猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

アレキサンドライトキャッツアイ / Alexandrite Cat's Eye

 

月明かりが普段よりも明るく感じられて綺麗なお月様っすね。って思った夜があったのですが、その夜は中秋の名月っていうのでありました。

 

東京では空はビルとビルの隙間から見える切り取られている場合が多いのでありんすが、その切り取られた空に飛行機が飛んでいたり、その夜みたいにお月様が見えたり、ちょ~コンディションがベストで何だか視力がアップしちゃっている時なんかは星が見えたりして何気に雰囲気があるというか楽しめるものです。

 

ちゅ~ても、その夜はあまりにも月明かりがぐんぐんだったから、お月様の10時方向に1個だけしか星が見えなくて、あれは何ていう名前の星なのであろう、あの星はきっと名のある星に違いないなどと思いながら夜空を見上げておったのですが、最近、とっても肩凝りがひどい、左肩が完全にデッドロック状態であり、その影響で首や右肩までも不具合、もう何をしていても痛い、や、何にもしていなくても痛い、ぴえん。

 

みたいな状態である為、夜空を見上げるという所作、仰ぎ見るというポーズは極めて短時間しか維持できない事からちらちらと盗み見るみたいな感じで、そうするとビルとビルの隙間みたいな限られた空間にお月様が入っておらぬ、む、これは方角的な問題なのか、或いは時間的な問題なのか?

 

ちゅ~ような感じで思うように夜空もお月様も見えぬので止む無しって事で深夜の散歩、ま、いつもの事っちゃ~いつもの事なんっすが、ミッドナイト、ぽくぽくと駒沢オリンピック公園まで散歩をし、駒沢オリンピック公園の広場みたいなところ、そこはビルとか建物が視界に入らずに夜空を仰ぎ見れるベスポジであるので、そこで夜空を見上げて綺麗な中秋の名月を堪能した。

 

のであるが、仰ぎ見るという所作、その動き、その行為そのものが完全にアウト、首も肩もガチガチ、驚きの硬さ、すげぇ~痛くて、かといって広場に大の字になって寝転ぶみたいなのは何だか汚い感じ、髪の毛とかが汚れてしまいそうだから、そういう真似もできないから、結果、チラッと眺めるに止め、月明かりに照らされながらぽくぽくとミッドナイト、長い影を引き連れて帰ってきました。

 

うぅ、首が、肩が、すげぇ~痛いよぉ~!

 

ちょっと滑稽なくらいに腕とかがスムーズに動かない、ギクシャクとしたポンコツのロボットみたいな感じになっておりますが、もともと体の柔軟性に難あり、座る時なんかも膝を抱えないと後ろにコロンと転がってしまうし、前屈とかマイナス30cmみたいな有様だったので、もう今更っていうか、これで腕がグルグルと回せなくなっちゃったって、もともとの仕様っていうか、そんなに不都合はない感じなので痛いのを我慢すればいいっていうか、そういう戦いになっております。

 

む~ん・・・

 

 

アレキサンドライトキャツアイ / Alexandrite Cat's Eye

 

アレキサンドライトという宝石は天然クリソベリルという鉱物の中で自然光や蛍光灯といった光源下では透明~半透明の青緑色系の色合いに見え、炎や白熱灯といった光源下では透明~半透明の赤紫色系の色合いへとカラーチェンジして見える宝石となります。

 

天然クリソベリルという鉱物名となるものの中には宝石名がクリソベリルとなるもの以外にもクリソベリルキャッツアイ、アレキサンドライト、アレキサンドライトキャッツアイというバリエーションがあり、アレキサンドライトやアレキサンドライトキャッツアイはクリソベリルの変種という扱いになっています。

 

クリソベリルという宝石そのものも美しい透明黄色~黄緑色系の色合いをしたものから少しダークな褐色系の色合いをしたものまでカラーバリエーションがあり、クリソベリルキャッツアイになるとキャッツアイ石の特性上、透明度が半透明になる事から乳白色やクリーム色、ベージュといった優し気な色合いも見られ、色相としては比較的に限られているもののルースによって驚く程に豊かな表情を楽しめます。

 

それに対してアレキサンドライトは数ある宝石の中でも特にカラーチェンジ効果を持った宝石の代表格として扱われ、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドと並んで5大宝石のひとつに挙げられる程の正統派タイプの宝石となり、色合いとカラーチェンジ効果の強弱、それに大きさ(キャラ目)による印象の違いは生じるものの宝石学上の色相としては基本的に透明~半透明の青緑色系でカラーチェンジした際には赤紫色系に限定されます。

 

そして何気に流通量が少なく、2ctを超える大きさのルースは年々、お見掛けする機会も少なくなっております。

 

しょぼ~ん。

 

 


アレキサンドライトという宝石そのものは古くはロシア、次いでブラジルといった産地でカラーチェンジ効果が強く、濃く鮮やかな美しい色合いをしたものが産出していましたが、現在はロシア産、ブラジル産ともに産出は極めて少なくなっており、インド産のものが多くなっています。

 

インド産のアレキサンドライトは大雑把に言うと少しダークな茶褐色系を感じる色合いをしたものが多く、カラーチェンジ効果も微弱になり、その殆どが宝石としての評価は少し残念な感じの色合いになってしまいますが、10ct アップの大粒サイズのものが見られます。

 

但し、ものによっては色合い的にもカラーチェンジ効果的にもロシア産やブラジル産に近い感じのものもありますが、それはそれで稀少なのであります。

 

それでアレキサンドライトの中でもキャッツアイ効果が見られるタイプの宝石が今回のブログで紹介するアレキサンドライトキャツアイになる訳なのですが、宝石にキャッツアイ効果を持たせるにはカボッションカットという表面が凸型になったコロンとした形状にカット研磨する必要があり、例えばダイヤモンドといった宝石に見られるような多面体のキラキラしたファセットカットと呼ばれるカット形式と違ってキャラ目が付く事からアレキサンドライトとしてはサイズ感のある2ct~3ct 程度の大きさのルースも出てきます。

 

や、ちゅ~ても、そんなに流通量は多くないし、あんまり頻繁に見掛ける事はありませんが、ファセットカットのアレキサンドライトに比べるとキャラ目のあるルースが多いって話しです。

 

なので総じて大粒サイズのルースは少ないんだよ。

 

 

 

キャッツアイ石やスター石のような光彩効果が見られるのはカット研磨されたルースならではの楽しみになる為、最終的にジュエリー等の装飾品として身に着けて楽しむにも向いているんじゃないかって思います。

 

アレキサンドライトキャツアイの場合、キャッツアイ効果とカラーチェンジ効果という2つの光彩効果を持っていますし、モース硬度や劈開といった実用面でも安心感があるので宝石としては個性なんかも含めて魅力的なのですが、ま、その辺りは好みとかもあるので何なんですが、ポイントのひとつはカラーチェンジ効果の有無、ちゃんと宝石鑑別機関で宝石名がアレキサンドライトキャッツアイになるかどうかになります。

 

実際、宝石学的には色合いやカラーチェンジ効果の有無の他にもクロムの含有率なんかも関係してくるのですが、宝石鑑別機関の宝石鑑別書に記載される宝石名がアレキサンドライトまたはアレキサンドライトキャッツアイであれば大丈夫です。

 

次いでカラーチェンジ効果の強弱になり、最近では劇的なカラーチェンジ効果が見られるような大粒サイズのルースは本当に見掛ける機会が少なくなってて、あまりカラーチェンジ効果を実感できないようなものもあるので気にする人は気にして下さいませ。

 

 

【 アレキサンドライトキャッツアイ / Alexandrite Cat's Eye 】

  • 鉱物名:天然クリソベリル
  • 宝石名:アレキサンドライトキャッツアイ
  • 補足:クリソベリルの変種タイプ
  • 和名:金緑石
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:柱状結晶・双晶・三連晶・稀に礫状
  • カラー:青緑色・青紫色・帯青緑色・帯青紫色・暗緑褐色等
  • 特殊効果:カラーチェンジ効果
  • 変種タイプの変色時のカラー:赤色・赤紫色等
  • 透明度:透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7.5~8
  • 劈開:不明瞭
  • 断口:貝殻状もしくは不平坦状
  • 比重:2.68~2.78
  • 偏光性:複屈折性
  • 多色性:強い三色性
  • 分光性:クロムライン
  • 主な産地:ロシア、ブラジル、インド、スリランカ、タンザニア、ミャンマー、
         マダガスル、ジンバブエ等
  • 代表的なカット:カボッションカット

 

 

 

や、ちゅ~てもですね、ちゅ~ても、為替とか輸送費の高騰とか何だか海外からの仕入れとか難しいっていうか、何となく新型コロナの影響で海外とかに行き難いムードが薄れてきたのに最近の為替相場とかを考えると海外での仕入れも悩む感じになってきちゃってますよね。

 

どうも今週末からの連休はどうも台風の影響で天候が崩れるみたいですが、いい感じの週末をお過ごし下さい。 

 

じゃ、ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

運命的な宝石との出会いが欲しい。

ΘεΘ

 

運命的ってハードル高くね?

ΦωΦ

 

そこは重要でしょ。

ΘεΘ

 

運命的じゃない出会いならあるの?

ΦωΦ

 

割り切った関係ってやつですね。

ΘεΘ

 

違うだろ。

ΦωΦ