猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ジュエリー製作記録:007(思いっきし製作途中のマウシットシットのK5地金リング)

マウシットシットのゴールドリング

 

今回はワックスメーキングで製作したリングを特注(特別配合)の「K5ピンクゴールド」の地金を使って鋳造したので、ゴールドの品位やゴールドの特性なんかにも触れつつ、製作途中となる鋳造(ここでは貴金属地金のキャスト、或いはロストワックス)についても少し紹介しようかと思っているんだよ。

 

ちゅ~ような感じで、鉱物的には「コスモクロア輝石」、宝石名としては「マウシットシット」等の名称で呼ばれるルースを使ったリングの製作の流れも意識して書いてみるっす。

 

ちゅ~てもコスモクロア輝石やマウシットシットといった石の紹介は省略しているので、ま、もし「コスモクロア輝石」や「マウシットシット」について知りたい事があれば、下記の過去記事をご覧下さいませ。

 

www.nekoguruma.site

 

マウシットシットという宝石は、コスモクロア輝石という鉱物を主成分にした暗緑色~緑色(その多くは緑色と黒色の混色」となり、緑色をした翡翠の発色起因のひとつとなっている鉱物っすよ。

 

糸魚川ヒスイでもコスモクロア輝石に起因した緑色のタイプが稀にありますが、どちらかっちゅ~とミャンマー(ビルマ)産ヒスイの緑色の起因成分となっている事が多くなり、コスモクロア輝石が主成分となったマウシットシットに関しては、ヒスイと似た鉱物とはなりますが、翡翠とは異なるマウシットシットという固有の宝石名を持っているんですね。

 

ちゅ~ような感じで、今回はそんな「マウシットシット」を使ったK5イエローゴールドのリング製作記録になるっす。

 

 

様々なゴールド地金についての予備知識

ゴールド(金)は、ジュエリー等の装飾品だけでなく様々な産業分野で利用される代表的な貴金属であるだけでなく、比較的にリスクの少ない資産としての価値を持っているのが特徴となりますよ。

 

金地金

 

【ジュエリーに使われる地金素材や特徴】

  • プラチナ:PT.900(プラチナの含有率が90%)やPT.950(プラチナの含有率が
         95%)がジュエリーや腕時計等の装飾品に用いられます。
         化学変化を起こし難い貴金属地金でアレルギー反応が生じ難く、純プ
         ラチナ(PT.1000)では軟らかい事から装飾品の殆どが5~10%のパラ
         ジウム等の地金で割った二元合金となっていますよ。
         装飾品以外でも自動車の触媒等、産業分野でも利用されているので、
         地金相場の変動は産業分野での需要が大きく影響するっす。
         色合い的には艶やかさを感じる銀色となり、融点が1700℃以上で比重
         がある為、同一デザインの同一サイズのシルバー地金の2倍くらいの重
         量となります。

  • ゴールド:純金は24金やK24となり、金の含有率については、K18の場合は75%、
         K10の場合は約41.7%、K5の場合は約21%となってて、イエローゴー
         ルドやピンクゴールドは金と銀と銅の三元合金、ホワイトゴールドの
         場合はパラジウム等の色抜き材を入れた四元合金になっていますよ。
         古くから珍重されてきた代表的な貴金属地金のひとつで純金は軟らか
         過ぎる為、装飾品としては、K22、K18、K14、K10、K9、K5といった
         様々な品位のゴールドが用いられます。装飾品以外では主に現物資産
         として扱わる為、純金のまま延べ棒やコイン等として所有される事か
         ら、地金相場は様々な市場状況によって変動しますよ。
         色合い的には、混ぜ合わせる割り金の種類、割り金の比率、ゴールド
         としての品位等により紫~赤~ピンク~イエロー~グリーン~ホワイ
         ト等のカラーバリエーションが作れ、品位や割り金の比率によって違
         いますが、K18の場合で同デザインの同一サイズのシルバー地金の1.5
         倍くらいの重量になります。

  • シルバー:純銀はSILVER.1000ですが、軟らかい事から主に銅を混ぜた二元合金
         の状態でジュエリー等の装飾品に用いられます。
         一般的にシルバーの含有率:95%のSILVER.950、シルバーの含有率:
         92.5%のSILVER.925(スターリングシルバー)にして使われますよ。

 

ちゅ~ような感じで、純度の高い貴金属は合金にする事で実用的な強度や硬度にされとりますが、どの貴金属地金も独特の光沢感や質感、色合いの違い、身に着ける事による風合いの変化なんかに違いがあって楽しいっすね。

 

ゴールドに限ってだと金色という派手やかな色合いを持っている貴金属地金になり、品位(金の含有率)や割り金(金以外の地金)の比率によってカラーバリエーションが多くなっちょり、地金の開発って意味では多様性があるので好んで使っちょります。

 

ま、あたし個人的には金属アレルギー等の関係もあってK18しか身に着けないっすが、風合いや質感って事だとシルバーも好きだし、プラチナの艶やかな光沢感も好きなので、それぞれアレルギーさえなければ何となくの色合いとか質感の好みって感じでいいんじゃないかしら?

 

  

ワックスを鋳造して地金に吹き変えたっすよ。

この工程やこうした工程で製作する技術の事をキャストとかロストワックスとか鋳造とかって言うんだけど、鋳造のプロセスについては以前に別のサイトで紹介したので、もう逆にそっちを見てちょんまげ的な感じっすが、そっちでワックスメーキングとかの紹介とかもしているから、ジュエリー製作そのものに興味があるんだったら、マジ、そっちのサイトの方がいいっすよ。

 

canecry.com

 

canecry.com

 

 

ちゅ~ような感じで、大幅に説明を省いちゃって話しを進めちゃいますよ。

 

マウシットシット

 

ブルーワックスを使ってですね、こう雫型、涙型、ティアドロップとかペアシェイプとかって呼ばれる形をしたマウシットシットのリングを作ったところっすね。

 

マイブームちゅ~か、何となくの気分とか何だかよく分かんない理由で急に特定の宝石を使ってみたくなる時もあるって感じで、この時はマウシットシット、コスモクロア輝石な気分っていうか、そういう時期っていうか、そんな感じだったんよ。

 

マウシットシット

 

ちゅ~ぞう、ちゅ~よ~な鋳造の工程を経て、ワックスで製作したリングを今回はK5(5金)のピンクゴールドに吹き変えた状態っすね。

 

K5は、純金がK24(24金)なので、5/24、5月24日じゃないよ、24分の5、ま、大体、21%くらいのゴールドを使った品位になり、これ以上、ゴールドの割合を下げちゃうとゴールドっていう感じじゃなくなるギリギリ的な水準になっちゃうんちゃう?

 

ちなみに100%の内の21%くらいが金になり、残りの79%くらいは銀と銅になりますが、このくらいの割合っていうか比率ってのになると微妙な色合いの再現が難しくなり、K18とかよりも鋳造リスクが高くなっちゃうんだよ・・・

 

キャストの部分修正は全てレーザーで鋳造した時にできた湯道とかの不要な地金を使って処理しちゃっています。

 

マウシットシット

 

ちゅ~かね、ちっとも関係ないんだけどさ、お盆が明けて天候が回復、あ、ちゅ~ても8月、まだ暑さを感じるちゅ~か、夏っすねぇ。

 

ちゅ~ような印象だったのも束の間、早っ!もう9月、ドゥユリメンバ~、ザトゥインティ~ファ~トゥナ~ィオブ、セプティンバ~。

 

アース&ウインド&ファイヤー&ウォーター&サンダーの力を借りて宇宙のファンタジーを感じていた頃から何十年もの時を経て、そんで、また9月、もう何回目の9月、パラッパッパ~パ~バ~ディヤ~セェイ~ドゥユゥリメンバ~、バーディヤ~ダシンインセプテンバ~ちゅ~感じで延々と繰り返し、そんな感じの懐かしいメロディーが記憶の底から蘇り、その頃を想い出しながら心は昭和、あたしの心も20代っすが、現実は厳しいちゅ~か、昭和って何年前の話しなん?

 

今じゃ西暦、2017年とかが感覚的には普通になっちゃってて、逆に平成何年なのかって急に訊かれても分かねぇ~感じちゅ~か、もう逆に西暦で統一してもらった方がいいって思っているのに何でか昭和ってフレーズにはノスタルジーちゅ~か、ファンタンジーな雰囲気が漂っていて、もう不思議と逃れられないちゅ~か、こういうのを因果つ~の?

 

マウシットシット

 

お江戸のお天気は雨、それは雨、これも雨、そして雨、きっと台風の影響とかもあるんでしょうが、肌寒くて季節は確実に秋、オ~タム、タムタム・ウラウラ・タムタム・ウラウラ・ウラ~!やっほ~やっほ~、お~れジャングル黒べぇ~、や~りだ~魔法だ~不思議な力だ、タンタン・タタン・タンタッタンタン・タンタン・タタン・タンタッタンタン、べぇ~っか~んこ~ってエンドレスにジャングル黒べぇのテーマソングが今、急に頭の中でリピート再生されてマジ、ファンタジーっす・・・

  

ま、このブログは不定期更新なんで何なんっすが、思い付いた事ちゅ~か、思い出した事ちゅ~か、思い浮かんだ事を適当に書いちゃう悪い癖ちゅ~か、そういう傾向が表面化し始めちゃってるけど、こういうのは読む人が訳が分かんなくなっちゃうし、書いているあたしが頭のおかしな人だと思われちゃうからダメだ・・・って以前にも何度も何度も同じ事を思ったのに繰り返さずにはいられないちゅ~のも、これまた因果か?

 

こういう感じじゃない感じにしようと思ってタンタン・タタン・タンタッタンタン、べぇ~っか~んこ~。

 

ちゅ~感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

加速的に話しが脱線してるじゃん。

ΘεΘ

 

おまへが脱線ばっかしとったのが今なら分かるっす。

ΦωΦ

 

だろ?

ΘεΘ

 

結局、こういうのが好きやねんなぁ・・・

ΦωΦ

 

落ち着けるなよ。

ΘεΘ

 

ここが着地点ちゅ~か出発点ちゅ~か原点じゃないっすか?

ΦωΦ