猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ジュエリー製作記録:023(ピンクいトルマリン)

ijeluna

 

最近、ちょっとばかり鉱物標本的な感じ、鉱物としての自然美っちゅ~か、結晶の造形美とか複数の鉱物が混在した景観美みたいな感じのものに興味がある。

 

ま、以前から少しは気になっていた節はあるもののカット研磨されたルースの方が馴染みが深いし、身近な感じで相当数と種類を揃えているから、ちゅ~ても反応としては鈍い方だったと思う訳だが、このところ、ぐんぐんに興味が高まっている。

 

しかしながら、カット研磨されたルースに慣れ親しんできた事から、鉱物標本や結晶といっても何が素晴らしい、どのようなタイプが珍しい、或いは稀少、珍品とされているのか知識が不足、しかしながらながら、昨今ではネット等を見ていれば何となく情報は入ってくる訳なので、その気になれば難しい事ではない。

 

ま、ま、ちゅ~ても、そこでは個々、各々で重視するポイントが異なり、その興味の対象っちゅ~か、鉱物の種類とか産地とか造形美とか景観美みたいな感覚的な部分も含めて、まずは絶対的な共通ルールはないものと仮定、そのよ~な感じで考える事とします。

 

そのよ~な感じで、いろいろな情報を得ている内、ん?これって盆栽に近い、何ちゅ~種類の樹木なのかとか姿形の雛形っちゅ~か、スタンダード的なものはある感じだが、突き詰めて考えると好み、各々の感性や感覚、そして地味に愛しみ、その為には太陽光、紫外線とか、湿度や乾燥とか、気温の変化とか様々な鉱物の特徴を尊重し、たまに眺めたり、これをいい感じで観賞できる棚や場所を用意したり、どことなく盆栽に似ていると思った。

 

いやいや、盆栽とは違うって言われても困る、ま、ま、そりゃ、確かに盆栽ではない、樹木ではなく鉱物であり、それを一緒にするつもりはない、ないけど、通ずる部分がある事は認めますか?

 

いやいや、もう認めてくんなくてもいいです、あたしはそのように思った、考えたという話しで、そう思った事をあたし自身は認めている、認めた、だから、いい、その方向で話しを進めていこうと思いますが、やはり、こだわりのポイントがカット研磨されたルースと違っており、その辺りの事がさっぱりと分からない、ま、それは熟練度が違う訳なので仕方がない部分ではあるものの比べると、やはり個人的にはルースの方が好きで、あまり鉱物標本みたいな感じのものには興味がないような気もする。

 

興味があるようなないような、興味はあるんだけどそこまででもないのか掴みかねている、いまいち、あたし自身が分かっていないような気がしてきて、結局、どっちやねん!ってな感じになっている。

 

買うかどうかを悩む段階であるなら迷った時は迷わず買いでいい、ポジションとしては買いのスタンスでいいんじゃないかと思っているのですが、これといった何か、具体的な鉱物や鉱物標本がある訳でもなく、強いて喩えるなら誰も好きな人がいないのに誰かに告白しなきゃいけないような感じに陥っており、ま、付き合ってみないと分からねぇ~からなぁ・・・みたいな感じで、ま、その場合は相手さんが断るという可能性もある訳ですが、とりあえず、お互いに今現在はフリーって感じの状態っすよね?

 

その内、もうどうにも止まれない気持ち、抑えきれない衝動、抗う事のできない運命の力みたいなんで、もっともっと引き寄せられる日が訪れるやもしれぬが、今は違う、その時ではないのかなぁ・・・

 

ちゅ~ような感じで、興味があるっちゅ~程度みたいなんが、さっぱり分かっていないんですが、いろいろなところで鉱物標本の写真なんかを見てると何とも微笑ましいというか楽し気な雰囲気が漂ってきて、趣味として割り切って楽しむにはいいんじゃないかなぁ~って思ったりしている次第ですが、ま、きっと底なし沼みたいなものでハマったら抜け出せなくなるだろう的な予感がする。

 

みたいな。

 

 

ちゅ~感じで製作記録ですが、もう紹介の順番はごちゃごちゃ。

Ijeluna

 

製作記録を非公開にしているものとかが間に挟まっている上、最終的な貴金属の地金別で鋳造している関係もあって、もうブログで紹介する順序ってのとリアルタイムで製作しているジュエリーとのタイムラグが激しいから、実際のところ「ジュエリー製作記録:023」ってのの番号が意味がない、いや、ない訳ではないけど、単なる数字になっちゃっているっすよ。

 

以前までは、ワックス用の彫金机、シルバー地金用の彫金机、ゴールド地金用の彫金机、プラチナ地金用の彫金机って感じで別にしていたのですが、まぁ、そんなに彫金机は要らないとゆ~か、あったらあったで便利なんだけど邪魔ちゃ~邪魔だし、ガスボンベとか酸素ボンベとかのホース、照明器具やリューター等の工具の電気コードとかが半端なく面倒な事になってしまっていたし、段々と身軽ってゆ~か、まぁ、実際に製作するスピードもスローにしているし、場所も取るじゃんね。

 

ちゅ~ような感じで、一台、また一台と後輩の子に譲ってゆき、ま、必要最低限ってゆ~か、その分、集約しちゃっているから豪華な設備になっちゃってますが、現在は一台の彫金机で全ての作業、いろいろな貴金属地金、ちゅ~てもシルバーを使う事は殆どなくなったから、ワックスと各種ゴールド地金とプラチナ地金に限定されているものの少しばかりコンパクトに集約し過ぎた感じがあるっす。

 

また今度、もうひとつ導入を考えている設備があるんだけど、もうセッティングの場所が見当たらなくて考え中なんだよ。

 

Ijeluna

 

ちゅ~ような感じで、ファンシーにカットされたレクタンギュラーカットのネオン感のあるピンクい色をしたトルマリンを使ったリングを製作した訳ですが、このタイプの透明度があるネオンピンクなルースの場合、ジュエリーにした際に地金の色が透けて見えるから、もうプラチナかホワイトゴールドしか地金の選択肢がない、少なくもジュエリーとしてはね。

 

ま、ま、微妙っちゅ~か、ちょっと時代的にどうなんだろう・・・って感じも含めればプラチナ或いはホワイトゴールドとイエロー或いはピンクゴールドのコンビとかでもいいんだけど・・・

 

ジュエリーにした時の色合い、金色系なのか銀色系なのかくらいは決めておかないと全体の雰囲気とかボリューム感とかが変わってきちゃうから、ま、そのくらいは最初にイメージとして決めておく訳なんっすけど、有無を言わさず銀色、プラチナかホワイトゴールドかっちゅ~ような違いはあっても色合い的には銀色に絞られている。

 

しかしながら、プラチナの場合は比重がホワイトゴールド:K18よりもあり、同じ形のものであっても重量感が増す、でも、貴金属としての硬度、粘りとか靭性とかは別に単純な硬さではホワイトゴールドの方がプラチナよりも硬いから、逆に言うと華奢なものにしても変形したりし難い、ボリュームを持たせると重くなるし、華奢にすると変形し易いし・・・とか考えている時点でプラチナをイメージしているんだけど、ま、それはトルマリンも少しデリケートな宝石だからって事もあるよね。

 

ijeluna

 

あんまり変わったように見えないかもしれないけど、ちょっとだけ仕上げしながら、ヤスリのキズなんかを落としているんだよ。

 

石枠部分なんて0.3mmくらいになっているからテンションを掛けると割れちゃう、ま、それは寒い時期にパープルワックスを使っているのが悪いんだけど、高さの調整は地金に鋳造してからって感じになります。

 

それはそれでいい、別に織り込み済みなんだけど、角々した形状、スクエアでもレクタンギュラーでもオクタゴンでも何でも同じで鋳造した際に生じる収縮が大きいと地金になってからルースが入らぬ的な事態になってしまうから、その余裕、収縮具合を予測するのがポイントになってきて、でも今って気温が下がってきて寒くなったじゃん?

 

こ~ゆ~季節の変わり目って鋳造の状態が予測し難くてさ、もう、逆に手を抜いて左右からの二点留め、まぁ、厳密にはルースのパビリオン、ルース裏面も使っているから二点留めじゃなくて三点留めになるんだけど、そ~ゆ~感じのデザインにすれば良かったって思ってて、何か、そのよ~に思ったらデザイン的に作り直し、もう一回、最初から作り直しちゃいたい気持ちになってしまい、そ~した理由によって少し保留、要検討って感じで放置してあるから写真撮影をできた訳です。

 

ijeluna

 

ちゅ~かさ、この前、純金、ゴールドの地金を買い付けたのにプラチナにするってど~なのよ・・・みたいな。

 

このくらいのボリュームになってくると流石に純粋な地金代としてはプラチナにした方がコストが掛かる、ホワイトゴールドより重量が重くなる分だけね。

 

ネオンピンクじゃなくて、グリーンとかブルーとかだったらイエローゴールドって選択肢もあるんだけどなぁ・・・ってな事を考えている内に違う色の石を使いたくなってしまい、とっても中途半端な状態になってしまっている訳ですが、彫金机のセッティングがワックス&プラチナ地金用になっている状態なので微妙。

 

どちらにしても既に年内に完成まで漕ぎ着けるものではない、もう既に年内に仕上げる事ができるものはないというか、まぁ、急ぎで慌ただしく製作すれば何とかなるんだろうけど、時期的にも予定が予定通りに進み難い時期ですから、ちまちまと来年になってしまうんだろうなぁ~って感じで製作するでありんす。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΘεΘ

 

 

作業が停滞するって事はボツって事じゃないっすか?

ΦωΦ

 

作り直すか。

ΘεΘ

 

こんなん三点留めで左右から挟み込んだ方が楽じゃん。

ΦωΦ

 

楽とかじゃなくて全体のイメージだよ・・・

ΘεΘ

 

好きに決めてちょ。

ΦωΦ

 

う~ん・・・

ΘεΘ