猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

アンモライト:Ammolite

アンモライト

 

今回は普通にブログを書いてみようと思っている。

 

ちゅ~のも今回のブログで登場する宝石はインパクトが強いし、過去にブログで登場していない宝石になるから、あんまり余計な事を書かない方がいいかなぁ・・・

 

な~んって思っている訳であります、はい。

 

ま~ま~ルーティーンな感じの事になっている行動なのでいまさら何なんですが、ま、そうですね、大体なんだけど月に2回くらいのペースで宝石の鑑別の依頼と依頼していた宝石を引き取りに中央宝石研究所に行っておるんですけどね。

 

でね、中央宝石研究所とかみたいな宝石の鑑別機関というのはダイヤモンドの鑑定やジュエリー等の製品の鑑別が主体なので、あたしのように色石(ダイヤモンド以外の宝石)のルース(ジュエリーにしていない状態のカット研磨された裸石)を鑑別に出す人は極めて少ない訳であります。

 

中央宝石研究所は宝石の鑑別費用が高い、そして基準が厳しい事から尚の事な訳でありまして、あたしみたく多種多様ないろいろな宝石、ダイヤモンド以外のルースを定期的に持ち込むところは少なくて、そして毎回のようにイレギュラーな宝石、ま、あんまり持ち込まれる事のない稀少宝石であったり、今の時代に見る機会も少なくなった大粒サイズのルースであったりを持ち込む為、ややこしい分析や検査をしないといけないので時間が通常よりも長く掛かる、お預け期間がおおよそ2週間となっている訳なのであります。

 

ちゅ~ような感じで、ま、2週間に一度、月に2回くらいの頻度、雨が降ったり、気が乗らない時は天気が良かったり、気が乗ったりする日に変更するものの何となく2週間おきくらいに中央宝石研究所に行っており、もう何年、や、何十年って感じの付き合いになっている訳であります。

 

で、あるものの中宝研クラスの鑑別機関になると融通は利かない、そこに馴れ合いが生まれないので基本的には淡々と受け付けであったり、引き取りであったり、支払い等を致す訳でありまするが、それでは退屈、面白味に欠けるので、ちゅ~ような中で中宝研の人が驚くような宝石であったり、ルースであったりを秘かに放り込むのが楽しみとなっておるんであります。

 

ちゅ~ても向こうさんは長きに亘って様々な宝石の鑑定や鑑別してきてデータを蓄積、情報を得てきておる訳なので、そんなに驚いたり、強く印象に残せるような特別なものってのは限られておって十中八九は流れ作業的な感じになってしまう訳であります。

 

くっすん。

 

ま、実際、くっすんな鑑別結果になる場合もある訳でありますが、ちゅ~ような付き合いの中で何だか分からないけど十中八九くらいの確率で興味津々、或いは何か分からないけど珍しい、これは・・・って感じの場の雰囲気になる事があったりなかったりする訳なのであります。

 

今回のアンモライトは巨大なサイズって事もあるんですが、やっぱり見た目のインパクトが強い事もあって、普段、あんまり色石に興味を示す事の少ないダイヤモンド派な感じの受付のおねぇ~ちゃんとかが珍しく興味を示し、で、ま、実際に特別なものではあるもののそこは宝石の鑑別が終了、ちゃんとした結果が分かるまで互いにアイコンタクトで頷き合う感じで預けていた訳でおます。

 

ちゅ~ような感じで中宝研さんの人達も少しは楽しんでもらえた感じ、そんな雰囲気となったアンモライトのルースが今回のブログでお披露目される次第でありまする。

 

おや?

 

何か本文を書き始める前にして既にあんまり普段と変わらない雑談の雰囲気がするような文章になっているようなような・・・

 

気のせいですよね?

 

 

 

アンモライトについて

アンモライト

 

アンモライト?

 

え、アンモナイトじゃなくて?

 

ちゅ~ような感じに思う人もおるやもしれませんが、ノンノン、これはアンモナイトという化石にアラゴナイトの薄層が生じた事によって美しい虹色の遊色斑が見えるようになったアンモライトという宝石になるのであります。

 

あれ?

 

アンモナイトは分かりますか?

 

アンモナイトは化石なんかで見掛ける事が多いっていうか、6~7億年とかまえの太古に生息しておった巻き貝みたいな軟体動物となるので化石以外で見る機会はないんじゃないかと思ったりするんですが、そこは神秘の要素、地球、宇宙、時間と空間を超えたところにヒストリーであったり、ファンタジーであったり、何か分からない可能性みたいな事もあるんじゃないかと思う次第でありんす。

 

で、そのアンモナイト、アンモン貝がですね、1970年代後半から1980年代前半に掛けて新しく宝石として認められて、アンモライトという宝石名が誕生したのです、わ~い!

とっても驚き、何ともビバな話しっすよね!

 

 

アンモナイト

 

ま、アンモライトのブログなんですけどアンモナイトの画像も載せておきます。

 

ちゅ~ても原石とか鉱物標本はあんまり持っていないので片面磨きの研磨品、アクセサリー等としても使えますが、どっちかっていうと観賞用な感じ、だったら研磨してなくても良くない?

 

ですよね・・・

 

で、まったく関係ないって関係でもないし、かと言って同じ扱いをする訳にもいかないし、アンモナイトは鉱物、或いは化石として多くの愛好家さんや蒐集家さんがおり、それはそれで非常にファンの多いジャンルに属するものである訳でありまするが、アンモナイトは極めて珍しい稀少な宝石という感じではなくて、もっと何て言ったらいいのかなぁ・・・

 

う~ん・・・

 

ほら、ちびっ子だった頃とかに何かいろいろなものに興味を持ったり、とても無邪気な単純ピュアな好奇心だけで何でも欲しくなって、で、すげぇ~駄々をこねる、或いは欲しいという気持ちを強くアピール、そうした努力の結果、お誕生日のプレゼントであったり、クリスマスのプレゼントであったり、或いは何かの機会で誰かがプレゼントしてくれたり、そういう手に入れる事ができる夢、ドリーム、ロマンの象徴っていうか、ちょっと何を書いているんだか分かんなくなってきちゃったんだけど分かるよね?

 

アンモナイト、それは誰しもが心の底から欲すれば手に入れる事ができる、実現する事が可能、現実的な夢であり、もう叶う事が分かってしまっちゃってると何だか夢って言っちゃっていいのか判断に迷うところもありんすが、ま、巨大なものであったり、形の良いものであったり、すげぇ~化石とかが好きで詳しい人だったら見果てぬ夢を見られる可能性だってあるんでおます。

 

あたしはそこまで詳しくないし、そこまで無邪気にちびっ子の時と同じような無垢な心を維持する事ができなかった、美しくて華やかでピカピカで輝いているものに心を奪われてしまった大人、長く生きると感性も変わるし、ま、それはそれで仕方ない事なんだもん・・・

 

くっすん。

 

 

アンモナイト

 

ま、ちゅ~ような感じで、アンモナイトの事を書き始めると話しが脱線、今回は普通にブログを書いてみようと思ったのにも関わらず的な感じになっちゃうじゃない?

 

や、それはそれで別にいい、特に何の問題もないんだけどさ、ほれ、あたしの心が大人になるに従って無邪気さを失い、純粋ピュア、イノセントワールドの無垢なハートじゃない、じゃなくなった感、そういう事を客観的に考えて、そういう邪念、心の垢とかみたいな感じなんかと向き合っちゃう事になると何だか嫌だ、ちょっと落ち込む、くっすんな気持ちになるじゃん・・・

 

やっぱさ、こういうくっすんにくすんだ保護色っていうの?

 

まだ、これ反面磨きにしているから何だけど何にも磨いたりしていないアースカラー、土色、或いは褐色、いや、もう黒色かもしれないけど、そういう地味な色合いが何かこう気持ちが盛り上がらないっていうか、古代生物の名残り感が強く漂っているのでムードが暗くなるっていうか・・・

 

うん、ま、もちろん、アンモナイトが悪い訳じゃない、ちゅ~か誰も何も悪くない、強いて言うなら天気が悪いんですよね、今日、雨が降っております、とっても熱帯夜になっているのです、はい。

 

何っちゅ~か、こう、あたしも無駄に長生きしちまったなぁ・・・っていうか、ただ生きているだけです、もう、あたしなんかはアンモナイトがただそこに存在しているのと同じくらいに存在しているだけ、そのような感じだったりみたいな事を書き始めると話しが脱線、ぐんぐんとムードが暗くなってきちゃったから、ちょっとアンモライトの方の話しに戻しちゃってもいいっすか?

 

 

アンモライト

 

やっぱ、アンモライトすげぇ~なぁ・・・

 

この派手と表現してもいいんじゃないか的な華やかさ、ま、ちゅ~てもアンモライトの全てがこのような美しさを持っている訳ではなく、そこは自然、ものすごい長い時間を経て誕生した宝石である訳でおますから、いろいろなグレードがありまするが、これは別格、ちょっとばかり特別なルースだと思って下さいませってな感じ?

 

アンモライトは構造的に薄膜というか薄層になっている上、そんなに頑丈ではない、や、どっちかっちゅ~とデリケートな宝石になるので薄膜、薄層になった遊色斑の部分を土台になる黒色~黒褐色系の他の鉱物に重ね合わせた二重構造になったダブレットや表面を水晶等で覆った三重構造になったトリプレット等の状態になったものがルースとしては多くなるのであります。

 

もっと細かく評価しちゃうと遊色斑の色が多彩で特に青系や紫色系の色合いが見られる事であったり、同時に何色もの色合いが見える事であったり、或いは遊色斑の細かさ、ま、これは好みもあるんですが、ま、そういうのとかもあってですね、このような大きなパターンで多彩な色合いが同時に見えて、んで以って、青系~紫色系の色合いまで見える天然未処理、カット研磨以外の処理が施されていない状態のルースは極めて貴重、珍しいという訳なのでありまするのでありんす。

 

母岩が付いた状態でカット研磨された厚みのあるルース、或いはダブレットやトリプレット等の処理が施されていないルースっていうのは珍しい、あたしのようにルース至上主義、大粒なルース派じゃないと加工しない、もうアンモナイトの形をしたアンモライトの状態で恐ろしく貴重、もったいないという感じになる訳であります。

 

この辺りも好みというか嗜好性というか何って表現したらいいのか分かんないんだけどね、そういう事も含めてあたしなんだよなぁ・・・って感じでごじゃるよ、はい。

 

 

アンモライト

 

【 アンモライトの特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然アンモライト
  • 宝石名:アンモライト
  • 結晶系: 非晶質
  • 産出形状:脈状、小団塊状、塊状
  • カラー:遊色効果
  • 透明度:不透明
  • 光沢:ガラス光沢または樹脂光沢
  • モース硬度:4程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:2.70程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.52~1.62程度
  • 分光性: -
  • インクルージョン: -
  • 主な産地:カナダ
  • 代表的なカット:カボッションカット、バフトップ、不定形

 

 

ちゅ~ような感じで、七夕も過ぎちゃったし、ま、暑中お見舞い申し上げます的な時期となった訳ですが、ちゅ~てもですね、まだ、そんなに暑くない、や、6月には暑い日、ちょっとした夏、セミ・サマーな感じの日もあったんですけど、ちょっと今年の7月は気温が低くて涼しいからね、お江戸は。

 

でもでも、暑い時期、ま、これから夏に向かって徐々に元気を失う、エネルギーが不足、スタミナに難ありなあたしはブログを書くペースどころかツイッターをするペースさえも鈍化、生きているのかどうかも分からない感じの低浮上になるやもしれませんで候な訳ですが、気が向いた時に何となくブログを書いたりするかもしかキック。

 

じゃ、ちゅ~訳でいい感じの夏をお迎えしてですね、そしてサマーライフをお過ごし下さいませ。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

何か普段のブログよりも雑談が多くなってない?

ΘεΘ

 

いや、ギリギリなところでセーフ。

ΦωΦ

 

おまへの解釈じゃん・・・

ΘεΘ

 

おまへって言うのは良くないらしいよ。

ΦωΦ

 

不自由な時代になっちまったなぁ。

ΘεΘ

 

ノーコメント。

ΦωΦ

 

ズルい!

ΘεΘ