをしたジュエリーはシンプルなデザインでも何気に装飾性を感じる雰囲気になるのでテイスト的に好みが分かれるかと思うのですが、ここ何年かは貴金属の地金相場(特にGOLDの地金代)が高騰し続けている事もあって華奢なジュエリーが多くなり、ボリューム的な要素ではくてディティール的な要素で個性を出せるミル打ちタイプのジュエリーが多く見られるようになりました。

や、何となくそんな気がするってだけなんっすけどね。

 

 

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んで、これはグリーンサファイアを使ったK18ペンダントトップになります。

 

グリーン系の色合いでもトルマリンとは違った色調となり、サファイアの方が硬質的な印象っていうか、や、実際に硬質なんですけどね。

 

ミル打ちのタイプはオーダーでの依頼に関しては時々、取り入れる事があるんだけど通常の商品っていうか、一点物として販売する商品としては出していなかったので何点か製作したんですが、サイズも小さいプチペンダントなんかは販売しないでお客さんへのプレゼントにしちゃおうかなぁ~とか、ちょっと考え中なのでおます。

 

ほれ、オンラインショップだとお客さんの顔や服装とか何の雰囲気も掴めないから以前までは製作する時にはジュエリーのイメージや使用する宝石のイメージが全てで身に着ける方、お客さんのイメージってあんまり気にしていなくて、お客さんの方で似合いそうだとか身に着け易そうとかみたいな判断すればいっかなぁ~な~んて思って製作していたんですが、最近、うん、ここ数年くらいは何となくジュエリーを製作する時に身に着ける方のイメージをするようになったような気がしなくもないのです。

 

やっぱり実店舗と違って殆ど全ての事、お客さんの年齢層とか雰囲気とか何もかもが想像とかになってしまうのでルースでの販売に関しては特に気にしなくても良いんですが、ジュエリーになると同じデザインでも地金素材としてゴールドが好みなのかプラチナが好みなのかでも変わってくるし、同じルースであってもアイテム的にリングがいいのかペンダントがいいのか等は人それぞれだから分からないじゃない?

ま、ま、この辺りのシンプルなデザインのものだとお客さんを選ばないというか普通に身に着け易い感じのジュエリーだと思うので逆に何にも考えなくてもいいような感じもするのですが、そうすると同じグリーン系の色合いをした宝石であっても宝石の種類やカット形式の違い、微妙な色調の違いなんかで好みが出るんじゃないかと思うから悩むる訳なのであります。

 

みたいな感じなんだけど分かるかしら?

 

 

猫車通信

 

んで、こいつはですね、グリーントルマリンの中でも発色の良さが特徴となったクロムトルマリンになり、グリーントルマリンの中でも色が濃くて鮮やかな緑色をしておりますよ。

 

普段あんまりジュエリーの紹介はしないのですが、や、そこは12月、クリスマスな雰囲気もあってもいいんじゃなかろうか的な感じで今回のブログではジュエリーの写真を使ってみた訳なんだけど、ま、ちゅ~てもクリスマス前に販売するかどうか、や、そもそも販売するかどうかさえも未定、どっしょっかなぁ~状態なので雑談ブログになっております、はい。

 

ちゅ~ような感じで、いい感じのクリスマスが迎えられるように準備万端、念入りに念入りに準備をして、元気に楽しく12月、これから少しずつ変わっていくであろう師走感、ぐんぐんに強まっていくであろう師走感の中、いろいろなイベントなんかをご堪能して下さいまし。 

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

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恵比寿ガーデンプレイスのところのバカラのシャンデリア。

ΘεΘ

 

今年は色が変化するんだよ。

ΦωΦ

 

東京は楽しいなぁ。

ΘεΘ

 

うん。

ΦωΦ

 

よし、イルミネーション見に行くか。

ΘεΘ

 

じゃ、ちゅ~事でドロン!

ΦωΦ