猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

アイアン・オパール:Iron Opal

アイアンオパール

 

あたしの使っている卓上カレンダーは日曜日から始まる曜日配列になっている故、2019年の12月はいい感じに1日が左上の角に配置されておって今週が第何週なのか分かり易くなっていて、今週は12月の2週目である事がパッと見て分かる。

 

とってもいいカレンダーであるのだが、残念、今年のカレンダーは12月が最後になるので2020年のカレンダーを用意しなければならない、ならぬ、なりません。

 

ちゅ~ような訳で毎年の事でありまするが、中央宝石研究所でカレンダーを頂戴しようと思っておったのだけどね、経費削減、中央宝石研究所では今年から来年の卓上カレンダーを配布しない事になっているという話しであったので、来年のカレンダーは適当に買ったのを使うしかないと思ったのが、確か9月くらい、うん、結構、前の話し。

 

先日、ちょいとスーパーっていうの?東急ストアっていうところがあってね、あ、東急っていうのは東急グループの事業持ち株会社になるんだけどさ、その中核事業となっている交通事業、主に鉄道ですけどね、そこが9月まで東京急行電鉄株式会社っていう名称だったんですが、10月から東急電鉄株式会社っていう名称に変わってですね、それまで領収書には長ったらしい東京急行電鉄株式会社ってなってたから会計処理をする時、いや、まぁ、東急電鉄株式会社って感じに略してもいいんじゃないの?

 

みたいな事を考えながらも一応、律義に東京急行電鉄株式会社って入力しておったので、もう最近ではパソコンっていうか会計ソフトが学習して予測変換で「とうきょうきゅ」まで入力すると勝手に「東京急行電鉄株式会社」って選択肢が表示されていたので、ま、いっか。ってなってたんだけどね。

 

なんですけどね、これが10月から「東急電鉄株式会社」に社名変更されちゃったから今は逆に「とうきゅう」って入力すると普通に「東急ストア」っていう選択肢が勝手に表示されて違う、いや、違わないんだけど今回は東急ストアじゃなくて東急電鉄株式会社って選択肢も表示して欲しいんだよね。

 

ちゅ~ような感じで、ま、要するにですね、その旧:東京急行電鉄株式会社、現:東急電鉄株式会社、通称:東急っていうんだけどね、でも東急っていうのは前述のようにグループ会社の名称であってですね、不動産関連事業とか流通事業とか建設事業とか製造整備事業とかレジャー事業とかサービス事業とか文化事業とか多岐に亘る事業展開をしておるので、東急って表現は何気に会計処理上、よろしくないんじゃないかって思っておるのであります。

 

ま、そういう事もあって生真面目に電車のチャージとかは東京急行電鉄株式会社、東急ストアとか東急ハンズとかだったら、ま、そのまんま東急ストアとか東急ハンズ、あ、東京以外の都道府県で生活されている方だったら東急ハンズの方が分かり易いかな?ま、ま、そんな感じに同じ東急であってもですね、きちんと個別に分けておく必要があるのであります、はい。

 

都内でも西側の方だと東横線とか田園都市線とか目黒線とか大井町線とか池上線とか他にも何かあったと思うんだけど省略、だって乗らない路線なんだもん。ってな感じでお馴染み、ん、東急バスもあるなぁ。

 

ちゅ~ても東京で生活していない人だと分からない話、いや、鉄道とか経済情報とかに興味がある人だったら地域に関係なく知っているのかもしれないけど、ま、あんまり詳しい事は分かってない人の方が多いんじゃないかなぁ~って思うんだけど、そんな東急グループの流通事業のひとつの形態として東急ストアっていうスーパーみたいなのがあるんですよ。

 

でね、やっと話しが戻ってきましたが、基本的に東急電鉄の各駅には東急ストアが引っ付いているから電車に乗る時なんかは絶対に目に付く訳なのでありますが、そこでさ、もうクリスマスどころじゃなくてお正月用の鏡餅とか注連縄?何か藁を編み込んだ飾り物とかが売られていて驚いちゃったよ。

 

あ、でね、そうそう、それで、それを見て、あ!って思ってですね、それで話しの最初に戻ってカレンダーの話し、そう来年のカレンダーを買ってきましたという話しなんですが、もうここまで脱線しちゃったんだったら何か折角だから東急グループについての雑談でもしようか?

 

東京だったら東急とか西武とか東武とか、大阪だったら阪急とかみたいな鉄道系の事業が中核になった企業の歴史は非常に興味深く、いや、まぁ、現在のメガバンクとかの金融機関とかも面白いですし、トヨタとかソニーとかパナソニックとかも何気に面白いというか、ま、いろいろな歴史っていうのがあるじゃない?

 

もちろん、他にも面白くて興味深い企業とか業態ってのも多いんですが、そのような事を書き始めると話しが終わらないっていうか、もう、まったく訳の分からないブログと化してしまうから書かないけど、いや、マジ、とっても面白いので様々な分野の企業の歴史とかを勉強して、あ、これは!って気になる会社、ちょっと気に入った会社なんかが見付かったら、とりあえずですね、ちょっと株を買ってみよう。

 

え~っと・・・

 

これ何の話しだったんだっけ?

 

 

アイアン・オパールについて

アイアンオパール

 

アイアン・オパールというのは、正式な宝石名というよりも通称として用いられる事の多い名称となりますが、それというのもアイアンオパールは「ボルダーオパール」の一種となり、このボルダーオパールというのも本来はオパールの産出形状を表現する専門用語だったのが、現在ではオパールという宝石の中でのカテゴリー的な名称として用いられているようになったからなのであります。

 

宝石として扱われるオパールには、ブラックオパール、ファイアーオパール、ウォーターオパール、白色~乳白色のプレシャスオパール、ボルダーオパール、カンテラオパール、遊色効果のないコモンオパール、ブルーオパールといった様々な種類と地色の違いや遊色効果の有無や母岩の有無といった違いによって同じ鉱物名:天然オパールであっても異なる宝石名を持っているのが特徴です。

 

宝石学的には特に地色がオレンジ色~赤色系のファイヤーオパール、地色が透明無色のウォーターオパールは基準が厳しく、ちょっとした色調の強弱や色ムラ等によって宝石名がファイアー及びウォーターオパールの扱いにならずに単なるオパールの宝石名になってしまいますが、ボルダ―オパールとアイアンオパールの場合も似たような基準があるのであります。

 

厳密にはボルダ―オパールやアイアンオパールは母岩がライマナイト(褐鉄鉱)となり、その母岩となる褐鉄鉱とオパール層が含まれた母岩付きのオパールとなりますが、宝石学上では表面がオパールで裏面が褐鉄鉱、または表面から裏面に掛けて遊色効果の見られるオパールが確認できるというような解釈になっている為、個々のルースによって母岩とオパールの付き方や割合、遊色効果の有無といったバランスが違っております。

 

 

ボルダ―オパール

 

とってもスタンダードなボルダ―オパールは上の画像のような裏面が褐鉄鉱で表面が遊色効果が見られるオパールとなっているものですが、ボルダ―オパールやアイアンオパールのようなオパールの場合、その産出形状(鉱物的には成長過程)が塊状になった褐鉄鉱の内部の空間や隙間がオパール層になったものになる為、その塊状の原石(褐鉄鉱とオパールが混在した原石)をカット研磨する際、他の宝石のような定形の形状ではなく不定形で凹凸感のある独特な形状にカット研磨される事が多くなります。

 

褐鉄鉱の空間や隙間にオパールがある為、見た目の美しさや個性的で印象的な見映えの良いカット研磨が施される訳ですが、その結果、先述のようにオパールと母岩となる褐鉄鉱の付き方や割合、オパールの遊色効果の有無といった要素によってボルダ―オパールの中でも母岩となる褐鉄鉱の占める割合が多いもの等は宝石名がボルダ―オパールとならずにオパールの扱いになる場合があるのです。

 

ボルダ―オパールの場合は、ルースとしてサイズが大きいものが多いので見た目の印象で区別し易いのですが、景観性であったり雰囲気であったりの見た目的な要素を重視して母岩となる褐鉄鉱にオパールが柄模様になるように見せるようにカット研磨されているものがアイアンオパール(産地によってはピクチャーオパールの俗称で呼ばれる場合もあります)という感じで区別すると分かり易いかもしれません。

 

 

アイアンオパール

 

ちゅ~ような感じで、1枚目の画像のアイアンオパールの側面から見た状態が上の画像となります。

 

母岩となる褐色の褐鉄鉱が主体となっていますが、全体的に遊色効果が見られるオパール層がひび割れた母岩の隙間を埋めるように入っていて、まるで稲妻や地割れのような個性的で印象的な見た目をしていますよね?

 

ボルダーオパールやアイアンオパール、ピクチャーオパール等のオパールは、ブラックオパール同様に主要な産地がオーストラリアとなり、大胆なフォルムの不定形の研磨石や自然の作り出した神秘性や幻想性を感じる景観美を持ったルースが多く、特に見た目の印象が重視される傾向が強いオパールとなっているのであります。

 

今回のブログで紹介している、ま~ま~大きなアイアンオパールを猫車さんのオンラインショップの方にアップしてみましたのですが、あんまり詳しい説明はオンラインショップの商品説明では書き切れないので、うん、まぁ、こちらで紹介しているという訳なのであります。

 

 

アイアンオパールの参考的な情報や数値データ

アイアンオパール

 

ボルダーオパールの場合と同様にアイアンオパールの場合も母岩となる褐鉄鉱とオパールが混在した宝石となる為、母岩の割合(オパール層の厚みや専有面積の程度)や入り方、カット研磨の形状といった多くの部分で個々に違いがある事から、本当に参考程度となってしまうのですが、一応、記載しておきます。 

 

【 アイアンオパール:IronOpal 】

  • 鉱物名:天然オパール
  • 宝石名:ボルダ―オパール(またはオパール)
  • 通称:アイアンオパール
  • 俗称:ピクチャーオパール(主に産地による)
  • カラー:不透明 遊色効果
  • 産地:オーストラリア
  • 光沢:ガラス光沢、樹脂光沢
  • モース硬度:5.5~6.5程度(参考値)
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状(オパール部分のみ)
  • 屈折率:1.44~1.42程度(参考値)
  • 偏光性:単屈折性
  • 多色性:省略の記載
  • 蛍光性:認めず
  • 比重:省略の記載
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • 拡大検査:特有の遊色斑
  • 備考:褐鉄鉱を認む
  • 代表的なカット研磨のスタイル:不定形研磨

 

 

母岩となる褐鉄鉱が占める割合が多いので通常のオパールよりは頑丈ではあるもののオパール部分自体はオパールですから宝石としてはデリケートな部類となります。

 

 

アイアンオパール

 

アイアンオパールの中でも何となく好きなタイプが褐鉄鉱とオパールが自然に生み出す柄模様やコントラストの面白いものなので、そんな感じのが多いんですが、上の画像みたいな不定形をしたユニークな形状のものもあります。

 

こちらは稲妻というよりも地割れって感じの印象なのですが、まるで水のような隙間のオパールの遊色効果が潤いを感じさせてくれるような気がします。

 

いや、もう、師走、この時期になると空気も乾燥、だから風邪をひいちゃったりし易い訳なのであるのでしょうが、そういう時期だけに潤いというのは何かと大切なものですよね。

 

ちっとも関係ないんだけど、加湿器を新しいものに買い替えたのですが、とっても静かで何気に電源が入っているのか気になってしまいます。

 

地割れ的な印象だと水を抜いた田んぼとか?アスファルトの割れ目とか?なんかね、そういう感じの印象も無きにしも非ずなのですが、オパールというのは何だかとっても瑞々しい、潤っている感じがするので、その感じがいいんですが、実際にオパールは含水率が高い宝石になりますので、ま、間違ってはいない。

 

でも、産出して間もないオパールやカット研磨されて間もないオパールは含水率が非常に高いので乾燥すると割れ易くなってしまうので、ジュエリーや観賞用のオパールのルースに関しては少なくても20年とか30年くらいは国内で保管して様子をみるのがいいんですよ。

 

 

アイアンオパール

 

ちゅ~ような感じで、最後に紹介するのは、あんまり遊色効果がないオパールが稲妻みたいな感じで見られるアイアンオパールです。

 

部分的に赤や緑や青色の遊色効果が見えるんですが、全体的には不透明白色をしたオパールでダイナミックな感じ、うん、力強さを感じるような気がして気に入っています。

 

今回、紹介したアイアンオパールの中では、もっとも小さなサイズなんですが、それでも結構な大きさで母岩が褐鉄鉱という事もあり、ま~ま~なキャラ目となっています。

 

正統派な宝石としてのオパールとなるとブラックオパール、ファイアーオパール、ウォーターオパール、ボルダ―オパール、カンテラオパール、それに遊色効果が特徴的なプレシャスオパールと呼ばれるオパールなんかが主流となりますが、オパールは意外に様々な種類があってコレクションとかするのも楽しい宝石です

 

ちょっぴりデリケートな宝石になる為、ものによっては保管方法や取り扱いに注意が必要だったりしますが、人気のある宝石種になるので、いい感じのオパールとの出会いはオパールにハマる切っ掛けになります。

 

えっ?これもオパールなの?ってのも多い反面、イミテーションや合成石も多いので注意してね。

 

 

アイアンオパール

 

ちゅ~ような感じで、12月、師走だけにギュンギュンに時間が経つのが早い、早く感じる、で、あわあわとしている、しがちであるかと思いますが、体調には注意して元気に楽しみまくっちゃって下さいませ。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

古い方の加湿器が邪魔だよね?

ΘεΘ

 

どんどん捨てたいんだけど何気に処分するのも手間なんだよね。

ΦωΦ

 

処分しちゃいたいものが多いなぁ~って思う12月。

ΘεΘ

 

それは・・・12月に限らないじゃん。

ΦωΦ