猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

グランディディエライト:Grandidierite

グランディディエライト


あんまり寒さが厳しくない事もあってか、あんまり12月って感じがしないものの都心ではクリスマスのイルミネーションなんかも見られる場所では見られるようになって地味にじわじわと師走感が出てきたように思う訳でありますが、ちゅ~ても12月も中旬、や、もう、これ普通に師走感が出ていて当然の時期じゃん!

 

みたいな感じで驚く、ちょっとばかりびっくりしちゃったりもしますが、時代の変化か世代的な感覚なのか、或いは単純に個人的なライフスタイルに起因するものか定かではないもの年々とクリスマスっていうイベントのインパクトが稀薄化、や、まぁ、あたし自身がクリスマスだから何っていう感じで何かをしている訳でもないので何なんですが、ちょ~淡々と日々が流れちゃっておって、うん、これは良くない、もっと楽しんでいこまいね!って思っている。

 

ちゅ~ても現在、地味にジュエリーの製作に集中しておって他の事にあんまり意識が向かない、それこそ最近は地震が多い訳でありますが、地震が起きても揺れる事で手元が狂ったり、集中力が途切れちゃうって事が気になる程度で地震自体には特に何も思わないような有り様なのである。

 

や、ちゅ~か、最近は2日~3日くらい寝ずに過ごして12時間ぐらい爆睡するというような乱れた生活リズムになっておって、ともすれば今現在の日付や曜日、や、今が午前なのか午後なのかも分からなくなっておって、ま、淡々と日々は流れておるとは言っても単調という訳ではないのであるが、ぐんぐんに時間が過ぎ去っていき、気が付けば12月も半ば、や、もう完全にクリスマスの影響下にある、そのムードの支配下にあるんじゃないかっていう時期となっちゃっていたのであった。

 

ちゅ~ような訳で今からでも遅くない、ぐんぐんにクリスマスを満喫、そのムードを堪、これを謳歌しようと思ったのであるが、サンタクロース役も自分であるので自作自演な感じが半端ない、もう完全に小芝居みたいな感じになってしまう予想がする、そういう想像がする、や、もう逆にそういう風にしかならない未来が見えてしまったのですが、大人になると現実が見えるっていうか、想像力も想像できる範囲内に納まってしまうので想像の上、或いは斜め上をいく何かが欲しいです、サンタさん。

 

じゃ、今年のクリスマスプレゼントは想像できない想像力を下さい!ってサンタ役のあたしに頼んだとして、サンタ役のあたしも頼む側のあたしも同一人物なので手詰まり、もう訳が分からなくなっちゃうから何か具体的なものにしてくれと逆にお願いしなきゃいけなくなって、頼む方にお願いするという泥沼、底なし沼にハマってしまうから、うん、もう何にもいらねぇ~や、マジで。

 

ちゅ~結論に達した事によって話しが平行線、もう余計な事は考えないで好きな時に好きな事をするよろしとなったので、逆に毎日がクリスマスみたいなもんだよ。

 

てへへ、わ~い。

 

  

 

グランディディエライト:Grandidierite

グランディディエライト

 

今回のブログで紹介するのは透明タイプの「グランディディエライト」となります。

 

グランディディエライトって宝石名は字面的には何だか呼び難そうな感じに見えますが、実際には非常に呼び易い響きとなっているので何気に耳馴染みが良い素敵な宝石名なんだよ。

 

この宝石の名称はマダガスカルの調査探検をした探検家の「Alfred Grandidier(1836~1921)」の名前に因んでおるのですが、時代が昭和だった頃からの筋金入りの宝石愛好家さんや蒐集家さんから時代が令和になってからのフレッシュな宝石愛好家さんや蒐集家さんもアンテナに引っ掛かってくるレアストーン系の宝石となります。

 

昭和の頃からの筋金入りの宝石愛好家さんや蒐集家さんであれば当時(あたし的には1990年代くらい)は半透明石しか産出していなかった事もあり、かなりマニアックというか、うん、まぁ、その当時ってインターネットとかも含めて現在とは事情が違っていたから極めてマイナーな宝石であったのですが、新たに産出した透明石が2015年くらいから流通するようになった事で改めて注目されました。

 

基本的に透明タイプのグランディディエライトはグランディディエライトっていうマイナー路線だったレアストーン系の宝石の中でも稀少性が高く、そうした透明石が取れる原石のサイズも小さいものが多い為、ファセットカットにカット研磨されたルースの場合、大きくても1ct 程度のサイズになっておます。

 

 

グランディディエライト

 

初期の半透明タイプであっても近年の透明タイプであっても基本的に流通量は少な目になっている為、どちらにしてもレアストーンの扱いになりますが、特有の青緑色~緑青色をした色合いの美しさに加え、この系統の色合いをした宝石は宝石の種類に限らず人気のカラーになる事から以前までは主に観賞用のコレクション向けだったものの最近ではリングやペンダントといったジュエリーに使われる事も増えてきました。

 

グランディディエライト自体は透明~半透明に関わらず、どちらかというと瑕疵の多い宝石かと思いますが、少ないながらも透明石では瑕疵の少ないアイクリーンな品質のものも存在しています。

 

個人的には瑕疵も含めてグランディディエライトの魅力って思ったりもしますが、ま、ま、その辺りの判断は個々の自由、お好みでよろしいかと思います。

 

今回は色の濃淡や透明度の違い、それに瑕疵やインクルージョンといった品質というか石質の違いが分かるように何ピースかのルースを紹介しますね。

 

 

グランディディエライト

 

透明タイプの特徴は半透明タイプに比べて濃く鮮やかな色合いをしているのが特徴になりますが、カット研磨されたルースの場合、大き目サイズでも1ct 程度になる為、その殆どがゼロコンマゼロゼロ~ゼロコンマゼロというキャラ目になる為、もうサイズが小さ過ぎてパッと見の色合いくらいしか分からないんじゃないかって思います。

 

逆に淡い色合いを好まれる方は半透明タイプの方がサイズ的にも10ct オーバーとかの大きなルースがあり、カット形式もファセットカットだけでなくカボッションカットなんかもあるから透明タイプも半透明タイプもそれぞれの魅力がありんす。

 

ま、ま、今回のブログでは透明タイプを紹介しているのでポイントは色合いや鮮やかさとか瑕疵やインクルージョンといったところに注目して下さい。

 

ちなみに今回のブログで紹介しているグランディディエライトのルースはサイズ的には0.6ct ~1.2ct くらいの大きさになります。

 

 

グランディディエライト

 

グランディディエライトの透明タイプのルースは主に濃く鮮やかな色合いをしている事からサイズ的には小さくても存在感があるのでゴールドやプラチナ等の貴金属地金を使ったジュエリーだったり、ダイヤモンドを組み合わせた宝飾系のデザインのジュエリーなんかにも向いています。

 

ボリューム感のあるジュエリーにするなら半透明タイプのルースの方が向いているので、この辺りも含めて好みが分かれるような気がしますが、他の宝石と違って色の濃淡や透明度は違ってもカラーバリエーションが限定的な上、その色合いがグランディディエライトって感じの独特の色目になるからジュエリーにして身に着ける楽しみもある宝石ですね。

 

劈開は完全ですが、モース硬度は7.5程度ですからジュエリー等に加工して身に着けて楽しむにしても特に問題がない感じの宝石となります。

 

う~ん・・・悪くないかも・・・とか考えちゃったりしちゃいます。

 

 

グランディディエライト

 

や、前述のように11月下旬くらいからずっとジュエリー製作をしているので猫車さんのオンラインショップの方に新しいルースをアップする事もできないっていうか、ちょっと集中しておりましてブログも更新してなかったんです。

 

でも、まぁ、そんな中で改めてグランディディエライトの透明タイプを見るとじわじわとジュエリーにしても良いかも的な気になっちゃいます。

 

ジュエリーにしちゃうとデザインとかアイテムとかによって人を選んじゃう要素が増えちゃうから結果的にルースでの販売となりますが、マジでダイヤモンドの取り巻きとか良さそうな感じがします。

 

使う地金は金色よりも銀色の方がいいかなぁ・・・って思うのでプラチナ素材がいいんじゃないかな。

 

みたいな。

 

 

グランディディエライト

 

どちらかっていうと大粒サイズのルースが好きなので小さなルースって以前までは特別なコレクション向けのレアストーンくらいしか意識していなかったものの最近は小さなルースもありかなぁ・・・って思うようになりました。

 

ま、ちゅ~ても量産性のある規格サイズや定形サイズとかはあんまり興味がないんだけど一点物って感じの小粒なルースは面白いと感じるようになったのであります。

 

趣味嗜好の変化というか好きなタイプが増えたって感じですが、ま、そんな事を思わず考えちゃう独特の魅力がグランディディエライトって宝石にはあるって話しです。

 

 

グランディディエライト

 

じゃ、最後に瑕疵の少ないタイプのグランディディエライトのルースの画像と共に特徴や数値を紹介します。

 

【 グランディディエライトの特徴や数値 】 

  • 鉱物名:天然グランディディエライト
  • 宝石名:グランディディエライト
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:柱状結晶、塊状、礫状
  • カラー:青緑色(淡~濃)、緑青色(淡~濃)
  • 透明度:半透明~不透明、稀に透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7.5 程度
  • 劈開:完全
  • 断口:不平坦状
  • 比重:2.98 程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.580~1.639 程度
  • 多色性:強い三色性(青緑~明緑~無色)
  • 分光性:-
  • インクルージョン:感情包有物、液体包有物、液膜包有物等
  • 産地:宝石質のものは主にマダガスカル

 

 

グランディディエライト

 

ちゅ~ような感じで、今年、もし書けたらもう一度くらいブログを書きたいと思っていますが、あれやこれやで今回のブログが2021年最後のブログとなる可能性も否めません。

 

その場合、時期的にも様々な挨拶やお礼なんかも書き記しておかなきゃいけない訳なのですが、まだ12月の中旬、逆に様々な挨拶やお礼を書き置くには早い、ちょっとばかり気が早い感じのタイミングでもあるので、とりあえず年内にもう一度くらいはブログの更新を・・・と考えてはおりますが、でも分かんないや。

 

なので、いい感じの毎日、いい感じの時間、いい感じのリズムとステップで充実、そして楽しい12月、ビバなクリスマスを過ごした後、良きな感じの年末をお迎え下さいね。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

あれ?もしかして香水を変えた?

ΘεΘ

 

うん、ドルチェ&ガッバーナ(フルーツコレクション)のレモンにしてみた。

ΦωΦ

 

いろんな意味でフレッシュな感じ!

ΘεΘ

 

香水瓶のデザインが可愛い。

ΦωΦ

 

いい匂いがするよ。

ΘεΘ