猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ペリドット:Peridot

ペリドット

 

2021年の8月も下旬、まだまだ暑い日が続くであろう事は予想しておるものの何となく夏が終わった、もう夏のピークは過ぎたんじゃないかって思っておる。

 

ちゅ~ような中、あたし的には小学生、それも低学年の頃くらい以来なんじゃないかなぁ~って思うんですが、元気にカブトムシを探しに渋谷とか秋葉原とか銀座とかの都内の繁華街を中心に毎日っていうか毎晩のようにポケモンGOをしておりました。

 

カブトムシみたいな姿をしたヘラクロスっていうポケモンが出現するイベントが開催されていたからですが、こんなにポケモンGOを真剣にプレイしていた事はないってくらいにガチでポケモンGOをやっていたので現在はそのリバウンドでポケモンGOをする気になれずに低浮上となっております、はい。

 

や、普段からテレビやニュースとかを見ないので何なんですが、新型コロナの感染者がぐんぐんに増加、もう何だかそんな話ししか耳にしない、いくらテレビやニュースを見ないとはいってもネットニュースの見出しとかで目にするのは新型コロナ関連の話しばっかりになっておって、うんざり、もう食べられません、ギブ。

 

そういう話しはお腹いっぱいなので、違う話しをしようと思うんだけど、ここ最近、前述のようにカブトムシ探しに夢中になっていたのと集中してジュエリーの製作をしていた事もあって、それ以外の記憶が・・・

 

ジュエリーの方は宝飾系のデザインをしたペンダントを何点か製作したのですが、取り巻きのダイヤモンドの形状や大きさとかセッティングの方法とか細かいところまで考えて集中して製作しておったのでカブトムシ同様に現在は放心状態、や、そういう訳にもいかないのですが、集中力って途切れると立て直すのが難しいっていうか、うん、まぁ、言い訳っす、はい。

 

猫車さんのオンラインショップにも商品登録とかしなきゃいけないと思ってはおりますが、9月2日に2回目のワクチン接種があるので、その副反応みたいなのの様子をみてからにしようと思っておりますが、うん、これも言い訳っすね、はい。

 

ちゅ~ような感じで、夏は終わりが近付きつつあるような気がしなくもないものの暑いはまだまだ続くであろうな感じぐんぐんの8月下旬、あれよあれよという間に9月、はっ!もう9月じゃん!

 

みたいな感じで何だか今年も8ヶ月が経過、もう9月、来月には10月、えっ?もう今年も残すところは3ヶ月?マジ?あたふたとテンパっている内に今年も一年いろいろとお世話になりました的な感じの心境、すっかり今年も終わったみたいな気分になってしまう日も遠くないっていうか、そうなってしまう未来が見えるようですが、ま、そうなってしまったとしてもそれはそれで良し、うん、もう何にも未練はない、もう心残りはないってな感じの2021年であったと思えるように充実した毎日を堪能、いい感じの人生、いい感じの瞬間をお過ごし下さいませ。

 

あたしの2021年の夏の想い出はカブトムシで決まりですが、色違いのピンク色のカブトムシが思った以上に出なかった事が本当に残念で2021年最大の心残りになりそうです、はい。

 

 

ペリドット

 

これまでペリドットの紹介では「スターペリドット」や「ペリドットキャッツアイ」、それに「ウォーター・リリー・リーフ・インクルージョン」の見られるペリドットといった特殊なタイプについてのブログは書いてきたもののスタンダードなペリドットの紹介はしていないなぁ・・・って気がしたので、今回はスタンダードなペリドットを紹介します。

 

や、もしかしたら、スタンダードなペリドットも過去にブログで紹介しているのかもしれませんが、あたしが覚えていないだけかも・・・・なのですけどね!

 

ペリドットというのは鉱物的には天然オリビンと呼ばれ、その宝石名がペリドットとなります。

 

成分的にはフォルステライト(化学成分:Mg₂SiO₄)とファイアライト(化学成分:Fe₂SiO₄)が混じり合った固溶体鉱物となり、宝石用のペリドットは一般的に12~15%程度の鉄分が含有していますが、この含有率がペリドットという宝石名となる条件ではないですし、現在ではサイズや色合いやカット形式といった個々の好みが重視される傾向が高まっている事から見た目での判断で良いと思います。

 

ちなみに鉄分の含有率により比重に3.22~3.45程度の変化がありますが、基本的にペリドットという宝石はスター石やキャッツアイ石、ウォーター・リリー・リーフ(サンスパングル)等の特殊なインクルージョンが見られるタイプ、それに隕石中に含まれるパラサイティック・ペリドットのような特別なタイプを除き、色合い的には黄緑色~帯緑黄色~緑色~帯褐緑色と大雑把にオリーブグリーン系の薄緑色をしている為、カラーバリエーションが色の濃淡くらいしか感じられないくらいに限定されています。

 

特徴としてはカット研磨されたルースの表面が油脂を塗ったような独特の光沢感がある事と石に入った光が二重の光となって出ていく複屈折率を持っている事で非常に古くから珍重されてきた歴史のある宝石となります。

 

 

ペリドット

 

ペリドットの色合いは前述のようにオリーブグリーン系の薄緑色ですが、フォルステライトとファイヤライトの混ざり合った固溶体鉱物なので、フォルステライト寄りになる程に黄緑色から緑色系の色合いになり、ファイアライト寄りになる程に褐色味を帯びた色合いとなります。

 

ベースとなるオリーブグリーン系の薄緑色自体は鉄分によるものになり、これらの各要素によって色の濃淡や微妙なカラーバリエーションが生じる訳ですが、当然ながらカット研磨の形式(ファセットかカボッションか等)やルースの大きさや厚み等によっても色の濃さが違って見える事から、パッと見で感じる色合いを基準にお好みのルースを選ぶのがいいと思うのであります。

 

ペリドットも以前まではカット研磨されたルースで10ct~50ctくらいの大きさのものも一般に流通していましたが、現在は10ct を超えるようなサイズのルースは殆ど流通しなくなり、多くは5ct 未満の小粒サイズが中心となっています。

 

スター石やキャッツアイ石といった特殊な光彩効果が見られるタイプやウォーター・リリー・リーフ(サンスパングル)等の個性的なインクルージョンが見られるタイプ等は小粒ルースでは分かり難いので、ジュエリー等の装飾品向けにしても観賞用のコレクション向けにしても色合い以外に大きさも判断材料にするといいんじゃないかな。

 

また国内では昔からダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライトなんかの王道の宝石を貴石と称する事があるのに対して、それ以外の宝石の中でも歴史的に古くから珍重されてきた宝石類を半貴石と称する事があり、ペリドットやトパーズは半貴石の中では代表的な宝石のひとつとして扱われています。

 

 

ペリドット

 

ペリドットの基本的な情報や数値データについて

 

以前にスターペリドットやウォーター・リリー・リーフ・インクルージョンが見られるペリドットを紹介した際にも記載しましたが、参考までに。

 

【 ペリドットの情報や数値 】

 

  • 鉱物名:天然オリビン
  • 宝石名:ペリドット
  • 和名:橄欖石
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:塊状、扁平結晶、粒状、砂状
  • カラー:黄緑色、帯緑黄色、薄緑色、帯褐緑色
  • 透明度:透明、キャッツアイは半透明
  • 光沢:ガラス光沢(油膜状光沢)
  • モース硬度:6.5~7程度
  • 劈開:弱または不完全
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.22~3.45程度(含有する鉄分により変動)
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.650~1.690程度
  • 多色性:見かけの二色性(明)
  • 蛍光性:認めず
  • 分光性:アイアンバンドを認む
  • インクルージョン:クロマイト、ウォーターリリーリーフ、液体、液膜、微小、
             結晶等
  • 産地:アメリカ、中国、パキスタン、ノルウェー、ミャンマー、エジプト、
       メキシコ、ノルウェー、オーストラリア、ブラジル、ケニア、ロシア、
       フィンランド等
  • 代表的なカット:特になし

 

 

産出形状が粒状や砂状のものはカット研磨するルースには適していませんが、一応、記載しておきました。

 

 

ペリドット

 

稀少宝石や特殊な光彩効果や特徴的なインクルージョンなんかが見られる宝石も興味深くて楽しいですが、スタンダードな宝石もスタンダードだからこそっていうか、スタンダードな扱いをされるだけのポテンシャルがあるっていうか、やっぱり魅力的だし、美しいものであります。

 

現在では以前に比べて多くの種類の宝石が市場に流通するようになり、モース硬度や劈開といった要素をそんなに気にしないでジュエリー等の装飾品なんかに加工されているので、たまにはこういうスタンダードな宝石を見たり、こうした宝石を使用したジュエリーなんかを製作したりすると何だか安心するっていうか、やっぱり、宝石っていいもんだなぁ~ってな事を思ったりしております。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

ペリドットは8月の誕生石じゃない?

ΘεΘ

 

うん、まぁ、もう月末だけどね。

ΦωΦ

 

ギリギリセーフじゃん。

ΘεΘ

 

や、あんまり意識していなかったっす。

ΦωΦ

 

でしょうね。

ΘεΘ