猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ルベライト:Rubellite

ルベライト

 

早いものでボンヤリしている内に4月になっておってっていうか、もう4月も1週間以上が経過しちゃっておって、ま、もう今更って感じな気もしますが、ま、ま、それはそれとして4月、それ1月とは違った意味で新年度が始まった感じがする訳でありまするが、ボンヤリしていたので始まった感じもうっかりしておった。

そんな今年は桜の咲く時期が早かったのか分からないけど早々に葉桜となっておって、しかも暖かい日が続いていたと思ったら夜は寒かったりして何が何だか分からない状態が現在も続いている。

 

お肌がデリケートなので乾燥とか気温差とかにはもともと弱いのであるが、季節の変わり目とか何か黄砂とかが舞っていたりして、すこぶるお肌の調子が悪いのがボンヤリしている中でも最近の悩みなのである。

 

ま、こういうのも年齢のせい、更年期障害だと知らないけど勝手に思っている訳であるのだが、そもそも更年期障害って何歳くらいから始まるのか、どんな症状が出るのかとか、男性でもあるのかなぁ・・・とか、更年期障害って終わるものなのかとか何にも知らないので、もう謎だらけであるのだが、ま、知ったところで何って話しだったりするから、うん、もう、これ、更年期障害者なんじゃない?

 

みたいな感じで様々な事を包み込んでいるのだが、もっと現実を見るなら確実に老いた、老いている、老いが進行しているという話しだと思うので、いろいろな現実的な老化現象みたいなものとの上手な付き合い方が求められている訳であるが、あまり老化現象付き合いをしてこなかった上、基本的に老化現象嫌いであるので上手く付き合える気がしねぇ~なぁ~って感じなのである。

 

ここでいちいち紹介するのも何だか癪なので具体的な話しはしないけど、個人的にはお肌のトラブルがもっとも深刻な悩みなので、化粧水やらボディローションやら何かと気を遣っている訳であるが、それでも乾燥が激しかったり、体温が上がったりすると蕁麻疹とかが出ちゃうから気持ちブルーなのである。

 

や、ちゅ~ような話しはどうでもいい、もうすっかりと1月と並んで新しい1年の始まり感のある4月になりましたが、さて、どんな1年になるのかしら?

 

相変わらず新型コロナの影響を受け続けているので様々な面で不便や変化が生じておると思う訳でありますが、ちゅ~ても新型コロナの影響なんかが日常の中で当たり前のようになっちゃっているから、ま、個々のレベルで気を付けたり注意したりする事は必要かもしれませんが、昨年に比べればコロナ禍で変わってしまった生活にも慣れたと思うので何かしらの制約があるにしても楽しく充実した1年にしたいものであります。

 

何にもしなくても何かしていても同じように時間だけは経過していくものなので、できる事とかやりたい事とかをあんまり後回しにしていると結局できないままになっちゃう事だってあるから、そこは思い切った判断や勇気を出して挑戦してみるみたいな感じも必要で、もし仮に上手くいかなかったとしてもそんな経験はいつか役に立つんじゃないかなぁ~って思います。

 

や、まぁ、その判断する内容や挑戦する内容にもよるので何ですが、何にもしないよりは何かした方がいい、そういう行動力は重要、そして4月とかは新しい事にチャレンジするには何となく良いタイミングだと思うのでモジモジして時間だけが経過しているんだったら動いてみませう。

 

うん、まぁ、そういうあたしはボンヤリしていたので何って聞かれると何とも歯切れの悪い感じの受け答えになってしまうのですが、それはあたしが老いてしまった、もう老いの速度が驚きの加速で襲い掛かってきており、やばい、信号が赤に変わると思って走り出しても意識と身体の動きが違い過ぎちゃってて、こりゃ~もし車に轢かれちゃったらマジでスローモーションに感じちゃうわ・・・って感じ、確かな手応えを感じております。

 

ボンヤリしておっても何気に慎重に注意深くにして大胆で無鉄砲な感じで思い煩う事なく自由気まま好き勝手にやっていきたいと思っておる次第。

 

最後になりますが、化粧水って何かキュウリみたいな匂いがしますよね。

 

 

ルベライト(Rubellite)

ルベライト

 

ルベライトという宝石はトルマリンの中でも赤色~濃いピンク色の限定的な色相をしたタイプだけに使われる宝石学上の正式な宝石名となりますが、今回のブログではそんなルベライトについて紹介したいと思います。

 

トルマリンという宝石はガーネットやサファイア等と並んで豊富なカラーバリエーションを持っているのが特徴のひとつになり、その色合いや含有成分によって複数の正式な固有の宝石名を持っています。

 

ちょっと有名なものから何気にマニアックなものまでいくつか先に紹介しておきますね。

 

固有の宝石名を持ったトルマリン

 

  • パライバトルマリン:銅とマンガンを含有した青~青緑~緑青~緑色をしたトル
              マリン

  • ルベライト:赤~濃いピンク色をしたトルマリン

  • インディゴライト:緑味のない青色をしたトルマリン

  • ウォーターメロン:柱状結晶をスライス研磨したトルマリンで西瓜のように外縁
             部が緑色で中心部が赤色をしたトルマリン

  • パーティカラードトルマリン:複数の色合いが混在したトルマリンの総称

  • アクロアイト:透明無色(カラーレス)のトルマリン

  • ショール:透明~半透明~不透明の黒色をしたトルマリン

  • シベライト(俗称):紫色をしたトルマリンに対する古い名称

  • トルマリンキャッツアイ:キャッツアイ効果を示すトルマリンの総称

 

 

パライバトルマリンに関しては含有成分と色合いによって定められている宝石名ですが、ルベライトやインディゴライト、アクロアイト、ショールは完全に色相で判断される宝石名になり、ウォーターメロンは柱状結晶をスライス研磨したタイプ以外では使用されない宝石名でパーティカラードトルマリンはウォーターメロンのタイプも含めて複数の色合いが混在したトルマリンの総称的な宝石名となります。

 

アクロアイトは完全に透明無色のカラーレスのみに対する宝石名で何気に稀少色となるものの透明無色の宝石はダイヤモンド以外はコレクターアイテム的な要素が強い為、そんなに見掛ける事がないのに対して完全な黒色をしたショールは宝石としての評価が低くなりトルマリンとしては産出量が多い事からカット研磨されたルースよりも主に鉱物標本やビーズ等のアクセサリーに使われている事が多く、水晶内にインクルージョンとして見られる事からトルマライズドクォーツ等として目にする機会があるかと思います。

 

 

ルベライト

 

いきなり話しが脱線、や、完全に脱線しちゃった訳じゃないんですが、ルベライト以外のトルマリンの話しを書いたら話しが脱線していくのは間違いないので軌道修正します。

 

ちゅ~ような感じで、今回はトルマリンの中でも赤色~濃いピンク色をした「ルベライト」のブログを書こうと思っている訳ですが、中央宝石研究所といった国内の宝石鑑別機関では透明度と色という部分に例えば透明紫赤色とか透明赤色とか透明濃ピンク色とかって感じで、その宝石の色合いを日本語に落とし込んで記載している為、その表現では透明赤色と透明濃ピンク色だけではなく透明紫赤色という表現で記載される場合もあります。

 

端極に赤色をしている場合には宝石名が「レッドトルマリン」と記載される場合もあり、逆に端極に濃ピンク色をしている場合には宝石名が「ピンクトルマリン」と記載される場合もありますが、色合いを省略して単に「トルマリン」と記載される場合もあり、どの場合であっても備考欄に「別名:ルベライトと呼ばれる」といった記載があります。

 

ルベライトであるか否かによって宝石としての評価が変わる為、同じく青色をしたトルマリンの「インディゴライト」や透明無色の「アクロアイト」等と同様に色合いに対する基準は厳しい事から、単にピンク色であれば普通にピンクトルマリンの宝石名になり、備考での別名表記はされませんし、赤色に見えても濃紫赤色や濃紫ピンク色といった微妙な色の差異によって同じく単にトルマリンの宝石名となり、備考での別名表記はされません。

 

そういう意味では「ルベライト」の別名表記がされる赤色~濃ピンク色のトルマリンは稀少性が高く、そんなに流通量が多い宝石ではありませんです。

 

 

ルベライト

 

ちゅ~ような感じで、最初の1枚目と2枚目の画像は色合い的に赤色感が強いルベライトのルースになりますが、3枚目と4枚目の画像は赤色とピンク色を程良く感じる高彩度なルースになります。

 

ルベライトという宝石名そのものがルビーのように見える事に因んだ宝石名である事から、ルベライトもルビー同様に赤色感が強いものからピンク色を感じるものまで微妙な範囲ですが色相に幅があります。

 

この微妙な色の違いはルースの大きさやカット研磨のスタイル等によっても変わって見えますし、真紅に近い赤色感の強いルースを好む方もいれば、少し優しい印象となるピンク色を感じるような色合いのルースを好む方もいると思いますので、そこら辺りは個々の好みで良いんじゃないかなぁ~って思いますが、パッと見では「ルベライト」に見えるような赤色~濃ピンク色をしていても宝石鑑別をするとルベライトの扱いにならない場合も多いので、ルベライトという宝石をお求めになる場合には気を付けて下さいませ。

 

赤色やピンク色の宝石は好まれる色合いになりますが、トルマリンの場合、独特の艶やかな光沢感も魅力になり、トルマリンという宝石は特徴的に瑕疵やインクルージョンが多く見られるものの瑕疵やインクルージョンが存在する事によって複雑で大胆な光の内部反射が生じるから何だかんだで宝石の中でも古くから珍重されて固有の正式な宝石名を持っているくらいに人気があるのです。

 

固有の正式な宝石名を持っているというのは宝石の中でも特別な扱いをされているという証でもあるので、うん、何か、ちゃんとした名前があるといいのになぁ・・・って思っている宝石はいっぱい存在するっていうか、やっぱ、憧れますわ、自分。

 

 

ルベライト

 

ルベライトという固有の正式な宝石名を持っているとは言っても鉱物種や宝石としてはトルマリンになるので色合い以外は基本的にトルマリンと同じになりますが、一応、基本的な情報を記載しておきまするね。

 

【 ルベライト / Rubellite 】

  • 鉱物名:天然トルマリン
  • 宝石名:レッドトルマリン or ピンクトルマリン or トルマリン
  • 別名:ルベライト
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:長柱状結晶(異極像)、累体構造
  • カラー:紫赤~赤~濃ピンク色
  • 透明度:透明~半透明
  • 備考:半透明石は主にキャッツアイ
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7~7.5
  • 劈開:1方向に不完全
  • 断口:貝殻状もしくは不平坦状
  • 偏光性:複屈折性
  • 多色性:二色性
  • 分光性:色合いや透明度によって異なる
  • インクルージョン:チューブ、ひび割れ状の液体包有物、二相、結晶包有物等

 

 

前述で少しだけ触れたウォーターメロンを含むパーティカラードタイプのトルマリンとしても色合いのひとつとして赤色が入っている事で華やかさや個性が強くなり、淡色系をしたトルマリンよりも評価が高くなるのでルベライトのような赤色系の色合いが入ったウォーターメロンやパーティカラードのトルマリンも好まれますが、ルベライト自体は単色での宝石名となる事から複数の色合いが混在している場合にはルベライトの扱いにはなりません。

 

 

ルベライト

 

そんな魅力的な宝石のひとつでもある「ルベライト」を今回のブログで改めて紹介しようかなぁ~って思ったのは、こちら画像の5枚目と6枚目の濃いピンク色をしたルベライトが出てきたからなのです。

 

や、自分的には、あんまり同系色の色合いをした宝石のブログを続けて書かないようにしているのですが、今回はそんな自分ルールには目を瞑ってですね、ルベライトの中での色見本みたいな感じにしたかったのであります。

 

ま、ま、普通に考えてルビーやルベライトのイメージカラーと言えば赤色になり、それがスタンダードではあるもののルビーにしてもルベライトにしてもピンクを感じる赤色をしたタイプも含まれており、ピンクを強く感じるタイプは赤色しか感じないタイプよりも華やかさがあり、そして稀少、あんまり多くはありません。

 

ルビーにしてもルベライトにしても産地にもよるのですが、瑕疵やインクルージョンが多く見られる宝石になっていて、その瑕疵やインクルージョンが光を宝石の内部で反射する事によって複雑で魅力的な色合いに見せる効果があるので、ちょっとピンクを感じる赤色っていうのが赤色系の宝石では特に美しさを感じられます。

 

ちゅ~ても、ルビーの場合には含有成分も含めて同じコランダムのサファイアとは別扱いになるもののルベライトの場合、単純に色相によって宝石名が決まる事から、特にピンク系のものはルベライトの扱いにはならずにピンクトルマリンや単にトルマリンの宝石名になってしまいます。

 

この画像みたいに強くピンクを感じるルベライトは結構と珍しいタイプとなり、これはカット研磨したルースのサイズが小さければ厚みが薄くなるから必然的に色合い的にも薄い感じになる為、それなりのサイズを持った大粒なルースに限定されるのではないかと思います。

 

ちゃんとした宝石鑑別機関で「ルベライト」として扱われる宝石であれば、その中での色合いに関しては個々の好みでの判断で良いと思いますが、トルマリンみたいにカラーバリエーションが豊富な宝石の場合にはグラデーションのように微妙な色の違いを揃えたりする楽しみもありますし、そんなにピンク感の強いルベライトは多くないので参考っていうか、ま、こういうのもあります的な紹介です。 

 

 

ルベライト

 

ま、2枚目と3枚目の画像みたいな感じのルベライトが宝石としての一般的な評価は高いものになりますが、1枚目と2枚目の画像のような純粋な赤色タイプみたいな感じのものや5枚目と6枚目の画像のような明らかにピンク感が強いものなんかも含めてルベライト自体が比較的に宝石鑑別で出難い宝石名となる宝石になるので、宝石が好きな方なんかは興味を持って頂けると幸いです。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

ルベライトとインディゴライトは何気に稀少だもんね。

ΘεΘ

 

ルベライトやインディゴライトの名称で販売されているものの多くは宝石鑑別をするとルベライトやインディゴライトの扱いにならなくて悲しい・・・

ΦωΦ 

 

トルマリン自体はカラーバリエーションが多くて人気なので注意しましょうね。

ΘεΘ

 

トルマリンはまだ比較的に大粒サイズのルースもあるから好きです。

ΦωΦ 

 

大粒サイズ好きだもんね、ちみ。

ΘεΘ

 

ゆ~とぅ~。

ΦωΦ