糸魚川ヒスイに関しては、ちょいちょい何気に単発の記事を書き加える感じで考えているのですが、これまでも違ったアプローチから何回か糸魚川ヒスイの書いているので、興味のある方は過去の記事なんかも見て下さいませ。
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ちゅ~ような感じで、今回は素人さんには危険な為、糸魚川ヒスイの採取方法としては山翡翠と並んで地の利や経験やスキルが必要になってくる海中採取(海底採取)の糸魚川ヒスイの原石を紹介したいと思います。
過去の記事は自分で書いておいて何なんだけど、この新ブログを立ち上げて間もない頃だった事もあり、あまり細分化した内容では書いていなかったと思うのですが、もしかしたら重複しちゃう部分があるかもしれないので、その時はごめんね。
糸魚川ヒスイ原石の主な採取スタイルや特徴について
糸魚川ヒスイは新潟県寄りの富山県~新潟県の糸魚川周辺の限られたエリアで採取する事ができますが、国立公園になって採取禁止となっているエリアや私有地となっているエリア等もあるので、そうしたエリアを除くと主に日本海に面したヒスイ海岸、ヒスイ海岸に流れ込む河川や河川敷といったポイントが比較的に誰でも探し易いポイントになるんですよ。
ま、ちゅ~ても車での移動が便利なので車で行かれる方が多いと思いますが、駐車できるポイントが限られている事から、最初の内は車が停め易くて比較的に探索できる範囲が広いポイントでの糸井川ヒスイ探しがお薦めです。
そんな糸魚川ヒスイの原石探しには、いくつかのスタイルがあり、そのスタイルの中で採取できる糸魚川ヒスイの原石には、それぞれの特徴があります。
【 糸魚川ヒスイ原石の採取スタイル 】
- 海岸採取:日本海に面したヒスイ海岸の海岸線や波打ち際で打ち上げられた糸魚
川ヒスイの原石を採取する方法で新潟県では角張った原石、富山県で
は少し角の取れた原石が見付かり易いです。 - 河川採取:ヒスイ海岸に流れ込む河川や河川敷で糸魚川ヒスイの原石を採取する
方法で上流と下流、河川による糸魚川ヒスイのタイプの違いがありま
す。 - 海中採取:海底に沈んでいる糸魚川ヒスイの原石を海中に潜って採取する方法に
なり、危険が伴います。 - 山間採取:河川上流域となる渓谷や山間部に踏み込んで糸魚川ヒスイを採取する
方法になり、危険を伴います。
山間部や河川上流域から河川に流れ込み、それが日本海へと流れ込み、サイズが大きく重量のある原石や形状的に海流や波による影響を受け難い原石が海底に止まり、小型のものや波の影響を受け易いものが海岸に打ち上げられ易い事から、その採取場所や採取スタイルによって同じ糸魚川ヒスイの原石であっても少し特徴が違っているんですよ。
【 採取スタイルや場所による糸魚川ヒスイ原石の特徴 】
- 海岸翡翠:海岸に打ち上げられた糸魚川ヒスイの原石となる為、他の採取方法で
採取した糸魚川ヒスイに比べ、明確な産地が特定できないものが多く
なります。
また、長い年月、海中で他の鉱物や砂利石と共に日本海の荒波に揉ま
れてきた事で、自然な感じに角が取れ、表面研磨されたようなものが
多くなります。
あまり大きな原石は海が荒れた時や荒れた後といったタイミング以外
では見付かる事は少なく、比較的に小さ目の原石が中心となります。 - 河川採取:海岸採取や海中採取の糸魚川ヒスイの原石と違って、角が滑らかにな
る程に自然に研磨されたものは少なくなりますが、比較的に大き目の
原石や河川域独特の色柄模様を持ったものが見付かり易くなります。
石の石の隙間に挟まった状態や上に他の石が積み重なった状態で下の
方に埋もれている場合もあり、やはり悪天候で河川の水量や川の流れ
が激しい時やその後といったタイミングは期待できますが、そうそう
簡単には見付けられないと思います。 - 海中採取:海底に沈んでいる糸魚川ヒスイの原石を海に潜って探す方法になり、
海岸採取や河川採取よりも経験や勘や地の利が求められるものの比較
的に大きな原石を採取する事ができます。
海岸採取の原石と同様に自然に角が取れた状態のものが多いものの
様々な海中生物の痕跡があったり、潮焼けとか海焼けとか呼ばれる表
面が黄ばんだような色合いをしていたり、ヒスイ原石に含まれる鉄分
や付近にある他の鉱物の鉄分などによる錆びが見られる場合もありま
す。 - 山間採取:河川を辿ってひたすら上流部に向かったり、昔の鉱山跡地といった山
間部まで登っていき糸魚川ヒスイの原石を採取する方法になり、土地
勘や立入禁止区域といったエリアを把握していないとできない採取方
法になります。
崖崩れや破砕片といった破片状で凸凹した鋭い状態のものが多くなり
ますが、加工用の原石といった大型の原石が見付かるかもしれませ
ん。
大きくなる程、重量も重くなるので採取しに行くのも採取できたとし
ても帰るのも大変なので海中採取と同様に危険が伴います。
個々の好みもあると思いますが、最初の内は無数の石の中から糸魚川ヒスイを見付け出すのがハードルになり、その次に大きさや石質や色合い等の良いものを見付け出すのがハードルになるんじゃないかと思います。
サイズが大きくて石質的にも素晴らしく色合い的も美しいものが見付かると良いのですが、なかなか、そうした原石に巡り会う事は少ないので、恐らくサイズ重視か品質重視に分かれると思います。
もちろん、どちらの場合であっても大きくて石質の良いものは探しますが、勾玉等の加工をされる方だと大きさに対する意識が強くなり、原石として愛でる方だとサイズは小さくても品質に対する意識が高くなるような気がします。
ま、大きい原石、小さくても石質の良い原石そのものが滅多に見付からないので、意識が向いていても結果に結び付かない事の方が多いのですが、そんな意識によって海岸や河川といったポイントの選択が変わる部分もあるんじゃないかなぁ。
海中採取(海底採取)の糸魚川ヒスイ原石の魅力
どんな採取方法で見付け出した糸魚川ヒスイの原石も何らかの特徴や自然美が感じられて魅力的ですが、海中採取(海底採取)の糸魚川ヒスイ原石の場合、特に表面が潮焼けや海焼けと呼ばれる独特の黄ばんだような色合いをしている事が多い為、その質感は他の採取方法で採取した原石では感じられない独特の雰囲気があります。
また、ヒスイ原石に含まれる鉄分や付近にあった他の鉱物から出た錆びも同じで、こうした特徴は好みにもよりますが、何ともいえない魅力を感じる人も少なくありません。
海中生物が生息していた名残りや痕跡については、あたし個人的には苦手なのですが、消毒や水洗いといった作業以外は何の手も加えていない自然のままの状態の証しともいえますね。
海中生物が生息していた痕跡はゴシゴシ洗うと綺麗になるものの潮焼けや錆びは少なくても原石の表層部に浸透している場合が多い為、洗ったくらいでは落ちない事が多いですよ。
いろいろな海中採取の糸魚川ヒスイ原石
こちらの糸魚川ヒスイは、石目や凹凸した窪んだ部分に赤茶けた潮焼けが見られる全体的に少し淡い緑色を感じる白色をした海中採取の原石になります。
ところどころ白い海中翡翠ならでは付着物がありますね。
こちらの糸魚川ヒスイは、やや石肌の粗い海中翡翠の原石になりますが、何ていう生物か分からないけど海中生物の痕跡が特徴的ですね。
やはり少し淡い緑色を感じる白色系のヒスイ原石となりますよ。
この糸魚川ヒスイの原石は、全体的に青緑色をした比較的にきめ細かな石肌をした海中翡翠となり、白色系のタイプよりも稀少なタイプになります。
このタイプは単純に海中であっても海岸であっても見付け難い色合いとなり、あたし的には気に入っている原石のひとつですね。
こちらの糸魚川ヒスイの原石は、かなりきめ細かな石肌をした滑らかな印象の海中採取の白翡翠となります。
形も整っていて何気に可愛らしいものの苦手な海中生物の痕跡があるので、個人的にはゴシゴシと洗ってしまいたいところです・・・
あたし個人的には、基本的に海岸採取が好きで、糸魚川ヒスイの原石としても海岸採取の自然な感じで角が取れて自然な感じの光沢感が感じられるものや質感が感じられるものが好きなのですが、海中採取の糸魚川ヒスイの原石は自分では採取する事ができない海中採取の原石になる為、興味深く眺めちゃいました。
河川採取とかの糸魚川ヒスイの原石であれば角張った部分を自然な感じに滑らかにする為、バレル研磨という自然石風の研磨をする場合もありますが、海中採取の原石は形そのものは滑らかですし、下手に研磨加工すると海中翡翠らしい独特の質感が損なわれてしまう為、そのままにしています。
ちゅ~か、そんなに手に入らないんですね・・・
ちゅ~ような感じで、これからも少しずつ、いろいろな糸魚川ヒスイの原石やタイプなんかを紹介していきます。
ちゅ~感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
久し振りに糸魚川ヒスイじゃん。
ΘεΘ
久し振りなのかなぁ?
ΦωΦ
何気に久し振りだと思うよ。
ΘεΘ