お江戸でも梅雨入りしたようですね。
6月に入ったとは言え、ちっとも雨が降らず連日のように暑い日が続いていたお江戸では、先週末の6月最初の週末に新宿や飯田橋で鉱物関係のイベントが開催されていて、石好きの皆さんの熱気や会場の熱気(行っていませんが何となく・・・)とか、ともかく暑い、暑さを感じる状態が続いておりました。
新宿や飯田橋で開催されていたイベントには大勢の方が行かれていたようで、あたしも気になってはいたのですが、結局は行かず仕舞いでござったで候。
最近はインターネット、いろいろなSNSで鉱物関係のイベント情報や戦利品報告みたいな感じで様々な情報が入ってくるので、そうした情報を目にして行きたい気持ちが高まる場合もあれば、逆に行かなくてもいっかなぁ・・・って気分になる場合もあり、ま、ま、今回は予定が合って気が乗ればという曖昧なスタンスだった事もあり、いろいろな情報をチェックしただけで終わってしまったっす。
ちゅ~ような感じで天候にも恵まれる中、いや、もう梅雨というよりも夏みたいな感じで雨が降らない日々が続いていた訳ですが、そうは言っても時期的にはあちこちで紫陽花が咲いていて、何か、こう、雨は降っていないし、夏のように暑いんだけど梅雨のシーズンなんだよなぁ・・・ってな感じ、ムード、雰囲気もあったり。
あたしは紫陽花は好きな花のひとつで、紫陽花ってひとつの場所にかたまって咲いているから何か目に留まるじゃない?
お江戸の紫陽花は何となく淡色系な感じで、ま、実際には目にする場所とかが限られているからなだけで、咲いている場所や時期によっては違うのかもしれませんが、濃色系の紫陽花をあまり見掛けなく、晴れた暑い日に咲いている紫陽花を眺めていると天候が崩れて少し薄暗い中で雨に濡れている姿の方が似合うんだけどなぁ・・・
ちゅ~ような事を思ったりしながら、暑い日々を過ごしていた訳なのですが、ようやく梅雨入りしたので何となく季節感のズレが修正されたように感じます。
紫陽花って花の色とか種類が微妙にいろいろあって、特に花の色は生えている土壌環境によって違うみたいなので、そういう事を考えると鉱物とか宝石みたいだなぁ・・・って思う事が多く、カラーバリエーションやタイプバリエーションの豊富な宝石っていうとサファイアとかトルマリンとかガーネット等が思い浮かぶんですが、何となくのイメージでサファイアを連想しちゃいます。
ちゅ~てもサファイアにも紫陽花とはイメージが結び付かない色柄模様のタイプもあるから何なんですが、何となく紫陽花なニュアンスを感じるタイプもあるっていうか、これは多分、きっと、紫陽花もサファイアも個人的に好きなので、好きなタイプは所有数も多くなるし、印象にも残るからなんだと思っているっす。
ま、完全に趣味というか好みの問題になるんじゃないかなぁ・・・
みたいな。
ちゅ~かさ、梅雨入りしたのに雨が降らない、ま、梅雨入りしたばかりなので何ですが、天気の良い暑い日が続いて夏みたいっすね・・・
うっ、季節感のズレが修正されていないのか・・・
色とりどりのサファイアのルース
サファイア自体は好きな宝石だって事もあって、これまでも何度も登場というか紹介してきたから詳細とか細かいところは省略します。
こちらのルースは「バイオレット・サファイア」になり、バイオレットってのは青みのある紫色、アバウトな感じで青紫色を指し、パープルは赤みのある紫色、アバウトな感じで紫色~赤紫色の事になります。
コランダムは色相が幅広い上、シルクインクルージョン等による独特の艶感や質感による印象の違いや透明感なんかによる印象の違いが生じ易いので、かなりダークカラーな感じのものから鮮やかビビットカラーな感じのものから淡く優しいファンシーカラーな感じのものまで何でもあります。
ちゅ~ような意味では、紫陽花なニュアンスだけでなく様々なニュアンスのサファイアがあるって事ですが、同じようにカラーバリエーション等の多いトルマリンやガーネットなんかだと発色の強さや光沢感なんかの関係で紫陽花って感じのニュアンスじゃないような気がするんですよね。
【 サファイアの特徴や数値について 】
- 鉱物名:天然コランダム
- 宝石名:サファイア
- 和名:青玉
- 結晶系:六方晶系(三方晶系)
- 産出形状:六角柱状結晶、複六角錐結晶、樽型結晶、礫状
- カラー:無色、青色、緑色、黄色、紫色、黄金色、ピンク色、パパラチア色、褐
色、クロム成分のない赤色、各混色 - 透明度:透明~半透明
- 補足:半透明はスター及びキャッツアイ
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:9程度
- 劈開:なし、底面及び菱面体方向に裂開
- 断口:貝殻状
- 比重:3.99~4.05程度
- 偏光性:複屈折性
- 屈折率:1.757~1.776程度
- 多色性:やや強い二色性
- 分光性:特に必要な吸収を認めず
- インクルージョン:シルク、フィンガープリント、色帯、液体包有物、管状包有
物、針状包有物、結晶包有物等 - 産地:スリランカ、ミャンマー、インド、タイ、タンザニア、ナイジェリア等
多色性に関しては、青色系は帯緑青や濃青色、緑色系は帯黄緑色や緑色となり、蛍光性に関しては産地や人為的な処理の有無によって蛍光性が生じるものと生じないものがありますが、ピンク系~赤色系~紫色系は基本的に含有成分の影響から蛍光性を持ったタイプが多くなるっす。
このルースは「ピンク・サファイア」になりますが、ピンク系の色合いの中でも実に微妙な色相の違いがあって、その中にはパパラチア・サファイアなんかも入ってくるのですが、ピンク、ピンキッシュオレンジ、オレンジピンク、褐ピンクといった感じのものから、紫色を感じるピンク色をしたものまで様々な色相を持っているんす。
おまけに色合い的に鮮やか過ぎたり、逆に透明石ではなく半透明石だったりすると同じピンク色でも印象がガラっと違って見えちゃうので、サファイアとかコランダムの好きな方はなかなか究極のひとつが選べないかもしれないっすね。
あ、あと、ルースなのでカットスタイルなんかによっても印象は変わりますもんね。
ね?
同じピンクでも彩度が違うと雰囲気がガラっと変わってしまうっしょ?
淡い感じのピンク色であっても同じで、サファイア=紫陽花っていうニュアンスってよりも紫陽花みたいなニュアンスのサファイアがあるって感じなのですが、ただ、まぁ、サファイアにもいろいろあるように紫陽花にもいろいろあるので、その辺りは何となくの感性というか直感的なものだったりします。
逆に色合いさえ何となく紫陽花ニュアンスだと半透明石となるスターサファイアでも紫陽花な印象がするような気がします。
こちらは半透明薄青紫色、俗に言うバイオレットカラーのスターサファイアですが、スターサファイアの場合、宝石鑑別書上は半透明という記載がされていても透明度の高いものからパッと見には不透明な感じのものまで透明度にも差異があり、色合い的にも濃く鮮やかなタイプの方がスター効果が顕著な ものが多いので、これまた好みだったりします。
結局は好みなんですよね、マジで。
サファイアを代表する青色系の色合いですが半透明薄青色となる少しばかり淡い色合いをしたスターサファイアのルースっすね。
スターサファイヤの場合、内包するシルク・インクルージョンが発達する事による虹彩効果となるので、シルク状のインクルージョンや独特の絹糸みたいな光沢感、それに色合いが淡色系で透明度の高いタイプだと色帯や様々なインクルージョンが確認できますし、カボッションカットに限定される事もあって、ファセットのサファイアとは違った可愛らしさがあるんだよ。
結構、鮮やかなピンク色を感じますが、こちらは半透明紫ピンク色をしたタイプです。
スターサファイアもカラーバリエーションが豊富なんですが、比較的に流通量が多めなのが薄灰青色~灰色系の色合いや透明感の低い褐赤色、黒色なんかの色合いが多く、パッと見で華やかさや彩りを感じるタイプは印象に残り易いんじゃないっすか?
特にピンク系は優しい色合いの割りには主張が強い、ま、スターサファイアの中では華やかさを感じ易い色合いとなるんだけど、やっぱり、そこはスターサファイアだけにシルキーだから、ま、ギリギリ紫陽花ニュアンスという感じかしら?
ちゅ~ような感じで、お江戸でも梅雨に入ったようですし、これから雨の日も多いと思いますが、月一回くらいの更新ペースだと次回は7月の七夕・・・
いや、いいんですけどね、それはそれで・・・
でも、何か1年が短いというか何というか・・・もう少し、やっぱり月二回くらいはブログの更新をした方がいいのかなぁ~って思ったりしている現在。
ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
サファイア好きだもんね、ちみ。
ΘεΘ
おまへも好きだろ?
ΦωΦ
紫陽花だって好きなんだよ。
ΘεΘ
あたしだって好きだよ。
ΦωΦ
同じ好みなんだねぇ・・・
ΘεΘ
そりゃそうだろうなぁ。
ΦωΦ