世の中は三連休、東京は午前2時、お天気は雨。
ちゅ~ような感じでございますが、2月10日、やっと2017年12月分の各種の支払明細書や入金明細書といった確定申告に必要な全ての書類が出揃った。
会社をしていた頃は規模もあったから会計士さんとか社労士さんとかとの連携は不可欠で何社も設立した関連会社のどれかは必ず決算月になっていたからなんだけど、個人になった現在でも確定申告に関しては税理士さんに頼んでいる。
費用が掛かるし、自分でもできるものの第三者、それもジュエリーとか宝石とかとは何の関係もなく事情が分からない人を通じる事によって客観的な意見が聞けるし、税金等の事は明瞭にしておきたい派なので自分ではやらないんです。
事業のコントロールや状況の把握、いや、ちゅ~かジュエリー製作とか宝石の管理とか自分じゃないとできない、もっと優先順位の高い事が他にあるじゃん?
ない?
ま、ちゅ~ような感じで、まだ確定申告は終わっていないが手元から税理士さんの方に委ねた感があって、何か本当に2017年が終わったというか終わりが近付いたような気分です。
ちゅ~ても何やかんやの打ち合わせとか税金等の支払いとかはまだなので微妙な感じです・・・
最近、鉱物標本とか原石みたいな石に対する興味が高まっているんですが、何ちゅ~か、いろいろな方のコレクションなんかを拝見する内に何となくの好みっていうの?
あたし的に何となく興味を惹かれるものって、ぶっちゃけルースに近いって事に気付いてしまったんだ・・・
だったら、ルースでいいじゃん?
みたいな・・・
ある程度、大きさ的には揃っていた方がいいし、鮮やかな色合いと透き通った透明感、独特の光沢感とかを考えていくとそうなってしまうんだ。
でも結晶の構造美とか標本の景観美とか複数の鉱物によるコントラストとか鉱物標本じゃないと堪能できない魅力もあるから、ま、きっと縁があるんだったらハマってしまう何かとの出会いがあるだろう。
ちゅ~ような感じで、新しい楽しみが見付かりそうな予感がしているのですが、ちょっと蒐集癖があるから怖くもあります・・・
ブログの方は徐々に更新頻度が低下中でございますが、いい感じの週末、休日、連休、そしてバレンタインとかを楽しんで下さい。
それとインフルエンザが流行っているようなので注意してね。
多分、いまさら?
ちゅ~ような話しだと思いますが・・・
みたいな。
フェルドスパーグループ:長石族について
以前にオーソクレースの紹介をした時にも書いたんですが、ま、いいよね?
フェルドスパー(フェルスパーと呼ばれる場合もあります)グループは、和名で長石族と呼ばれるグループ鉱物になり、成分的にカリウム、ナトリウム、カルシウム或いはバリウムのアルミニウム珪酸塩鉱物の事になるんだ。
通常、それらの成分構成によって大きく4つに分類されるよ。
- カリ長石となるオーソクレース(和名:正長石)とマイクロクリン(和名:微斜長石)
- ソーダ長石となるアルバイト(和名:曹長石)
- カルシウム長石となるアノーサイト(和名:灰長石)
- バリウム長石となる セルシアン(重土長石)
最後のバリウム長石は宝石用として用いられる事は殆どありませんが、カリ長石に属する代表的な宝石にはムーンストーン、オーソクレース、アマゾナイト等となり、ソーダ長石とカルシウム長石は、類質同像の置換によって両者が様々な割合で混合したプレジオクレース(和名:斜長石)となる多様なバリエーションのシリーズとなり、いろいろな名称の宝石になるんだよ。
まぁ、あんまり難しい説明をしても仕方がないので、ちょっとアバウトになりますが、このフェルドスパーグループの中で固有の宝石名を持っているものをいくつか紹介しておくね。
- ムーンストーン(和名:月長石)
- オーソクレース(和名:正長石)
- サニディン(和名:玻璃長石)
- アルバイト(和名:曹長石)
- ペリステライト (和名:曹長石の変種で和名なし)
- オリゴクレース(和名:灰正長石)
- アンデシン(和名:中性長石)
- ラブラドライト(和名:曹灰長石)
- ビトウナイト(和名:亜灰長石)
- アノーサイト(和名:灰長石)
- ハイアロフェン(和名:バリウム長石のセルシアンとオーソクレースの固溶体で
和名なし) - サンストーン(和名:日長石)
- アマゾナイト(和名:天河石)
また、これらの中間的な成分のタイプも多く、例えば宝石名が「アンデシン - ラブライドライト」となるようなものもあり、また各名称の宝石に置いてもカラーバリエーション、シラーやキャッツアイ等の光彩効果を持ったタイプバリエーションがある事から、必ずしも個別のルースを正確な固有の宝石名となるとは限らないんだ。
鉱物的にも宝石として個々のルースを鑑別するようなタイプではない為、宝石鑑別費用の方が割高になるものが多く、絶対に特定の宝石という感じで拘るのであれば別途で宝石鑑別をするのが確実っす。
確かに違う宝石の扱いになると残念に感じるかもしれませんが、フィーリングやセンスで何となく惹かれるルースを手にされたのであれば、それはそれで良いんじゃないかしら?
特定の宝石名を持ったタイプに拘るのも楽しいですし、いろいろなフェルドスパーグループの宝石を集めたりするのも楽しいと思うっす。
オリゴクレース:Oligoclaseについて
オリゴクレースに限らず、フェルドスパーグループの鉱物をカット研磨したルースの場合、宝石鑑別書には「鉱物名:天然フェルドスパー、宝石名:〇〇〇」ってな感じに記載される事になり、中間的な成分だと「宝石名:〇〇〇 - 〇〇〇」という感じの記載になるものも多いのですが、オリゴクレースもプレジオクレース(和名:斜長石)の一種になります。
成分によって様々な宝石名となるフェルドスパーグループの鉱物ですが、基本的にはジェム系ではなくてミネラル系の鉱物として扱われてます。
鉱物的には特別に稀少性が高い訳ではない為、知名度が高くて、見た目にも特徴的なムーンストーンやラブラドライトやアンデシンなんかに混在し、そうした名称で流通している事が多かったのですが、最近はミネラル系の鉱物なんかの人気も高まっているので、以前よりも固有の宝石名で流通するケースが増えたっす。
特に知名度が低かったオーソクレース、サニディン、オリゴクレースなんかは、その傾向が強く、ペリステライトは以前はブルームーンストーンと混在していたのですが、やはり現在はペリステライトという名称で扱われる事が多くなったんだ。
ちゅ~ような感じで、オリゴクレースの簡単な説明です。
【 オリゴクレース / Oligoclase 】
- 鉱物名:天然フェルドスパー
- 宝石名:オリゴクレース
- 和名:灰曹長石
- 結晶系:三斜晶系
- 産出形状:結晶は稀で殆どが塊状
- カラー:無色、淡黄色、淡緑色、淡青色、オレンジ色、褐色、赤色等
- 透明度:半透明~不透明
- 光沢:ガラス光沢(劈開面は真珠光沢)
- モース硬度:6~6.5程度
- 劈開:完全
- 断口:貝殻状または不平坦状
- 比重:2.62~2.67程度
- 偏光性:複屈折性
- 多色性:認む
- 蛍光性:認む
- 分光性:特に必要な吸収を認めず
- 代表的なカット:特になし
- その他:光が揺らぐようなシラー(シーン)効果が見られるものがあります。
オリゴクレースの成分としては曹長石(アルバイト):70~90%+灰長石(アノーサイト):10~30%となっているよ。
透明石で色合い的に淡いイエローやブルーといった優しい印象の水面に映った光が揺れるような神秘的なシラー(シーン)と呼ばれる光彩効果が感じられるものがルースとしては評価が高くて好まれますが、成分的に類似しているものの煌びやかな粒子状のアベンチュレッセンス効果が見られるサンストーンもオリゴクレースの一種になるんだ。
ちゅ~ような感じで、フェルドスパーグループの宝石は成分によって様々なバリエーションがある上、色合いや透明度や様々な光彩効果の有無によって同じ宝石名のものでも見た目は全く違う事もあれば、逆に違う宝石名のものでも見た目は殆ど同じように見えるものもあるから、フィーリングが一番じゃないかな?
何だろ・・・
ちゃんとした鉱物的な説明とかしようとしても同じグループのミネラル系の鉱物について説明しようと思うと内容が同じになってしまうね・・・
だから、最初に紹介した時の記事をコピーしちゃったんだけど、手を抜いた訳ではないんだ。
その事を最後に書いておく。
ち~ゆ~。
ΦωΦ
フェルドスパーグループは仕方がない。
ΘεΘ
宝石扱いのトルマリンやガーネットとは違う説明の難しさがあるの・・・
ΦωΦ
同じ種類の石でも見た目の違いもあるからねぇ。
ΘεΘ
でも嫌いじゃない。
ΦωΦ
いつかはね・・・
ΘεΘ