猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ダンビュライト(カナリー・イエロー):Canary Yellow Danburite

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いやね、まぁ、いいんだけどさ、最近はフォスフォフィライトとブルーユークレースの問い合わせが多い、きっと宝石の国、その効果、影響。

 

フォスフォフィライトやユークレースだけでなく宝石の国に登場する宝石のルースはネプチュナイトとアンタークチサイト以外は全て揃っているんじゃないかと思う、どんどん師走感が迫っていて忘年会とかクリスマスとか大納会とかのイベントがギュ~ギュ~に詰まっちゃってるから気分的に落ち着かない、加速しながら師走感が強まっているので何だか商品の登録とかをする気にならず申し訳ない。

 

天邪鬼なところがある事は自覚しているのであるが、クリスマスだからとか人気が出たからというビジネス的な精神は10年くらい前に消失、その頃は売上とか利益とかが大切、大勢の従業員もいたし、いろいろな欲もあったんだけど達成、いや、完全に達成した訳ではないのかもしれないけど成し遂げた感はあって、結果、今は特に何にも欲しいものはない、ビジネスという戦いに終わりはなく、そこは美しさとは違う価値観の世界だし、キリがないじゃん?

 

お金は稼ぐより使う方が楽しい事は誰もが何となく分かっている事で、時には稼ぐ事に楽しみを見い出せる事もあるやもしれませんが、ほれ、あたし、生き甲斐はジュエリー製作、それは楽しいどころか苦しい事の方が多い、湯水のようにお金と時間を浪費して製作しても満足できる事なんて稀、失敗して凹む事の方が遥かに多い、でも別にいい、その価値があると思っている訳なので問題はない感じになってしまっているのである。

 

ま、ちゅ~ような訳で逆にクリスマスに対する意識も低下、急に人気が出た宝石なんかはブログで紹介する程度で特に販売強化なんてしない、結果、問い合わせが増える事となり、止むを得ず、問い合わせがあればルースを探しに銀行の貸し金庫に行く訳ですが、しょ~み、どれだけあるか分からない数量のルースがあるのでピンポイントで探し出すのも困難、どうしたらいいですか?

 

ちゅ~感じですが、まったく困った事に自由気まま好き勝手なあたしは自由気まま好き勝手に気分、感覚で何となく目に付いた宝石、うん、これにしよう的な感じで商品登録をする準備をしたりしている訳でありんす。

 

宝石やジュエリーというのは特別なもの、とっても純粋に美的なものだと思うし、出会いというのはご縁、巡り逢せ、タイミングとかだったりするから、きっとね、ご縁のある人のところにご縁のあった宝石やジュエリーってのが最終的には結び付くようになってるって思うんだよ。

 

ま、ちゅ~てもジュエリー製作をする立場と宝石を販売する立場では微妙なスタンスの違いがあり、その辺りの感じを説明するのは貸し金庫のどこかにあるルースを探し出すよりも困難な事なので省略し、ちっとも話題になっていないけど、秘蔵品としては今年最後、あたし的には2107年の最後に相応しいと思う秘蔵品、極上のカナリー・イエローとなるダンビュライトを紹介し、年内に出す秘蔵品、別格となるタイプの宝石ルースは打ち止めにしちゃう感じにしちゃいたいんだけど、いいっすかね?

 

秘蔵品とまでは言わないものは出す気持ちがあるのだから、ここはひとつ許して欲しいと思う。

 

みたいな。

 

 

ダンビュライトっちゅ~宝石について

ダンビュライト

 

ダンビュライトに関しては、何気に以前にも特集的な感じのブログを書いたので、しょ~みな話し、その時のブログ記事を見てもらった方が早いんですが、簡易的な感じで基本的な情報だけを書いておく優しさを感じて欲しいと思う。

 

【 ダンビュライトの基本的な情報や数値について 】 

  • 鉱物名:天然ダンビュライト
  • 宝石名:ダンビュライト
  • 名称補足:ダンブライトとも呼ばれます。
  • 和名:ダンブリ石
  • 結晶系:斜方晶系
  • 産出形状:柱状結晶(面角や晶相がトパーズと類似)
  • カラー:無色、白色、ピンク色、淡黄色、濃黄色、黄金色、帯黄褐色、褐色等
  • 透明度:透明~半透明
  • 光沢:ガラス光沢または樹脂光沢
  • モース硬度:7程度
  • 劈開:不明瞭
  • 断口:亜貝殻状または不平坦状
  • 比重:2.97~3.03程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.630~1.636程度
  • 多色性:微弱な二色性
  • 分光性:ディディミウムラインを認む
  • インクルージョン:液体、管状包有物等(稀に他の結晶包有物)
  • 産地:メキシコ、ミャンマー、マダガスカル、ロシア、アメリカ、日本等
  • 代表的なカット:主にファセットカット

 

 

ダンビュライトの場合、産地によって色合いが異なる場合が多いので、補足的に産地別の特徴や色合いを記載しておく優しさを感じて欲しいと思う。

 

【ダンビュライトの産地別の特徴や色合いについて】

  • メキシコ産:無色、ピンク系で高品質で大きな原石も産出し、カット研磨された
          美しい宝石として扱われます。

  • 日本産:無色、白濁色、黄色系で主に国産の鉱物標本として扱われます。

  • ミャンマー産:黄色系で稀産となっています。

  • マダガスカル産:黄色、黄金色、黄褐色、褐色系の色合いで高品質で大きな原石
            も産出し、カット研磨された美しい宝石として扱われます。

  • ロシア産:主に黄色、黄金色、黄褐色、褐色系の色合いとなり、比較的に稀産で
         すが高品質な大きな原石も産出し、カット研磨された美しい宝石とし
         て扱われます。

 

 

基本的には古典的な稀少宝石って感じの扱いになり、鉱物標本としてもカット研磨されたルースにしても或いは国産鉱物って感じにしても古くから愛好家さんや蒐集家さんには根強い人気のあるダンビュライトは、一般的に宝石として親しまれていたり、扱われていたりするメジャーな宝石にも引けを取らない魅力があるんだよ。

 

ちなみに今回のブログで登場している鮮やかな黄色をしたダンビュライトのルースは、タンザニア産ですけどね。

 

まぁ、品質や色合いや透明度といった原石の中でも少量の上級品でないとカット研磨されてルースとなる事は少ない上、そんなルースの中でもピンポイントでハイエンドなものに絞って蒐集してきたので、興味のある方は過去に書いたダンビュライトの記事を読んでもらった方がいいと思うから、その記事のリンクバナーを貼っておく優しさを感じて欲しいと思う。

 

www.nekoguruma.site

 

 

 イエローカラーをした宝石について 

カナリーイエロー

 

黄色をした宝石は何気に種類が多くなり、ダイヤモンド、サファイヤ、ベリル、トルマリン、トパーズ、オパール、ガーネット、ジルコン、クリソベリルといった知名度の高い正統派の宝石なんかがあります。

 

それに加えて、ダイオプサイト、アパタイト、各種フェルドスパー(オーソクレース、サニディン、ラブラドライト等)、プレナイト、琥珀、水晶、アゲート類といった知名度の高い天然石なんかがあります。

 

更には、ダンビュライト、ユークレース、アンブリゴナイト(モンテブラサイト)、マイクロライト、サルファ、ジョウハチドーライト、シェーライトといった稀少宝石まで様々な鉱物や宝石にイエローカラーをしたタイプが存在しています。

 

高品質で高価な宝石のルースとしては、色合い的に透明無色のカラーレスに次いでイエロー系のタイプは種類が多いんじゃないかしら?

 

ちゅ~ような感じで黄色の宝石は種類的には豊富なのですが、その理由に色の濃淡や透明感の有無、それに彩度といった点から同じ黄色であっても色調や色相の幅があるからなんですよね。

 

例えばですねぇ、青色であれば群青色、藍色、青色、空色、水色ってな感じで色合いによる名称が異なり、その名称で色合いの違いが何となくイメージできると思いますが、黄色の場合、黄緑色とかみたいに他の色を組み合わせると黄色じゃない方の色合いのイメージが強くなるじゃん?

 

ちゅ~ような感じで、もっとも分かり易い例としてダイヤモンドの場合の黄色って色合いを使って説明してみましょう。

 

まず、ダイヤモンドの場合、完全に透明無色の場合の評価基準がDカラーになり、徐々に黄色っぽくなっていくに従って、D~E~F~G・・・K~L~M~N・・・W~X~Y~Zとなり、この内、K~Zまでは肉眼で識別できる程度に黄色くなっています。

 

【イエローカラーの彩度表現について】

  • ベリー・ライト・イエロー:微弱な黄色
  • ライト・イエロー:弱い黄色
  • イエロー:黄色
  • ファンシー・インテンス・イエロー:少し強めの黄色
  • ファンシー・ビビット・イエロー:強い黄色
  • カナリー・イエロー:鮮やかな黄色

 

ダイヤモンドに関して言えば、最初のベリー・ライト・イエローから三番目のイエローまでがカラーグレードでいうところの「K~Z」の領域に入る色合いになり、四番目のファンシー・インテンス・イエローから次のファンシー・ビビット・イエローが通常の透明無色のダイヤモンドとしてではなく、稀少性の高い独立したイエローカラーのダイヤモンドとして扱われる色合いになんっすよ。

 

そして「カナリー・イエロー」というのは極めて特殊な鮮やかな彩度と透明感を持った黄色を表現する象徴色となっていて、これは鳥のカナリアさんに因んだ呼び方になっているのでありんす。

 

ちゅ~感じで、色石の場合、色合いと彩度と透明度、カット研磨したルースの場合でないと実感し難いものの鉱物特有の屈折率や分散率といった光学特性なんかも含めて、稀少性が変わってくるのですが、高彩度で高品質なルース、ま、原色に近い鮮やかで強い色をしたものは基本的に別格。

 

しょ~み、色石の中では黄色は特に人気が高いっちゅ~訳ではないものの完全な無色、赤色、青色、緑色、紫色、黄色って感じのビビットな色合いをしたものは何の鉱物にしても基本的に稀少性が高く珍重されてるっす。

 

ダンビュライト

 

改めて、今回のブログで紹介している「ダンビュライト」を見てみよう。

 

ダイヤモンドのカラーグレードに当て嵌める事はできないものの雑味のない純粋な鮮やかな黄色をしており、これがダイヤモンドだったら「ファンシー・ビビット・イエロー」を超えて「カナリー・イエロー」の扱いになる程の彩度を持ったルースになります。

 

鉱物の種類によって石の質感やカット研磨した際の光沢感や艶やかさ等には違いがある為、一概には言えないのですが、こうした鮮やかな黄色となると同じ鉱物、同じ宝石名であっても稀少性が極端に高くなるので、宝石としては、ダイヤモンド、サファイア、ベリル、トルマリン、クリソベリル、ダンビュライト、後はギリギリでアパタイトくらいしか存在しない特殊色じゃないかなぁ・・・

 

それ以外だと少しオレンジ色っぽかったり、少し薄い色合いだったり、透明感が劣っていたり、彩度が乏しかったり、同じ黄色であっても評価が下がるタイプが多い感じになっちゃってたりします。

 

他の宝石なんかでは殆ど見られない完璧な美しさを持った黄色ってのは、インクルージョン等がなければ人造宝石とか人工的な印象が強くなってまうんでないかい?

 

ちゅ~ようなマニアックな感じ、かなり筋金入りの宝石愛好家さんや蒐集家さんしか手を出さない系の稀少宝石、それがダンビュライト。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

秘蔵品は久し振りじゃん。

ΘεΘ

 

黄色い宝石の中では一番好き。

ΦωΦ

 

うむ。

ΘεΘ

 

素っ気ない返事だなぁ。

ΦωΦ