猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ゴッシェナイト:Goshenite

ゴッシェナイト

 

いや、もう過ぎちゃったんだけどね、先日、ほんの数日前、お誕生日だったのであるが、ま、ちゅ~ても何って感じの特別な事があった訳でもなく、あちこちと傷んでいる身体、だいたい、どこかしらが常に痛いんだけど、今は踵と足の甲が何か分からないけど痛い、歩いてなくても普通に痛い。

 

齢は取りたくないものだが、日々、いいや、この瞬間にも時間は流れ、細胞は劣化している訳なので、ま、そのように感じる事自体が齢を取ったが故の話しであって、基本、そういうものだ。

 

無駄にポケットの数が多いイッセーミヤケの洋服にするか無駄にポケットでもない単なるスリットの多いヨージヤマモトの洋服にするか悩んだ末、スリットだらけのヨージの服を着て、もうボタンの数も違う、着る度に変なところから腕が出るような意味が分からぬアシンメトリーな洋服をちゃんと着れてんだか、ちゃんと着れていないんだか分からない感じになっているのだが、東京には様々なファッションの人がいるから、ま、いっか。

 

ちゅ~ような感じで、街に繰り出した訳であるが、街は華やかなクリスマスのイルミネーションに彩られ、夜ともなると忘年会だと思われる集団が賑やかに騒いでおり、あちこちの飲食店から嬌声や奇声や笑い声、街全体も何だか普段よりも喧噪に包まれている。

 

あたしと言えば、踵が痛いし、足の甲が痛いし、す~す~して寒い、ポケットに手を入れると単なるスリットで袋状になっていない、スッカスカの空間、ちっとも暖かくもないというか、そこから逆に冷たい空気が入ってくるのが、す~す~する原因となっているようだ。

 

そして気付けば早いものでもう12月、11月は31日がなかったから腕時計の日付を修正しないといけねぇ~なぁ~って思っておる、今現在、午前2時過ぎなので、腕時計の日付け合わせとかをするには適した時間帯ではないから、腕時計の日付は31を表示している。

 

あたしはシンプルな三針の自動巻きの腕時計が好きなのだが、なかなか気に入るものがなく、ま、どれもデイト表示くらいは付いており、その気になれば気に入るものもあるのですが、それを買ったら絶対に他の腕時計を付ける事がなくなってしまうから、実際、まったく必要と感じていないものの日付の調整だけはしなければならないのだ。

 

メリハリのあるリズミカルな文章ってよりも大人びた感じ、ま、実際、またひとつ齢を取ってしまったので、落ち着いた感じにしようと思ったものの何だか落ち着いた感じではなく、何だか暗い感じになってしまったような気がする。

 

ま、いっか。

 

ちゅ~ような感じで、ゴッシェナイト! 

 

 

 ゴッシェナイト(ホワイト・ベリル)について

ゴッシェナイト

 

ゴッシェナイトについては、以前に「ゴッシェナイト・キャッツアイ」という稀少性の高いゴッシェナイトの中でも特殊なキャッツアイ効果を持ったルースを紹介した際にも触れたので、ちょいちょいと端折りますよ。

 

ちゅ~ても前回はキャッツアイ効果のあるゴッシェナイトだったので、ちょっと書き足りない部分もあったかもしれないし、逆に重複しちゃう部分もあるかもしれませんが、ま、それはそれで良しとして下さいませ。

 

まず、ゴッシェナイトという宝石は、鉱物種としてはベリル(和名:緑柱石)となり、その中で完全に透明無色、つまり、カラーレスのタイプに限定された正式な固有の宝石名となります。

 

ベリルという鉱物の場合、色合いによって異なる正式な固有の宝石名を持つ事が多く、宝石名そのものが知名度の高い緑色のエメラルド、水色系(淡~濃)のアクワマリン、淡いピンク色系のモルガナイト、ネオンピンク色系のペッツォタイト、赤色系のビクスバイト(レッドベリル)といったものが該当する為、色の彩度や含有する成分、それに色の起因となる元素等が微妙に変わるだけ、その大部分は色合い的に薄い色をしている事が多く、こうしたタイプのベリルは固有の宝石名ではなく、鉱物名と同じベリルという宝石名として扱われます。

 

ま、この辺りの事は他のベリル関係の記事やゴッシェナイトキャッツアイの記事なんかでも触れているので、細かく書きませんが、余程、特殊で特徴的なタイプでない限り、ベリルというよりもエメラルドやアクワマリンやモルガナイト等の固有の宝石名を持っている方がイメージが良かったり、何となく誰もがイメージを連想し易いんじゃないかと思います。

 

ちゅ~ような感じで、色合いの濃淡や色の起因となる元素や成分によって何気に多彩なバリエーションを持ったベリルですが、その中でも特に見極めが難しいのが「ゴッシェナイト」と呼ばれる無色透明のタイプになり、ホワイト・ベリルの別名で呼ばれる事もある宝石なんですね。

 

ゴッシェナイト

 

ベリルの中でもアクアマリンやモルガナイトに近い石質を持っている為、エメラルドやビクスバイトやペッツォタイトのようなデリケートさを持ったタイプではないものの透明無色、カラーレスである事がゴッシェナイトと呼ばれる宝石の最大の特徴になる為、ちょっとでも何からの色味が感じられるようなものは宝石鑑別書を作成してもゴッシェナイトの扱いにはならずにベリルの扱いになってしまうのです。

 

総称的な意味合いでは、広義でホワイト・ベリルと言えば殆ど無色で透明なものという解釈もできますが、そこはエメラルドやアクアマリンやモルガナイト等の知名度の高い宝石と同じ鉱物になるだけに宝石としてゴッシェナイトの扱いになるものとベリルの扱いになるものの間には大きな差、そりゃ~まぁ~宝石名が違うって事は価値も違うのも当然なんですが・・・

 

ある意味、ゴッシェナイトはベリルの中で最も宝石鑑別書を作成した時に弾かれるというか地味に完全な透明無色ってのの線引きの難しさを感じちゃう宝石なんですよ。

 

実際、今回はゴッシェナイトの扱いで買い付けていたルースの中でも、ほんの少しばかり何となく淡い青色をしているような気もしなくない・・・というレベルのものは全て弾かれ、ベリルという宝石名となってしまいました・・・

 

まぁ、あたしらのような海外買い付けをしていると照明の関係や限られた時間の中で会場の全てを見回りながら買い付けをするので、どこかで信用取引のような部分があり、ゴッシェナイトに限らず見た目の似た違う宝石だったり、ひどい時には偽物だったりする事も少なくないから、仕方がないといえば仕方がない、特にカラーレス、透明無色の石はね。

 

参考までに以前に書いたゴッシェナイト・キャッツアイの記事リンクを貼っておきます。

 

www.nekoguruma.site

 

 

ゴッシェナイト

 

カラーレス、つまり、透明無色の宝石となるとダイヤモンドという宝石の代表格となる宝石が存在する為、どうしても何らかの色合い持ったものの方が好まれる傾向が生じるのですが、ゴッシェナイト(ベリル)、アクロアイト(トルマリン)のようにカラーバリエーションのある鉱物の中では稀少種として珍重され、固有の正式名称や俗称のような宝石名を持っているものも少なくはありません。

 

どこかにもっと大きなルースがある筈なのですが、透明無色なカラーレスタイプの宝石だけでも相当数を保管している為、ピンポイントで探すのは無理というか、もう諦めちゃってて、いろいろなカラーレスの宝石をランダムに選出して中央宝石研究所で宝石鑑別書の作成をしてもらっている感じです。

 

毎回、中宝研に持ち込むルースの数量が多いので持ち込む時はいいのですが、持ち帰る時には鑑別書もあるから重たいし、毎回、それなりの費用が掛かっているので気も重い。

 

ちゅ~ても年内最後の受付日が決まっているから、今年は後2回ばかり行くだけなので、ま、電車内とか街中とかで風邪とか移されないように注意します。

 

shop-nekoguruma.com

 

ここ最近、商品登録するペースを落としているし、ベリルとかコランダムとかガーネットとかトルマリンとか何気に以前までは細分化しないで同じ鉱物種のカテゴリーにしていたもののカテゴリー分けとかをしていて、ちょっとずつ改良したりもしているんです。

 

点数が増えれば増えるで考える事も多くなり、日々是精進ですね。

 

shop-nekoguruma.com

 

 

ま、ちゅ~ような感じで、ゴッシェナイトの紹介でしたが、やはり、このゴッシェナイトも宝石の国に登場しているキャラクターの名前になっているので、きっと知名度が一気に高まったんじゃないかと思います。

 

そろそろ録り溜めた宝石の国のアニメも観ようと思っていますが、ハマったらどうしよう?

 

みたいな感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

ゴッシェナイトがベリルの鑑別結果になった時って落ち込むよね。

ΘεΘ

 

酷い場合、水晶とかって事だってあるからね。

ΦωΦ

 

ロッククリスタルか・・・

ΘεΘ

 

ちゃんとした宝石鑑別機関の宝石鑑別書が付いた宝石か余程、信頼できるお店での購入をお薦めします。

ΦωΦ