猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ジュエリー製作記録:021(ファンシーカット編:vol.2)

Ijeluna

 

前回のブログでは製作記録となっているのに何にも製作している段階、その状況、その記録について書かれていない、マジ、あかんやんけ・・・ってな感じの記事になってもうて、ちゅ~ても、まぁ、誰に迷惑を掛けている訳でもない、なかろう的な感じ、そ~ゆ~判断で今回のブログに続いている訳っすが、ま、何だね、しょ~み、ブログっちゅ~のはリアルタイムで書いている訳ではない、オーダーとか製作工程の写真撮影なんかをしている余裕のねぇ~ものとか、銀行の貸し金庫に行って石を物色している姿とか中央宝石研究所に宝石の鑑別書を作成してもらいに行ってる電車の移動時間とかシャワーを浴びて髪を乾かしている姿とか、リアルタイムっちゅ~のは、そ~ゆ~諸々の全て、今っちゅ~瞬間の事、その瞬間は確かに存在するものの別にブログで書く程のものではない普通のものだったりもするので、ま、そ~ゆ~もんじゃねぇ~のかなぁ・・・的な感じで問題ないっすよね?

 

しょ~みの話し、ぶっちゃけ、ジュエリー製作しておってもさ、あっ!ヤバい!ってヒヤっとする瞬間とか、うむうむ、い~感じな気がするとか、製作中に何かしら何故か分からないけど昔の事とか何かの記憶とかが頭に浮かび、ま、集中力が低下しているんだけど、それに気付いていない、或いは気付いているけど、そんなに製作に影響する程の事でもないと判断してBGMのよ~な感じに捉え、それが好結果となる場合もあれば、逆に失敗、あぅ・・・何故、あの時に一旦リセット、煙草を喫うなり翌日に持ち越すなり何らかの切り替えをしなかったのだろう・・・ってな事を後から思ったり、完成しても気に入らなくて破棄、ボツにしちゃう時なんかは腹立たしい、失敗しちゃっても気持ちの切り替えが容易な失敗とそ~じゃない失敗がある訳だし、そのよ~な様々なシチュエーションの中で感情の揺らぎ、ゆらゆら。

 

リアルタイムっちゅ~のは、そ~ゆ~全て、いろんな事の一瞬、瞬間の連続性の中での一瞬の事っすから、そんなんいちいち見せらんないし、そんなんは見せる必要もねぇ~じゃんね?みたいな・・・どころか製作したジュエリーを商品登録して販売するのさえも遅延、もう中宝研で鑑別書を作成したルースなんて写真撮影すらできていないよ~な感じで、あたしのリアルタイムって何なんっすかね?

 

ま、ちゅ~感じで、完成間近にボツ、ま、失敗って程じゃねぇ~けど、完成度としては失敗、もう笑っちゃうしかないっすね、アハハ的な感じで一個目、アハハ的に笑っておったのは無意識に軽微なダメージだと思い込もうとしていただけで、実際、ちょ~悔しい、残念、無念だった為、心が乱れておった、動揺しておった、その動揺しておる中で焦り気味に作り直しをした二個目は、精度が低くて先に進める気になんなくて失敗、ボツにしちゃったんすね。

 

いや、マジな話し、ボツにした失敗作、その失敗するまでの様子とか何が失敗だと思ってるのかなんかもブログで紹介しちゃおう!ってゆ~ようなレベルの意識で製作してはいない、マジ、製作している時のピリピリした姿は見せられたもんじゃねぇ~ってゆ~か、多分、すげぇ~張り詰めた空気、緊張感が漂っていて、荒れ狂う嵐の海を航海する船長、高速の世界でマシンを制御してコンマ何秒の時間を縮めるドライバーみたいな感じで、そこは戦場、ちょっとの油断や慢心によるミスで何もかんもパ~になっちゃう訳なのでしょ~がないんっす。

 

ちゅ~ような感じで、今回は実際には三個目、ワックスでゆ~と既に3cm以上がロスト、時間でゆ~と60時間以上をロスト、二度ある事は三度ある的な弱気、低きに流れようとする気持ちと三度目の正直的なポジティブな思考、そのよ~な経験なんてのは今まで数え切れねぇ~くらい繰り返してきた事なので、もう、そ~ゆ~事とかも考えるだけ無駄、これを製作しているって事、この瞬間が全て、それ以外は何も考えないで製作していた三個目、まぁ、三個目だろうが何だろうが紹介できる形になっただけマシ、誰にも何にも公開しないでボツにしたり未完成のまま終了しちゃってるジュエリーの方が多いっすから、ま、上出来なんじゃねぇ~かしら。

 

このリングはですね、一応、もう、ひっそりと内緒にワックスは完成しておるものの実際、これを製作するのに何日も掛かっているし、途中でクールダウン、気持ちをリセットする為に写真撮影とかを何度かしたりしてるから、今回はね、まだ途中段階のところ、ワックス製作の段階の中でも作り始めから途中までの状態の内容になってるっすよ。

 

そりゃ~ブログなんてリアルタイム性は無視しちゃって、気分転換みたいな感じでしか書けねぇ~よなぁ・・・ってな気持ち、そ~ゆ~感じも分かってちょんまげ。

 

 

ちゅ~ような感じで製作記録 

ジュエリー製作記録

 

ともかくね、石のカットスタイルがファンシー、自由に過ぎる、フリーダムな感じ、難易度の高い形状となっているので、リングにするのはい~けど、石のセッティングポジション、角度とか位置とか向きとか、そ~ゆ~のに翻弄、頭の中では目まぐるしくデザインイメージが浮かんでは消え、手、止まってる時間の方が長い、そ~ゆ~タイプだったっすよ。

 

あたしの方も逆に経験とかさ、感覚的な制限とか、基本的な原則とかが決まっているので、そ~ゆ~中でデザインを絞り込んでみたり、逆にイメージを膨らませてみたりしている訳なんっすけど、あんまり何にも考えなくて製作しちゃえる初心者さんとかみたいな感じでやれたらど~なんだろうなぁ?とか余計な事とかも考えてもうて、ま、実際、いつも毎回、こ~ゆ~感じなんだけど、今回は特に漠然とした最終の完成したイメージさえも見えていなかっただけに必然的にプロセスも見えない、そうして手は止まっているも時間だけは流れていく訳っす。

 

しゃ~ねぇ~ので逆にプロセス、ひとつひとつのプロセスを足掛かりにして最終の完成したイメージを見い出すよ~な感じで、ま、こ~なってくると失敗の一度や二度は覚悟の上、失敗した中で何かを掴むしかねぇ~な。って中で製作していた訳なんすよ。

 

ジュエリー製作記録

 

三個目になると石の形状ってのは既に適応済み、フリーハンドでしか描けない特殊な形状であっても特に石枠を作るのには苦労する事はなくなっているっすが、向きと位置によってデザインそのものが大きく変わってしまうので、ポジショニングとかは三個目だからとか関係ねぇ~っすよ。

 

最初の一個目は思い切ってオフセット、つまりですね、石のポジションをリングのセンターから大きくずらしてですね、アシンメトリーにカット研磨された石の特徴にリングのデザインも乗っけていく感じ、ま、オフセットでアシンメトリーなファンシーカットだったら、そもそもデザインが完全にフリー、何が良いとか悪いとか関係ないっちゅ~か、何を以って失敗とか成功とかもない感じに持っていけるので、そ~ゆ~感じにしたら、ま~ま~いい感じになった、あたしの感覚的にね。

 

そのよ~に思っていた訳ですが、プロセスが進み完成した時のイメージが何となく掴めてくる、ま、イメージなんだけど、そ~ゆ~イメージが朧気ながらも見えてくる段階になった時にさ、もう、本当に感覚的なものなんだけど、気に入らない、失敗って訳ではないけど、何か気に入らない、ちゅ~ように感じちゃってね、多分、そん時に集中力が切れていたんっす。

 

で、案の定、見事に失速、完成間近の段階で失敗っちゅ~か、ボツたっす。

 

ジュエリー製作記録

 

石のガードル部分のポジションが波打っている、ま、高低差のあるカット研磨のルースだから、石枠も石のガードルのラインに合わせて波打ったよ~にしないといけない、ま、爪にしてもいいんだけど、このルースのフォルムを重視したい、爪留めでデザインに継ぎ目を出したくねぇ~なぁ~とか思って、ま、こ~ゆ~感じで製作途中に思い悩む時点で既に100%、その石を使ったジュエリー製作のコントロールができている訳ではない、まだ制圧中、上手くいく時ってのは、そんなに悩まない、やる事が全て次に繋がり、転がるように進んでいくもんっす。

 

で、今回はね、ちっとも転がらない、やる事が次の悩み、迷いを生み出す結果になる、ちょ~困るパターン、ま、こ~ゆ~タイプの石もあるし、こ~ゆ~タイプのデザインもあるし、こ~ゆ~感覚の時もあるし、コンディションとか気分とかもあるので深く考えない、じゃねぇ~とスランプに陥り、泥沼にハマってしまうっすよ。

 

ちゅ~ような事とか考えたりしながら、止まっている手を動かそうとするんだけど、次のポイントが見えねぇ~!完成した時のデザインが思い描けねぇ~!ってな感じで千日手、詰んだ?みたいな感じで、手、動けない、しゃ~ねぇ~から自爆を覚悟で未知の領域に踏み込んでいく訳っすけど、ま、ジュエリーに限らず、何かを生み出すって事はそ~ゆ~もんです。

 

ジュエリー製作記録

 

無難にデザインをまとめるってのもありっすけど、もう、三回目の作り直しで、ちょ~時間が掛かっちゃってるし、そ~ゆ~感じにするつもりはないものの、ちゅ~ても勢いを失うっちゅ~か、ぐんぐん、スムーズに製作が進んでいる訳ではない、逆にストップしている状態の方が長ぇ~くらいだから、勢いが出ない、そ~するとね、ちょ~心に躊躇、次の作業に萎縮しちゃってさ、ちっともデザインが発展しない、まとまろうまとまろうとしちゃうんだよ。

 

まとまらないものをまとめるのは難しいものなんだけど、まとめに入るのも広がりがねぇ~ちゅ~か、ま、それはそれでいいんだけど、気分?

 

ま、いいんだけど、最近さ、あたし個人的には、ぶっちゃけ、目を瞠るよ~なジュエリーを目にしていない、いや、技術レベルとして神業とか豪華絢爛さとしては凄まじいものとかは目にしますよ、でも、そ~ゆ~んじゃなくて、ま、そ~ゆ~時代なんだろ~けど、少なくても心を奪われるよ~なもの、心が動くよ~なものとの出会いが少なくてね、余計、そ~ゆ~気分になったんちゃうかなぁ・・・って今は思ったりすてるんだけど、実際、あんまり分かってないっちゅ~か、考えてないっす。

 

ジュエリー製作記録

 

この段階では、最初に製作して失敗、ボツにしたオフセットのリングで何となくのフォルムとかを感覚的に掴んでいる部分があるし、こ~ゆ~大胆にカットしたりボリュームの調整をするよ~な段階ってのは、ま~ま~攻め込んでいく、失敗したら失敗したで今更って話しですしねぇ・・・あたし、フォロー的な作業って嫌い、常に完璧だと思える状態を連鎖して完成に漕ぎ着けたい人なので、なまじ多少のミスなら修正すればいいや。っちゅ~ような気持ちでは製作しない派なんっす。

 

まぁ、ワックスメーキングの場合、鋳造で失敗する可能性やキャスト状態の良し悪しとか工程上のリスクは何気に多いっすから、ワックスでの造形ができたからって完成ではない、むしろ全工程の40%くらいの段階っすから、そ~ゆ~サイクルでのモチベーションとか集中力とかのコントロールが必要だったりするんだけど、先の事は分からねぇ~から、今、製作している一点、その作業や工程が全てなんだよぅ。

 

ちゅ~ような感じで、次回はワックスが完成した状態を紹介するっす、いつの日か。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΘεΘ

 

 

続きはいつなん・・・

ΦωΦ

 

ま、その内っちゅ~か、今回はあたしが書いたんだよ。

ΘεΘ

 

おまへが勝手に書いたんじゃん。

ΦωΦ

 

ま、そうっすよ。

ΘεΘ

 

で、続きは?

ΦωΦ

 

ちょっと慌ただしいし、楽しみは後まで残しておく派。

ΘεΘ

 

じゃ、次はあたしが違う事を書くからね。

ΦωΦ

 

あい。

ΘεΘ