猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ロードクロサイト(稲倉石鉱山産:菱マンガン鉱):Rhodochrosite

稲倉石鉱山産菱マンガン鉱

 

ゴールデンウィーク!

 

なんと微妙な響きでしょう・・・長年の間、大型連休こそが繁忙期というスタイルで仕事をしてきた事もあって、かなり持て余すというか途方に暮れちゃっています。

 

いやね、18歳の頃、もう何十年も昔ですが、その頃から四半世紀以上もの間、ゴールデンウィーク、お盆休み、お正月休みといった世間的には連休となる期間は逆に休みどころか休憩時間も取れない程に忙しかった名残りで現在のように実店舗を持たなくなって何年も経過していても世間の様子と気持ちに温度差があるんです。

 

ま、ちゅ~ような感じですが、ゴールデンウィークのような大型連休があったから何かしらのイベントを考えたり、気持ちに張りが生まれたりしていたのも事実で特に嫌な記憶とかはないんですが、如何お過ごしかしら?

 

お仕事をされている方もいるでしょうし、お休みの方もいるでしょうし、お休みはお休みでもバカンス的なお休みの過ごし方もあれば家族サービス的な過ごし方もあると思うのですが、ま、何か分かんないけど充実した感じ、楽しむ気持ちを大事にして記憶に残るようなゴールデンウィークにして欲しいなぁ~って思っています。

 

ご隠居も何年か前までは、何となくの習慣みたいな感じで伊豆の方にドライブに繰り出す習慣が続いていたんですが、だんだんと機動力が低下しちゃってねぇ・・・

 

ま、いろいろ考えちゃいますわ・・・な、お年頃っす。

 

いや、しょ~みの話し。

 

ちゅ~感じの中、ご隠居は普段は仕舞い込んで手に取るどころか目にする事さえない大きな鈍器のような水晶とか鉱物なんかの整理をしてました。

 

大きな石を手にする度に想い出す記憶と過去に過ごしたゴールデンウィークの想い出との狭間で記憶が揺れ動き、ちょっぴりセンチメンタルな気分に浸ったり、忘れていた懐かしい想い出を思い出す事ができて微笑んだり、ま、他人に見せられるもんじゃないっすね。

 

ちゅ~ような感じで整理していた大きな石の中から北海道の稲倉石鉱山産のロードクロサイト、和名:菱マンガン鉱の塊りが出てきたので何となく紹介しようと思った訳っす。

 

ん?

 

水晶とかの方が良かった?

 

めっちゃ重たいし、なかなか写真を撮るのが難しいから、また今度でもいっかなぁ・・・なんて思っているんだけど・・・いいよね?

 

いや、いいも悪いもない。

 

また今度、いつか。

 

そうだな・・・

 

うん、いい感じのがある。

 

てへへ。

  

 

稲倉石鉱山産:菱マンガン鉱(ロードクロサイト)の標本

稲倉石鉱山産菱マンガン鉱

 

ど~ん!

 

薄汚い褐色の塊りみたいに見えちゃいますが、ま、実際にそのように見える訳なので何にも言い返す言葉が思い浮かびません・・・

 

産地は正確には、北海道後志支庁小平郡小平町になり、稲倉石鉱山で採取された非常に古いデッドストックとなっています。

 

国産の菱マンガン鉱としては、この北海道の稲倉石鉱山や茨城県の高取鉱山なんかが有名な産地となってますね。

 

ご隠居の場合、基本的にカット研磨してルースにする事が目的なので犬牙状結晶や菱面体結晶といった結晶形のものよりも塊状で大きな原石が多いんです。

 

 

稲倉石鉱山産菱マンガン鉱

 

手に持った感じで何となくサイズを想像してもらいたいっすけど、重量が1.2kg以上あるので、なかなか大きな原石になるんじゃないかなぁ・・・

 

部分的にピンク色っぽい感じがするものの基本的には枯木?

 

朽ちた樹木の樹皮みたいな感じですね・・・

 

鉱物、特に国産鉱物の愛好家さんや蒐集家さんなんかだと、こういう渋い感じっていうの?

 

侘び寂びを感じる自然な佇まいなんかを好む方も多いのですが、最近は造形美や透明感といった洗練された感じの鉱物標本の愛好家さんや蒐集家さんが多いから、あたしの中では昭和な鉱物標本、武骨な筋金入りの昭和の愛好家さんや蒐集家さんを連想しちゃいます。

 

逆に平成っていうか、最近の愛好家さんや蒐集家さんはコンパクトで高品質、そんなに大きくない代わりに儚さを感じるような繊細な美しさや造形美を持った鉱物標本を好むような気がします。

 

ま、住宅事情とかインターネットによるお買い物とか昭和では考えられなかった時代の変化もあると思いますが、ほれ、ご隠居は昭和の人間なので。

 

 

稲倉石鉱山産菱マンガン鉱

 

色目の見える部分だけをズームウップ、そこだけを撮影した感じっす。

 

あまり鉱物標本には詳しくないので、いろいろと勉強中?

 

いろいろな方の鉱物標本の写真なんかを眺めているのですが、こういうのはこういうので何だか歴史があって、カット研磨しちゃうのは勿体ないのかなぁ・・・

 

ちゅ~ような気分になってしまい、とりあえず、もうちょっと寝かしておくか・・・

 

みたいな感じになってしまいました。

 

ま、ただ寝かしておいても何なので猫車さんで販売してる感じにしつつ寝かすみたいな?

 

正直、ルース以外はあんまり分かんないんっすよね・・・

 

いや、あんまりじゃないな。

 

さっぱり分からないっす。

 

 

稲倉石鉱山産菱マンガン鉱

 

ちなみに反対側は艶やかに磨かれていて、これはこれで観賞石とかコレクションとかにも適しているんですよ。

 

カット研磨してルースにする場合、この赤い色をした部分を使う訳ですが、かなり高品質なルースが何個も取れるだけの大きさなのです。

 

稲倉石鉱山産のロードクロサイトのルースも見ない訳ではありませんが、高品質なものは小さいものが多くなり、ま、大型で高品質な原石そのものの流通量が減ってるから仕方ないんですが・・・

 

ま、ちゅ~ような事とかを考えていると別に急いでルースにする必要もないし、ま、これはこれでいいのかなぁ・・・とか思っちゃうじゃないですか?

 

でしょ?

 

 

稲倉石鉱山産菱マンガン鉱

 

光を当てるとこんな感じなんですが、とても鮮やかで透明感のある赤橙色です。

 

その下のバームクーヘンみたいな褐象牙色をした部分も鉱物的にはロードクロサイトなんですが、ルースにするには地味なので実際のところ、ルースにするなら全体の半分くらいはロスになりますね。

 

側面写真を撮っていないのですが、赤色部分が厚みがある扇形?

 

赤橙色~バームクーヘン~褐色部分にいくに従って厚みが薄くなるので、ロス率が50%くらいで済むんですよ。

 

【 ロードクロサイトの特徴や数値 】 

  • 鉱物名:天然ロードクロサイト
  • 宝石名:ロードクロサイト
  • 別名:インカローズ
  • 和名:菱マンガン鉱
  • 補足:カルサイトとは類質同像
  • 結晶系:六方晶系(菱面体晶系)
  • 産出形状:菱面体、塊状、粒状、鍾乳状、牙状結晶等
  • カラー:ピンク色、ローズ色、濃ピンク色、橙赤色、黄灰色、淡黄色、褐色等
  • 透明度:半透明~不透明、稀に透明
  • 光沢:真珠光沢に近いガラス光沢
  • モース硬度:3.5~4程度
  • 劈開:菱面体方向に完全(75°)
  • 断口:不平坦状
  • 比重:3.4~3.6程度(純粋なものは3.7程度)
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.578~1.840程度
  • 多色性:-
  • 分光性:-
  • インクルージョン:菱面体結晶の集合構造(同心状縞目構造)
  • 産地:アルゼンチン、アメリカ、日本、メキシコ、カナダ、南アフリカ共和国等

 

 

ちゅ~ような感じで、ちょっと交流のある方が北海道に行っており、ふと想い出したので、今回は水晶じゃなくて北海道産の菱マンガン鉱の紹介となりました。

 

糸魚川ヒスイ以外の国産鉱物って特に好んで蒐集していた訳ではないというか、むしろ国産の水晶なんかは興味が低く、ブラジルとかのタイプが好きっていうか、ま、取引先や買い付け先が多かった事もあるのですが・・・

 

だから、あたしの中では少しばかり毛色が違うというか変わった感じの国産鉱物になるんじゃないかな?

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

大きな原石は処分した方が良くない?

ΘεΘ

 

場所を取るしねぇ・・・

ΦωΦ

 

ちゅ~か、そもそも滅多に出して見る事もないじゃん・・・

ΘεΘ

 

だって重いんだもん。

ΦωΦ

 

まったく・・・

ΘεΘ