猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

フォスフォフィライト:Phosphophyllite

フォスフォフィライト

 

いつ梅雨入りしたのか今となっては定かではない感じですが、何だか雨が少なかったものの梅雨明けしたみたいですね。

 

今回も不定期で紹介しているコレクター向けのカットストーンとなる「フォスフォフィライト:Phosphophyllite」を紹介しようと思います。

 

あたし的には・・・というか鉱物や宝石の蒐集家さんや愛好家さんであれば、もしかすとご存知の方がいるかもしれないですね。って感じのマニアックなフォスフォフィライトですが、いつ頃だったかなぁ?

 

あんまり覚えていないんだけど1年?2年?

そんくらい前から時々、検索ワードで登場する事が多くなった一般的な知名度はそれ程でもないフォスフォフィライトですが、何か詳しくは知らないんだけど漫画?アニメ?

 

何か、そういった中に登場するキャラクターの名称になっているみたいで、その影響もあって検索する方が増えたみたいですね。

 

今では鉱物名や宝石名は、様々な漫画やアニメやゲームのキャラクタ―名やアイテム名みたいな形で使われる事が多くなり、知名度の低いコレクター向けの宝石であっても興味を持つ方が増えてきましたが、その分、ネット検索をしても石だけでなく知らないキャラクターやゲームなんかのアイテムがヒットするようになったっすね。

 

これはジュエリーやアクセサリーなんかでも同じで、ジュエリーネイルとかレジンジュエリーとかもヒットしちゃったり、カーアクセサリーやスマフォ用アクセサリーにようなものなんかもヒットしてくるので、複数のキーワードを入れて検索しないと全く知らないものや分からないものが表示されちゃう事ない?

 

あんまりネット検索をする事がないので、複数のキーワードを入力するのが普通なのか分からないんだけど、便利なのか便利じゃないのかという事さえも分からなくなってきつつあるんだよ。 

 

ま、ちゅ~ような感じで気が付けば雑談、フォスフォフィライトに関係のない話しの方向に向かいつつあるのを敏感に察知したので、これを回避、素早く軌道修正して「フォスフォフィライト」について紹介していきたいと思います。

 

 

フォスフォフィライトという鉱物について

一言で言えば、稀少石の高い鉱物になり、色鮮やかで透明感の高い宝石質のものは原石自体が少ない上、産地も限定される事から稀産で稀少なものとなります。

 

こうした宝石質の原石自体が少ない上、その殆どが小粒サイズとなり、コレクター向けのカットストーンでは定番的な要素となっているファセットカットにカット研磨するのが非常に困難なデリケートな特徴があり、コレクター向けの観賞用カットストーンとしては高価な稀少宝石のひとつなんですね。

 

高品質な大粒サイズのルースの多くは値段が付けられない程、稀少性が高くなり、小粒サイズのカットストーンであっても角の部分が欠けてしまっていたりするものが多いので予算と石のサイズとカット研磨の状態やスタイル、それに色合いといった様々な要素を勘案して少しでも希望に見合ったルースを探さなければいけないという、かなり石が好きな人じゃなきゃ、何にも楽しくない要素が盛り沢山なんですよ。

 

逆に言えば、興味のある人にとっては楽しみが多いって事になりますが、そんなに市場流通量がないので、縁とかタイミングとかが大事かもしれないっすね。

 

フォスフォフィライト

shop-nekoguruma.com

 

フォスフォレッセンスと呼ばれる和名でいうところの燐光性を持っている上、多色性もある為、同じルースでも見る角度や光源の違いによって見た目の色合いが変わって見えるのが特徴かしら?

 

今回、こちらで紹介しているフォスフォフィライトのカットストーンは、どちらかというとブルー系が強い色合いに見えますが、光源によってグリーン系が強い色合いに見えます。

 

フォスフォフィライト

 

  

フォスフォフィライトの特徴や数値といったデータについて

フォスフォフィライトは、鉱物的には燐酸化鉱物の一種となり、産地や個体差による違いはありますが、フォスフォレッセンスの影響でネオンカラーを感じる透明青緑色をしているのが特徴です。

 

少しばかり読み難い宝石名となりますが、その名称の由来は燐鉱床から産出する板状劈開を持っている事から、ギリシャ語で燐を意味する「phospho」と葉片状を意味する「phullon」となります。

 

特にカット研磨が施される色合いや透明度が良い宝石質の原石は、ボリビアのセオ・リオ・デ・ポトシ産が主産地となり、他の産地では殆ど宝石質の原石が産出しない事やボリビアでも産出量そのものは限定的なものとなる為、そうして考えてみると何気に稀少宝石としてはコレクターの間では知られた宝石になっているのかもしか。

 

フォスフォフィライト

  

【 フォスフォフィライトの特徴や数値について 】 

  • 鉱物名:天然フォスフォフィライト
  • 宝石名:フォスフォフィライト
  • 和名:燐葉石
  • 結晶系:単斜晶系
  • 産出形状:柱状結晶、卓状結晶
  • カラー:無色、青緑色
  • 透明度:透明~半透明(宝石質は透明)
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:3~3.5程度
  • 劈開:一方向に完全
  • 断口:不平坦状
  • 比重:3.08~3.31程度
  • 偏光性:複屈折性
  • 屈折率:1.595~1.621程度
  • 多色性:微弱な三色性
  • 分光性:特に必要な吸収を認めず
  • インクルージョン:液体包有物、管状包有物等
  • 産地:ボリビア、ドイツ等

 

 

鉱物や宝石の名称って何が切っ掛けになって覚えたり、興味を持ったりするのか分からないもので、特にフォスフォフィライトとかみたいなマニアックな宝石は目にする機会も耳にする機会も少ないと思うのですが、漫画とかアニメとかゲームとか何の関係もないところで知る切っ掛けが生まれるちゅ~ところに時代の変化を感じます。

 

そういう切っ掛けで知った人が、実際の宝石や鉱物標本にどれだけ興味を持つのかは謎ですが、面白いっすね。

 

ちゅ~感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

ま、時代は常に変化するって事だよ。

ΘεΘ

 

ですね。

ΦωΦ

 

置いてけぼりだよ。

ΘεΘ

 

えっ、意図的に立ち止まってんじゃないのか?

ΦωΦ