現時点では、このブログはチマチマと書き溜めた下書き記事を予約配信している状態なので、時間や体調とかに余裕がある際、まとめて何回か分の記事を書いている都合上、日々の出来事や雑談的な内容が殆ど書かれていないから、ちょっと気分が乗らなかったり、体調が思わしくないと作業的な感じになってしまい、なるべく早く不定期更新でも構わないのでリアルタイム性のある記事を書ければと思っています。
まぁ、そんな日が訪れるのも近いというか、恐らく7月くらいからは、そんな感じになりそうです。
ちゅ~ような感じで、前回の記事では知名度が高く誰もが知っている代表的な宝石のひとつとなる「ルビー」の紹介をした反動で、ちょっと気分転換に宝石として扱われる事は殆どないものの天然石としては非常に高価な部類に入る「ファイアー・アゲート:Fire Agete」を紹介したいと思います。
ものすごい緩急がありますね。
「ファイアーアゲート」の最大の特徴は以前に紹介した「レインボー・ガーネット」にも見られる「イリデッセンス効果」と呼ばれる光の干渉によって生じる特殊な虹色の色彩が生じる事になります。
下のバナーは、その時の記事へのリンクとなりますが、レインボーガーネットにしてもファイアーアゲートにしても石の地色としては地味な印象の強い褐色~茶褐色といった系統となるのですが、そんな重厚感のある地色に虹色の光彩効果が見られる事から力強さや鉱物としては個性的な印象を持つので、意外にも人気の高い鉱物になるんですね。
特に今回は手抜きの記事を書こうと思っている訳ではないのですが、ファイアーアゲートはパワーストーンとかのブームというか、そうした感覚が流行っていた頃に取り上げられる事が多かった天然石だった事もあり、あたしのようにパワーストーン的な要素よりも純粋な美しさや鉱物や宝石として個性を好んでいると何となく抵抗があったのは事実で、そういう意味ではパワーストーン的な要素について何も書けないので少しあっさりとした記事になってしまいそうですが、アゲートのようなタイプの天然石というか鉱物は説明が難しいので長文になるのかしら?
ちょっと予想が付きません。
ちゅ~ような感じですが、純粋な天然石として扱われる鉱物の紹介は久し振りな気がしますが、今回は「ファイアーアゲート」について紹介していきますね。
「アゲート:agete」という鉱物について
アゲートという鉱物は潜晶質石英と呼ばれる鉱物になり、潜晶質とは結晶質ではあるものの光学顕微鏡といった高精度の顕微鏡によって何とか識別できる程の極めて微細な結晶粒子の集合体や識別が困難な程に極めて微細な構造を持ったもので別名:隠微晶質とも呼ばれます。
その代表的な鉱物が「カルセドニー」や「アゲート」や「ジャスパー」と呼ばれる鉱物や天然石となり、その特性上、多種多様な色柄模様や透明度を持った鉱物種になる為、恐らく鉱物的な意味合いでも天然石や宝石としての意味合いでも特に個々のタイプによる明確な区別や説明が困難だと思います・・・
広義では、大分類としては「カルセドニー」となり、中分類として「カーネリアン」や「クリソプレーズ」や「ブルーカルセドニー」といった「カルセドニー」に分類されるタイプ、縞模様や独特の柄模様を持った「サードニクス」や「ファイアーアゲート」や「レースアゲート」のような中分類として「アゲート」として扱われるタイプ、それにカルセドニーやアゲートは半透明であるのに対して不透明なタイプで中分類としては「ジャスパー」と呼ばれるものに分かれていますが、これらの分類は個体差によるものや産地での通称や俗称といった呼び方もあり、それなりに知名度の高いもの以外は厳密に区別する事が難しいんですね。
ファイアーアゲートやクレイジージャスパーやランドスケープアゲート等の特徴的なタイプ、それに一部の特定の色合いをしたカルセドニー等に関してはカルセドニー系の鉱物としては稀少性が高めとなり、それなりの評価が一般的にされていますが、鉱物的には天然石の中でも岩石に近いタイプのものまで含まれるので、とても簡単には紹介したり説明したりできるようなものではないんです。
いつか、ちょいちょい他の記事でも触れる中で何となく全体像というかイメージを掴んでもらう感じでお願いします。
尚、誤解を招くといけないので今回の記事で使用している写真は全て「ファイアーアゲート」の画像にしています。
「アゲート」って感じの括りにしちゃったら、それこそ、その写真のアゲートの通称と説明だけで書籍になるくらいあるんです・・・
ファイヤーアゲートの特徴や情報や数値なんかについて
ここまでに書いてきたように鉱物種としては広義で「カルセドニー」になり、中分類としては「アゲート」となり、最終的な小分類として「ファイアーアゲート」の通称で呼ばれる天然石となる為、特徴的な要素はともかくとしても鉱物的な一般的な情報や数値データに関しては、カルセドニーやアゲート等と共通したものになります。
また、個体差がある為、本当に参考的な情報になりますが、そこは、もう、しょ~がないので我慢して下さいね。
【 ファイアーアゲート / Fire Agete 】
- 鉱物名:天然カルセドニー
- 宝石名:アゲート
- 通称:ファイアーアゲート、ファイヤーアゲート
- 和名:瑪瑙(めのう)
- 和名(俗称):炎瑪瑙
- 結晶系:潜晶質石英の一種で六方晶系、三方晶系
- 産出形状:葡萄状、腎臓状、塊状、礫状等
- カラー:茶褐色~褐色
- 特殊効果:イリデッセンス効果
- カラー等の補足:アゲート自体は多種多様なカラーバリエーションと柄模様を有
しています。 - 透明度:半透明~不透明
- 光沢:ガラス光沢もしくは油膜光沢
- モース硬度:7程度
- 劈開:なし
- 断口:亜貝殻状
- 比重:2.58~2.62程度
- 偏光性:異常複屈折
- 多色性:認めず
- 分光性:アイアンバンド
- インクルージョン:ライマナイト(褐鉄鉱)、液膜、液体等
- 産地:メキシコ、アメリカ
- 代表的なカット:不定形研磨、カボッションカット
ファイアーアゲートの最大の特徴は何と言っても特異的な凹凸感を持った虹色のイリデッセンス効果となり、この凹凸感の雰囲気や虹色のイリデッセンスの見え方によって同じファイアーアゲートでも全く違った印象となります。
その意味ではアゲートの中でも特に異質というか異様な見た目を持った存在感のあるタイプとなり、強烈な個性がありますね。
ファイヤーアゲートのルース
鉱物的な構造上、カボッションカットまたは不定形研磨をした際、石の内部にライマナイト(褐鉄鉱)の極めて薄い層が単層~多層になって独特のイリデッセンス効果とマグマを連想させるような凹凸感が見られます。
特徴的なイリデッセンス効果や凹凸感を活かす為、あまりルースの表面を整えず、原石と特徴を重視して多少、凹凸感のあるカット研磨が施される事が多く、アゲートの中では稀少で価格的にも高価な天然石となる事もあり、比較的に小粒サイズのルースが多いかもしれません。
こちらのルースは何だか分からないくらいに大きなルースでファイアーアゲートの持つ個性的な要素の全てが堪能できる反面、ジュエリーに加工するなら少なくてもリングは無理なサイズになっています。
この大きさと品質のファイアーアゲートはあんまりないと思いますよ。
この大きさでないと目視できない側面から見た内部構造も確認できますが、それは単に大きさだけでなく見ての通り全体的に透明感が強く濁りのない高品質なルースだからなんですよ。
ちょっと想像していた以上に書き難かったというか書くのに手こずってしまった今回の「ファイヤーアゲート」の記事ですが、 ファイアーアゲートのように個性的で強烈なインパクトを持ったアゲートでさえも、ここまで書き難くかった事を考えるとカルセドニーやアゲートやジャスパーとかの天然石を個別で紹介するのを躊躇っちゃいますね・・・
ちゅ~ような感じですが、そんなカルセドニーやアゲートやジャスパーみたいな天然石に限って、特に多種多様なタイプが存在するのです。
まぁ、宝石というより天然石の扱いとなるものの、天然石の中では憧れとなっている石のひとつなので、頑張って書いたよ。
ち~ゆ~。
ΦωΦ
おまへが書きたくて書いてんじゃん。
ΘεΘ
そうなんだけどね。
ΦωΦ
紹介する石を選んでんのもおまへじゃん。
ΘεΘ
頑張ります・・・
ΦωΦ