梅雨が明けたのかどうかは謎のままですが、すっかりと暑くなり、気が付くと海の日なんていう祝日が入った三連休みたいなものがあったようですね。
気温や湿度なんかの変化に上手く対応できていない事もあり、またまた体調が思わしくない為、少しばかりブログの更新頻度が少なくなるかもしれませんが、あちらこちらで集中豪雨があったり、猛暑日っていうかのか暑さの厳しい日が続いたりと何気にコンディションが乱れがちやもしれませんので、皆さんもご自愛の上、体調には注意してお過ごし下さいまし。
ちゅ~ような感じで、今回は不定期で紹介しているコレクター向けのカットストーンとなる稀少石のひとつ「キュプライト:Cuprite」の紹介したいと思います。
コレクター向けのカットストーンらしくモース硬度も低めなデリケートな鉱物になりますが、こうしたカット研磨したルースにするのが難しい鉱物になる程、コレクター向きになるので、それは仕方がない事ですねぇ。
昔、テレビのコマーシャルで裏地ミールキュプラってフレーズを耳にした事を思い出しましたが、それとは何の関係もないですよん。
キュプライトという鉱物について
キュプライトという鉱物は、銅酸化鉱物の一種で金属光沢を感じる赤色系の透明感のある大粒サイズの結晶だけが主に観賞用のコレクター向けの宝石として扱われますよ。
鉱物名と同じキュプライトが正式な宝石名でもあるので、鉱物名と宝石名は同じになりますが、コレクター向けの宝石として扱われるタイプは高品質のカットストーンに限られいて、鉱物標本といった原石の場合は宝石というよりも鉱物として扱われていますが、独特の光沢感や色合いから見栄えがする為、知名度はそれ程でもないかもしれませんが、パッと見に目を惹く存在感というか雰囲気があります。
銅酸化鉱物の一種となる為、ケース等に入れて保管や保存しないと黒ずんだ色に変色してくるので、鮮やかな色合いを保ちたいのであればルースケースでの保管がお薦めですよ。
赤色系とはいっても深みがあるというか独特の光沢感や質感もあるので、なかなか複雑な色合いをして、赤色系のアルマンディンガーネットなんかが近い色合いになるかもしれませんね。
古くは1ctくらいまでの原石しか産出しなかった事もあり、デリケートな鉱物という事もあってカットストーンになる事は殆どなかったものの現在は比較的に大き目の原石が産出するようになった事で、こうしたカットストーンとして楽しむ事ができるようになったんだよ。
キュプライトの特徴や数値といったデータについて
モース硬度やカット研磨の難易度といった目に見えない要素は省略し、見た目での特徴では色合いと光沢感と質感が組み合わさった事による独特の印象になるかと思います。
最初に載せた画像は正面から撮影したものですが、少し角度を付けると特徴的な亜金属光沢やダイヤモンド光沢といった独特の光沢感を持った赤色を見る事ができますね。
カットストーンにできる程の大きさを持った結晶は主にナミビア産となりますが、鉱物としては比較的に様々な地域で見られ、日本国内でも秋田県や栃木県などの鉱山で産出されていました。
結晶形が綺麗なものもあるので、鉱物標本としても楽しめるので国産鉱物の蒐集家さんや愛好家さんであれば、和名の赤銅鉱の方が馴染みがあるかもしれません。
【 キュプライトの特徴や数値について 】
- 鉱物名:天然キュプライト(キュープライト)
- 宝石名:キュプライト(キュープライト)
- 別名:レッド・カッパー・オア
- 和名:赤銅鉱
- 結晶系:等軸晶系
- 産出形状:八面体結晶、六面体結晶、十二面体結晶、塊状、針状、土状
- カラー:赤色、帯褐赤色、帯紫赤色、黒色
- 透明度:透明~半透明(宝石質は透明)
- 光沢:ダイヤモンド光沢または亜金属光沢
- モース硬度:3.5~4程度
- 劈開:一方向に弱
- 断口:貝殻状もしくは不平坦状
- 比重:6.00~6.14程度
- 偏光性:単屈折性
- 屈折率:2.824程度(1.81以上)
- 多色性:認めず(時に異常二色性)
- 分光性:特に必要な吸収を認めず
- インクルージョン:液体包有物、液膜包有物等
- 産地:ナミビア、日本、アメリカ、メキシコ、ザイール、ボリビア、チリ、フラ
ンス、ロシア等
銅の二次鉱物となる為、銅鉱床の酸化帯といった地帯で産出しますが、コレクター向けのカットストーンのような宝石質の結晶は流通量も少な目です。
コレクター向け―のカットストーンはモース硬度が低くデリケートなものが多いのですが、一般向けというか一般的な宝石や天然石とは違った個性があるのが魅力なんですよ。
ちゅ~感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
裏地ミールキュプラ。
ΘεΘ
ちょ~懐かしいっていうか、知ってる人いるのか?
ΦωΦ
ま、関係ない話しだけどね。
ΘεΘ
急に思い出したんだよ。
ΦωΦ