猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

宝石のカービングやカッティング:Carving / Cutting

宝石のカット

 

や、どうも、お久し振りっす!

 

ま、書いているあたしも久し振りな感じがするのでマジで久し振りなんじゃないかと思ったりする訳ですが、ま、ま、時間の感覚というのは人それぞれなので分からないっす。

 

ちゅ~ような感じで梅雨入りしましたね?

 

お天気で雨が降るのか降らないのか微妙な感じの時と違って、もう梅雨入り、逆に雨が降る事を前提にして行動できるし、いやんいやん、雨はいやんなどと言うても仕方がないシーズンでおますから、浴びるように雨に降られて雨は冷たいけど濡れていたいの!

 

みたいな感じでお過ごしになってですね、あとは風邪とかひかないように注意をして雨の日を楽しんで下さいませ!

 

あちらこちらで紫陽花の花が咲き始めていて、あたし、紫陽花の花が好きなので悪くない、雨に濡れて花びらの水滴が滑り落ちるようにポトっとした感じとか見ると可愛い、何て可愛いんだ、ちみ・・・って感じになるんですが、紫陽花は桜と違って散り際が美しくないから見るなら咲き始めの頃がいいっす。

 

ちゅ~ような感じで、紫陽花のように多彩でバリエーションのある宝石とか何となく紫陽花をイメージするような色合いの宝石とかを紹介しようとも考えたんですが、ちょっと趣向を変えてですね、宝石のカットスタイル的な感じでバリエーションを紹介するような感じでいきたいと思います。

 

じゃ、そういう事で、ちょっと梅雨に入ってきます!

 

 

 

いろいろなカービングやカッティングが施された宝石

切子カット

 

このカットスタイルが登場したのは別に最近って訳じゃないんですけどツイッターとか様々な情報発信ツールの影響によって急に知名度が上がり、急速にファンが増えてきた切子カットとなります。

 

甲府のシミズ貴石さんが以前から提案していたスタイルで名前の通り切子のような刻みが特徴となっています。

 

シミズ貴石さんは切子カット以外にも桜カットや桔梗カットやスターカットといったオリジナルのカットスタイルを提案しているのですが、現在は人気で手に入り難いものも少なくはありません。

 

 

切子カット

 

これはブラジル産のレピドクロサイト・イン・クォーツを持ち込んでカットしてもらったのですが、あたし個人的にはそこまで興味がないので現在、ツイッターを通じてプレゼント企画としちゃっているっす。

 

6月10日までだから興味がある人は応募してもいいと思いますが、ま~ま~の応募数になっちゃっているから当選する確率は低い感じになっちゃっております・・・

 

世の中では宝石に限っても様々な宝石が新しく登場するし、カットスタイルなんかも新しいというか挑戦的なものや実験的なものが登場する訳なんですが、一応、一通りは実際に目にして手に取って所有してみないと分からない事があるじゃないですか?

 

そこは好きとか嫌いとか興味があるとか興味がないとかっていう話しではなく、単に意識の問題だったりするので、こういう仕事に携わっているとかじゃない普通の方だったら好きなものだけを愛しちゃっていいと思います。

 

 

切子カット

 

レピドクロサイト・イン・クォーツを使っているという事もありますが、装飾性が強いというか・・・

 

ジュエリーを製作していても思うんですが、装飾性というのは極めて微妙なバランスの上に成り立っているものでして、かなり好き嫌いが分かれる要素になるんですよね。

 

それでも挑戦し続ける事であったり、技術や感性をアピールする必要もあったりするから、好き嫌いが分かれても新しい試みをしたり、商業的な意味合いでもアピールしたりする必要があるので、何かを生み出したり作り出したりする事というのは大変な事なんです、マジで。

 

 

ムーンシュタイナー

 

こちらはドイツのイーダーオーバーシュタイン系の宝石カット研磨をする職人さんというかアーティストさんというか、ちゅ~か、一族というか・・・

 

ムーンシュタイナーという作家さんのカット研磨したモルガナイトになります。

 

商業的に成功して廉価版みたいな感じの作品も多くなってしまったので現在は何にも興味がないのですが、以前は極めてアーティスティックというか、ま、アーティスティックというのは多分にしてマスター○ーション的な感じの要素も出てくる訳ですが、ベリルやトルマリンといった宝石を贅沢に使って壮大なマスター○ーション(表現が悪くて申し訳ないのですが・・・)をできるという事が凄いっていえば凄いところじゃないかなぁ・・・

 

みたいな。

 

 

ムーンシュタイナー

 

ドイツのイーダーオーバーシュタインというエリアは古くから宝石のカット研磨で知られたところで日本の甲府とも繋がりが強く、ムーンシュタイナーも主にシトリンやアメジストやスモーキークォーツ等の水晶系なんかを使った作品はテレビ通販とかみたいな手法で日本でも販売されてきたので何となく知っているかもしれません。

 

作風としては刻みと抉りによる幾何学的なデザインやアシンメトリーなデザインのもの等、パッと見て印象に残るものが多く、ジュエリー向けのルースだけではなくて置物というかオブジェのような巨大な作品もあります。

 

切子カットにしてもムーンシュタイナーの作品にしてもカッター(宝石のカット研磨をする職人さん)の技術と感性によって生み出された挑戦的で実験的なスタイルになって、オーソドックスなスタイルとは一線を画しているんですが、そこら辺りが好き嫌いの意見が分かれるところなんじゃないかしら?

 

 

ムーンシュタイナー

 

シミズ貴石にしてもムーンシュタイナーにしても宝石そのものの美しさとは別の魅力を提案している訳なので、その提案に共感できる人はカービング系のカットスタイルを楽しむ事ができると思います。

 

ん?

 

あたし?

 

あたしは最近の人じゃないし、もう即身仏みたいな感じになっているので何ですが、宝石にはインクルージョンであったり自然の瑕疵であったり、そういう個性があるじゃない?

 

普通にカット研磨しても面白味のない感じの半貴石や量産性のある規格品みたいなサイズの半貴石とかであればカット研磨のスタイルやデザインで遊ぶのも楽しいと思うのですが、もう装飾性を好む年齢でもないので普通にカット研磨されたルースでも何となく魅力的なもの、何か惹かれるもの、ま、感覚的に好きだったり、何か分からないけど妙に惹かれるものなんかがいいなぁ~って感じっす。

 

 

ターコイズ

 

そういう意味ではですね、こういう名もないって言ったら失礼なのかもしれませんが、企業名だったり作家名だったり職人さんの名前だったりが分からない、そういうのを一切出していないけど何だか素朴で何となく優しさを感じるものが好きかも・・・

 

これは見た通りターコイズですが、カービング系のルースで面白さを感じるものは逆に洗練されていない感じのものだったりするようなしないような・・・

 

いろんなものがあり過ぎて自分でも分からないっす。

 

ま、でも結局のところビジネス的な要素が強い、その気配が何となく好きじゃない感じの人なので、ブームとか流行りとか関係なく好きなものを好きなように愛しちゃっている訳でありまする。

 

 

オニキス

 

名もなき職人さんとか名前を出さないで作品を作っている人の作品とかを見て、その作品の魅力だけで惹き付けられるようなのって何だか特別って感じがするっす。

 

えっ?

 

でもない?

 

う~ん・・・

 

ま、時代とか年齢とか趣味嗜好とか様々な要因によって変わってきちゃいますけど、こういう考え方であったりしますから自由、もう好きにしてもらっていいで~す。

 

時代の流れるスピードは速くなる一方で世界は狭くなる一方なので、そこで震える程に感動する何かってのは滅多に巡り会えなくて、そういう感動に巡り会える事を期待しつつですね、ちまちまと自由気ままに好き勝手な感じで楽しんでいく感じでいいんでないかい?

 

 

カメオ

 

カービングにしてもカッティングにしても歴史があるし、奥が深いですし、地域性とかもあるし、そういう様々な事に興味を持つと宝石とか装飾品とかでも違った楽しみ方ができるっすよ。

 

これからだって様々なものを見たり知ったりする事がある訳なので、そういう様々なものに対して素直に感動したり、興味を持ったり、好奇心を刺激されたりしちゃって、めっちゃ楽しい感じに過ごして欲しいと思っております! 


ちゅ~ような感じで、カービングかカッティングとかだけでも紹介し始めたらエンドレスになっちゃう事に気付いてしまったので、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

 

ブログの切り口が広いからダメなんだよ。

ΘεΘ

 

おいおい、ダメって言うなよ。

ΦωΦ

 

いやいや、ブログを書く頻度が低下してるんだから内容重視じゃん?

ΘεΘ

 

いやいや、そんな風に考えてないっすもん・・・

ΦωΦ

 

いやいや、考えろよ。

ΘεΘ

 

厳しいですよね?

ΦωΦ