猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ジルコン(後編):Zircon

ジルコン

 

前回の「ジルコン(前編):Zircon」の続きとなる「ジルコン(後編):Zircon」になります。

 

そんな今回の記事では、主に様々なカラーバリエーションの「ジルコン:Zircon」のルースなんかを中心に紹介をしたいと思います。

 

前回の記事は文章が長かったのですが、今回の記事は画像が多いです。

 

ちゅ~ような感じで、ジルコン(後編)となります。

 

 

 ブルージルコンのルース

多くのブルージルコンは褐色系のブランジルコンを800~1000度で加熱する事によって色の改善がされていますが、全てのブルージルコンが加熱処理を施されたものではなく非加熱未処理のルースも存在します。

 

非加熱未処理ブルージルコン

 

非加熱未処理のブルージルコンは主にスリランカやミャンマー等で産出する事が多く、個体差はあると思いますが色の改善を目的とした加熱処理が施されたルースより色合いが濃い傾向があります。

 

一般的に加熱処理されたものが多く、もっと華やかな印象をしたタイプになっていますが、加熱処理されたブルージルコンは色の定着が経年変化するので、そのせいかもしれないです。

 

こちらのルースは買い付けた時のインボイスに「セイロン」と書かれていたので、かなり古いルースとなりますね。

 

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こちらは殆ど瑕疵のない高品質な透明感と鮮やかな色合いが美しいブルージルコンの大粒サイズとなる「5.778ct」のルースとなります。

 

このルースは、ビルマ産(現在はミャンマーですが・・・)の同じく古いルースとなりますが、気持ち薄っすらと緑色を感じるブルージルコンで孔雀の羽を意味する「ピーコック ・ブルー・ジルコン」の俗称で呼ばれているタイプとなります。

 

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ジルコンの中では特に青色と緑色がジュエリー向けの宝石として扱われている人気色となるので、現在は大粒サイズのブルージルコンやグリーンジルコンを目にする機会が減ってしまいましたね。

 

 

グリーンジルコンのルース

青色と並んで・・・というか過去には青色をしたブルージルコン以上に人気が高かったグリーンジルコンとなり、ジルコンのタイプとしては「ロータイプ」や「中間タイプ」のものとなります。

 

グリーンジルコン

 

現在は、ハイタイプ、ロータイプ、中間タイプといった区別をしなくなってきているのですが、重厚感と存在感のあるグリーンジルコンは殆ど目にする機会がなくなってしまった稀少な宝石なんですよ。

 

このルースは別格的な「9.068ct」というスリランカ産の大粒ルースとなり、現在では見る事のなくなったスリランカらしいデザイン性のある個性的なカット研磨が施されています。

 

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シルキーグリーンジルコン

 

こちらのルースは、滅多に産出しないシルキーな光沢感を持ったグリーンジルコンで

同じくスリランカ産の「3.254ct」の大きさがあります。

 

澄んだ透明度のあるタイプとは違った独特の魅力的な雰囲気があるのですが、殆どお目に掛かる機会がないかもしれませんね。

 

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シルキージルコン

 

こちらはジルコンにしては珍しい透明青緑色をしたシルキーな光沢感を持ったルースとなり、ジルコンとしてはライトな印象の優し気な雰囲気を持ったルースです。

 

厚みが少し薄い事から、余計に色合い的にライトな印象となっているのですが、大きさ的には「2.596ct」となる色合い的に珍しいタイプとなっています。

 

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イエロージルコン(黄褐色や褐黄色を含む)

日本では赤系~黄系の色合いをしたジルコンが「ヒアシンス」と呼ばれていた事から「風信子石」という和名を持っているジルコンの古典的な色合いになるイエロー系のルースです。

 

ジルコン

 

スリランカ産の「2.775ct」の大きさの透明褐黄色をしたルースとなりますが、画像がブレて見えてしまう程、強いダブリングが見られます。

 

あまり中途半端な色相をしたタイプが少なく、アバウトに言えば赤色系、橙色系、黄色系、緑色系、青色系、紫色系となっており、基本的に褐色系の色合いになりますよ。

 

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こちらは特殊カットが施された「3.632ct」のスリランカ産となるルースです。

 

複雑なカット研磨スタイルと形状から見る角度や光の当たり方で色合いが変わってみるるのも特徴となっています。

 

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オレンジ系のジルコン

暖かみのあるオレンジ系の色合いをしたジルコンは少し変わった色合いのジルコンを好まれる方にお薦めの色合いとなていますが、あまり大粒サイズのルースがないのが残念なところです。

 

オレンジジルコン

 

イエロー系と比べると赤みの強さが感じられますが、小粒サイズのものが多くなり、こちらのルースも「2.209ct」というサイズです。

 

暖色系の色合いをしたジルコンは多色性が顕著なので、見る角度や光の当たり方で色鮮やかな複数の色合いが楽しめます。

 

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オレンジジルコン

 

こちらのルースはサイズこそ「1.519ct」と特別な大きさではないものの鮮やかな色合いと高い透明度、それに瑕疵等の少ない高品質のルースになっています。

 

やはりカット研磨も綺麗でジルコンの質感や光沢感が堪能できますね。

 

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ブラウンやゴールド系のジルコン

宝石としての人気であれば青色と緑色ですが、ブラウン系やゴールド系のジルコンには似た色合いをした宝石を圧倒する存在感があります。

 

基本的にカット研磨が素晴らしいものが多く、ダブリングや多色性、それに煌びやかな輝きが印象的で通好みのジルコンとなりますよ。

 

ブラウンジルコン

 

圧倒的な存在感を持った「5.739ct」の大きさのブラウン系のジルコンとなりますが、あまりのダブリングと多色性の強さで宝石としての貫禄がありますね。

 

こちらもスリランカ産ですが、落ち着いた色合いの中に秘めた力強さが感じられるハイクラスのルースとなります。

 

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ゴールデンジルコン

 

かなり変則的なオリジナリティーの強い美しいカット研磨が施されたスリランカ産の「2.238ct」のゴールデンカラーをしたジルコンとなり、こちらもハイクラスのルースとなりますね。

 

宝石鑑別書に記載されている色合い的には、イエロージルコンとなりますが、やや赤みを帯びたゴールデンカラーとなっています。  

 

ジルコンの魅力なんかについて

グリーンジルコン

 

宝石としては「スピネル」と同様にダイヤモンドやルビーやサファイアやエメラルド等よりも下に見られる宝石になるのですが、高品質のジルコンは光沢感、透明感、色の彩度、カット研磨の美しさ、ダブリング、多色性、カラーバリエーション等のいろいろな点で素晴らしいルースが多く、確かに大粒サイズのルースは見る機会が減ってきたものの心を惹き付ける特別な魅力があります。

 

重厚感や存在感があり印象に残る宝石のひとつなので、あたし的には好きな宝石のひとつですが、ルースによっては放射線量が基準値よりも高く宝石に適していないものもあるので、その点だけは注意して下さいね。 

 

 

やはり3回に分けて書かないと長すぎます・・・

 

ちゅ~ような感じで、次回は番外編です。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

続くなぁ・・・

ΘεΘ

 

大変なんだよ。

ΦωΦ

 

分かってます。

ΘεΘ