すっかりと寒い日ばかりが続いているとは言い難い感じで春、もしかして春、もう春なの?
ちゅ~ような暖かい日もあって、や、これは春が間近に迫っておる、到来しておる等と思って油断しておると普通に寒い、えっ、冬、まだ冬なの?
みたいな感じで、東京の都心部では出掛ける際に何を着て行こうか格好に悩む時期となりましたが、ま、季節の変わり目だけに体調管理には十分に注意してお過ごし下さい。
や、このような配慮、ちょっとした気遣いの言葉なんかを口にはするものの個人的には健康とか長寿とかってものには全く興味がないっていうか、ぶっちゃけ何にも気にしていない。
苦しいのも痛いのも嫌っちゃ~嫌だけど、むしろ体調が悪い時の方がテンションが上がって快適に過ごせるのであるが、東京に舞い戻ってから高熱を出したりする機会が減少、ちっとも本格的な風邪とか病気をしていないので逆にテンションが下がりっ放しの状態で特に快適っていう感じがしないっつ~か、ま、いつも普通、平常運転って感じである。
左肩は痛くて思うように動かせないし、視力が低下して見えていたものが見えなくなってきてるし、甘い缶コーヒーを飲みたいと思っても売っているのは微糖とか無糖のコーヒーばっかりだし、ちょっと何か買い物をしてもレジ袋を買わなきゃいけないし、この花は梅なのか早咲きの桜なのか近くで凝視しても判断できないし、道に迷って現在地がどこでどっちに向かって進んだらいいのかも分からないし、あ、でも、どこに向かっているのかとか最初から考えていないから大丈夫です。
ちゅ~ような感じで、時代とか風潮の変化、それはもう兆しではなくて完全な変化っていう形で実感する事が多くなって、そういえば最近では音楽とかも以前よりも聴かなくなったっていうか、以前だったら意識していなくてもクリスマスソングとか桜ソングとか卒業ソングとかみたいな感じで耳にする機会があった何らかのイベントとかシーズンとかをテーマにした音楽とかも聴こえてこなくなった気がするのは、あたしがイヤホンで音楽を聴いているからばかりではなく、もうそういう時代ではないって感じがする。
や、知らんけど。
テレビも観ないし、ラジオも聴かないし、最近では本を読む事とか映画を観る事さえも少なくなってきちゃいましたが、そんな中、吉報です。
4月に騎士団長殺し以来となる村上春樹の長編小説の新刊が6年振りに発売予定です!
あたし的には村上春樹の小説では鼠シリーズ&羊シリーズと呼ばれる初期の8作品くらいまでが特に好きでして、普通に煙草を吸ったり、お酒を飲んだり、セックスをしたり、そういう普通の日常と非現実的な出来事が絡み合う独特の世界観は何度でも繰り返し読み返す度に心に響くというか、ちっとも色褪せる事がないし、いつでも当時の自分に戻れるのですが、それを読み終わった後、現在の自分に再び戻ると浦島太郎みたいな気分になるのでちょっと危険なのです。
じゃ、ちゅ~ような感じで、ドロン。
インペリアル・トパーズ(Imperial Topaz)
今回のブログでは「インペリアル・トパーズ」の中でも稀少色とされるピンク色をしたインペリアル・トパーズを紹介したいと思います。
インペリアル・トパーズ自体は過去のブログでも何度か紹介している為、内容的に重複している部分が多くなりますが、まず「トパーズ」という宝石には含有する成分によって「OH(水酸基)タイプ」と「F(フッ素)タイプ」という2種類のタイプがあり、この内の「OHタイプ」のトパーズだけが「インペリアル・トパーズ」の名称で呼ばれるタイプになり、主に褐色味を帯びたイエロー系~オレンジ掛かったイエロー系~気持ち赤色を感じるオレンジ系といった色調(通称:シェリーカラー)をしています。
11月の誕生石として「トパーズ」と「シトリン」が有名ですが、宝石種としては別種となり、見た目の色合いが似ている事から混同されていた経緯があり、シトリントパーズというような間違った表現がされている場合もありましたが、トパーズ(特にインペリアル・トパーズ)とシトリン(黄水晶)では宝石としての稀少性も価値も大きく違っています。
インペリアルを冠しない通常のトパーズ(Fタイプ)と比べてもインペリアル・トパーズ(OHタイプ)は別格となり、その中では稀少性の高い順にするとレッド系の色合い、ピンク系の色合い、オレンジ系の色合い、イエロー系の色合いといった順で流通量が多くなりますが、同系色の色合いでも濃く鮮やかな色合いをしているものや艶やかで煌びやかなもの、サイズ的に大きなもの程に価値が高くなります。
一般的にはトパーズは、ブルートパーズやホワイトトパーズ、ピンクトパーズというように色合いを冠した表現がされますが、宝石学上では前述のように含有成分によって「OH(水酸基)タイプ」と「F(フッ素)タイプ」という2種類のタイプに区別され、この内の「OHタイプ」となる「インペリアル・トパーズ」は「Fタイプ」のトパーズよりも稀少性が高く、光学特性的にも屈折率が高くなる事から主にファセットカットにカット研磨され、ルビーやサファイアやエメラルドといった知名度のあるメジャーな宝石に並んで高い評価を得ています。
尚、OHタイプとFタイプのトパーズは見た目で区別するのは難しい為、基本的には宝石鑑別機関に依頼してインペリアル・トパーズであるかどうかを確認する形になりますが、インペリアルトパーズの場合、カラーバリエーションが絞られている事から明らかに違う色合いの場合(ブルートパーズやホワイトトパーズ等)は見た目での判断もできるのですが、ホワイトトパーズの場合は他の鉱物(主にクォーツ)との区別が難しい場合もあるので、何気に宝石の鑑別は重要だったりします。
ピンク系の色合いをしたピンクトパーズの場合もインペリアル・トパーズとなるOHタイプのものと普通のトパーズとなるFタイプのものがありますが、ピンク系のインペリアル・トパーズは稀少な上に高価なので価格でも判断できますし、インペリアル・トパーズの場合はファセットカットされたルースが多い事もあり、輝きや色調といったポイントから判断できるかもしれません。
またトパーズという鉱物は、結晶系が斜方晶系で短柱状結晶や長柱状結晶、塊状等の産出形状をしており、宝石質の品質を持った原石の多くは柱状結晶のものになります。
イメージ的には細長い柱状の結晶をカット研磨してルースにする訳ですが、その原石の形状から特に大粒サイズのルースはもともとの結晶の形状を活かした細長い形状のルースにカット研磨されている場合が多く、ルース側面から見た時に石の裏側が船の底みたいな特徴的な独特のカットスタイル(下の画像:画像の4枚目)になっているものが多くなるので、この辺りのカット形式や形状もインペリアル・トパーズかどうかの判断目安になります。
このようなルースの底面が船の底みたいになっている独特のカット形式は原石の形状的に細長いカットスタイルになる場合が多い事や多色性の関係で本来の色が抜けて見えてしまうのを防ぎ、より色が籠って本来の色合いが強調されるように意図的に考案されたカット形式となっています。
一般的なカット形式とは少し違っており、主に原石が細長い柱状結晶をしたもので多色性が強い(上の画像:3枚目の画像のように見る角度によって色合いが違って見える特徴の事)一部の宝石に対してのみ施される事から宝石のカット形式やルースの形状といった外観的な要素も知っていくとカット研磨の歴史や宝石による代表的なカット形式といった事も含め、奥が深い様々な宝石のストーリーなんかに触れる事ができます。
最後にインペリアル・トパーズについての情報を記載しておきます。
【 インペリアル・トパーズ(OHタイプ)の基本的な情報や数値 】
- 鉱物名:天然トパーズ
- 宝石名:トパーズ
- 別名:インペリアル・トパーズ、OHタイプのトパーズ
- 和名:黄玉
- 結晶系:斜方晶系
- 産出形状:短柱状結晶、長柱状結晶、塊状等
- カラー:黄色、黄金色、オレンジ色、帯褐黄色、黄褐色、ピンク色、褐ピンク色
赤色、褐赤色等 - 補足:加熱処理がおこなわれる事があります。
- 透明度:透明
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:8程度
- 劈開:底面に平行な1方向に完全
- 断口:貝殻状
- 比重:3.50~3.54程度(Fタイプより低い数値)
- 偏光性:複屈折性
- 屈折率:1.629~1.637程度(Fタイプより高い数値)
- 多色性:明るい三色性
- 分光性:特に必要な吸収を認めず
- 分光性補足:加熱処理ピンク系の場合は時にクロムラインを認む
- インクルージョン:液体、管状、液膜、成長線等
- 主な産地:ブラジル、パキスタン
- 主なカット研磨:パビリオンの角度が強いファンシーカット
ピンク系のトパーズは加熱処理が行われている場合が多いのですが、それが人為的な加熱なのか自然界での自然な加熱なのか明確な判断が困難な事から、明らかに人為的な加熱処理が施されていると判断されるものを除き、宝石鑑別書には「通常、加熱処理が行われています。」と記載されます。
ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
お気に入りのルースです。
ΘεΘ
なかなか最近は見かけなくなったもんね。
ΦωΦ
そんなんばっかりだけどな。
ΘεΘ
次の機会がないからこそ決断できる事もあるのだ。
ΦωΦ
ですよね。
ΦωΦ