猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

アレキサンドライト / Alexandrite

 

ゴールデンウィークが始まった・・・ような気がする、そのような気がするのであるが、今年は曜日の関係なのか5月の頭に平日がありません?

 

や、ぶっちゃけ仕事柄、平日も祝日も関係ないし、ゴールデンウィークとかお盆休みとか年末年始とかも関係ないんですが、ほら、そこんところは何となく雰囲気ってあるじゃない?

 

ゴールデンっていうかゴールド、金の地金相場も過去最高値を更新、ちょっとゴールドを使ったジュエリーの製作をするのを躊躇うくらいの価格帯で推移、や、ゴールドだけではなく貴金属地金が総じて高騰しているので全てに於いて躊躇うわ。って中、ゴールデンウィークに突入しました。

 

突入してますよね?

 

都心だと車の交通量とかで何となく分かっちゃうんです。

 

ちゅ~ような感じですが、皆さんはゴールデンウィークをどんな風に過ごされるのかしら?

 

何連休なのかとか、独身なのか家族がいるのかとか、地元住まいなのか地元を離れているのかとか、まぁ、人それぞれなので一概には言えないだろうから想像するのも難しいのですが、長らく新型コロナの影響で不自由を強いられておったから、羽を伸ばしているんじゃないのかなぁ~って思ったりしております。

 

出掛ける人は多いと思いますし、交通渋滞とかも激しいのではないかと思ったりしますが、燃え尽きるくらいに楽しんで欲しいです。

 

くれぐれも事故とかには注意して下さいね。

 

ビバ。

 

 

 

アレキサンドライト / Alexandrite

 

宝石としての格付け的には、ダイヤモンド、ルビー、ブルーサファイア、エメラルドと並んで古くから珍重されてきたアレキサンドライトですが、その最大の特徴は紫外線や蛍光灯といった光源下では青緑色~緑青色系の色合いに見え、炎や白熱灯といった光源下では赤紫色~紫色系の色合いに見える劇的なカラーチェンジ効果になります。

 

ジュエリーや宝石といったものが時代と共により身近なものになり、格付け的な宝石の捉え方も薄れてきましたし、いろいろな意味で価値観というのが多様化してるから現在では誰であっても自分の好みに合った種類や色合いや大きさやカット形式の宝石を楽しむのがお薦めですが、それでもダイヤモンドやルビー、ブルーサファイア、エメラルド、アレキサンドライトといった王道の宝石に対して興味や憧れを持っている方は少なくありません。

 

ダイヤモンドは産出地のひとつでもあるロシアによるウクライナへの侵攻が続いているので引き続き不安定な状況が続くでしょうし、アレキサンドライトについては既にロシアでは殆ど産出しなくなり、同じくブラジルでも殆ど産出しなくなっており、ロシアやブラジルに比べると色合い的にもカラーチェンジ効果的にも微妙なインドとかスリランカ産が多くなっているので今後、新しく産出するような事もなければ良質なものを手に入れるのは難しい感じぐんぐんです。

 

ルビーやサファイアといったコランダムも以前までのミャンマー(旧:ビルマ)やスリランカといった産地から現在ではモザンピークやマダガスカルといった産地のものが増えてきてますし、エメラルドに関しても良質なコロンビア産のものは少なくなっており、生まれた時代とか興味を持ったタイミングなんかで手に入れられるものも変わってきちゃうよね。

 

って思ったね。

 

 

 

3年か4年かそのくらい前から5ctくらいのブラジル産のアレキサンドライトを何となくって感じで探しているのですが、なかなかピンとくるルースが出てこなくて、最近では半分くらい諦めモードだったりします。

 

ま、3ctを超える大きさのルースは別にしても1ct程度のものであれば見付かると思いますから、そのくらいのサイズのものが狙い目なんじゃないかなぁ~って感じ。

 

【 アレキサンドライト / Alexandrite 】

  • 鉱物名:天然クリソベリル
  • 宝石名:アレキサンドライト
  • 補足:クリソベリルの変種タイプ
  • 和名:金緑石
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:柱状結晶・双晶・三連晶・稀に礫状
  • カラー:青緑色・青紫色・帯青緑色・帯青紫色・暗緑褐色等
  • 特殊効果:カラーチェンジ効果
  • 変種タイプの変色時のカラー:赤色・赤紫色等
  • 透明度:透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7.5~8
  • 劈開:不明瞭
  • 断口:貝殻状もしくは不平坦状
  • 比重:2.68~2.78
  • 偏光性:複屈折性
  • 多色性:強い三色性
  • 分光性:クロムライン
  • 主な産地:ロシア、ブラジル、スリランカ、タンザニア、ミャンマー、
         マダガスル、ジンバブエ等
  • 代表的なカット:特になし

 

 

アレキサンドライトの場合、宝石鑑別書やソーティング上の宝石名がアレキサンドライトになっていてもカラーチェンジ効果を強く感じられるものと殆ど分からないようなものがあります。

 

ルースの大きさや見た目の色合い等よりもカラーチェンジ効果の強さが評価ポイントとしては大きいので気になる人は注意して下さい。

 

 

 

や、実はですね、すげぇ~高品質の素晴らしいアレキサンドライトキャッツアイを使ったジュエリーがあってですね、それを本当は紹介するつもりだったんですよね。

 

でも何かまだ見せたくない、もうちょっと誰にも見せずにひとりで堪能したい、つまり出し惜しむ気分ぐんぐん、そういう気持ちは大切にした方が良かろう。

 

ちゅ~ような感じで、今回のブログでは普通のアレキサンドライトの画像を使いました。

 

アレキサンドライトは個人的に好きな宝石なので紹介はしたい、でも好き過ぎて紹介したくないという例によって好きなもの程、使わない病を発症しており、いい加減、この病も克服しなきゃいけねぇ~なぁ~って思っております。

 

 

 

ちゅ~ような感じで、いい感じのゴールデンウィークをお過ごし下さい。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

気に入ってるものを隠すなよ。

ΘεΘ

 

そうなんだよね・・・

ΦωΦ

 

大切なもの程、ちゃんと使っていかないと逆に勿体ないじゃん。

ΘεΘ

 

分かってるんだけどね・・・

ΦωΦ

 

まったく。

ΘεΘ