猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

アレキサンドライト / Alexandrite

アレキサンドライト


このところですね、何だかとっても宝石のルースのお問い合わせが多いのでごじゃりますが、何かあったんですかね?

 

ほら、以前は宝石の国がアニメ化された影響で知名度の低かった稀少宝石なんかのお問い合わせが急に増えたりしたんですけど、そんな感じの何か、何かは分からないし、ちっとも分からないんだけど特定の宝石名をご指定されたるお問い合わせが増えているのであります。

 

そうやって宝石、特にルースに対する関心とか興味を持ってくれる人が増えるのは嬉しいので、あちらこちらの銀行の貸し金庫に行ってゴソゴソしてみたり、画像の撮影をしたり、中央宝石研究所に行って宝石鑑別書の作成をしてもらったりしている訳ですが、そんな感じ、そんな雰囲気を通じて何となく春だなぁ・・・って思ったりしております。

 

あれ、春、あんま関係ないのかな?

 

ま、いい、でね、話しは変わるんだけどね、ブログってさ、文字数制限がないので何となく書き始めると関係のない話しとかしちゃたり、話しが脱線しちゃったりで長文化しちゃって、これじゃ書く方も大変なら読む方も大変で読まれない、見てもらえない、ま、ま、もしかしたら、それっていうのもインターネットをですね、パソコンを使ってじゃなくて、スマフォを使って閲覧するような感じになったからなのかもしれないですけど、ま、どちらにしても時代の変化とかも季節の変化とかと同じように感じている訳でありんすよ。

 

そのような事、ちゅ~ような感じは今に始まった事ではなく、何かしらの機会、切っ掛けなんかで思ったり、感じたりするものな訳ですが、そうした事にも意識しないといけねぇ~なぁ~とか思ってツイッターとかもやってみたりしていた訳ですが、それはそれで何だか訳の分からない事ばっかりツイートしている上、2~3日に1度とかのツイート頻度に成り下がっているので一日に何度もツイートしたり、いろいろな方をフォローして情報を収集したり、コミュニケーションを図ったり、そうした事を普通に何でもない事のようにまるで呼吸をするかのようにできる方とかを見掛けるとマジ、ご隠居さんとしては何とも言えないっていうか、ま、単純に老いってのを感じるっす!

 

で、春、スプリング、桜の花、チェリーブロッサムが咲き始め、少しばかり早く咲き始めた桜の花びらが舞い散っているような時期となっておりますが、ちょっと風が冷たかったり、朝晩の冷え込みを感じたり、何気に服装、着る服を何にしようか迷う時期でもあるので、結構な確率で寒いじゃない・・・ってなっております。

 

もう何ていうか半裸みたい感じなんですが、薄々の薄っぺらな服を1枚だけ着ているので見た目は半裸ではない、でも、まるで半裸のような寒さを感じているという話しでした。

 

ん?

 

何でこんな話しになったんだ?

 

あれ・・・

 

また脱線しちゃってる?

 

ちゅ~ような感じ、みたいな感じで、3月も下旬、今年はゴールデンウィークも長いらしい(詳しい事は何にも知りません)ですし、ま、ちょっとばかり風が冷たくても朝晩の冷え込みを感じて日中との気温差に震えてしまったとしても、もう、気分は春、いや、実際にお天気の良い日中なんかは穏やかで心地よい暖かさを感じてしまうから、よし、ちょっと出掛けてきます!

 

いや、気持ちだけ、そんな気持ちになりません?

 

みたいな。

 

 

 

アレキサンドライト / Alexandrite

アレキサンドライト


宝石の好きな方にとっては憧れの宝石のひとつとなるんじゃないかと思うアレキサンドライトっていう宝石は、鉱物種としては天然クリソベリルの変種となり、宝石学上はクリソベリルの中で光源によって青緑色系~赤紫色系への変色効果が認められるクロムを含有したクリソベリルだけがアレキサンドライトという正式な固有の宝石名を持った宝石として区別して扱われちょりますよね。

 

歴史的にはですね、古くは宝石名の由来ともなった劇的なカラーチェンジ効果を示す事で知られたロシア産のタイプを筆頭にロシア産に匹敵する劇的なカラーチェンジ効果が見られる事で知られたブラジル産のタイプ等が代表的なアレキサンドライトとなっていましたが、共に大粒サイズの原石が少なくカット研磨されたルースでも大きくても1~2ctくらいで殆どが1ct未満の小粒サイズとなっていたものの稀少性が高く流通性があまりなかったりします。

 

現在では青緑色というよりも淡い印象のヨモギ色みたいな色合いをしたスリランカ産のアレキサンドライトが多くなってきましたが、見た目の印象が淡い色合いでグリーン味が強い事とカラーチェンジ効果としてもロシア産やブラジル産のような劇的な変色効果を有していないものが多い事から宝石としてのアレキサンドライトの評価としてはロシア産やブラジル産のものとは比較にならないものの、その反面でカット研磨しても50ctを超えるような大きなルースまで取れる程、大きな原石が産出し、流通性もそれなりにあります。

 

あたしは世代的に・・・或いは好みの問題かもしれないんですが、ブラジル産のアレキサンドライトを中心に買い付けをしていた事もあって、劇的なカラーチェンジ効果であったり、現在となっては稀少性であったり、ま、ま、アレキサンドライトとしては大粒サイズとなるルースを手元に残しているんですけど、そろそろ猫車さんのオンラインショップに出そうかなぁ~って思っています。

 

猫車さんのオンラインショップでは1年間だけ特別価格となっているシークレットな宝石のルースが何点かあるんですが、ずっと特別価格で販売していた最高品質のアレキサンドライト・キャッツアイも1年間が経過したので元々の価格に戻しちゃいました。

 

お客さんもピンポイントで特別価格のシークレットな宝石のルースを狙い撃ちしたかのようにお買い物をされちゃう場合もあるし、気付かれずに埋もれちゃっているのもあるし、もう管理するのが大変だし、こうして公表しちゃったし、もう止めようかなぁ・・・って思ったりもしていますが、ま、ま、サプライズ的な事ってのが好きなので適当に秘かに続けてやっていきますけどね。

 

特別な宝石だからこそ相応しい方に巡り会えるといいなぁ~って思っているんですが、今回のブログで登場するアレキサンドライトのルースは秘蔵品の扱いになってるブラジル産のアレキサンドライトなので、ちょっと簡単に相応しい方に巡り会うのは難しいかもしかステップ。

 

 

アレキサンドライト

 

この画像のアレキサンドライトは最初に載せた青味の強い青緑色のアレキサンドライトがカラーチェンジした状態になっております。

 

アレキサンドライトは自然光や蛍光灯の下では青緑系の色合いに見えるのですが、白熱灯や炎の下では赤紫系の色合いに見えるのが特徴でカラーチェンジ効果が劇的なもの程、稀少で評価は高くなり、ロシア産やブラジル産の場合はスリランカ産のアレキサンドライト程にクリーンな原石が多くない為、大粒サイズになる程に瑕疵やインクルージョンが入ってくるのですが、そうした内包物もカラーチェンジ効果に影響する事で神秘的で個性的な美しさを感じちゃうんじゃないかな?

 

えっ、あたしだけ?

 

ま、いいんだけどさ。

 

【 アレキサンドライト / Alexandrite 】

  • 鉱物名:天然クリソベリル
  • 宝石名:アレキサンドライト
  • 補足:クリソベリルの変種タイプ
  • 和名:金緑石
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:柱状結晶・双晶・三連晶・稀に礫状
  • カラー:青緑色・青紫色・帯青緑色・帯青紫色・暗緑褐色等
  • 特殊効果:カラーチェンジ効果
  • 変種タイプの変色時のカラー:赤色・赤紫色等
  • 透明度:透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7.5~8
  • 劈開:不明瞭
  • 断口:貝殻状もしくは不平坦状
  • 比重:2.68~2.78
  • 偏光性:複屈折性
  • 多色性:強い三色性
  • 分光性:クロムライン
  • 主な産地:ロシア、ブラジル、スリランカ、タンザニア、ミャンマー、
         マダガスル、ジンバブエ等
  • 代表的なカット:特になし

 

 

産地や個々のルースによって各数値や特徴に微妙な差異が生じますが、このような感じが目安となってて、それなりの大きさのアレキサンドライトみたいな特別な宝石なんかは信頼できる宝石鑑別機関の宝石鑑別書が付属していないものなんかはお薦めしないかもしかステップ。

 

クロムが含有していてもカラーチェンジ効果が殆ど認められないものとか、クロムが含有していないものとか、宝石鑑別機関で宝石学上はアレキサンドライトとならないものもあったりするんです。

 

GIAか中央宝石研究所がいいんじゃないかなぁ~って思います。 

 

 

アレキサンドライト

 

先程のアレキサンドライトは正統派なお利口さんな優等生タイプとするなら、こちらのルースは全ての点に於いて規格外というか、あたしの所有しているアレキサンドライトの中でも別格となる王様っていうか、もう神様みたいな印象のルースになっております。

 

まずですね、最初のルースにしても1ctアップでブラジル産の劇的なカラーチェンジ効果が認められるアレキサンドライトとしては相当に大きなサイズとなっているのですが、こちらのルースはですね・・・・

 

10ctアップという凄まじい大きさになっていて、それなりに瑕疵やインクルージョンがあるもののルースのサイズがあまりにも大きい事から、それらの内包物に光が干渉して単なるカラーチェンジ効果というよりも複雑な色合いに見えるのが特徴なんです。

 

もう、こういうクラスの宝石になると完全に趣味嗜好性が反映される世界になってくるのですが、アレキサンドライトで言えば、アレキサンドライトの宝石名を持ったルースが欲しいというだけであればスリランカ産のタイプでも問題ないですし、サイズを求めるにしてもスリランカ産であれば多少の選択肢はあったりするしさ。

 

しかしですね、ロシア産という条件を付けたらサイズや品質に関わらず、もう殆ど選択肢がないというか見付かったら運が良いというレベルになってきちゃいますし、ブラジル産であってもロシア産のアレキサンドライト並みの劇的なカラーチェンジ効果を求めると同じくサイズや品質に関わらず選択肢は限られちゃうんですよね。

 

以前のようにはブラジル産のものも多くは流通しなくなり、アレキサンドライトの主産地はスリランカに移行しちゃっていますが、あたし的にはアレキサンドライトはブラジル産が好きで、デマントイドガーネットはロシア産が好きで、パライバトルマリンはブラジル産が好きで、ま、ま、どれももう昔みたいに気軽に手に入れる事はできなくなってしまいましたが、そういう好みっていうか、ちょっとした拘りっていうか、基準みたいなものがあったりする訳ですね。

 

 

アレキサンドライト

 

こちらの画像はカラーチェンジした様子となりますが、サイズが桁違いに大きいので内包物とかに干渉する光の波長で部分的に青緑色に見えるところもあったりして、もう何ていうか規格外というしか表現のしようがないかもしかステップ。

 

ちゅ~ような感じで、ちょっと実物を目にする機会が少ないかもしれませんが、かなり珍しい大き目サイズの貴重なブラジル産のアレキサンドライトでした。

 

アレキサンドライトとアレキサンドライト・キャッツアイは大好きな宝石なのですが、あまり数を持っていないので、そんなに紹介する機会も多くはないのですが、とても魅力的な宝石なので興味を持って頂いてですね、別に猫車さんのオンラインショップとか関係なく気に入ったルースがあって、それが信頼できるものであったら、是非、一生に一回くらいの気持ち、人生に一度だけくらいの想いでアレキサンドライトを所有しちゃって下さいませ。

 

ちゅ~ような感じで、ん?

 

かもしかステップ?

 

春になったなぁ・・・っていう意、そういう雰囲気を醸し出した表現です。

 

何の事だか分からない?

 

全然、大丈夫です!

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

至高の宝石でおますね。

ΘεΘ

 

アレキサンドライトは高嶺の花って感じが強いかしら?

ΦωΦ

 

拘らない人だったら合成アレキサンドライトでもいいかもね。

ΘεΘ

 

あたしは天然のアレキサンドライトの方が好きなのであります。

ΦωΦ

 

合成石や人造石の楽しみとは違う魅力があるって書こうよ。

ΘεΘ

 

それ!

ΦωΦ