猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

アメトリン:Ametrine

アメトリン

 

今年の夏は厳しい暑さでございましたが、まだまだ暑い日が続くのかしら?

 

現在は台風の影響なのか空は重く垂れこめた雲に覆われて風は涼しくてどよどよとした感じながらも何だか過ごし易い、うん、快適な気温であったりするのですが、あ、もう9月になりましたね。

 

や、今年は新型コロナの影響で春先から何かと普段とは違った雰囲気、過ごし方、季節の風物詩みたいなものなんかも影を潜め、GWとかお盆休みとかみたいな大型連休とかもあってなきが如し、ちゅ~か、営業自粛や営業時間の短縮なんかで何気ない日常が崩壊、その上、長い梅雨、暑い夏という状態の中で感覚が麻痺、もはや痺れて意識を失ったスタン状態、そんな状態異常が通常化しておるので訳が分かんなくなっております。

 

あたし的には訳が分かんない感じで9月になってしまった訳でありまするが、皆々さまに於かれまして如何お過ごしでしょうか?

 

どちらかっていうと東京は余所者、或いは田舎者の集合体って感じの街なので世代や地域による差異はあっても基本的に多種多様な考え方、生き方、過ごし方ができなくもないのでありまするが、都道府県や地域によっては隣人の目、周囲の関心、そういった世間体みたいなもの、しがらみ的なものがあったりするんじゃないかって思います。

 

うぅ・・・考えただけで不自由、とっても息苦しい、無理って感じちゃいますが、ま、ま、不自由さは自由の中にあるものですし、息苦しさも楽に呼吸ができる状態があってこその話しですし、無理っていうのは個々の基準による判断に過ぎないから、うん、そんなに問題ないです。

 

ちゅ~ような感じで、世の中はコロナ渦という事態を通じて今までとは少しばかり変わった新しいライフスタイルであったり、楽しみの見い出し方であったりをしていっている最中、その只中にあると勝手に想像している訳でありまするが、いまいちピンとこなくて、うん、まぁ、強いて言うなら仕切りで区切られたテーブルで食事をするのもビニールシートがだらりと垂れ下がったレジで買い物をするのもマスクをしないとお店に入る事さえできない事も何だか嫌で~す。

 

ま、でも、そのような感じにも慣れた、や、慣れってものは恐ろしいもので慣れちゃったので現在では嫌は嫌なんだけどそんなに気にならない、うん、まぁ、こういうものだ的な感じになっちゃっておって、や、それを言うなら喫煙者としては、もっと厳しい現実、迫害、搾取をされておるので、それに比べればマシだなぁ~なんて思ったりしております。

 

ちゅ~ような話しはどうでもいい、そうじゃなくてですね、でもでも、だからと言って何って訳でもないのですが、2020年も9月に入って、ほれ何となく残り少なくなったなぁ~って感じるかもしれないような時期になったじゃない?

 

新型コロナとか東京オリンピックの延期とか首相交代とか国としては結果的に何かと出来事が多かった感じになりそうですし、うん、まぁ、それに関係してというか影響を受けて個々でも結果的に何かしらの何かがあったんじゃないかって思うんですが、あたし個人的には2020年って言えばこれ!って何かがない、そんな何かがない、そういう感じであるので何かしらのこれ!って感じのものを掴みたいと思っておるので、残り4ヶ月の間にですね、そういう何かしらのこれ!ってのを何とかしなきゃいけねぇ~なぁ~って思っております。

 

すげぇ~漠然としてて何にも思い浮かばねぇ~んだけどね。

 

半年近いストレスをですね、こう全力で開放したいような気がします。


みたいな。 

 

 

アメトリン(アメシスト-シトリン):Ametrin(Amethyst-Citrin)

アメトリン

 

何となく可愛らしい響きを持ったアメトリンは、その名前から想像できるようにアメジスト(紫水晶)とシトリン(黄水晶)という二色の水晶が混在したパーティカラードの宝石になり、正式な宝石名はパーティカラードクォーツとなります。

 

アメジスト(アメシスト)単体の場合でも色の濃淡や色ムラ、紫色~赤紫色といった微妙な色合いの違いがあり、シトリン単体の場合でもアメジスト同様に個体差があるのですが、この二つの色合いを持った水晶が混在したアメトリンの場合には色合いの違いによるコントラストの強さや色の分かれ方による視覚的な印象、それにカット形式による視覚的な印象なんかも加わる為、特にカット研磨されたルースの場合、とても個性が出易い宝石となっておりまするよ。

 

全体的な色の濃淡やアメジストの紫色部分とシトリンの黄色部分との色の分かれ方や割合、それにカット形式によって違った印象の個性が出る為、パッと見の印象による好みが重視され易い宝石ですが、ジュエリー等の装飾品向けとしては濃い色合いで中央部分でアメジストの紫色とシトリンの黄色が半分半分くらいの感じで明瞭に分かれているものが好まれ、宝石としての評価は高くなっておりまする。

 

比較的に大粒サイズのルースが多くなり、カット形式も紫色と黄色のコントラストに主観をおいた隅切り八角形(カットコーナーレキュタンギュラーステップカットやカットコーナーレキュタンギュラーミックスカット等)やオーバルカット、一点物的な不定形のファンシーカットといったカット形式のルースが多いのですが、近年ではシトリンの黄色の地色にポイント的に一部だけアメジストの紫色が入ったようなシトリン(黄色)とアメジスト(紫色)の割合が9:1くらいのタイプを細かなファセットカットにする事で繊細なイメージを持たせるような小粒サイズのルースを見掛ける機会も増えました。

 

 

アメトリン

 

アメジスト(アメシスト)やシトリンといった単色系の水晶は加熱や放射線照射といった人為的な処理によって色の変化や濃さを調整する事ができるのですが、これらの水晶の場合、もともと自然界で水晶の成長過程で含有する鉄分等の成分に地熱や放射線等の影響を受ける事なんかが色の起因になっている上、こうした人為的な処理は原石の段階で施されている事から現在では人為的な処理の有無に関わらず単純な見た目の色合いやサイズ、カット形式で評価や判断される事が多くなっています。

 

アメトリンの場合も加熱処理を施されているものもあるのですが、基本的に二つの色合いが混在しているパーティカラード・ストーンになり、同じパーティカラード・タイプのサファイアやトルマリン等の宝石に比べて産出量の多いリーズナブルな宝石という事もあって宝石鑑別でも加熱非加熱等の記載はされないのであります。

 

アメジストの場合には昭和初期くらいには上下2枚の透明無色の水晶を紫色の染料を混ぜた接着剤で張り合わせる事でアメジストに似せたイミテーション等が流通していたのでアンティークというか骨董というか、その頃の時代のルースには注意が必要かもしれませんが、現在では加熱非加熱の区別も特に重視されていない事から見た目の印象を判断基準にしても大丈夫だと思いまするよ。

 

紫色と黄色って色合いとしてはコントラストの強い色合いとなり、その二つの色合いの入ったパーティカラードになるアメトリンは色が濃い程に主張が強くなる為、以前は色合いが濃い程に好まれていましたが、現在では色合いが濃過ぎるタイプよりも少しばかり色合いが薄い感じのものの方が落ち着いて見えるというか、可愛らしく見えるので今回のブログで紹介しているような感じの色の濃さのものが好まれているんじゃないかしら?

 

うん、まぁ、昔風にいうところの半貴石系の色石ってのは稀少性の高い貴石(宝石)系の色石に比べて遊び的な要素、見た目のユニークさや雰囲気なんかがルースとしての魅力となる場合が多いので個々の好みを重視した方がいいっすよ。

 

 

アメトリン

 

アメトリンを含め、アメジスト、シトリン、スモーキークォーツ、ローズクォーツ等の単色系の水晶は基本的に同一なのですが、アメトリンの場合にはパーティカラードが特徴になり、アメジストは双晶構造による羽根状インクルージョンが特徴となっております。

 

【 アメトリン(パーティカラードクォーツ)の特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然クォーツ
  • 宝石名:パーティカラードクォーツ
  • 通称:アメトリン
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:柱状結晶、塊状等
  • カラー:紫色・黄褐色または黄色
  • 透明度:透明~半透明(宝石質は透明)
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:2.65程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.544~1.553程度
  • 多色性:弱(但し紫色石は二色性明瞭)
  • 分光性:-
  • インクルージョン:多種多様
  • 産地:アメトリンの産地としてはボリビア

 

 

水晶系の多くは天然石的な扱いになり、宝石学上ではインクルージョンの種類による名称の分類等がされない為、単色系のロッククリスタル(透明無色)、アメジスト(紫水晶)、シトリン(黄水晶)、スモーキークォーツ(煙水晶や茶水晶)、ローズクォーツ(紅水晶)といったタイプ、パーティカラードとなるパーティカラードクォーツ(アメトリン)、キャッツアイ効果やスター効果を持ったキャッツアイ石やスター石といったタイプぐらいしか正式な宝石名を持ったものがなく、インクルージョンタイプ等の場合の多くは通称や俗称となるのであります。

 

ジュエリー等の装飾品にしたり観賞用のコレクションとして楽しむにはバリエーションも多くて面白い水晶系のルースですが、あんまり宝石鑑別書を作成する必要がない上、個性的な一点物タイプのルースも多いので見た感じで魅かれるものがあれば、それが一番かもしれないっすよ。

 

 

アメトリン

 

アメトリンという名称の響きの可愛さとかパーティカラードストーンって事とか色合い的に紫色と黄色の混色って事とか比較的に大粒サイズのルースが多いって事とか様々な個性的で魅力的な要素があって人気のあるので、お好みの感じのアメトリンとの出会いがあったら是非にお迎えしてやって下さい。

 

うん、別に猫車さんのオンラインショップに限らず、どこのお店でもいいので何か気に入る感じ、お好みの感じのルースがあればそれでいいと思います。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

や、や、9月になったっすね。

ΘεΘ

 

2020年は流れるように時間が過ぎていっておるね。

ΦωΦ

 

や、いつも時間は流れるように過ぎていっておるけどね。

ΘεΘ

 

うん、まぁ、そうなんだけどさ。

ΦωΦ

 

こんなもんだよ。

ΘεΘ

 

ですよね。

ΦωΦ