猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

タリテラ・アゲート:Turritella Agate

タリテラアゲート

 

はやっ!

 

ちゅ~ような感じで11月に突入してもうた訳でありまするが、そんなに寒くないなぁ・・・って思っていたのは数日前の話し、お江戸もすっかりと肌寒くなってまいりましたあるよ、はい。

 

今年は渋谷区もハロウィンを推すのを止めて、もう逆に10月中旬くらいには大きなクリスマスツリーをこれ見よがしに設置、ん?ハロウィン?何それ?

 

ちゅ~ような感じの冷淡な態度を取るのと同時に条例という名の規制と自粛を強化、ま、ま、今年は昨年までの影響が残っちゃっているだろうが、それは仕方がない、そこは人海戦術で警察官と警備員を大量に投入して渋谷のスクランブル交差点やセンター街を制圧、事態の鎮静化を図る事で対応、でもでもね、今年を機に渋谷のハロウィンは特に楽しいものでも特別なものでもない感じに移行、だから来年はハロウィンだからといって渋谷に来ても特別な感じではないっすよ、多分。

 

ちゅ~ような感じで今年は例年よりも早い段階からクリスマスの雰囲気を持ち込んでいる影響もあって11月に入ったばかりだというのに何だか気分は12月、師走、今年もお世話になりました、はい。

 

みたいな気分になりがちですが、や、まだ11月が始まったばかり、今年もまだ2ヶ月くらいあるので大丈夫、えっ?あれ、もう今年って2ヶ月も残ってないじゃん!

 

何だか訳が分からなくなってきちゃっているのは今に始まった事ではなく、そう、それは、思い返せば・・・や、無理、ちっとも思い返せないくらいにいつ頃から始まったのか謎、もうずっとそんな感じなので何が何だか分からないっす。

 

ま、ま、11月、実際にカレンダーは残り2枚、や、もし3枚目があるなら、それは来年の1月分なんじゃないかと思うのですが、確実に時間は流れ、日々、その毎日が過去へと変わり、何をしようと前へ前と時間は進む訳なので明日、いつも現在と未来の隙間で生きている訳だから振り返ると過去があるみたいな感じの今、そして明日。

 

ちゅ~ような感じで現在と未来の隙間である今現在は同時に次々と過去の事になっていっている訳なので、うん、まぁ、いい感じの今を過ごして下さい、はい。

 

や、それは、いい、いや、よくないけど、ちょっと置いておいてもらってですね、10月からクリスマスの雰囲気を出されちゃうとですね、そりゃ、まぁ、必然的に未来を先取り、今は11月に入ったから分からなくもないけど、12月下旬のクリスマスな感じが日常の中に駄々漏れ、銀行に行ったら商店街でクリスマスソングが流れている非日常的な感じ、これはよくない、いけませんね、都会の悪いところだと思っている次第で、この結果、実際にクリスマスの時には既にクリスマスは終わった感がしちゃうのです。

 

どんなイベントもイベント当日に高揚感がピーク、そのイベントのムードに浸れるというのが理想なんじゃないかと思っているもののビジネス的には先取ったプロモーションをする事で販促効果を高める必要があるし、周囲の状況等も関係してくるものなので仕方がないのでありまするが、あんまり先取りし過ぎると感覚が麻痺しちゃって肝心の当日には新鮮さを失っている場合もあるので、いろいろ難しいものでおますね。

 

ま、ま、ちゅ~ような感じでありますが、現在は11月初旬、まだ紅葉のピークとなっている場所も少ない状態の秋なんじゃないかと思っているのですが、どうですか?みなさんのお住いの地域では紅葉のピーク、或いは見頃だったりするのかしら?

 

何年か前に東京に舞い戻ってからは車で出掛ける事もなくなってしまったし、テレビを観る習慣もないので行動範囲以外の情報が少なくて分かんないんだけど、何となく想像するには紅葉の見頃には少し早いんじゃないかしら?

 

ちゅ~ような感じで、あんまり先の事に気を取られず、今現在の季節感であったり、そんな中での気分であったり、そういう感じを大切にしてですね、マイペースで毎日を楽しむ、日常の変化を実感するようにしたいと思っております、はい。

 

ちょっと今回はオーダーの少しばかり難しいというか手強いジュエリー製作に取り掛かっている最中って事もあって、そっちの方に気を取られちゃってて何だか普段よりまとまりがない感じのブログになっちゃって恐縮なのでありまするが許してちょんまげ。

 

ちゅ~訳で11月、まだ秋、ちょっと寒くなってきましたが、まだ冬には早い、まだまだクリスマスにも早い時期でありんすから、ナチュラルに日々の出来事や季節の移ろいを感じ、何っていう特別なイベントがなくても毎日を楽しんで充実した時間をお過ごし下さいませ。

 

みたいな。

  

 

タリテラ・アゲート

タリテラアゲート

 

今回のブログで紹介するのは、タリテラ・アゲートの通称で呼ばれる約5500万年~3800万年前の海に生息していた巻貝が化石~瑪瑙化したマニアックな鉱物になります。 

 

ちなみに発音上の理由からツリテラ・アゲートと呼ばれる事もありますが、ベーシックな宝石というよりもコレクター向けというか趣味性の強い宝石になっておりまする。

 

貝殻が化石や瑪瑙化や蛋白石化した状態で発掘される事は多く、ジャンルとしては化石の愛好家さんや蒐集家さん、アゲートやジャスパー等のカルセドニー系の愛好家さんや蒐集家さんに好まれる鉱物となりますが、カット研磨されたルースは彫金系のジュエリー等のメインストーンとしても個性的で面白味がある為、ルースの愛好家さんや蒐集家さんの中でも好まれるかもしれないですね。

 

恐竜の骨の化石や瑪瑙化したもの、マンモスの牙なんかと並んで装飾品としてもコレクションとしても楽しめるタリテラ・アゲートは密集した貝殻が化石~瑪瑙化した鉱物になる事から、ひとつひとつ柄模様であったり、微妙な色合いであったり、透明度であったりが異なり、全体的な雰囲気が違って見える上、化石~瑪瑙化した貝殻の割合や状態によって宝石学上での鉱物名や宝石名はカルセドニーやアゲートやジャスパー等に変わる可能性がありますが、あまり宝石鑑別書を作成するようなタイプの鉱物ではない事から主にタリテラ・アゲートまたはツリテラ・アゲートの通称で扱われておりまするよ。

 

この手の鉱物は少しグロテスクだと感じる方もいるので好き嫌いが分かれると思いますが、何千万年も昔、海だった場所が陸地となり、こうして現在では化石や瑪瑙化した鉱物として手に取ったり、眺めたりできるというところにロマンみたいなものを感じるような感じないような・・・

 

ま、この手の鉱物は基本的に個々の趣味嗜好性が出るものの知らないよりは知っておいた方がいいっていうか、ま、こういうものがあるんだなぁ~って感じで知って頂ければいいなぁ~って思っている訳なのであります。

 

 

タリテラ・アゲート


今回、紹介しているルースはサイズ的に装飾品に加工するにも観賞用としてコレクションするにも程良い大きさになりますが、かなり高品質、うん、まぁ、高品質っていうのの基準が分かり難いかと思うのですが、全体的にタリテラの入り方や密度が良くて、大き目のタリテラから小さ目のタリテラまで程良く分散していて、巻貝の断面が綺麗に見える上、半透明~透明の完全に瑪瑙化した部分が見えて、そして地味ではあるものの様々な色合いが確認できるところなんかが珍しいのであります。

 

主に白色の枠線みたいな部分が貝殻になっていて、その中に不透明~透明の瑪瑙化したベージュ~赤褐色系の部分が見え、地色の暗色系になっている部分も拡大して見ると細かな柄模様が見られるのですが、分かりますか?

 

あたし個人的には特に化石の愛好家さんでも蒐集家さんでもなく、ルースの愛好家さんで蒐集家さんのジュエリー製作をしている人なので、何となく好奇心というか興味本位で所有しているだけなのですが、確かにちょっぴりグロテスクな感じがするものの何だか可愛い感じもする不思議な存在なのでありまする。

 

どんな鉱物にしても宝石にしても自然が長い歳月を掛けて生み出されたりしたものなので特に化石系の鉱物だけが特別に太古のものって訳ではないものの何となく感覚的に化石とか瑪瑙化した骨や貝といった鉱物なんかは一般的な宝石とは違った太古のロマン、独特の魅力を感じるような気がしませう。

 

そんなに高価なものではない反面、サイズや柄模様(タリテラの入り方や密度等)、瑪瑙化しているかどうかや色合い等の状態なんかを気にし始めると気に入るルースとの出会いは稀だと思いますから、もし気に入ったものと出会う事ができたら迷わずゲットしちゃって下さいね。

 

うん、まぁ、でも、あんまり好みじゃないって方はスルーしちゃってもいいんじゃないかなぁ・・・

 

 

ツリテラアゲート

 

ちゅ~ような感じで、タリテラ・アゲートの基本的な数値や情報を簡単に紹介しておきます。 

 

【 タリテラ・アゲートの特徴や数値 】 

  • 鉱物名:天然カルセドニー
  • 宝石名:アゲートまたはジャスパー
  • 通称:タリテラ・アゲート、ツリテラ・アゲート
  • 結晶系:六斜晶系、三斜晶系(潜晶質)
  • 産出形状:主に塊状
  • カラー:黒色~暗褐色の地色に暗赤色~白色をした貝殻の化石
  • 透明度:不透明(部分的に半透明)
  • 光沢:樹脂光沢~ガラス光沢
  • モース硬度:6.5~7程度
  • 劈開:通常はなし
  • 断口:小貝殻状~不平坦状
  • 比重:2.58~2.91程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.45程度
  • 多色性:-
  • 分光性:-
  • インクルージョン:化石~瑪瑙化したタリタラ(海産の巻貝)
  • 産地:アメリカ、アフリカ等

 

 

古代の巻貝となるタリテラが化石~瑪瑙化した鉱物になる為、個々のルースによって個体値が大きく変わるので参考程度の情報でありんす。

 

尚、こちらではアゲートやジャスパーを含めて広義の鉱物名となるカルセドニーと記載していますが、半透明となる瑪瑙化した部分が多ければアゲート寄りになり、不透明のものはジャスパー寄りになりまするよ。

 

 

ツリテラ・アゲート


こういう感じの鉱物ってのは知る切っ掛けとか機会がないと知らないままだったりするので、また気が向いた時に何か紹介できたらと思っておりまするよ。

 

ま、いつになるのかさっぱり分かりませんが・・・

 

みたいな。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

おまへ、時々、こういう変なのを持ち出してくるよな?

ΘεΘ

 

変なの言うな!

ΦωΦ

 

いやいや、明らかに正統派な宝石じゃないじゃん・・・

ΘεΘ

 

稀少っていったら稀少じゃんか!

ΦωΦ

 

いや、まぁ、そうだけど・・・

ΘεΘ