猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

猫車通信:お知らせ

 

珍しく冒頭に雑談をしないで普通のお知らせになります。

 

猫車さんのオンラインショップにて以前までは商品名の冒頭に産地を記載してましたが、この記載をしていると商品を一覧表示している際、商品名が長過ぎて肝心な宝石名まで表示されていなかった為、商品名から産地名を消してダイレクトに宝石名が表示されるように設定を変更しました。

 

★旧形式(例):【コロンビア産】エメラルド:1.00ct

  ↓

★新形式(例):エメラルド:1.00ct

 

ちなみに産地に関しては、各商品の説明文や個別の商品説明文に記載されています。

 

また、ヒスイ(ジェイダイト)のルースに関しては、これまで「ヒスイ」や「翡翠」、或いは「ジェイダイト」や「ジェダイト」といった感じで統一感がなかった事から、糸魚川ヒスイ等の国産に関しては「糸魚川ヒスイ」或いは「ヒスイ」または「翡翠」に統一し、ミャンマー産とかの海外産のヒスイに関しては「ジェイダイト」と統一しました。

 

★旧形式(例):【ミャンマー産】ヒスイ:1.00ct

  ↓

★新形式(例):ジェイダイト:1.00ct

 

或いは、【糸魚川:海岸採取】ラベンダー翡翠:1ct、【糸魚川:入りコン沢産】青翡翠:1ctといった感じに修正しました。

 

 

 

ジェイダイト(ジェダイト):ヒスイについて

 

宝石学的に正式な宝石の名称としては「天然ジェイダイト(ひすい)」となりますが、日本語で表記した際にも「翡翠」や「ひすい」や「ヒスイ」といった感じで漢字、平仮名、カタカナがあり、特に糸魚川ヒスイに関しては、入りコン沢とか小滝とか海岸採取とかみたいに採取された地域名であったり、その地域の特徴的な色合いや柄模様などが通称になっています。

 

また宝石の名称は主に英語が使われているのですが、この場合の宝石名は「Jadeite」となり、これを日本語のカタカナで表記すると「ジェダイト」とか「ジェイダイト」となりますが、中央宝石研究所の宝石鑑別書では「ジェイダイト」と記載されます。

 

宝石としては古くから広く一般的に珍重されてきた為、各国の言語が当て嵌められており、こうした外国語を日本語で表記したり、或いは日本語で発音した場合、一般的には「ジェダイト」の呼称でも通例的というか慣習的というか普通に使用されていますが、いろいろ入り混じると分かり難いので中央宝石研究所と同じ「ジェイダイト」に合わせました。

 

もともと大陸では硬玉や軟玉という感じで現在の宝石学とは異なる鉱物種や宝石種としての評価基準があり、現在の正式な宝石名である「ジェイダイト(ひすい)」と「ネフライト」が共に古いスペイン語が由来となったとされる「Jade(ジェード)」という名称で扱われて経緯から「ジェード」、「ジェイダイト」、「ジェイダイト」とニュアンスの似た名称が混在しているのですが、日本では古くから糸魚川ヒスイのような国産ヒスイが産出して流通していた事から「ひすい」の名称も広く一般的に使われています。

 

 

 

ばかりではなくて、カラーバリエーションが豊富な事から色合いを用いた通称が起源となった名称(例:ラベンダー翡翠)とかがあり、鉱物種としては同じ「天然ジェイダイト」でも日本語での宝石名は「ラベンダージェイダイト(ひすい)」みたいになるものが出てきます。

 

それに「天然ジェイダイト」という鉱物は実際には極めて微細なオンファス輝石という純粋な結晶が透明無色の粒子状となる鉱物の集合体になり、このオンファス輝石に他の元素が影響する事でカラーバリエーションが生まれています。

 

ですが、オンファス輝石は極めて微細な粒子状の鉱物なので他種の鉱物(他の鉱物)が混ざり合う場合も多く、その場合には含有する成分や成分比率によって「マウシットシット」みたいな他の鉱物名や宝石名となる事もあり、このマウシットシットにしても日本語で発音すると微妙に異なる複数の名称になっているので書けば書く程に話しが長くなるばかりなのです。

 

ま、ちゅ~ような感じで、いろいろと分かり易くする為に書式的な統一と表示する名称の統一を図った訳なのであります。

 

 

 

一応、ジェイダイト(ひすい)についての情報を記載しておきます。

 

ジェイダイト(ジェダイト):ヒスイの特性について 

  • 鉱物名:天然ジェダイト
  • 宝石名:ジェダイト(ひすい)
  • 和名:硬玉、ヒスイ輝石
  • 俗称:本ひすい
  • 結晶系:単斜晶系
  • 光学性:複屈折性
  • 劈開:通常なし(劈開方向93°)
  • 断口:多片状(靭性大)
  • 屈折率:1.66~1.68程度
  • 偏光性:潜晶質反応
  • 比重:3.25~3.34程度
  • モース硬度:6.5~7程度
  • カラーバリエーション:緑・白・黒・青・紫・赤・橙・黄・褐色・無色等
  • 補足:混色タイプもあり
  • 透明度:透明~半透明~不透明まで様々
  • 透光性:不透明でも透光性があるタイプもあり
  • 透光色:白系~緑系~青系等が多いが様々

 

宝石鑑別機関による差異はありますが、緑色のヒスイでもクロムに起因した色合いであれば補足記載なしですが、オンファス輝石等の他種鉱物がある程度の含有している場合には、その旨の補足説明が宝石鑑別書に記載される場合があります。

 

 

 

宝石には様々な種類があり、鉱物名と宝石名が同じものから鉱物名と宝石名が異なっているものまで多種多様な上、コマーシャルネーム的な俗称を持っているものがあったりしますし、日本国内の宝石鑑別機関による宝石鑑別書では鉱物名や宝石名も英語などの外国語を日本語、主にカタカナ表記にする為、ま、ニュアンス的には同じでも微妙に日本語での表記名に違いがあったりします。

 

ジェイダイト(ひすい)に関しては、知名度の高い宝石の中でも特に鉱物的にも宝石的にもややこしい上、染色や含侵といった宝石としての評価に影響する場合の多い人為的な処理が施されているケースもあるし、そのような人為的な処理なんかも含めてA~B~Cみたいなカテゴライズで区別されている場合もあるから何かと難しいというかややこしい上にややこしい上に更にややこしいのです。

 

や、でも日本では「ひすい(厳密には糸魚川ひすい)」は日本を代表する国石でもあるし、歴史的に古くから珍重されてきているから馴染み深い感じがするし、うん、まぁ、あたしが好きなので別にいいです。

 

や、それよりも冒頭に雑談をしないブログを書くのって何だか変な感じがするっていうか、変な感じしかしないです。

 

 

 

その結果、挙句の果てには現在、朝の5時30分を過ぎてて、もう外は明るい。

 

おはようなのかおやすみなのかさえも分からないです。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

や、夜、短過ぎ。

ΘεΘ

 

外が暗ければ夜、明るければ夜ではない派なのです。

ΦωΦ

 

もう時計とか要らねぇ~じゃん。って思うじゃん?

ΘεΘ

 

や、腕時計は必要不可欠!って思っているんだな。

ΦωΦ

 

お知らせは以上になります。

ΘεΘ