猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

サファイア:Sapphire

 

季節の変わり目って事なのか、何だか急に寒い日が続いたような気がしますが、体調を崩したりしてないかしら?

 

ちゅ~ような感じの中、ちょっと名古屋に行っておったのですが、名古屋は東京と並んで過ごしてきた時間の長い地域になる訳であり、ま、ここ数年くらいは新型コロナの影響で東京から名古屋に訪れたというだけで白い目で見られる、や、名古屋っていうか愛知県ってのは本当に閉鎖的というか保守的というか排他的というか基本的に世の中の流れとかは関係なく、ローカルなルールとかマナーとか常識とかに縛られた筋金入りの地元民、及びその同調圧力みたいなものに支配された特殊な地域性を持っているのです。

 

東京や大阪と違ってエスカレーターの乗り方とかエスカレーターに乗っている時のルールも独特だし、新型コロナの感染予防としてのマスクの着用ルールとかも恐ろしく閉鎖的で保守的、それに排他的、や、もっと世の中っていうか、社会の流れとかに目を向けようよ・・・って感じで、マジ、うんざり、厄介な事この上ないエリアなんです。

 

ちゅ~ような感じの中、や、何年振りだろう・・・恐らく5年とか振りくらいな感じで名古屋市内を散歩してきたのであるが、そのくらいの時間が経過していると流石に閉鎖的で保守的で排他的で世の中とか世界とか社会とかの全てがローカル基準となっている名古屋であっても(まぁ、新型コロナによる影響もあるかもしれないが・・・)それなりに街にも変化が見られ、以前とは違った景観になっておりました。

 

ちゅ~ても名古屋は車がないと不便、基本的に車社会である故、車での移動速度や移動する距離感とかがローカルな基準になっている為、ぽくぽくと散歩をしても微妙な感じなのですが、それはそれとして栄という名古屋の中心地から名古屋駅まで何となく昔を懐かしみながら散歩してみたのである。

 

途中、栄エリアと名古屋駅、通称:名駅エリアの間には堀川という極めて不衛生なヘドロが溢れるドブ川が流れておるのですが、その川に架かる伝馬橋という橋の上から堀川の浚渫作業をしている様子が見えたので何となく立ち止まり、そこに設置されているパネルみたいなものを目にしました。

 

そこには綺麗な川を取り戻そうみたいな内容の事が書かれておったのですが、この川に生息する生き物みたいな感じで鳥や魚なんかのイラストが描かれており、魚なんかの水棲生物として8種類くらいの魚とかが紹介されていたものの、その内のひとつはアメリカザリガニ、もうひとつはミシシッピアカミミガメとなっており、や、そこで普通、外来種をピックアップして紹介するか?って驚いちゃいました。

 

や、マジ、ちょ~懐かしいなぁ~。

 

みたいな感じでしたが、名古屋という街は住み慣れると都市計画に基づいた街づくりがされており、東西南北という分かり易い碁盤の目状の道路、車で移動するには利便性も高く、市民に対する福利厚生的なものも手厚いし、自然も豊かだし、コンパクトながら何でも揃っているし、なかなかに住み易くて便利なエリアなのですが、そこで生活をしている人々は生まれも育ちも名古屋とか、いつまでも両親と一緒に実家暮らしを続けている方とか、ずっと独身で実家暮らしとかみたい方が多かったりします。

 

その為、地元至上主義というか現状維持で満足してるから、ずっと閉鎖的、保守的、排他的なままの環境が続き、ローカルなルールとマナー以外、その時々の移り変わる時代の変化なんかには無関係というか、まったく興味さえ持っていない異世界みたいな独自の文化風習圏と化しており、開放的、進歩的、革新的、協調や融和といった概念は通用しないし、世界的に見てとか日本全国的に見てとか全般的とか一般的みたいな総合的な世間の空気とか時流、情勢の変化とか多様性みたいな考え方なんてものは存在しないも同然なのであります。

 

それでも久し振りに名古屋の街中を歩いたり、名古屋近郊をドライブしたりしたりすると多くの楽しい出来事が思い浮かんでくるので、何だかんだ言っても嫌いな訳ではないんですけどね。

 

ちゅ~ような感じで、いろいろな想い出として残していく事が最終的に一番重要なんだと思ったりするのでありますが、でも想い出ってのは自分で作らないと生まれないから積極的に作っちゃって下さいね。

 

名古屋とか愛知県とか東海エリアとか中部圏とかだけが世の中の全てじゃないのですが、そこだけで一生を過ごす方にとっては世の中の全てだと思うので別にそれはそれで問題なし。

 

 

サファイア(Sapphire)

 

もう一点だけ大粒サイズとなるサファイアのルースがあるので今回はこちらのルースの紹介をします。

 

このサファイアの特徴は透明感と艶やかな光沢感のある気持ち淡い黄色を噛んだ透明無色に近い色合いをした9ct アップのサイズと煌びやかな輝きを感じられる現代的なオーバルファンシーカットが施されている事になります。

 

サファイアは同じ天然コランダムのルビーに比べるとカラーバリエーションが豊富という事だけでなく、カット研磨したルースの状態で10ct を超える大きさのものが多くはありませんが見られる事があります。

 

現在では大粒サイズのルースは国内よりも海外で需要が高い事もあり、国内では10ct 前後の大きさのサファイアのルースを探すのは何気に難しく、その上、色合いやカット形式や加熱の有無、それに産地といった条件を付ける程に見付かり難くなっていますが、サファイアに限らず宝石というのは大きさも重要な価値となり、大粒サイズになる程、稀少性が高くなり、付加価値が付きます。

 

ジュエリー等に加工して日常使いをするのか、仕事やプライベートでジュエリー等を身に着ける機会が多いのか少ないのか、ジュエリーや宝石に対しての愛着心や興味の有無なんかで違ってくるもののファセットカットのサファイアに関しては10ct 前後の大きさがひとつの基準となります。

 

もちろん色合いや加熱の有無や産地といった諸条件によっては5ct アップでも極めて稀少性が高くなるものもあり、逆にスターサファイアのようなカボッションカットの場合はカット形式の違いから10ct 程度のサイズは特に大きなサイズではないというようなケースもある為、一概に10ct 程度が目安になる訳ではありませんが、ファセットカットのサファイアに関しては10ct 程度のサイズというのは特別なルースとなる事が多く、国内での流通量は極端に少なくなります。

 

 

 

今回のブログで紹介しているルースは透明無色に気持ち淡い黄色を感じる色合いになり、この気持ち感じる淡い黄色が入る事により、単なる透明無色のカラーレスよりも宝石感というか宝石らしさが強まっています。

 

非加熱未処理のスリランカ産のサファイアになり、艶々とした光沢感(テリ)と煌びやかな輝きをした落ち着いた色合いにも関わらずイミテーションや小粒サイズのルースとは明らかに別格の存在感があります。

 

内包するインクルージョンこそ比較的に多めなので、一般的にはマイナス評価として見られますが、こちらのサファイアは色合い的に落ち着いている事や全体的に艶やかな光沢感と煌びやかな輝きが強く、まるで氷のような印象が感じられる事もあり、何とも魅力的で存在感のあるルースとなっています。

 

カット形式やプロポーションにも影響されますが、大粒サイズの単色系のルースは特にインクルージョン等が少ない品質のものは大味で単調な印象になってしまう場合があるので、そこを追求すると合成石でもいいんじゃない?って話しになってくるのですが、インクルージョンが宝石の印象に与える影響は大きく、単にマイナス面にしかなっていない場合もあれば、特定の産地特性であったり、全体的な印象であったりにプラス面の要素として働く場合もあり、最終的には個々の感覚的な判断になると思います。

 

サファイアなので色合い的な好みなんかも大きいとは思いますが、かなり魅力的なルースとなり、ルースの状態でコレクションするのも悪くありませんが、リングであってもペンダントであってもジュエリーに加工する事で、より魅力的になるルースだと感じます。

 

 

 

こちらのルースは中央宝石研究所の産地証明&非加熱検査をした宝石鑑別書を作成していますが、最近はサファイアに限らず宝石全般的に小粒サイズのルースが国内での主流となっているので基本的に宝石鑑別書が付属しない場合が多くなります。

 

【 サファイアの特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然コランダム
  • 宝石名:サファイア
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
  • カラー:ほぼ全ての色調が存在しますが、特定色はパパラチアサファイア等の固
        有の正式な宝石名を持つ場合があります。
  • 透明度:透明~半透明(半透明石は主にスター石やキャッツアイ石)
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:9程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.99~4.05程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.757~1.776程度
  • 多色性:やや強い二色性
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • インクルージョン:シルク状、液体状、ダスト状、結晶、液膜、色帯構造等

 

サファイアの場合、ブルーサファイアとかイエローサファイアとかみたいな感じに宝石名に色名を冠する場合もありますが、宝石鑑別書では透明度と色という項目に色の記載がされる為、宝石名は単にサファイアと記載される場合もあります。

 

カラーやタイプのバリエーションが多い宝石になるので、分からない点や気になる点があればショップさんや業者さんに問い合わせたり、確認したりして下さい。

 

 

 

 

今回のブログで紹介したサファイアのような何色という感じで表現できない曖昧な色合いのものをニュアンスカラーというような通称で表現しますが、こうしたニュアンスカラーの宝石は存在感が強くても主張が強くない為、特にジュエリー等の装飾品として着用する際には使い勝手が良いのが特徴です。

 

また、大粒サイズのルースになる程、パッと見での印象というか雰囲気とか存在感とかが実感できますし、大粒サイズのルースは小粒サイズのルースと違って複数の中から選ぶみたいな事ができませんから本当にご縁のあった方との出会いが全てになります。

 

ちゅ~ような感じで、人生なんて限りがあるものですから、ちょろんと勇気を出して多くの出会いとか経験とかをして下さいね。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

もう10月の中旬だな。

ΘεΘ

 

うむ、相変わらず金木犀の香りが漂っている。

ΦωΦ

 

過ごし易い季節っぽい。

ΘεΘ

 

急に寒くなったりしたけどね。

ΦωΦ

 

それもまた良し。

ΘεΘ