ルチルも昨年に放送された宝石の国のアニメに登場したキャラクターとなった宝石になりますね。
医療担当というか破損したキャラクターの治療とか修復なんかをする役どころでパパラチアとの関係が何だか切なくて、それまでの少しコミカルでマッドサイエンティスト的な少し癖のあるキャラとのギャップが良かったです。
あたしはまだ原作のマンガを読んでいないのでアニメで放送された分の内容しか分かりませんが、実際には数多くの鉱物種や宝石が存在する中で限られた人数のキャラクターしか登場していないから、どうしてもキャラクターとなった宝石達には感情移入とまではいきませんが、ちょっと特別視しちゃいますね。
ルチルは様々な鉱物にインクルージョンとして内包される事の多い鉱物になり、その辺りの事が治療とか修復とかの役どころになっているのかしら?
違ってたらすいません。
ちょっと勉強不足なので、ちゃんとマンガも読みますね。
ちゅ~ような感じで、まだまだ寒い日が多く、気温や天候的には冬しか感じませんが、それでも少しずつ太陽の昇る時間が早くなり、日が沈む時間も遅くなってきましたね。
確かに寒いのも何だか苦手ですが、冬は冬で冬しか感じられない特別な感覚があるから少し寂しく感じちゃったりします。
ま、ちゅ~ても寒いから何ですが・・・
今月は少しブログの更新ができない感じなので、これまでより更新頻度が少なくなると思います。
でも、ブログを止めるつもりはないから、ほんと気まぐれでいいから何となく思い出したり、気が向いた時には更新チェックをしてみて下さいね。
やっぱり、インフルエンザが大流行しているみたいだし、まだ少し早いですが、季節の変わり目なんかは体調を崩し易いですから、体調管理に注意して元気に楽しく素敵な毎日をお過ごし下さいませ。
ちゅ~ような感じで、今回はルチル(Rutile)についてのブログとなります。
ちょっと短めのブログになりますが、それはきっと、あんまり無駄話がないからなんだよ。
てへへ。
ルチル:Rutileって鉱物&宝石について
多くの人がルチルと聞いて最初に思い浮かべるのは、水晶にインクルージョンとして内包されたルチル・クォーツとかルチレイティッドクオーツと呼ばれる感じのをイメージするんじゃないかな?
それはそれで間違いではありませんが、今回は様々な鉱物にインクルージョンとして内包されたルチルではなく、ルチルという単独の宝石になり、どちらかと言えばコレクターストーンというか愛好家さんや蒐集家さん向けの鉱物&宝石になると思います。
詳細な情報に関しては後程、記載しておきますが、最初にルチルという宝石について少しだけ紹介しておくっす。
ルチル(和名:金紅石)の化学成分としては「TiO₂」となり、これはブルッカイト(和名:板チタン石)やアナテース(和名:鋭錐鉱)と同じで、この三種類の鉱物、ルチル&ブルッカイト&アナテースは同質異像の鉱物となるんだよ。
同質異像とは別名で多形とも呼ばれる化学組成が同一であるにも関わらず、原子配列が異なっている状態の事になりますが、ちょっと分かり難いかしら?
つまりですね・・・
別種の結晶構造を持ち、物理的特性(硬度・屈折率・比重等)の異なる結晶質の物質を同質異像の関係にあると言うのです。
例えば、ダイヤモンド(和名:金剛石)とグラファイト(和名:黒鉛・石墨)、カルサイト(和名:方解石)とアラゴナイト(和名:霰石)等も同質異像の関係となっているんだね。
鉱物の世界では同質異像の関係となる鉱物や宝石は特に珍しいという訳ではありませんが、ルチル&ブルッカイト&アナテースは代表的な同質異像の関係になる鉱物なので覚えておいて損はないんじゃないかしら?
ルチル:Rutileの特徴や数値
まず、見て欲しいのは先程、ルチルはコレクター向けというような事を書きましたが、その理由は見た目的には真っ黒の何だか透明感のなさそうな微妙な石になり、他の宝石みたいに色の鮮やかとか柄模様とか煌きとかが感じ難いんですよね・・・
ま~ま~稀少というか万人向けの宝石ではない為、そこまで市場流通量が多くないですし、必然的に価格も見た目の感じに比べて値が張るから、余計に流動性が低くなってしまっているんですね。
ちゅ~ような感じで、ルチルの特徴や数値なんかを紹介するっす。
【 ルチルの特徴や数値 】
- 鉱物名:天然ルチル
- 宝石名:ルチル
- 和名:金紅石
- 補足:ブルッカイトとアナテースとは同質異像の関係
- 結晶系:正方晶系
- 産出形状:柱状結晶、接触双晶、塊状
- カラー:黒色、暗赤色、帯褐赤色、青色、紫色、帯緑色、濃緑色など
- 透明度:透明~不透明
- 補足:半透明~不透明石にはキャッツアイのタイプもあり
- 光沢:金属光沢またはダイヤモンド光沢
- モース硬度:6~6.5程度
- 劈開:一方向に明瞭
- 断口:貝殻状または「不平坦状
- 比重:4.23程度(含有成分により異なる)
- 偏光性:複屈折性
- 屈折率:2.616~2.903程度
- 多色性:赤色石は明るい二色性
- 分光性:特に必要な吸収を認めず
- インクルージョン:液体包有物、針状包有物等
- 産地:ブラジル、ロシア、スイス、フランス、アメリカ等
いろいろな宝石のスター効果やキャッツアイ効果の起因となるインクルージョンや水晶に内包されたタイプとしては馴染みの深いルチルですが、ルチル単体の結晶やルースとしては濃暗系の色合いになる為、特にサイズ的に大きくなる程、パッと見た目には不透明黒色に見えるんだよ。
カット研磨されたルースの場合であれば、2~3ct 以上の場合はパッと見で画像のように不透明黒色に見えるっすよ。
ちゅ~ような感じで一見すると不透明な黒色に見えるルチルですが、実際には濃暗色というだけで画像のように光を当てて透かして見ると鮮やかな赤色をしているのが分かります。
何となく宝石と聞くと見た目の印象として色合いや透明感や彩度やカット研磨のスタイルによって生じる煌きといった何らかの美しさを有しているイメージがあるものですが、宝石の中にも例えばモース硬度が低かったり、劈開が完全だったり、褪色してしまうものがあったりする為、すべての宝石がジュエリー等の装飾品向けではないんですね。
カット研磨したルースであっても世界中に数多くの愛好家さんや蒐集家さんがいて、カット研磨される場合は原石の品質が良いものや見映えのする大粒サイズのものが中心になる為、鉱物標本とは違った楽しみ方があるんですよ。
いろいろな石の楽しみ方があって、自分にとっては特別な石、宝物みたいな石だと思えるような石と出会って、それを切っ掛けにして新たな興味を持ったり、楽しみ方の幅が広がると思うので、是非是非、素敵な石との出会いを楽しんで下さいませ。
あたしの場合は、ジュエリー製作から宝石や稀少宝石に対する興味が深まった事もあって何だかんだ言いながらもカット研磨されたルース派なんだと思うんだ。
そういうのも運というか縁というか、たまたま、ジュエリー製作というお仕事を選んだからの話しだし、その中でも海外への買い付け等に行く機会が多かったからだと思うので、本当に何か切っ掛けで石が好きになるのかなんて分かりませんね。
ちゅ~ような事を思いながら、ち~ゆ~。
ΦωΦ
この手の石は遊びの感覚で買ってたねぇ・・・
ΘεΘ
石の販売をするなんて思ってもなかったね。
ΦωΦ
いい後継者と出会ってくれると嬉しい。
ΘεΘ
そうだね。
ΦωΦ
まだまだ沢山あるけど・・・
ΘεΘ