お久し振りでございます。
お元気にお過ごしでしょうか?
ちゅ~ように感じる程に定期的にブログを書く習慣を失いつつありますが、書くのが面倒とかって話しではなくてね、ブログって比較的に長文で様々な要素を盛り込んで書けるから毎日のように更新してると時に有用な情報であっても気付かない。
なんて事があるじゃない?
あんまり有用な情報とかなんて書いてないじゃん?
ちゅ~ような意見を頂戴すると・・・ぐうの音も出ませんけどね。
ま、ま、ちゅ~ような感じでブログの更新頻度を少なくしたら、これまで日々、或いは短期スパンで次のブログを書いていた時には気付かなかった事、あ、気が付けばもう梅雨の時期になったのね、いや、紫陽花って綺麗だなぁ、ん、夏至だったの?
みたいな日々の出来事じゃなくて、ある程度の期間、それが1週間でも10日間でも半月でもいいんですが、その期間の出来事と感じた事、それらの出来事や感じた事を通じて思った事とかが書けるから、時間の流れを実感するような気がします。
ちゅ~ても日々の中での出来事だって同じですよね?
ちゅ~ような事を言われてしまうとやっぱりぐうの音も出ないんですが・・・
ま、つまり、この冒頭の無駄話となっている文章にしか影響はない話しなので、思い切って何の無駄話もしないで淡々と宝石やジュエリー製作の事だけを書くという選択肢も出てくる訳ですが、やっぱり少しはヒュ~マンを感じる部分がなければ面白味がなくないですか?
えっ?
じゃないの?
いや、まぁ、確かに無駄話の中にヒュ~モアが散り嵌められている訳でもないので面白いっていっても笑えるような話しではないんですけどね・・・
そうだなぁ・・・
う~ん・・・
緩急みたいな感じ?
ちゅ~ような感じで、夏至を過ぎて2018年も半分近くが終わり、ま、見方によっては全ての出来事や行事なんかが平成という時代の最後だったりする訳ですが・・・
いや、ちょっと悪いんだけど、こんな話しをこれ以上、膨らませる必要ある?
カシミール・サファイアについて
カシミールというのは地域名になり、現在はインドとパキスタンの間で紛争地帯になっている地名の事になります。
カシミール・サファイアと言えば美しいコーンフラワーブルーのサファイアや独特の靄に包まれたような神秘的な色合いのヴェルヴェッティ・サファイア等、ダイヤモンドを除く色石の世界に於いてはパライバトルマリンやパパラチアサファイアといった人気のの高い数々の宝石をも凌ぐ究極の正統派な稀少宝石となっているんですよ。
パライバやパパラチアは予算次第となるものの、ある程度は希望に沿ったルースが見付かります。
正統派の宝石ではない稀少宝石であっても同様で例えばマスグラバイトやポードレッタイト等の極めて稀少性の高い宝石なんかは確かに稀少性は高いものの正統派の宝石ではないので需要は限られていますし、なかなか予算を注ぎ込み難かったりします。
そうした意味ではレッドダイヤモンドと同じくらい満足できるサイズと色合いと品質のルースを手に入れる事が困難。
入手するのが難しい正統派の宝石となり、現在というか、ずっと昔から争いが絶えない地域が産地、ずっとずっと紛争地帯となっている上、1800年代の後半には枯渇したとも言われているような状態なので現実的にはカシミール・サファイアを手に入れる為には還流品しかないんですね・・・
様々なカラーバリエーションやタイプバリエーションの存在するサファイアの中では別格で幻のサファイアと呼ばれる程の価格となりますが、基本的には表立って流通する事はない為、殆ど見る機会がなく、もちろん見比べて選ぶというような選択肢はなかったりします。
今回、このブログで紹介しているのはカシミール産でもインド寄りではなくパキスタン寄りのカシミール産のサファイアになり、それなりのルースではあるものの本来の正統派なカシミール・サファイアとは違ったタイプになっています。
宝石鑑別機関で産地証明を出した場合(ちなみに産地証明は非加熱未処理のルースでしか検査できません。)カシミール産(パキスタン)と記載されます。
こちらのパキスタン寄りのカシミール・サファイアの場合、産出エリアによって色合いや雰囲気に違いがあり、南寄りのエリアでは青色系や青が入った混色系、北寄りのエリアでは赤色系や赤紫系の色合いとなり、全般的に単色よりも混色が多く、単色の場合は彩度と明度が低くなるように感じます。
ま、それはそれでサファイアの新たな魅力や個性となっており、正当なカシミール・サファイアとも共通する靄に包まれたような神秘的な色合いも楽しめます。
かなり癖が強いというか見た目の存在感が強い事もあり、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、あたし自身は非常に好きなサファイアになるのでジュエリー等の装飾品にする気もなく、かと言って販売する気もない完全なコレクションとして気になるルースがあれば買い集めているんですよ。
ま、ちゅ~ても何らかの縛りがないと際限なく増えていくので気に入ったルースを4点だけにして、それ以上のルースが手に入ったら入れ替えをするような感じです。
正統派のカシミール・サファイアについて書こうと思うとキリがなくなってしまう程、多くの特徴や独特の美しさを持っているので今回はパキスタン側のカシミール・サファイアの紹介になります。
パキスタン側のカシミール・サファイアであれば流通量としては多くはないものの現在でも入手可能なので多少の選択肢があったりしますが、大雑把に紹介すると色合いとしては紫系の色合いをしているのが特徴になります。
その為、あまりパープル系の色合いを好まない方だとあまり魅力を感じないかもしれません。
【 パキスタン側のカシミール・サファイアの特徴や数値について 】
- 鉱物名:天然コランダム
- 宝石名:サファイア
- 産地名:カシミール産(パキスタン)
- 結晶系:六方晶系(三方晶系)
- 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
- カラー:赤~赤紫~青~青紫系及びそれらの混色
- 透明度:透明(稀にヘイジー効果)
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:9程度
- 劈開:なし
- 断口:貝殻状
- 比重:3.99~4.05程度
- 偏光性:複屈折性
- 屈折率:1.757~1.776程度
- 多色性:やや強い二色性
- 分光性:特に必要な吸収を認めず
- インクルージョン:液体包有物、管状包有物、針状包有物、結晶包有物等
ヘイジー効果というのはムーンストーン等のシラー(シーン)効果のような表面に薄膜状のシルキーなベールが見られる光彩効果で乳白光沢をした靄状の光彩効果になります。
但し、専門的な用語で一般的には宝石鑑別書に記載されない光彩効果になり、これがもし正統派のカシミール・サファイアであるなら決め手となる特徴のひとつとなります。
比較的に多いタイプのパキスタン側のカシミール・サファイアのルースですが、ほぼ単色に見えるものの部分的に青紫系が入っています。
これは特に大粒サイズのルースになる為、透明度よりも大きさを重視しているのですが、重厚感とか存在感とか威圧感が強く、サファイアの持つ洗練されたイメージとは懸け離れた雰囲気になりますね・・・
日本では紫色系でも青紫色は好まれる方が多くなり、赤紫系は少し主張が強いと思われる方が多いので難しい色合いにはなりますが、ゴージャスな色合いです。
横から見た画像ですが、青色系と赤紫色系が混在しているのが分かります。
なかなか写真では美しさや魅力が伝え切れないんですが、何とも雅やかで独特の華やかさを感じるのはあたしだけなのかしら・・・
光を当てるとこんな感じに見えるんですが、シルキーな質感というか光沢感を少し感じられます。
よくよく考えるとパパラチア・サファイアとかキャッツアイとかファンシーカラー等は紹介したんだけど普通のブルーサファイアって紹介したのかなぁ・・・
ほんと自分で書いてて記憶が曖昧というか、もの凄い数量のルースがある上、それを鑑別書の作成に出したり、写真撮影したり、猫車さんのオンラインショップに登録したりしているから分かんなくなっちゃうんです・・・
ま、ちゅ~ような感じで、あたしの大好きなサファイアのひとつでパキスタン側のカシミール・サファイアでした。
ちゅ~感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
非売品のコレクションルースじゃん・・・
ΘεΘ
最近は心惹かれるのと出会わないんだよね。
ΦωΦ
ま、運とか縁とかもあるしね。
ΘεΘ
あたしには運とか縁とかがないの?
ΦωΦ
もう使い果たしたんじゃないっすか?
ΘεΘ