いやね、これはもう今に始まった事ではないのですが、技術っちゅ~のは一度、弾みが付くと加速的に進歩するって事を今、実感しているっす。
どっちかっちゅ~と気に入ったモノを長く愛用したいタイプなので新しいモノにどんどんチェンジしていくのは不得手なものの現代社会ではモノのライフサイクルが短くなっておるから、どんどん廃版・・・ならマシな方でメーカー自体が統合したり消滅したり何もかんもがスピーディ。
え?
最初から消耗品、減価償却って考えればいいの?
割り切りが凄いな・・・
ドライっすね。
ま、ま、ちゅ~ような考えも必要なのですが、使っていく中でモノに対する愛着ちゅ~のも出てくるし、そこには機能とか性能とかだけではなくて何っちゅ~か、いい感じの関係みたいなのが生じるじゃん?
いや、何となくだけど・・・
ちゅ~ような訳で、ずっとですね、RICOHのCXシリーズのデジカメを愛用しておった訳っすが、さすがに結構と前に廃版、いや、何台ばかり買い替えてきたのか定かではないんだけど生産中止、廃版になってからも地味に買い替えて愛用していたんだけど、もうRICOHブランドのデジカメってないんちゃう?
まぁ、ほんと時代の節目っちゅ~か、家電とか半導体とかだけじゃなく、いろんなメーカーや事業が変わってしまったっすよね・・・
すまぬ、ちょっとばかり感傷的になってもうた。
ちゅ~ような感じで何年も前の機種を新しく買うのも難しいから仕方なし、OLYMPUSのTG-5ってのに買い替えたのです。
そしたら、ま、当然ですがデジカメとしての性能が違う、さすがに現行機種だけあってルースやジュエリーといった小さなものの接写撮影をすると以前のRICOHのデジカメでは写す事ができなかった細部、インルージョンとかの世界まで綺麗に撮影できるんですよ!
ちゅ~ような感じで、ま、折角、インクルージョンの撮影までできるのであれば・・・という事であんまり出す気のなかったデマントイド・ガーネットを撮影してしまい、もう販売しちゃう事にしちゃったんだ。
ルースやジュエリー等の商品撮影の場合、ま、人によって違う方法、考え方があるもので一眼レフなんかを使う人もいるし、スマフォのカメラで撮影しちゃう人もいるから、ま、ま、そこは現物に近い感じになればいいんだけど、ルースやジュエリーの場合って接写するとカメラの影とか或いは表面にカメラとか自分の姿なんかが写り込んでしまうから何とも難しいって思うっす。
新しく使い始めたOLYMPUSのTG-5だと確かにインクルージョンの世界とか顕微鏡レベルでの撮影ができる反面、それだけ画質全体が明るくなっちゃうっていうの?
ま、調整すれば違うのかもしれないんだけど、説明書を読んだら結構、最初の方に何だかスマフォと連動させて何とか・・・とか、GPS機能を使って何とか・・・とか、いや、そんなん必要ないっちゅ~か、そもそもスマフォをそんなに使っていないっす・・・
え?
何、これ、スマフォの使い方から覚えないとあかんやつなん?
みたいな感じで躓いております。
ま、そもそもルースとか指輪とかのジュエリーとかサイズ的に大きくても数センチのものをスマフォやパソコンといった画面サイズまで拡大しているので、肉眼では分からない部分まで見える訳っすから、ま、う~ん・・・
結果、なるべく実物に近い色合いが再現できればいい、もう逆にそこが一番のポイントだな・・・ってな感じで、ま、新しいデジカメを使っているんっすけど、うん、きっと、このデジカメだっていつかは壊れ、また違うのに変える必要が生じるとか思うと、やっぱり、そこは何だかんだと言っても変化に対応していくしかないんだよ。
腕時計にしても宝石のルースにしてもジュエリーにしてもメンテナンスとか取り扱い上の注意さえしておけば末長く使ったり、美しさを保ったりできるものの方が好きだなぁ。
ちゅ~ような感じで、以前までのデジカメでは限界があったインクルージョンなんかも撮影できるようになったからデマントイド・ガーネットっす。
うん。
マジ、慣れない機械や道具は使い難い。
くっすん。
デマントイド・ガーネットとは?
デマントイド・ガーネットってのは、多種多様なガーネットっていう鉱物種の中だけでなはなくて、世界各地の様々な宝石や稀少宝石の中でも別格の稀少宝石として取り扱われている極めて稀少性が高い宝石になってて、多くの宝石愛好家さんや蒐集家さん達の憧れとなっているんっすよ。
そんなデマントイド・ガーネットの中でも1800年代半ば~1900年代の初頭に掛けてからロシア:ウラル山脈で産出した鮮やかな濃緑色をしたルースで、ホーステール・インクルージョンと呼ばれる微細な馬の尻尾のような内包物が入った高品質なルースはアンティークジュエリー等として還流しているか、熱狂的な宝石コレクターストーンとなってますが、ま、個性的で存在感があるので珍重されてきたのも分かるっす。
ガーネットとしては、アンドラダイト・ガーネットの中で緑色をした亜種となるタイプとなり、ロシア産で高品質なデマントイドの産出量の減少に伴って、現在はナミビア産やマダガスカル産のものが中心になっていますが、一般的にはインクルージョンが宝石の価値を損なう場合が多い中、ホーステール・インクルージョンが入っている事で価値が高まる特徴があるっす。
ま、ちゅ~ても見た目の色合いを損なう程のインクルージョンだったり、逆にインクルージョンは入っていなくても見た目の色合いやカット研磨による煌きの美しさが感じられるものなんかもあるので、最終的には好みというかフィーリングになってくると思いますが、デマントイド・ガーネットのポイントとしては、産地&キャラ目&色合い&インクルージョンが重要よ。
もっとも価値の高いものがロシア産で1ct 以上の大きさで色合い的には鮮やかで濃い緑色をしたホーステール・インクルージョンが程良く見られるものって感じになりますが、観賞用のコレクションルースなのかジュエリー等の装飾品として着用される事を目的にするのかなんかで判断してもいいんじゃないかしら?
装飾品にして楽しむ場合は産地やインクルージョンよりも見た目の色合いとキャラ目が重視されると思うし、逆に鑑賞用のコレクションとする場合でも小さなルースではインクルージョンを堪能できないので必然的に1ct 程度の大きさが理想なんですが、色の良いデマントイド・ガーネットで1ct となると殆どない大きさだったりしますが・・・
画像はロシア産デマントイド・ガーネットで1.321ct、ホーステール状包有物が程良く見られる貴重なルースになりますが、以前に1.714ct っていう別格のルースを紹介したので普通に感じちゃったりもするものの当時は撮影できなかったインクルージョンも綺麗に撮影できたので、これはこれでいいかも・・・
とっても綺麗な鮮やかな緑色をしていてうっとりするなぁ・・・
ちゅ~ような事はいい、ま、別にいいんですが、最近、本当に貴重なルースは次の後継者に委ねていかなきゃいけねぇ~なぁ~って改めて思っちょります。
日本はバブル景気という時代があったので、世界の様々な宝石や稀少宝石の占有率が高い、ルースにしてもジュエリーにしてもですが、マスグラバイトのような世界に100pcくらいしかないと言われているような稀少宝石でも1/3くらいは日本国内にあるような感じで、パライバトルマリン然り、パパラチアサファイア然り、ともかくバブル時代にオールド・パライバやスリランカ産のパパラチアといった初期の産地となる素晴らしい宝石や稀少宝石がいっぱいあるんです。
ま、でも考えてご覧、その時代に現役バリバリだった世代は徐々に老い、徐々に世代交代の波が訪れているじゃん?
ご隠居も同じですが、ま、あの世には宝石も持っていけない上、現在は中古品や個人売買や買取業者なんかも多くなったので、どんどん流出しているような状態になっているんですね・・・
ま、しゃ~ない。
それはそれ、いろいろなものが変化するのは仕方がない事っすね。
何だこれ、また何か黄昏てんじゃない?
みたいな感じの話しの流れになってきたっすね。
デマントイド・ガーネットとの特徴
写真はロシア産ではなく、ナミビア産のデマントイド・ガーネットですが、サイズ的にも1ct に僅かに満たない事やホーステール・インクルージョンが見られない 事はマイナス評価になるものの色合い的にはロシア産の最高ランクのタイプに近い事から、かなり総合評価としては高いルースになっています。
さっきも書いたように好みとかの問題もあるのですが、黄色っぽさを感じる黄緑色とか彩度の低いヨモギ色みたいな色合いはデマントイド・ガーネットであっても基本的には高い評価を得難く、キャラ目とかカット研磨による煌きとか他の要素が抜きん出ていないと微妙な感じになっちゃうんですよね・・・
ちゅ~ても1ct を大きく下回った小粒サイズのルースになってもガクっと価値が下がるので、色合いとキャラ目という基準を設定するだけでも選択肢としては少なくなってしまうしねぇ。
ま、ま、どちらにしても宝石の中では高価なものになるので、そんな気軽に手を出せないのですが・・・
【 デマントイド・ガーネット / Demantoid Garnet 】
- 鉱物名:天然ガーネット
- 宝石名:デマントイド・ガーネット
- 補足:アンドラダイド・ガーネットの緑色タイプをした亜種
- 特徴:極めて稀少
- 和名:翠柘榴石
- 結晶系:等軸晶系
- 産出形状:斜方十二面体結晶、偏菱二十四面体結晶等
- カラー:緑色、緑黄色
- 透明度:透明
- 光沢:亜ダイヤモンド光沢
- モース硬度:6.5~7程度
- 劈開:なし(但し、裂開は一方向に明瞭)
- 断口:亜貝殻状または不平坦状
- 比重:3.82~3.85程度
- 偏光性:単屈折性(異常複屈折)
- 多色性:認めず
- 分光性:クロムライン微弱
- インクルージョン:ホーステール状包有物、液体包有物等
- 産地:ロシア、イタリア、ザイール、ナミビア等
- 代表的なカット:特になし
堂々とした存在感のある宝石なのは、もの凄く煌きが高く、このデマントイドという名称もダイヤモンドに因んだものになっちょります。
ま、デマントイド・ガーネットになると緑色系をしたガーネットの石の中でも別格になっちゃいますけど、基本的に緑色をした宝石って種類としては少ない方でエメラルドやヒスイなんかが代表的っすよね。
原色系の色合いをした宝石って緑色に限らず稀少なのですが、中でも赤色と緑色は種類が少ない事もあり、青色や黄色やピンク色や紫色とかよりも選択肢が少ないって特徴があったりします。
こうした貴重な宝石なんかが代々と受け継がれていくような感じが理想なんですが、そういう事を思ったりしているあたし、ご隠居自身が子孫も家族もおらぬという微妙な感じなので、もう、しょ~み、何だか分からないっす。
ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
時代のスピードに取り残されてない?
ΘεΘ
うん、完全に周回遅れ。
ΦωΦ
ジュエリー製作にしてもデジタル化が進んでいるもんね。
ΘεΘ
うん。
ΦωΦ
でも、ま、いいんちゃう?
ΘεΘ
ま、いいも悪いもないんだけどね。
ΦωΦ
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ΘεΘ