猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

新潟県:佐渡錦紅石の勾玉

佐渡錦紅石

 

ここ最近、お江戸では東京ラブストーリーを再放送している。

 

えっ?

 

東京ラブストーリーを知らない?

 

う~ん・・・

 

あらすじ的には、感情の起伏が激しい肩パットの話しになるかなぁ・・・

 

このドラマが放送されてた当時はスマフォとか携帯電話が一般に普及してなかった時代になるので、現在のようにリアルタイムに気軽にコミュニケーションが取れなかった訳であり、何かと円滑な情報交換ができなかった、行き違いとかすれ違いがあった訳ですが、それが理由なのかどうかは知らないけど登場人物の感情の起伏、その浮き沈みが半端ないのです。

 

そして、その状態は必然的に緊張感を生み出し、張り詰めた緊張感のメタファーとしての肩パット、つまりは肩パッターというファッション的な文化が生まれ、颯爽と肩で風を切って歩いている姿、その様な姿であったり、或いはダブルのスーツ、スーツの襟のデザインが極めて特殊、ま、そもそもシルエットが現在とは異なっている訳ですが、それは、もう、あの日あの時あの場所での話しなんじゃないかなぁ・・・

 

みたいな。

 

ちゅ~ような感じで、こんにちわ、或いはこんばんわ、や、どうもです。

 

ま、あれっすよね、何ちゅ~か、こう、古い記憶、もう想い出としても滅多に思い出す事のない事とかで何かの拍子に懐かしく想い返すような事っていうのは、基本的には浅い眠りの中みたいな感じ、薄っすらとした靄の中にあってこそ美しいというか何ちゅ~の?

 

時が流れて時代も変わり、自分自身も変わってしまった後で鮮明に見る事ができても必ずしも感動するとは限らず、ま~ま~の確率で想い出のままにしておけば良かったと思うんですが、そうでもないの?

 

分からないけど・・・

 

ま、ま、ちゅ~ような感じで東京ラブストーリーの再放送を観たのですが、時代や空気感の違いを感じ、懐かしいでおます、あぁ、懐かしいでございます的な感じはあるものの何だか違和感、不思議な感覚もあって、あの日あの時あの場所でな感覚は皆無、とっても微妙な気持ちになりました。

 

いろいろ想い出したりはしましたけどね。

 

人生、それは時間の積み重ね、経験した事や感じた事の蓄積、そんな感じの中での変化や考え方とかがあって今現在、明日くらいの事、一週間くらい先の事くらいは何となく想像できるかもしれないけど未来の事は分からない。

 

分かるのは過去を通じての今現在の事だったりし、それでも曖昧な事とか不確定要素とかは多いんだから何にも分かりません。

 

だから・・・何?

 

だから何って話しでもないっていうか、また何となく思った事を書いて訳が分からない状態になってしまっている訳ですが、この文章を書き始める時に何を書こうと思って書き始めたのかすら定かではない・・・

 

あれ?

 

いつも通りに無駄話から話しが脱線、収拾がつかない状態になってしまっているので、とりあえずはですね・・・

 

未完という感じでいいですかね?

 

 

新潟県:佐渡錦紅石を使った勾玉 

佐渡錦紅石

 

恒例ですが、佐渡錦紅石についての紹介をしないと何の事だか分かんないっすよね・・・

 

ちゅ~ような訳で、まずは「佐渡錦紅石」について簡単アバウトに触れおきまする。

 

鉱物名:天然カルセドニー(玉髄)

宝石名:ジャスパー(碧玉)

その他の名称:クリプトクリスタリン・クォーツ(潜晶質石英)

結晶系:六方晶系の潜晶質

産状:塊状、乳房状、腎臓状、鍾乳状、円礫

色:様々な色合いが主に不透明石

透明度:不透明

光沢感:ガラス光沢

モース硬度:6.5~7

劈開:なし

 

広義の鉱物名となるカルセドニーが潜晶質石英(結晶質ながら極めて微細な結晶粒の集合体で結晶粒の認識が困難な程に微細な構造)となり、色合いや透明度によってカルセドニー、クリソプレーズ、カーネリアン、ブラッドストーン、アゲート等の様々なバリエーションに分類され、その中でも不純物の含有によって不透明になったものがジャスパーと呼ばれます。

 

ジャスパー自体は宝石というよりも天然石として扱われるタイプの鉱物となり、日本では装飾品だけでなく、赤玉石、錦石、出雲石といった産地特有の名称を持った観賞石としても珍重されてきました。

 

今回の錦紅石は、国産の観賞石や水石の中で色彩石としては特に古くから愛好家さんや蒐集家さんに珍重されてきたものとなり、その中でも佐渡から産出するものには岩谷口五色や五色メノウの別名を持っています。

 

前回のブログでも書きましたが、国産鉱物の場合、宝石学や鉱物学とは関係なく独特の佇まいや趣きを重視し、姿形や色合いや造形等の日本的な美意識によって古くから観賞石や水石といった飾り石の文化があったんですよ。

 

 

佐渡錦紅石

 

透明石や半透明石と違って見た目の色合いやコントラストがポイントとなる錦石系のジャスパーですが、酸化鉄の含有によって赤色~赤褐色系の色合い、緑泥石の含有によって緑色~濃緑色系の色合い、水酸化鉄の含有によって暗黄色~黄褐色系の色合いとなり、白色系は主に不透明の石英となり、これらが混じり合う事で独特で個性的な色柄模様となっています。

 

色と含有成分の関係

酸化鉄:赤色~赤褐色系

緑泥石:緑色~濃緑色系

水酸化鉄:暗黄色~黄褐色系

白色:透明度の低い石英等

その他:様々な含有物や上記のタイプが混在した色合い

 

 

均一の色合い、或いは均一性の高い含有成分だけの単色系のタイプと違って複数の色合いが入り、鑑賞性のある柄模様をしたものが好まれますが、その用途は主に観賞用になる為、あまり勾玉といった装飾品に加工される事はないかもしれません。

 

 

佐渡錦紅石

 

不透明石が基本的にジャスパーと呼ばれるのですが、錦石のような混色系の場合、部分的に透光性があります。

 

不透明石ならではの濃く鮮やかな色合いもありますが、見た感じは透光性があるようには見えないにも関わらず、こうして透光性があると何だか知られざる魅力を発見したような気持ちになります。

 

佐渡は赤玉石や錦紅石といった不透明なジャスパー系の観賞石が多く産出し、それらは富山県~新潟県に掛けてのヒスイ海岸であったり、東北地方の日本海側の海岸線でも打ち上げられるので、大きな塊りは何ですが小さな石コロなんかは海岸で採取する事もできます。

 

 

錦紅石

 

こちらも同じく佐渡錦紅石の勾玉ですが、先程の勾玉よりも色味が少ない分、少し透明度を感じる部分が混在する事で複雑な柄模様になっています。

 

錦石や赤玉石といったジャスパー系の鉱物は比較的に大きな塊りで採取できる場合が多くなるので、勾玉も少し大き目のサイズにする事ができるのですが、色柄模様の入り方とかもある為、この辺りは製作者さんのセンスが出ますよね。

 

錦紅石

 

最初の勾玉よりも全体的に透光性があり、鮮やかな透光色となっています。

 

国産鉱物の場合は自らの手で採取する楽しみもあり、そんなに気軽には行けない場所だったりも多いですが、ほら、今、フォッサマグナミュージアムと糸魚川で宝石の国のイベントを開催中じゃん?

 

日程とか天候とかもあるけど、もし時間があればヒスイ海岸では、ヒスイやネフライト、コランダム、ガーネット、プレナイト、クリソプレーズ、アゲート、ジャスパー等の様々な国産鉱物が探せるので是非、お試し下さいませ。

 

でも波打ち際は波に浚われたり、波を被ったりする危険もあるので十分に注意して下さいね。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

以上、新作の勾玉シリーズでした。

ΘεΘ

 

短期の集中掲載でありました。

ΦωΦ

 

不定期のね。

ΘεΘ

 

そう、不定期の短期集中連載です。

ΦωΦ

 

ハンター×ハンターみたい・・・

ΘεΘ