猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

スリランカ産ルビー(セイロン・ルビー):Ceylon Ruby

スリランカ産ルビー

 

ずっとなんだけどね、年がら年中と道路ではガス管だか何だかの工事でアスファルトが剥がされ、また簡易的な感じのアスファルトで舗装され、また剥がされている。

 

古い建物が壊されて更地になり、また新しい建物が建設中、いつになったら終わるのか分からない駅の改装な感じ、いや、逆に永遠に終わらないようにする感じで取り組んでいるんじゃねぇ~のか?

 

みたいな感じで、いつもどこかで何かが起きている訳っすけど、一生懸命に何かに取り組む姿勢っちゅ~のは素晴らしい事だ。

 

ただ問題は完成した姿が見えない、未完成な姿が逆に完成形みたいになってしまっておる事なんじゃねぇ~の?

 

あたしも大人なので暗喩を使う、そこは直接的には書かない、言わないっすけど、ちゅ~ような感じに思う出来事、思う人物、思う行為、思う何かってのを思う気持ちが生じる時ってのがあります。

 

大人は時に比喩や暗喩を使う事がありますが、ど~ですか最近、使ってますか、メタファー?

 

ん、何それ?

 

ちゅ~ような感じで、ピン!とこない、いやいや、何を言ってるのか分からないって感じた人は、エッジが効いてねぇ~っちゅ~か、鈍ら、でも、鈍らって言葉を口に出して言うと言葉の響きで傷付いちゃうから、純って漢字、ピュアって感じにしちゃいましょう。

 

何だかさぁ、鈍ら、その字面や響き的にも鈍ら感、切れ味が悪い、粗末な作りのもの、その鈍らさ加減が程良いエッセンスになって効いているって感じでもない感じのもの、もの、漢字で書くと者でも物でもいいんだけど、ま、そのよ~な見るに堪えないものが多い。

 

それは多様性とか多様化とか、ま、そ~した悪くない側面、見る角度によっては素晴らしい一面でもある訳ですが、アピールすな、表に出るな的なものまでもが現在はアピールしてくるし、表に出てくるから、路地、いや、路地裏だな、日の当たらない場所、人目に触れない場所、薄暗くてジメジメっとした感じの袋小路みたいな場所に破棄して欲しい。

 

ちゅ~ような事を思う時ってあるじゃん?

 

まぁ、年末も少しずつ近付いてきておる訳だし、断捨離、そのようなものを処分、そう思って間違えて純な部分、鈍らじゃなくて純の方を捨ててしまった。

 

慌てて回収したものの一度でも手放した純、それも薄暗くてジメジメとした感じの袋小路みたいな場所に捨ててもうた純は薄汚れちゃって、ちっとも純な感じがしない、埃にまみれて、ところどころ変な染みが残っておって、いや、これは逆に純じゃねぇ~な、見た感じ的に鈍らの方じゃなかろうか・・・

 

ちゅ~ようなプロセスを経て、うん、やっぱ、これは純じゃなくて鈍、鈍らだったって判断して改めて捨てちゃった結果、いや、あれは長い歳月の中で薄汚れちゃってたけど自分の中にあった純なものだった事に気付き、深い悲しみに包まれてしまっています。

 

ま、このよ~な感じで書くとさ、いやいや、そこで深い悲しみを感じるようならば純じゃん、それって純じゃん!ってな感じにも見えなくもないし、ちゅ~か、この冒頭の文章を書く事そのものが鈍らじゃん・・・ってな感じにも見えてきて、結局、捨てちゃったのは純なのか鈍なのか分からない。

 

ちゅ~ような感じで、ま、製作し始めた初期の段階で何だか予感めいた感はあったんだけど、作り掛けのジュエリーが失敗、スクラップはできたもののビルドはできてない。

 

迷わず捨てました。

 

ちゅ~感じ、延々と終わらない感じでジュエリー製作に取り組んでいる姿勢ってのは、あんま分からないんだけど、もしかしたら素晴らしいんでないかい?

 

ちゅ~話し。

 

 

スリランカ産のルビーについて

ルビーやサファイアといった宝石名で呼ばれるコランダムは、古典的な産地から比較的に新しい産地まで複数の産地で産出しますが、産出地によって特性が少しばかり違ってきます。

 

サファイアの場合は、色合いのバリエーションが豊富なので、その傾向がより顕著に見られるのですが、ルビーの場合は赤色という限定された色をしたコランダムになる為、サファイア程の多様性は感じ難いやもしれませんが、ちゅ~ても、基本的な部分で同サイズで同レベルの品質であれば、1ct当たりの価格(専門用語で「ガイ」と呼びます)はルビーの方がサファイアよりも高い、ルビーの方がサファイアよりも稀少性が高く、より高価な宝石として扱われている。

 

ま、ま、あくまで基本的にはとゆ~話しで、サファイアのタイプによってはルビーよりも稀少性が高く、より高価なルースもあるので、一概には言えないのですが、ま、一般的には同じコランダムでもルビーの方がサファイアよりも稀少で高価な宝石って感じになっておるっちゅ~話し。

 

ルビーの産地としては、ビルマ(現:ミャンマー)のモゴック産のルビーが特に代表的な産地で高品質な原石が産出し、その評価も高いものとなり、スリランカ産はモゴック産とは少し違った雰囲気が特徴の産地となり、それ以外ではタイ産、ベトナム産、ミャンマー:モンスー産、モザンピーク産、タンザニア産、インド産、アフガニスタン産といった産地がありますよ。

 

ルビーやサファイアといった宝石(色石と呼ばれる宝石)ルースの場合、こうした産地なんかも大切なポイントで最近の時流である加熱非加熱とか天然未処理とかみたいな人為的な処理の有無よりも評価される場合も多いのですが、ま、そこは時流、ニーズ的な意味合いや価格的な点から、産地よりも人為的な処理の有無に対する意識が高くなっています。

 

実際、全てのルースに産地証明が出せる訳ではない、産地証明という形での宝石鑑別書(厳密には鑑別書ではないのですが・・・)は分析検査に費用が掛かるので、産地証明よりも加熱非加熱検査で非加熱証明をした鑑別書を作成した方が安価な上、販売し易いという理由もあって、それもひとつの判断基準というか選択肢ですよね。

 

ビルマ(現:ミャンマー)のモゴック産で非加熱のルビーでピジョン・ブラッドと呼ばれるような濃い赤色となると別格になり、そのクラスになると産地証明という形での鑑別書を作成する費用は関係ない程の価値になりますが、スリランカ産のルビーは基本的に淡い印象の赤色をしているのが特徴となり、スリランカと言えばサファイアの印象があるように淡い色が特徴になり、でも淡過ぎるとピンク・サファイアの扱いになるので、何気に稀少性が高く好きな人は好き。

 

ま、宝石というのは美しさが全てで、美しいと感じる感覚的な判断は個人差があるので、こうした産地や人為的な処理の有無に拘るのは、かなり宝石について詳しい人、それこそ愛好家さんや蒐集家さんのような方に向いた話しで、品質とかカット研磨の良し悪しが分からないくらいに小さなルースなんかでも構わないって感じであれば、そこまで気にする必要もないかもしれないかも・・・

 

スリランカ産ルビー

 

【 ルビーの基本的な情報や数値について 】 

  • 鉱物名:天然コランダム
  • 宝石名:ルビー
  • 補足:加熱等の人為的な処理が施される場合があります。
  • 和名:紅玉
  • 結晶系:六方晶系(三方晶系)
  • 産出形状:六角卓上結晶、六角柱状結晶、礫状
  • カラー:赤色
  • 透明度:透明~半透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:9程度
  • 劈開:なし(底面及び菱面体方向に裂開)
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.99~4.05程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.757~1.776程度
  • 多色性:強い二色性
  • 分光性:クロムラインを認む
  • インクルージョン:シルク状、結晶、液膜、液体、フィンガー・プリンスト等
  • 産地:スリランカ
  • 代表的なカット:主にファセットカット

 

 

ルビーは産地による特徴が比較的に強い宝石になるので、インクルージョンの項目で記載している「フィンガー・プリンスト」はスリランカ産コランダムの特徴的な液体インクルージョンの分布形態を示す専門用語となり、平面上に指紋を押したような広がりを見せている場合に使われる表現となり、ビルマ(ミャンマー)産のルビーが持つ典型的な特徴となる糖蜜状のインクルージョンは「トリークル」と呼ばれます。

 

ルビーは赤色に限れているので、色の濃さ、色ムラって表現をすると聞こえが悪いのですが、単調な色合いではなくてコントラストがある、具体的にはインクルージョンに起因する複雑な模様になりますが、そんな赤色のコントラスト感、そしてモゴック産のように深みのある印象やスリランカ産のように華やかな印象といった個性があるものが評価が高くなりますよ。

 

スリランカ産ルビー

 

カット研磨のスタイルにもよりますが、ビルマ:モゴック産に比べると全体的に淡い色合いをしており、何となくサファイアっぽい印象のコントラストを持っているルースになります。

 

どのくらい前なんだろう・・・少なくても20年以上は前に買い付けていたルースになり、その当時は日本国内でも加熱非加熱といった処理に対する意識よりも世界的に統一された美しい事が絶対的であるという基準が強かったので、こちらも一般加熱処理が施されたルースになっています。

 

前にも書いたような気がするんですが、加熱非加熱という意識が高まった事で逆に日本には品質よりも非加熱であれば良いみたいな雰囲気になり、それこそスリランカやミャンマーの宝石商なんかは日本国内の一般加熱された高品質なルースを自国に持ち帰り、それ程のクラスでもない非加熱のルースが日本に持ち込むような流れになっちゃいましたね・・・

 

ま、ま、宝石ってのは産出量が少ない、稀少性が高いものなので、既存ルースの還流率が高いのも事実で、還流する事で値が上がる、価値が高まる場合も少なくないものの、日本の場合はちょっと違って、色石に対する評価が低いんっすよね。

 

 

shop-nekoguruma.com

 

 

ちゅ~ような事を意識してルビーのルースを見るとビルマ産(現:ミャンマー)のルビーとスリランカ産のルビーでは雰囲気というか、風情というか、趣きみたいなんが違うのが分かる・・・かしら?

 

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モース硬度の高さや宝石としての美しさとしては、ある意味、色石の代表格みたいなルビーですが、あたしが個人的にサファイアの方が好きっちゅ~事もあって、そんなに多くは所有していないのですが、やはり、ルビーにはルビーの赤色の王者としての貫禄というか圧倒的な存在感があるっすね。

 

ジェムショーとかだと会場で一番、高額なルースがルビーって事も珍しくなく、そんなにポンポンと買い付ける事もできなかったって事もありますが・・・

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

時々、ルビーって気分になるよね。

ΘεΘ

 

何でなんだろうな?

ΦωΦ

 

分からんけど印象的というか存在感が強い。

ΘεΘ

 

宝石って感じのオーラがある。

ΦωΦ

 

いいねぇ。

ΘεΘ