猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

シャトヤンシー(キャッツアイ効果):Chatoyancy(Cat's Eye Effect)

キャッツアイ効果

 

や、どうもどうもでおじゃります。

 

ここ最近は貴金属の地金相場や株式相場に妙味があり、プラチナが何気に安いと感じる水準になっているので、あたし達の業界では依然として高い水準にあるゴールドからプラチナを使ったジュエリー製作へのシフトが激しくなっておます。

 

ちょっとした業界の裏話ですが、ホワイトゴールド(K18)よりもプラチナ(PT.900)の方が使い易い状態、この流れ的には何となく今年のクリスマス頃はプラチナのジュエリー推し、そういうジュエリーが増えるんじゃないかと思ったりしている訳でおじゃる。

 

ちゅ~てもですね、貴金属の地金相場は為替相場とか株式相場とか国際情勢とか世界経済とか様々な要素と複雑に絡み合っている訳なので、来週の話しなんて分からない、ま、分からないもののプラチナの地金を買い付けるチャンスであった、そのようなタイミングであったので今年はゴールドじゃなくてプラチナの地金を買い付けました。

 

より安くなったら、ま、その時の成り行き次第でおます・・・

 

そうした事なんかをジュエリー製作をしていると考えなきゃいけなくて、それが組織、会社、企業、そのような感じで規模、スケール感が大きくなる程、そうした情報を織り込みながら商品の企画や製作や生産数の調整をしなければならなくて、9月末の時点でクリスマス商材なんかはスポット的な商品以外はラインナップが揃った状態にして取引先の予算に組み込ませておかなきゃならないから企業規模が大きくて取引先の企業規模も大きいと何なんでおじゃりますよね・・・

 

今月末くらいに再上場する某アパレルメーカーさんなんかの場合だと入金のサイトが・・・とかで恐ろしく遠い上にグロスメリットを採った取引をする必要があったりするから持ち出しが半端ないし、ま、いろいろとあったり、なかったりする訳でおじゃりますが、こういうエネルギーが必要ないというか、規模感が小さいなりの良さもあり、そこが悪さに見える場合もあり、いや、マジ、いろいろでおますよ。

 

 ちゅ~ような感じの9月下旬、えっ!

 

三連休が二週続いてたの!

 

マジ、知らなかった・・・

 

くっすん。

 

ってな感じでおます中、株式相場も何だか日経平均が24000円台を意識している感じの気配、そんな水準となっているのですが、ま、あれだね、何ていうか、そういう事にも多少の興味とかを持ってた方がいいっていうか、関係ないように見えても関係なくはない事とかも多いから経済新聞は読んだ方がいいんじゃないっすか?

 

そうっすね・・・

 

FGOとかポケモンとかにも興味はあるよ、ちょ~あるんだけど師匠がいない、満足にスマフォも使いこなせていないので、あたし的には新しい若者の文化、いや、もう文化っていうよりも生活の一部みたいなものを何とか習得しようと考えているのであるが、例えばですね、FGOの場合はSONYの株価に対する影響がある訳ですが、そういう風に考えると何となく親しみを感じたり、ちょっと興味を持ったりする事ないっすか?

 

経験がないので分からないんだけど、FGOでガチャってのを繰り返して課金する事で楽しめる感じとか得られる期待感とか残念な結果、期待外れな感じとか、リスクとリターン、博打ではないけど絶対ではないのと似た感じ、同じ感じ、遠からずも当たらず。

 

みたいな。

 

いや、知らないけどね。

 

何となくでおます・・・

 

ん?

 

FGOとSONYの関係性?

 

そこは自分で調べて楽しんで頂く感じでいいんじゃないかなぁ・・・

 

ちゅ~か、何の話しをしていたんだったっけ?

 

う~ん・・・

 

ま、いっか。

 

あっ、そうだ、何でもポケモンにボルトナットみたいな何とかっていうモンスターが出てきて、それが何のか分からないので何とも言えないんだけど、分からない事があるのは気になるし、その事を知らないでいる事実が何だか悔しいような気もしなくはないけど、もう終わっちゃったのかしら?

 

ずっと出てくるモンスターなの?

 

あれ?

 

ポケモンの話しじゃなかったような気が・・・

 

 

いつもの無駄話でおますね。

 

 

 

シャトヤンシー(キャッツアイ効果)について

ゴッシェナイトキャッツアイ

★参考画像:ゴッシェナイト・キャッツアイ

 

 

いろいろな宝石が存在しておる訳ですが、そうした様々な宝石の中でも見た目にも特徴的で知名度の高い代表的な光彩効果として「キャッツアイ効果」と「スター効果」と「カラーチェンジ効果」があります。

 

いや、ま、それ以外にも「テネブレッセンス効果」や「シーン(シラー)」、「ヘイジー効果」とか「遊色効果」とか、さらにアベンチュレッセンスやレインボー等まで挙げ始めるとエンドレスになってしまうから、今回は「キャッツアイ効果」に焦点を絞って紹介したいと思っている訳です、はい。

 

宝石業界では「シャトヤンシー」と表現されるのですが、これはフランス語の猫を意味する「Chat」に由来し、英語では「キャッツアイ・エフェクト」、つまり日本語では「キャッツアイ効果」となるのでありんす。

 

キャッツアイ効果はカット研磨されたルースでしか見られる事の少ない光彩効果になる為、通常は宝石名の後ろにキャッツアイが付いた名称の宝石名で呼ばれます。

 

キャッツアイ効果が生じる原理としては、宝石の内部に平行状の感情包有物や針状包有物、或いは高密度の繊維状組織が内包される事によって、その平行状のインクルージョンに対して直角方向に白い光の線条が現れる為なのですが、キャッツアイ効果を明瞭にするにはカボッションカットにカット研磨する必要がありんす。

 

カボッションカットは石の表面が丸みを帯びた凸型なので石を傾ける事や光の当たる角度を変える事で白い線条が動いて見えるので、広義では変彩効果の一種となりんす。

 

 

f:id:ijeluna:20180923223749j:plain

★参考画像:タンザナイト・キャッツアイ(ブルーゾイサイト・キャッツアイ)

 

 

また宝石の内部にある平行状の管状包有物や針状包有物等の密度やバランスによって綺麗にルースの中心部に一筋の白光が見えるものから斜めに傾いていたり、乱れた白光の筋になるものまであり、また宝石種や石質によって透明感の強いものから透明度の低いものまで存在しちょります。

 

キャッツアイ効果だけの評価で言えば、ルースの中心に一筋の明瞭な白光ラインが見られるものが最高品質と言えますが、宝石のルースとしては見た目の色合いや色の鮮やかさや透明度の高さ等、全体的なバランスも含めて評価が変わりますよ。

 

キャッツアイ効果やスター効果の場合、その光彩効果が見られる事によってキャツアイ石やスター石の宝石名となる為、ルースの裏面は意図的に艶消しの梨地仕上げに研磨する事で光がルースの裏面から抜けていき光彩効果が弱くなるのを防ぎ、石の色合いを籠らせて濃く見せるのと同時にキャッツアイ効果やスター効果が明瞭になるように工夫されている事が多くなりんす。

 

その為、透明感の強くて色合いが濃くてルースの中心部にキャッツアイ効果やスター効果が明瞭である宝石ルースは稀少性があり価値が高くなりんすよ。

 

 

トルマリンキャッツアイ

★ 参考画像:トルマリン・キャッツアイ

 

 

今回はキャッツアイ効果の紹介なのでスター効果の方は省略、また次回のブログで紹介しますが、どちらも見た目に特徴があり、猫の目(目とか眼とか瞳とかを象徴する光彩効果)や星を象徴する光彩効果は古くから神秘性を持った感じの意味合いでも珍重されていましたし、実際に単色でファセットカットに研磨された宝石に見られる輝きや煌きとは違った独特の美しさがあるし、宝石種によっては稀少なタイプになる場合も多い事から好きな人は好きなのでありんす。

 

ま、あたしも好きな人なのでありんすが・・・

 

あんまり関係ないんですけど単純にキャッツアイという名前の宝石は存在しないんですが、一般的には単純にキャッツアイという宝石は「クリソベリル・キャッツアイ」の中でも蜂蜜色~乳白色の色合いをしたものの通称となりんす。

 

もちろん、正式な宝石名は「クリソベリル・キャッツアイ」になるのですが、古くからの慣習でキャッツアイと呼ばれる事が現在もありんす。

 

キャッツアイ効果は普通に自然光でも分かるのですが、写真撮影をする際にはピントが合い難い事からペンライト等、単独でスポット的に光が当たる光源下でキャッツアイ効果を明瞭にして撮影すると分かり易いでかもしか。

 

あたしはあんまり気にしていなかったのですが、最近は少し気にするようになり、こうしたライティングでの撮影もするようになりんした・・・

 

でもね、あんまりライティングとか撮影した画像重視にしちゃうと実物と違った印象に見える場合も多くなってくるから、その辺りは悩み中っていうか、ま、そういう意図的にキャッツアイ効果を明瞭にして撮影する事もあれば、そうじゃない事もあるという中途半端な感じなのありんす。

 

まぁ、ルースの表面に反射している照明の形状を見れば分かるんじゃないかなぁ・・・

 

ん?

 

何の話しだ、これ?

 

 

クリソベリルキャッツアイ

参考画像:クリソベリル・キャッツアイ

 

 

キャッツアイ効果が見られる宝石いろいろ

エメラルドキャッツアイ

★参考画像:エメラルド・キャッツアイ

 

 

キャッツアイ石はスター石と並んで古くから区別されて珍重されてきた光彩効果になるので、いろいろな宝石にキャッツアイ・タイプがあって全部は紹介できないので抜粋となりんすよ。

 

稀少性の高さくらいなら補足で書けなくもないけど、宝石そのものの稀少性とか品質的な稀少性とか色合い的な稀少性とかもあるので、その辺りも説明し難いから省略しちゃいます。

 

とってもアバウトに言えばですね、好きな宝石で普通のタイプが好きかキャッツアイが好きかスターが好きかってな完全な感覚と好みで判断してしまってもいいんじゃないかと思うでありんす。

 

特にキャッツアイやスター石はカットスタイルがカボッションカットになるのでファセットカットを好む人だと見た目の形とかも考えちゃうじゃない?

 

ですが、カボッションカットはキャラ目があってファセットカットのような輝きや煌びやかさが少ないので、ジュエリー等の装飾品にした時の使い勝手の良さであったり、その光彩効果なんかをいろいろな角度から楽しめるから違った楽しみや美しさを感じるんじゃないかなぁ~って思うなりけり。

 

 

アクアマリンキャッツアイ

★参考画像:アクアマリン・キャッツアイ

 

 

ちゅ~ような感じで、全部じゃないけどキャッツアイ・タイプの宝石を紹介しておきまする。 

 

 

【 キャッツアイ・タイプのある様々な宝石 】

 

ベリル各種:エメラルド、アクアマリン、ゴッシェナイト、イエローベリル(旧俗称:
      ヘリオドール )、ペッツォタイト(ベリルの変種)、モルガナイトと宝石
      名は石色と成分によってバリエーションが多いベリル系の宝石は殆どの種
      類にキャッツアイ効果があるものがあります。

 

トルマリン各種:カラーバリエーションが豊富で複数の色合いが入り混じった混色系の
        パーティカラード・タイプ等まで存在するトルマリンの場合も石色や
        成分によりルベライト(赤色)、インディゴライト(藍色)等の正式
        な固有の宝石名を持っているタイプもありますが、基本的に殆どの色
        合いでキャッツアイ効果が見られるものがあります。

 

 

コランダム各種:クロム起因の赤色をしたルビー、それ以外の全ての色合いのサファイ
        アはスター効果の方が見られ易いもののキャッツアイ効果を持ったタ
        イプもあります。

 

 

クリソベリル各種:単にキャッツアイと言えばクリソベリル・キャッツアイの事として
         認識される程、代表的なキャッツアイ効果を持った宝石になり、変
         種となるアレキサンドライトにもキャッツアイ効果が見られるもの
         があります。

 

 

ゾイサイト各種:宝石名としては知名度の高いタンザナイト(ブルーゾイサイト)や他
        の色合いをしたゾイサイトの中でも稀にキャッツアイ効果が見られる
        ものがあります。

 

 

ペリドット:旧ビルマのモゴック産のペリドットから稀にキャッツアイ効果やスター効
      果を持ったペリドットが産出しますが、他の宝石に比べて効果はキャッツ
      アイやスター効果は弱めとなるものの稀産稀少となります。

 

 

ガーネット:アンドラダイトガーネット(俗称:レインボーガーネットも含む)にはキ
      ャッツアイ効果やスター効果が見られるものがあります。

 

 

オパール:遊色効果のないコモンオパールの中にはキャッツアイ効果が見られるものが
     あります。

 

 

トパーズ:主にFタイプ(インペリアル・トパーズ以外のトパーズ)の中にはキャッツ
     アイ効果が見られるものがありますが稀少です。

 

 

ジルコン:あまりメジャーではないもののジルコンにもキャッツアイ効果が見られるも
     のがありますが稀少です。

 

 

スピネル:どちらかと言えばキャッツアイよりスター効果(4条の十字スター&6条のス
     ター)の方が多いですが、スピネルにもキャッツアイ効果が見られるものが
     あり、キャッツアイ効果やスター効果のあるスピネル自体が稀少です。

 

 

スカポライト:色合い的には主に赤褐色系、乳白色系、灰青色系、ピンク色等といった
       色のスカポライトにはキャッツアイ効果が見られるものがあり、その中
       でも赤褐色系はスカポライトという宝石の代表的なタイプのひとつとな
       っています。

 

 

アイオライト:鉱物的にはコーディエライトとなりますが、この宝石にもキャッツアイ
       効果が見られるものがあります。

 

 

ダイオプサイト:主に濃緑石のダイオプサイトにキャッツアイ効果が見られるものがあ
        ります。

 

 

シリマナイト:主に暗褐色~灰黒色の暗色系をしたシリマナイトでは美しく明瞭なキャ
       ッツアイ効果が見られます。

 

 

クォーツ系:クォーツ系ではタイガーアイやホークスアイといった古くから知られるキ
      ャッツアイ効果を持ったタイプから透明~半透明無色(白色)のクォー
      ツ・キャッツアイ、その他にもインクルージョンを起因としたルチルクォ
      ーツのキャッツアイ等、いろいろなキャッツアイ石があります。

 

 

 

ルベライトキャッツアイ

 ★参考画像:レッドトルマリン・キャツアイ(ルベライト・キャッツアイ)

 

 

キャッツアイ石はサファイア、エメラルド、アクアマリン、アレキサンドライト、クリソベリルといった王道の宝石だけでなく、トルマリン、ゾイサイト、トパーズ、ガーネット、オパール、ジルコン、スピネル等の正統派の宝石や様々なクォーツ系のタイプまで幅広く見られるのが特徴となりんす。

 

自然環境の中で誕生した鉱物をカボッションカットにカット研磨する事によって見られる光彩効果になるので、その見え方や明瞭さはルースによって異なり、同じ宝石でも色合いや色の濃さや鮮やかさや透明感によっても違って見えちゃうのですが、キャッツアイ効果が見られる宝石そのものは宝石の種類を問わなければ比較的に入手し易いんじゃないかなぁ・・・

 

ジュエリーにするにしてもルースのままコレクションして観賞するにも楽しいと思うので何気にお薦めだったりするでありんす。

 

ちゅ~か、あたしが好きなだけなのか?

 

 

アレキサンドライトキャッツアイ

★参考画像:アレキサンドライト・キャッツアイ

 

 

いや、最近は商品登録が追い付かないっていうか、ちょっと登録する時間がなかったりしてて何ですが、キャッツアイ効果を持ったいろいろな宝石は猫車さんのオンラインショップでも一応はカテゴリーを分けて紹介しているでありんすよ。

 

shop-nekoguruma.com

 

 

ちゅ~ような感じで、次回は成り行きでアステリズム、スター効果の紹介になるんじゃないかなぁ・・・

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

キャッツアイは好きだよ!

ΘεΘ

 

あたしも好きだよ。

ΦωΦ

 

どの宝石のキャッツアイが好き?

ΘεΘ

 

そん時の気分とかもあるし選べないよぅ・・・

ΦωΦ

 

今の気分だと?

ΘεΘ

 

アレキサンドライト・キャッツアイ!

ΦωΦ

 

いつも好きな宝石のナンバー1じゃない?

ΘεΘ

 

いつも好き!

ΦωΦ