猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

パパラチア・サファイア・・・:Padparacha Sapphire ?

パパラチア・サファイア

 

自由っちゅ~のには自由っちゅ~不自由さがあり、変幻自在っちゅ~のは変幻自在っちゅ~スタイルがあるものだ。

 

ま、何が言いたいのかと問われると自由気まま好き勝手にマイペースな感じのあたしみたいなものであっても時として不自由さを感じ、そのスタイルが制限されたものだと感じるという事であって、それを今まさに実感しているという訳だ。

 

ちゅ~のも師走、ま、毎年の事なんだけど、1年に一度は必ず誰にも平等に訪れる12月ちゅ~のは、あたしのリズム、ペース、気分、感覚に関係なく世の中のムード、ニュースとか、テレビとか、ラジオとか、街の喧噪とか、行き交う人々の話題とか、年末調整の書類とか、確定申告の話しとか、クリスマスとか、サンタウロスとか、おせち受付中とか、ま、その理由を挙げ出せばキリがない。

 

ちゅ~ような様々な状況、諸事情から漂う師走感ってのが、苦手なのである。

 

ま、ま、自由気まま好き勝手とは言っても自分の中には他人様のリズムやテンポとは少しばかり違っているやもしれぬが決まったルーティンが存在し、そうしたルーティンというのは靴下は左足から履いて、靴は必ず右足から履くといった事、或いは身体を洗う時には左手から洗って首、そして右手に至り、ボディーソープの泡で滑らかになった状態で胸、そして背中といった順序で身体を洗うといった事、いや、その前に決まったボディーソープ、決まった身体を洗うザラザラとしたタオルがある訳なんだけど、まぁ、いい、そういう日常的な事、起きたら最初に歯を磨くとかね。

 

つまりは、ちゅ~ような日常の中に於ける決まり事、そんなルーティンを積み重ねた上での自由であり、変幻自在さみたいな気分になり、その気分をぐんぐんに上げてマックス、ま、マックスでなくても程良い感じでテンションと集中力をウップしてジュエリーを製作したり、ま、ジュエリーを製作する中にも様々な細かなルーティンが決まっており、無意識にやっている事さえも無意識にやれるようになる為に欠かさず意識しておこなっていた事だったりすので、ある意味、とっても神経質なのだ。

 

あぁ、そうか、神経質なんだ・・・って考えたら確かに納得、あたしは電車に乗っても吊り革とか手摺りとか扉とか一切、触れないし、エレベーターとかのボタンだって指先では押さない、煙草を喫う度に歯を磨いて手を洗っておるし、ま、そういう事か・・・とかって話しではなく、ほれ、平日と週末、或いは休日と連休では何となく雰囲気が違うっしょ?

 

あの感覚、ちょっとばかりいつもと違う感じ、その感じが師走、12月には全体的に漂っておるように感じ、その感じが落ち着かない、いろんな意味でペースが崩れ、スタイルが崩れる訳なので、もう完全に破壊、全てを再構築する感じで、2~3日くらい寝ないで何にも考えず泥のように眠れるだけ眠るみたいな感じで過ごしたりして、何とか自分のペース、スタイルをキープしようと足掻いている訳だが、もう、そうした事をしている時点でペースやスタイルが崩れている証左、だけど、そんな中にも様々なルーティンが決まっているので、いっその事、インフルエンザにでも罹って気管支炎、やがて肺炎にでもなって何にもできない、あうあうになっている方がいい。

 

ちゅ~ような感じで、嫌いじゃない、ま、どっちかっちゅ~と好きな方だと思う12月は好きなのに苦手としており、何とかペース、リズム、スタイルをキープしようと努力はしているが、今のところ、これといった成果は上がっていない。

 

年内にもう一度は確実に中央宝石研究所に行かねばならない、押し寄せてくる師走ムードを考えるとゾッとする。

 

みたいな。

 

 

パパラチア・サファイアじゃなくなってても好き

パパラチャ・サファイア

 

ちゅ~ような感じで、今回は20年ばかり前にはパパラチア・サファイアで宝石鑑別書を作成できたいたものの現在の基準だと微妙っちゅ~か、望み薄、あんまり期待できないだろうなぁ・・・ってな感じのルースを中央宝石研究所に鑑別に出してきたっす。

 

パパラチアというのはサファイアの中で唯一、正式な固有名称を持ったタイプになるのですが、アバウトに言うと特定の基準範囲内でオレンジっぽいピンク色をしたサファイアとなり、加熱非加熱の有無に関係なく、その基準範囲内の色調で単色、色溜まりや色ムラがない事が条件になっているんだよ。

 

鉱物学とは違ってルースの場合は完全に宝石学に基づき、宝石鑑別機関の定めたルールに則った判断で宝石名が指定されるから、パパラチア・サファイアかどうかの判断をする際には、パパラセレクトっちゅ~んだけど、まず、パパラチアとして認められるかどうかのチェックをして、その後、パパラチアであればパパラチア・サファイアの鑑別書、そうでなければサファイアの鑑別書が作成される訳ですが、パパラチアと判断されるか否かで価値が大きく変わるんだね。

 

まぁ、当たり前なんだけど宝石っちゅ~ものは正式な宝石名があって、宝石名の違いは稀少性や価値の違いに直結するからグレーゾーンがない、ま、ちゅ~ても技術は日進月歩だし、鉱物ってのはいつどこで何が発見されるかや産出量の規模なんかも現時点での話し以外は分かり兼ねる、だから、10年とかの時間が流れる中で鉱物のデータや分析装置もレベルがウップするし、新産地が登場したり枯渇しちゃったり、いろいろな変化が生じる訳っす。

 

ちゅ~ような訳で20年前にはパパラチア・サファイアとして扱われていたルースであっても現在はパパラチア・サファイアの扱いにならない場合が多いっちゅ~か、まぁ、パパラチア・サファイアに関しては非常に人気が高くて様々なトラブルが発生したっていう事情もあって、ちょ~厳格化されちゃった宝石の代表格みたいな感じだから、他の宝石に比べると評価基準の変化が大きいんだよ。

 

あんまり関係ないっすけど、他の宝石ではパライバ・トルマリンなんかも評価基準の変化が大きかったのですが、パライバ・トルマリンもパパラチア・サファイアも正式な固有の宝石名を持った非常に人気がある高価な宝石ってな共通点がありんす。

 

ま、一応、以前にパパラチア・サファイアの紹介をした時にも書いたんだけど、以下はパパラチア・サファイアについての基本情報っす。

 

【 パパラチア・サファイアの特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然コランダム
  • 宝石名:サファイア
  • 別名:パパラチア・サファイア(パパラチャ・サファイア)
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
  • カラー:パパラチア色(オレンジピンク~ピンキッシュオレンジ)
  • 透明度:透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:9程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.99~4.05程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.757~1.776程度
  • 多色性:やや強い二色性
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • インクルージョン:液体包有物、管状包有物、針状包有物、結晶包有物等
  • 代表的な産地:スリランカ

 

パパラチア・サファイアは、何と言っても独特のオレンジっぽいピンク色が魅力になりますが、基本的に色溜まり(部分的に濃い色合いになっている)や色ムラ、彩度、明度、微妙な色調といった細かな基準を満たしている必要がある為、パパラチア・サファイアに関しては信頼できる宝石鑑別機関の発行した宝石鑑別書が付属したもの以外はお薦めしないっす。

 

 

パパラチアサファイア

 

画像のルースは、逆にクイズにしちゃってもいい感じ、キャラ目としては似たサイズになるものの左上のピンクいルース、右側の淡い色合いのルース、左下の華やいだピンクいルースって感じになっているじゃん?

 

Q1:どのルースがもっとも高価だったと思いますか?

 

Q2:どのルースが現在でもパパラチア・サファイアと判断されると思いますか?

 

 

もっとも高価だったのは、すぐに答えられるんだけど、どのルースが現在でもパパラチア扱いになるかについては結果待ちなので今は答えられないっす。

 

パパラチア・サファイアも宝石の国に登場している宝石のひとつなので欲しい人、狙っている人も多いんじゃないかなぁ~って思うんだけど、パパラセレクトに出せる感じのルースであっても実際にパパラチア・サファイアと判断されるルースってなると何割かは弾かれちゃう訳なので、やっぱり、ちゃんとした宝石鑑別機関の発行した宝石鑑別書が付属しているものにした方がいいよ。

 

ちゅ~感じで、また今度。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

師走感にやれてるなぁ・・・

ΘεΘ

 

好きなのに苦手。

ΦωΦ

 

分からんでもない。

ΘεΘ

 

蓮の花を見たいなぁ。

ΦωΦ