猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

糸魚川ヒスイ:海中採取の勾玉

海中採取の糸魚川ヒスイ勾玉

 

フォッサマグナミュージアムと糸魚川では宝石の国のイベントが始まった。

 

9月中旬にはミネショも開催されるので大勢のファン、宝石の国ファンも鉱物ファンも興味がある、もしかしたら行くんじゃない?

 

時期的にも真夏や真冬ではないので何気に旅行気分で行ってみるのも良いんじゃないかなぁ~って思っています。

 

公共交通機関での移動しかできないと時間の調整とかが必要でお住まいの地域からの移動時間とか現地での滞在時間とかにもよるけど少しタイト、慌ただしい感じになってしまうかもしれないです。

 

ちゅ~ような感じですが、お江戸は何となく秋の気配が色濃くなってきて、音域とかの関係かしら?

 

夏の蝉の声はあんまり聴こえなかったんだけどコオロギ的な虫の声は良く聴こえてくるのは夜だから?

 

いや、もう、まったく気にしていないっていうか、地味に暑さとかは気にするとか気にしないとかじゃなくてダメージとして実感するものの虫の声とかは意識していないと気が付かないじゃない?

 

だって、お江戸だもん・・・

 

聴こえてくるのは人々の喧噪とか車の走行音とかで時折、あ、電車の音・・・みたいな。

 

8月に夏祭りとか盆踊りとかをしているところもあったし、9月も秋祭り的な感じでお祭りが多いみたいで、それというのも電柱とかに祭りの張り紙がしてあるのを目にするからですが、至る所に神社があり、その境界線というか区画みたいなものが分からないから何だかお祭りばかりな気がします。

 

ちゅ~ても神社の場所を把握していないので何にも分からないし、それこそ電車とかで移動が多いと地元意識がないっていうか、いや、そもそも地元じゃない、地元意識が皆無、ニュースとか天気予報とかで東京北部とか南部、関東西部とか東部とか言われても分からない感じです・・・

 

ま、ま、ちゅ~ような感じですが、季節は確実に秋に向かっており、ま、だから何って事ではないんですけどね。

 

みたいな。

 

とりあえずは宝石の国のイベントにいつ行こうかの方が優先、10月28日までだったかな?

 

気分重視なので計画を立てている訳ではないけど混んでないタイミングがいいよね?

 

はっ!

 

10月下旬には宝石の国の9巻、新刊の単行本が発売されるじゃん!

 

予約しなきゃ!

 

ちゅ~ような感じで、雑談は以上です。

 

あわあわ。

 

 

海中採取の糸魚川ヒスイ勾玉(ミントグリーン)

海中採取の糸魚川ヒスイ勾玉

 

現在でも採取する事が可能な糸魚川ヒスイの原石は主に「海岸採取」と「河川採取」と「海中採取」となっています。

 

土地勘があって採取禁止エリアを把握していると河川上流域の山間部での採取もできなくはないものの比較的に気軽に楽しめる方法となると富山県~新潟県に掛けてのヒスイ海岸での海岸採取か青海川や姫川といった河口付近での河川採取となるかしら?

 

そんな感じの中、個人的に楽しく採取にチャレンジできるのは海岸採取だと思っているのですが、ここ数年でも次々とテトラポットが増えて以前にも増して糸魚川ヒスイを採取するのが難しくなり、採取できても小さな原石だったりします。

 

それでも海岸採取の場合、長い間、海中や海底で砂利石や荒波に揉まれる事によって程良く自然研磨された優し気なフォルムと光沢感のものが採取できるので、記念品とうか旅の想い出みたいな感じで何の加工もしなくても可愛らしいのが特徴なんだよ。

 

河川採取の場合は荒々しいゴツゴツとした破砕片や時には持ち上げられないような大きさのものなんかが採取できるのですが、何となく長い間、日本海の荒波の中で揉まれて海岸線に打ち上げられた海岸採取の糸魚川ヒスイの方が妙に愛着が持てたりするのは、あたしだけなのかしら?

 

ただ、海岸採取の場合は気軽な反面でサイズが小さなものが多く、あまり勾玉といった装飾品に加工できるサイズのものは少ないですし、高品質な糸魚川ヒスイとの出会いも限られています。

 

 

海中採取の糸魚川ヒスイ勾玉

 

ちゅ~ような感じで糸魚川ヒスイといっても採取方法や採取場所によって違った傾向のタイプや印象の糸魚川ヒスイとなる訳ですが、一般の方には危険が伴う為にお薦めできないものの海中に潜って海底に沈んでいる糸魚川ヒスイを採取する海中採取の場合、海岸採取と同じように自然に表面が研磨された美しい大き目サイズの糸魚川ヒスイを採取できる可能性があるんですね。

 

海中採取の糸魚川ヒスイの場合、長い間、海底に沈み海中の中で眠っていた場合が多いので、サイズ以外にも潮焼けとか海焼けとか呼ばれる独特の黄ばんだような色合いやヒスイに含まれる鉄分や付近にある他の鉱物による鉄錆のような海岸採取では見られる事の少ない個性的な特徴があったりします。

 

石質であったり、石色であったり、個々の糸魚川ヒスイによって違った個性があり、表面だけが潮焼けや錆が出ているものや内部まで潮焼けや錆が入ったものまで様々ですが、比較的に小さ目で波によって打ち寄せられたり引き戻されたりしている海岸採取の糸魚川ヒスイとは違った魅力を感じます。

 

あたし自身は海中採取はしていないのですが、今回はそんな独特の雰囲気を持った海中採取のミントグリーンをした美しい糸魚川ヒスイ勾玉を紹介しますね。

 

 

海中採取の糸魚川ヒスイ勾玉

 

何度も言うように糸魚川ヒスイに限らず、ヒスイという鉱物は微細なヒスイ輝石が集合した塊状となっているので、他の鉱物や元素といった成分によって様々なカラーバリエーションがある上、完全に不透明なものから透明感のあるものまで様々な石質のものがあるのですが、余程、鮮やかな色合いをしたタイプは除き、基本的には透明感を感じるものや強い光を当たると透光性があるものが高品質なものとして珍重されます。

 

ま、色合いに関しては好みもあると思うので何ですが、透光性の有無は気にされる方が多いと思います。

 

このミントグリーンの海中採取した糸魚川ヒスイの勾玉は石質としては最高ランクとなり、とろみを感じるような透明感と質感に加え、淡いミントグリーンにスポット的に鮮やかなグリーンが入った美しい色合いをしており、海中採取ならではの趣きのある潮焼けが僅かに感じられる稀少で美しい勾玉となっています。

 

糸魚川ヒスイの場合は特徴的にヒビのような石目と呼ばれるものが多く入っているのですが、この勾玉に関しては透光性の画像からも分かるように石目が殆ど入っていないのが分かるかと思います。

 

 

海中採取の糸魚川翡翠

 

あたしなんかは海岸採取の原石みたいに自然に程良く磨かれたフォルムや艶感がある糸魚川ヒスイなんかは勿体なくて何の加工もしないで大切に保管しちゃうので、この勾玉に使った原石なんかも惜しくて加工しないと思いますが、やはり、そこは長年の経験や感性といったもので勾玉に加工する事で本来の美しさが引き立つと判断したんでしょうね。

 

溜め息が出るくらいに美しい勾玉になっています。

 

この品質と色合いの糸魚川ヒスイ原石を採取できたら、もう満足というか、これ以上のものと出会う事はないんじゃないかって思っちゃいますね。

 

海岸採取や海中採取の場合、河川採取等と違って具体的な産地が分からないものが多いのですが、個人的には海岸や海中採取の入りコン沢よりも気に入っているかも・・・

 

糸魚川ヒスイって本当に様々な色合いや質感や個性があって飽きる事がないのですが、これは最高って思うものとの出会いは多くはないので好きになるとハマってしまいますね。

 

 

おまけ:海岸採取の糸魚川ヒスイ勾玉(黒翡翠)

海岸採取の糸魚川ヒスイ勾玉

 

こちらは海岸採取の透光性のない黒翡翠で黒色~墨色をした硬質感が特徴の勾玉です。

 

色合い的に黒翡翠は地味な感じの渋い印象になるのですが、装飾性のある丁字頭勾玉にする事で個性が引き立てられています。

 

黒翡翠は海岸等の波打ち際でも見分けが付き難い色合いになる為、白系等の他の色合いをした糸魚川ヒスイに比べて気付かずに初心者さんだと見落としてしまう事があるのですが、磨き上げると何とも言えない独特の美しさと存在感があるんですよ。

 

海岸採取で糸魚川ヒスイを見付けるポイントは、ひとつは白っぽい色をした石を探す事で、もうひとつは角張った形状の石を探す事なので、どちらかというと形を意識していないと見落としがちかもしれません。

 

特に単色の黒翡翠は白&緑&黒の混色系よりも判断し難いので気になった石を見付けた場合、とりあえずはキープしておき、その乾いた状態で味の素みたいな結晶が見られるかとかを確認したり、いまいち何だか良く分からなければフォッサマグナミュージアムの学芸員さんに確認してもらうといいかもしれません。

 

 

糸魚川黒翡翠

 

ちょっと撮影している手が写り込んでしまって肌色みたいな色が見えますが・・・

 

何となくヒスイのイメージって緑色とかだと思うし、糸魚川ヒスイについて多少の知識がある方であれば白色系とか混色系とかラベンダー系とか青色系とかだと思うので、黒翡翠は知らない人が見たらヒスイって気付かないかもしれません。

 

勾玉の場合、ある程度、形なんかも共通のイメージがあると思うから、黒翡翠の勾玉をしていると分かる人じゃないとヒスイだと思わないかもしれないけど、これ、糸魚川ヒスイなんだよね。

 

ちゅ~ような秘かな楽しみ方もできるのですが、そんな感じの楽しみ方って個人的には好きなんですよね。

 

 

糸魚川ヒスイ黒翡翠

 

糸魚川ヒスイであってもヒスイという鉱物や宝石であっても勾玉という装飾品であっても基本的には好き好きというか、ま、それを言うなら何でもそうなんですが、あたしも実際は何となくのイメージとかでヒスイにも糸魚川ヒスイにも勾玉に特別な興味を持っていなかったんですよね・・・

 

たまたま、ほんと、たまたま、ヒスイ海岸の方に行った時、あたし、あんまり海に馴染みがないから海とか海岸とかに縁がないんだけど何となく海岸線を眺めて波打ち際に近付いたのが最初の切っ掛け。

 

それが今ではすっかりとハマってしまい、こうして現在のような感じになっているので不思議なものです。

 

 

好きなものは多い方が楽しいですね。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

海中採取の糸魚川ヒスイは憧れだね。

ΘεΘ

 

危険だから難しいけどね。

ΦωΦ

 

ちゅ~か、おまへ泳げないんじゃなかった?

ΘεΘ

 

金鎚です・・・

ΦωΦ

 

脂肪がないから海でも沈む。

ΘεΘ

 

それも中途半端にね・・・

ΦωΦ