猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ヘルデライト:Herderite

ヘルデライト

 

む、今週末はハロウィンのイベントになるんっすかね?

 

あたし的には東京、お江戸では渋谷がベース、表参道、青山、代官山、恵比寿くらいしか詳しい土地勘がない、そのような状態であるが故に渋谷っちゅ~エリアには無数の想い出がある訳なんですが、ちゅ~ても渋谷、ま、渋谷に限らねぇ~んだけど、東京、お江戸の繁華街ってのは変化が早い、その移り変わっていくスピードは劇的なものがあって、数年で見違える程に様変わりしちゃっているのです。

 

いろいろな変化や刺激を取り入れようと再び東京に舞い戻って1年以上となるっすけど、ま、あたしの考える変化とか刺激なんて芥子粒のよ~に小さい些細な事って感じちゃうくらい東京、まぁ、あたしが詳しく知っているいるエリアは前述の渋谷、表参道、青山、代官山、恵比寿くらいなんだけど、その時、時代は動いた!ってな感じで、すっかりと変わってしまった感じもあって、ちょっと寂しさ、物憂いな気分になってしまっちゃいます、時々。

 

実際のところ、朧気ながらも何となく心に期するところがあって東京に戻った訳っすけど、時の流れってのは街の変化とかだけじゃなく心も変化させるものでして、ある時代、ある年齢、ある状況、ある何かによって感じ方が違う、そ~ゆ~のは良いとか悪いとかって話しではなく、あたしのよ~に自由気ままな独り身で地元というような拠り所を持たない根無し草、浮雲ちゃん、ここが我が家、ここがホームっちゅ~ような感覚を持たぬ人にとっては当たり前の事として引っ越しとか活動拠点の移動とかをする度に感じる事なんっすよ。

 

ちゅ~ような感じっすが、以前に渋谷に住んでいた頃は日本と韓国?ちょっと興味がないので曖昧な記憶っすけど、サッカーのワールドカップが日本で開催されていた頃で渋谷のスクランブル交差点にはサッカーファン、或いはサッカーに便乗したお祭りムードに引き寄せられた大勢の民衆が集まって大騒ぎ、地下街への出入口の上に登って跳ねまわったりダイブしたり、もう奇声と嬌声と意味不明の外国語とかで、ちょっとしたカオスな状態だったのですが、そのころはハロウィンなんてキャバクラみたいなところとか一部のショップで催される小規模なイベントだったんだよね。

 

しかしながら、今では(今年は知りませんが一昨年とか昨年くらい)ハロウィンで仮装した大勢の民衆が渋谷のスクランブル交差点~センター街の辺りに集まり、何だか分からないんだけど練り歩き、SNSとかにアップする為に写真の撮影を至る所でしておって歩くに歩けない、進みたくても進めずな感じだったっすよ。

 

まぁ、ちゅ~ような感じの時期が今年も到来したって事っすね。

 

鉱物だったら、ハロウィンっぽい感じって何となくフランクリン鉱山の蛍光鉱物とかみたいな毒々しさを感じる蛍光性を持った鉱物なんかが、何となくハロウィンっぽい感じがするのですが、パッと思い浮かんだっすよ。

 

ま、ちゅ~ような感じで、今回は稀少石でもあり、蛍光鉱物でもある「ヘルデライト:Herderite」って鉱物(宝石名も同じくヘルデライト)を紹介しようかと思っているっす。

 

最初、ちょっと違う内容で一度、記事の方を上げたのですが、何か違う、何って具体的な事は分からないけど、ちょっと違うって感じたので、ここまでの文章を全て書き直しての再投稿?もう一度、改めて公開するに至った訳なんっすね。

 

 

ヘルデライトのルース

ヘルデライト

 

ヘルデライトは基本的に透明無色のカラーレスのタイプと淡い黄色や緑色やピンク色といったファンシーカラーのタイプになり、特にカット研磨されたルースの場合、見た目では何という鉱物で何という宝石名になるのか分からない、そ~ゆ~意味では専門の宝石鑑別機関による鑑別をしないと定かではない感じになってしまうのですが、ヘルデライトは古くから熱心な愛好家さんや蒐集家さんのコレクションとして珍重されていたんっすよ。

 

現在は何を以ってマニアックというのかが定かではない、分からない感じの時代になってきており、そ~ゆ~意味ではルースのような小さくて場所を取らない、まぁ、ちゅ~ても宝石ですしね。ってな感じで許される、ま、ま、容認できる範疇、そ~じゃない頃の時代から偉大なる先人達、あたしと同様、或いはあたし以上の熟練、筋金入りの「石の人(あたしが勝手に呼んでいるだけだけど)」、そ~ゆ~筋金入りのマニアな方々は、ヘルデライトっちゃ~欲しいけど手が出ない、まぁ、ちゅ~ても手を出すけどね。ってな感じの存在として、最近だと知名度が上がっている様々な稀少な鉱物とか宝石と同様に入手難易度としては決して低いものではなかったんっすね。

 

コレクター向けの中でもルースってのは鉱物標本とか原石なんかとは違ったハードル、それは石質だったりサイズだったり、メジャーな宝石とかと違って趣味の世界、その中でもルースが好きという極めてこだわりの強い要素があったので、まぁ、ちっとも手に入らない、ま、インターネットとかも普及してなかったしね・・・

 

ま、ちゅ~ような感じで完全にコレクター向けとなっている訳ですが、ファンシーカラーだからスパルタンな感じがしないっちゅ~か、何となく優しい感じのニュアンスっちゅ~感じで家族に内緒、もしバレてもうてもファンシーさで以って何とか誤魔化す、そ~ゆ~事ができたらいいなぁ・・・的な。

 

shop-nekoguruma.com

 

多分、もっと所有していると思うんっすけど、もう中央宝石研究所に何十個もの単位で鑑別に出しているし、そもそも探すのも大変なので出てきたタイミングでしか紹介できない、ま、ちゅ~ような感じで、あたしもまた石の人っすねぇ・・・ 

 

ちゅ~ても、一応、販売だってしている訳なので、単なるコレクターって訳でもなくなっている訳ですが、それでもジュエリー製作と宝石や稀少石を次世代の後継者に託していくって事は、できる限り続けて行きたいと思っております、スローなマイペースで・・・

 

現在はお買い求め易い価格になるよう、小さ過ぎて何だか良く分からないようなサイズにカット研磨されたルースなんかが市場に溢れている、ま、それはそれで時代ってやつなのでいいんだけど、大きさってのも稀少性の一要素になりますから、そこは古い時代のあたしなんかはサイズと色合いと品質とカット研磨の状態っちゅ~総合的なポイントの中、石の大きさ、サイズ感ってのは重視しているポイントだったりするんだよ。

 

 

ヘルデライトという鉱物・宝石について

ヘルデライト

 

ヘルデライトは鉱物名も宝石名も同じ「ヘルデライト」の名称となり、透明無色のものよりも淡い色合いの緑色やピンク色や黄色といったファンシーカラーが好まれますが、そこまで強くはないものの蛍光鉱物のひとつとして、オーソドックスというか古典的な稀少石として愛好家さんや蒐集家さんの間では親しまれていますよん。

 

モース硬度は低めの数値ですが、劈開がない事から特に透明度のある結晶はカット研磨されたルースの状態でも稀に存在してて、ま、ちゅ~てもマニアックな鉱物である事は確かで宝石というよりも稀少石という扱いになっているっすね。

 

この画像の「イエロー・ヘルデライト」は、主に淡いファンシー系の色合いが特徴となっているヘルデライトとしては珍しく、かなり彩度の強い鮮やかな色合いをしているっすよ。 

 

【 ヘルデライトの特徴や数値 】 

  • 鉱物名:天然ヘルデライト
  • 宝石名:ヘルデライト
  • 和名:ヘルデ石
  • 結晶系:単斜晶系
  • 産出形状:柱状結晶、卓状結晶、群晶
  • カラー:無色、淡黄色、ピンク色、淡緑色
  • 透明度:透明~半透明
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:5~5.5程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:2.95~3.02程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.591~1.624程度
  • 多色性:微弱な三色性
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • インクルージョン:液体包有物、微小包有物、成長線等
  • 産地:ブラジル、アメリカ、ドイツ、オーストリア、ロシア等
  • 補足:蛍光鉱物

 

ヘルデライトという名称はドイツの鉱山主:S.A.W.von.Herderの名前に由来したもので質の良い結晶はアメリカやブラジル産が多いもののドイツやオーストリア、それに昔でいうところのソ連なんかでも産出しちょります。

 

ヘルデライト

 

また「ヘルデライト」ってのは、珍しいベリリウム鉱物(原子番号:4、元素記号:Be)のひとつとなり、このベリリウムっちゅ~のは、エメラルドやアクアマリン等のベリル(緑柱石)から産出される物質となっていて何気に稀少性が高い、それは宇宙って規模で見ても稀な元素になっているので、まぁ、鉱物ファン、愛好家さん、蒐集家さんも飽きる事なく楽しめるロマン溢れる何かがあるっすよね。

 

以前は主にアメリカ産が透明無色や透明淡黄色、ブラジル産が透明無色や透明ピンク色や透明淡緑色をした品質の良い原石の主な産地でしたが、そこでしか産出しないという話しではなく、そうした産地の場合、そ~ゆ~色合いのタイプが多かったってだけの話しっす。

 

こ~ゆ~マニアックな宝石とか稀少宝石とか稀少石ってのは、素人さんでは真贋の確認が困難になり、かと言って、カット研磨されたルースの場合は宝石鑑別機関で鑑別してもらえるものの原石や鉱物標本となると宝石鑑別機関では鑑別できない為、かなりのリスクがあるから、鑑別書とまでは言わないけど、せめて簡易ソーティングくらいはしないと違う石だった・・・って事もあるので、ちょっと注意して下さいませ。

 

 

ちゅ~ような感じで、今週末のお天気情報は何にも知りませんが、10月最後の週末ですし、ハロウィンとかのイベントがあるような感じもするので、楽しんでお過ごし下さいね。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

ハロウィン・・・渋谷に繰り出す?

ΘεΘ

 

天候と気分と体調次第かなぁ。

ΦωΦ

 

だから何?って感じだもんねぇ・・・

ΘεΘ

 

ま、成り行きって感じで。。

ΦωΦ