ち~っす。
ま、ま、宝石ってのは実に様々な種類があるものでして、例え同じ宝石であっても色合いであったりカット形式であったりサイズであったり産地であったりで全く同じものというのは半貴石の規格品くらいなので興味を持ち始めたり好きになったりしちゃうとエンドレスなものでありんすよねぇ。
ちゅ~のも、いや、ほら、ほれ、年度末って棚卸をする必要があるじゃない?
年末年始は銀行の貸し金庫も閉ざされていて入る事ができなくなるので、かと言って年末に膨大な数量の宝石やジュエリーなんかを持ち出してくるもの不安だったりするので、年末の時点でデータ集計だけしておいて先週は貸し金庫で保管している宝石やジュエリーの棚卸をしていた訳なのでありますが、まだまだ未紹介というか販売していないルースやジュエリーなんかも沢山あって、そんなのを眺めながら前述のような事を思った次第でありんす。
年末年始には何となく眺めておく用として機会があればカット研磨してルースとかにしちょうかなぁ・・・って思っていた原石なんかを持ち出してきて眺めておったのですが、ほれ、昨年くらいから何となく鉱物標本とか原石とかのコレクターさん、蒐集家さんや愛好家さんの所有する鉱物標本や原石、全国各地で開催されているミネラルショー等でゲットされた戦利品の鉱物標本や原石なんかを目にする機会が多かったじゃん?
あれ?
知らない?
おかしいなぁ・・・
ブログでも時々だけど書いていたような気がするのですが、そうした鉱物標本や原石なんかのコレクターさん、蒐集家さんや愛好家さんとネットを通じて交流があった関係で少しばかり鉱物標本や原石なんかを意識するようになったんですよね。
でもね、カット研磨されたルースでも実に様々な種類やバリエーションの宝石があり、そのひとつひとつに何らかの個性とかがあって、それだけも手一杯というかエンドレスなのに鉱物標本とか原石とかまで手を出し始めたら収拾が付かなくなってしまうじゃない?
だからね、流石にそれはしない、あくまでもカット研磨されたルースに限定して、それがコレクション向けのルースであってもジュエリー等の装飾品向けのルースであっても、基本的にはルース派でいきまするが、ま、ま、そうした鉱物標本であったり原石であったりの美しさや楽しみ方も知ったような気がしておったりします。
結局、自分が好きなものが好きなんですよねぇ~。
でもカット研磨してルースにするつもりで買い付けていた原石や結晶なんかもあって、そうした中には現在では入手困難なものであったり、心のどこかでカット研磨してルースにしちゃうのを躊躇、保留にしていたりしているものもあって、それはそれで何だかカット研磨とかしないで鉱物標本や原石の状態で販売しちゃった方がいいのかなぁ・・・って考えたりしておった訳でありまするよ。
あ、でも、今回のブログでは紹介しない、そうした鉱物標本や原石とは関係ないカット研磨されたルースを紹介するので、ま、ま、ここまでは雑談みたいなものでありんす!
ちゅ~ような感じですが、カット研磨されたルースであっても紹介しきれない数量になるので、今回は何となくの気分でエメラルドの紹介をする訳でありますが、ここ何年かの間にルースも小粒化、ジュエリーも華奢なデザインのものが多くなり、エメラルドのような正統派で古くから珍重されているエメラルドのような宝石に限らず、どんな宝石であっても大粒サイズのルースよりも小粒サイズのルースを目にする機会が増えたんですけど、その事に気付いていたかしら?
あたし的にはカット研磨されたルース派であると同時に大粒サイズのルース派であるので特徴的に原石や結晶サイズが小さくて小粒サイズのルースしかないようなものを除くと大き目サイズとなるルースの所有数の方が多いのですが、いろいろな宝石を知ったり、興味を持つ切っ掛けになるのは良い事だと考えているので小さなルースでも華奢なジュエリーでも気に入ったものはゲットしちゃってもいいんじゃないかって思っておりまする。
え~っと、今回はエメラルドという正統派の宝石であるので、その中でも評価の高い王道のコロンビア産のルースを紹介しようと思っているのでございますが・・・
ん?
この続き?
そこは本文として今から書いていく感じで~す。
エメラルドという宝石
宝石の中でもダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドのといえば誰もが知っている代表的な宝石となり、透明無色をした宝石の代表格がダイヤモンド、赤色をした宝石の代表格がルビー、青色をした宝石の代表格がサファイア、緑色をした宝石の代表格がエメラルドといった具合に宝石に限らず色を象徴する代名詞のような扱いとなっておりますよね?
実際の宝石では、赤色をしたルビーと緑色をしたエメラルドだけが鉱物的には同じ鉱物でも他の色合いでは異なる宝石名になってしまう限定された色合いの宝石となっていて、ダイヤモンドも透明無色以外のカラーバリエーションがあり、サファイアも青色以外のカラーバリエーションがある事から、ルビーとエメラルドは宝石の中でも色合いが決まっているから見た感じの雰囲気であったり彩度や明度の違いであったりインクルージョン等による個性がポイントになってくるのが特徴っていえば特徴かしら?
特に宝石学では色の基準であったり成分含有率であったりで宝石名が決まる為、あまり淡い色合いや薄い色合いのものとか複数の色合いが混在しているような場合とかは宝石名としてはルビーやエメラルドとはならない為、品質とかサイズとか以前の問題として宝石として稀少なものとなっておりますよ。
上の画像のエメラルドはコロンビア産の大粒サイズのルースになりますが、先細になった先端部分にかけて色合い的にはカラーレス(宝石名としてはゴッシェナイト)っぽい感じになっており、宝石名がエメラルドとなるルースとしては限界的なものとなりまするのでございまする。
あたしのように四半世紀以上もジュエリー製作に携わってきた人、そのような世代の人にとってはエメラルドとは濃く鮮やかな緑色で天然の証しであるカラスと呼ばれる黒色インクルージョンの入った大粒サイズのコロンビア産のエメラルドこそがエメラルドの中のエメラルド!
ちゅ~ような感覚もあったりするのですが、コロンビア産のエメラルドは現在では稀少になってきてて濃く鮮やかな緑色の大粒サイズのルースなんて容易に取り扱えるような価格ではなくなっちゃっている為、その代わりに見た目の景観性が良い感じの趣きのあるルースであったり、ブラジルやザンビア等のコロンビア産以外のエメラルドで楽しめる多様性みたいな感じの考え方や好みなんかでも良い時代になってきたので、いや、やっぱ、宝石って好みとかでいいんじゃない?
ちゅ~ような事を思っているのですが、ま、あたしの場合、でもやっぱりコロンビア産が好きなので、コロンビア産を愛しています!
ちゅ~ような感じで、昔ながらの固定概念というか古い縛りに囚われずに自由に好きな感じのエメラルド、気に入った感じ、何となく惹かれる感じの宝石を蒐集したり愛用したりする事が一番なのでありますよね。
ちゅ~てもですね、エメラルドの場合は原石となる結晶形であったり産状であったりという鉱物的な特徴、インクルージョンや瑕疵が多く色合いが薄いものの方が多いという特性等がある為、鮮やかで濃い色合いのものは稀少で評価が高くなってきちゃうから、やっぱり、そこはスタンダードというか正統派な感じのものが珍重され、特にカット研磨されたルースでは「エメラルド・カット」の通称を持つ程に定番的なスタイルであったり王道的な色合いであったりするものも何だかんだで結局のところは好まれていたりします。
下の画像みたいな感じの隅切り八角形、英語読みだとカットコーナーレキュタンギュラー系のカット研磨が施されたタイプが代表的なエメラルドのカットスタイルになっていて、こちらが通称でエメラルド・カットと呼ばれているくらい古くからエメラルドに施されてきたカットとなっちょります。
エメラルドは産地による特性が強いのですが、鉱物としては瑕疵やインクルージョンが多いので、宝石質となる透明度の高いもの程、そうした瑕疵やインクルージョンが肉眼でも見えちゃうんだけど、それだからこそ鮮やかで濃い色合いというのが大きなポイントになっているんですけど、ま、さっきも言ったように一番大切なのはフィーリングっていうの?
直感的なものや感覚的なものや好みみたいなものだと思うので、カット研磨されたルースの場合であれば確実に宝石鑑別書に記載される宝石名がエメラルドとなるものであれば産地やカットスタイルや微妙な色合いや大きさなんかはお好みでいいんじゃないかしらね。
この画像のエメラルドも先程の画像のエメラルドもコロンビア産となるのですが、色の鮮やかさ、濃さ、透明度といったポイントを重視しているスタンド―ドなエメラルド・カットが施された1ct 程度のルースになります。
エメラルド、特にコロンビア産の場合、1ct 未満なのか1ct アップなのかは何気にひとつのポイントになるのですが、やはり宝石に関してはサイズが大きい程に稀少性が高くなるから、コロンビア産は諦めて他の産地のエメラルドで大粒サイズを検討するというのも選択肢のひとつなのであります。
エメラルドの産地としては最高級というか最上級の扱いとなるのがコロンビア産となりまするが、エメラルドは基本的に世界的にも産地が少ない宝石種となっていて、コロンビア以外ではブラジル、ザンビア、ジンバブエ、パキスタン、ロシア、マダガスカルといった産地のものがありまするよ。
先程、ちょっと触れたようにエメラルドの場合は産地特性が比較的に分かり易くて、色合いやインクルージョン等で判断できるのですが、ちゅ~てもサイズが小さなルースであったり、透明度の低いルースであったり、色が淡く薄いものだったりすると産地がどうこうという話しではなく、ま、何となく気に入った、惹かれた、好きだもん!っていう気持ちの問題となってきますから、やっぱり、結局のところは人それぞれでおますねぇ。
エメラルドみたいに正統派の古くから珍重されてきた宝石の場合、スタンダードなものを知っておく事も判断基準になりまするよね。
ちゅ~ような感じで、エメラルドについての基本的な情報です。
【 エメラルド / Emerald 】
- 鉱物名:天然ベリル
- 宝石名:エメラルド
- 和名:緑柱石
- 結晶系:六方晶系
- 産出形状:長柱状結晶・短柱状結晶
- カラー:緑色のみ
- 透明度:透明
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:7.5~8
- 劈開:不明瞭
- 断口:貝殻状もしくは不平坦状
- 比重:2.68~2.78
- 偏光性:複屈折性
- 多色性:二色性
- 分光性:クロムライン
- 産地:コロンビア、ブラジル、タンザニア、ロシア、ザンビア、マダガスカル、
パキスタン、モザンピーク、南アフリカ共和国、アフガニスタン等 - 代表的なカット:カットコーナーレクタンギュラー系のカット
(通称:エメラルド・カット)
カット研磨されたルースの場合、その多くは一般的に無色透明剤による含侵処理が施されています。
これは瑕疵が多い特徴がある事からオイル等の無色透明な液体を浸透させて透明度を高く見せる為の人為的な処理となりますが、ものによっては無色透明ではなく緑色の液体を使って染色している場合もあるので注意が必要なんです。
ま、ちゅ~ような事を言い始めると中には宝石鑑別機関では宝石名がエメラルドの扱いにならずに単なるベリルの扱いとなるような淡い色合いのもや薄い色合いのものまでエメラルドとして流通しているので何というか・・・何とも言えない。
こちらのルースが猫車さんのオンラインショップで扱っている最高品質で最大サイズのコロンビア産のエメラルドとなっているのですが、今回のブログで紹介した各エメラルドは趣きを重視した個性的なタイプ、1ct 程度の比較的に使い易いサイズのルースの紹介になっていまする。
エメラルドのような緑色、特に濃く鮮やかな色合いをした高品質のエメラルドになる程、存在感が強いというか華やかで目立つ宝石になってくるので、ま、ま、日常使いであったり、ちょっとしたジュエリーとして着用されたいみたいな感じであれば、1ct 程度のものでも十分に楽しめるんじゃないかなぁ~って思いまする。
ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
レッドベリルの次にエメラルドを持ってきたのね!
ΘεΘ
何となくの気分でそうなった。
ΦωΦ
ちゅ~か、今回のエメラルドは販売開始していないじゃん・・・
ΘεΘ
それな、あたしも思ったんだよ。
ΦωΦ
いつ頃に販売開始?
ΘεΘ
う~ん・・・
ΦωΦ
未定なのかい・・・
ΘεΘ