猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ターフェアイト:Taaffeite

ターフェアイト

 

時にはね、ちゃんとした内容の文章も書いちゃってもいいですよ、たまにはね。

 

ちゅ~ような感じで、あたしの場合、カット研磨されたルース(裸石)と呼ばれる宝石が好きで得意分野っちゅ~か専門分野になる訳ですが、ルースと鉱物標本では着目するポイントが違う、重視する点が異なる。

 

ま、ま、その辺りの事を書き始めると長くなる、延々と文章を書き続けないといけなくなるので端折る、その重要な部分を省略、かなり大幅に。

 

原石や標本やルースの違い、鉱物や宝石や天然石の違い、そうした事を書き始めると終わらなくなる、諸々の意見が生じる可能性も否めないので、この辺りの部分も端折る、重要なのだが仕方ない。

 

ちゅ~ような感じで、ルースに限定した場合、これは基本的に何であっても(仮に人工石とかであっても)宝石学に基づいた鑑別が可能となるが故、その鉱物名と宝石名が明確になるよね?

 

いっちゃん大切なのは何という宝石なのかって事になり、そもそもの宝石が違う宝石だったら最悪じゃない?

 

そうして模造品、イミテーション、或いは何だか分からない宝石が何という宝石なのかを確定し、その宝石が確かにその宝石なのかを確認するところがスタート地点となる訳ですが、鉱物標本や原石の場合、多種多様な鉱物が混在、或いは複数の鉱物が融合したハーモニックな景観美という見方も生じる上、それが単一の鉱物に見えても内部の様子、状態が見えない、確認できない為、これを宝石と断言する事は難しく鉱物学に基づいた鉱物名での扱いとなる。

 

従って、鉱物標本や原石の場合、鉱物名を表記するのは問題ないんけど、例えばパライバトルマリンとかパパラチアサファイアとかゴッシュナイトといった固有の宝石名は表記できない、本当はね。

 

で、そこから先、宝石のルースだと色合いや透明度や大きさやカット研磨といった見映え、見た目のポイントが重視されるのに対して、鉱物や原石の場合は産地や産出形状が重視される傾向が強いんじゃないかと思う。

 

ルースの場合、産地や人為的な処理の有無に関しては、それが重視されるタイプの宝石もあるのは確かだが、ま、それなりに目が肥えると見た目と価格から何となく産地くらいは想像する事ができ、人為的な処理の有無、加熱非加熱とかは気にする人は気にするものの最終的に美しさと大きさの方が高いポイントとなるので、非加熱じゃなきゃ気に入らない、しかし、予算は決まっているというのであれば必然的に美しさが劣るか、サイズを小さくするか、非加熱という付加価値が付いたものに限られてしまいます。

 

バブル時代、日本が非常に豊かな国、イケイケだった頃、ま、為替相場や時流とかも影響している訳ですが、その頃、今では絶対に手に入らないような宝石のルースがガンガンと日本に持ち込まれ、日本のハイレベルな職人さん達も大忙しな上、お金に糸目を付けないで製作されたジュエリーがボコボコと誕生。

 

ま、その頃の貴金属地金相場なんて現在とは比べられない程に安価であった事も忘れていけないものの技術と地金と宝石のすべてにお金が無尽蔵に使われていた訳なので、ちょっと今じゃ信じられない程の宝石やジュエリーが日本国内に溢れていた訳です。

 

で、バブルが弾け、時間が流れ、時代は移り変わり、現在。

 

日本は宝石業界にとっては輸出先ではなく輸入先、そう、日本に持ち込まれた素晴らしい宝石の多くが逆輸入の形でインドやスリランカといった産出国へと運び出され、そうして日本では非加熱であれば質が悪くても高く売れるという不可思議な流れが定着してしまっておるのであります。

 

宝石の場合、宝石の種類にもよりますが、流通するルースなんかの殆どが還流という形で動いており、その全てが今現在、普通に産出され、カット研磨されている訳ではないのです。

 

その意味ではダイヤモンドなんかは普通に現在も産出している訳ですが、ま、そうした事を書き始めると話しが逸れるので却下。

 

ま、ちゅ~ような感じで、宝石は人間よりも寿命が長い、美して大きなルースを持っておく事は良い事であると思っている次第です。

 

で、何の話しだったっけ?

 

 

ターフェアイト(Taffeite)という稀少宝石

ターフェアイト

 

あまり耳馴染みのない宝石かもしれませんが、宝石の愛好家さんや蒐集家さんの間では何気に知名度が高い「ターフェアイト」は代表的な稀少宝石のひとつになっちょります。

 

ターフェアイトを知っている方であれば、マスグラバイトという稀少宝石もご存知かもしれませんが、もともと、ターフェアイトとして扱われていたルースの中で稀に含有する成分比の異なるタイプがあり、それが現在では「マスグラバイト(マグネシオターフェアイト6N'3S)」という正式な固有の宝石名を持った宝石として扱われるようになったんですよ。

 

その為、稀少性という意味では、ただでさえも稀少性の高いターフェアイトの中でも僅かなものしかマスグラバイトという宝石にならない為、かなり稀少性が高い宝石のひつつになっています。

 

ターフェアイトとして流通・・・ちゅ~ても稀少宝石なので極めて流通量が少なかったのですが・・・・していたルースの中には、もしかするとマスグラバイトとなるタイプが存在するかもしれない!ってな事で、一時期はターフェアイトのルースが宝石鑑別機関に集中して持ち込まれたりもしたんですが、鉱物としての稀少性よりも宝石としての美しさの方が宝石としての評価が高い為、価格的には美しい色合いのターフェアイトであればマスグラバイトよりも高価な扱いになるんだよ。

 

基本的に宝石学に基づいた評価基準になるので、原石とかに関しては分かりませんが、カット研磨されたルースの場合、ターフェアイトでもマスグラバイトでも色合いとサイズが重視され、どちらの場合でも大粒サイズは少ない事から、サイズ的に大きいものの方が稀少性が高くなり、それなりの価格でないと入手できない入手難易度としては高めの宝石になりますよん。

 

そんなターフェアイトですが、カラーバリエーションに関しては次の項で紹介しますが、もっとも稀少性の高い色合いが紫色になり、今回のブログで使用している画像のターフェアイトは最高ランクとなる色合いとサイズのルースになっちょります。

 

 

ターフェアイト(Taffeite)の基本的な情報や数値

ターフェアイト

 

ターフェアイトやマスグラバイトといった非常に高価な稀少宝石の場合、知名度の高い宝石なんかはコンプリートした人、かなり拘りの強い人、よっぽどの宝石好きな人しか手を出す事はない宝石だったのですが、ま、現在だと小粒サイズで色合いや品質よりも名前で選ぶ人も多くなってきたので、いまいち、どういう人に向けた宝石なのか分からなくなっている次第・・・

 

しかしながら、大粒サイズで鮮やかな色合いをしたルースになると稀少も稀少、まず滅多に出会う事もないものになりますから、大量の原石が産出した等の余程の事がない限り、ずっと、ある程度の価値、逆に将来的には買値よりも高い価格で取引される可能性が高くなります。

 

こうした現象は本当の意味での稀少宝石しか考えられない事になりますが、逆に言うとジュエリー等への加工をして身に着けるような宝石ではなく、観賞用、コレクション的な要素が強くなるので、実用的に着用するような使い方をするには不向きだったりします。 

 

【 ターフェアイト(Taffeite)の基本的な情報や数値 】

  • 鉱物名:天然ターフェアイト
  • 宝石名:ターフェアイト
  • 別名:マグネシオ・ターフェアイト2N'2S
  • 和名:黄玉
  • 結晶系:六方晶系
  • 産出形状:礫状等
  • カラー:黄色、帯緑色、帯ピンク色、ライラック色、紫色等
  • 透明度:透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:8~8.5程度
  • 劈開:不明
  • 断口:貝殻状
  • 比重:3.60~3.61程度)
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.717~1.724程度
  • 多色性:微弱な二色性
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • インクルージョン:液体、液膜、微小包有物等
  • 主な産地:スリランカ
  • 主なカット研磨:ファンシー系カット

 

鉱物的にはターフェアイトの中でもマグネシオターフェアイト6N'3Sとなるマスグラバイトが稀少とされますが、宝石としての稀少性や評価は見た目の色合いや品質、それにサイズやカット研磨により、このルースのような大粒で鮮やかなパープルカラーをしたものは殆どない。

 

しかしながら、鉱物的な数値、モース硬度や劈開とかなんかだけ見ても極めて優れた宝石、もっとたくさん産出して欲しいよ~な欲しくないよ~な・・・

 

ターフェアイト

 

好きな宝石って訊かれると困ってしまうんですが、好きな色って訊かれると迷ってしまう。

 

ちゅ~ような感じで、マニアックな稀少宝石とか表現の難しい色合いとかなんかも好きなんだけど、紫色をした宝石に関してはターフェアイトが一番好き、しかしながら、ターフェアイトは必ずしも紫色とは限らない、むしろ、紫色は稀少色になるから悩ましいものだなぁ・・・

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

石って縁だなぁ・・・って思うよね。

ΘεΘ

 

だねぇ。

ΦωΦ

 

タイミングも含めてね。

ΘεΘ

 

スリランカ行くか?

ΦωΦ

 

いや、いい。

ΘεΘ