こちらの新しく立ち上げた「猫車通信」のブログも記事をまとめ書きして下書き保存の上、予約投稿をしている関係で何だかんだと記事数も増え、気付けば毎日のように定期更新している状態になってます。
そうは言っても基本的に毎日、記事を書いている訳ではないので不定期更新になっていくと思いますが、その日の出来事やプライベートな内容や何の関連性もない雑談的な内容を書いていたアメブロの旧:ブログと違って、書き易い記事もあれば書き難い記事もあり、いろいろ試行錯誤を繰り返しています。
さすがにそろそろ毎日のように記事の更新をするのが厳しくなってきましたが、できる限り続けようと思っていますよ。
所有している宝石や稀少宝石、稀少石、天然石のルース的には多岐に亘っていて、その数量も膨大なのでネタに困る事はないものの本当はリアルタイムにブログを書いて投稿したいと思っているので、不適更新になる頃には下書きした記事の予約投稿ではなく、その瞬間の思いとか考えなんかも書けるんじゃないかと思います。
ちゅ~ような事なんかを考えながら、今回は宝石質のタイプは産出量が少ない稀少性の高い「コーネルピン:Kornerupine」の紹介になります。
キャッチーな名称の鉱物や宝石だけに愛好家さんや蒐集家さんは少ないかもしれませんが、こうした稀少性の高い宝石の中では知名度としては高いかもしれませんね。
現在は、マニアックな観賞用のコレクションルースとして市場に流通する機会も多くなりましたが、透明感の高い宝石質のコーネルピンは代表的な稀少石のひとつとなっている為、かなりの宝石好きの方や石好きの方じゃないと手を出し難い傾向があります。
ちゅ~ような「コーネルピン」の魅力なんかが伝えられるといいなぁ~って思っています。
コーネルピンって鉱物ってのは何なん?
鉱物としては1800年代には発見されたものの透明度の高い宝石質のタイプは1900年代の初頭になるまで発見されなかったコーネルピンですが、宝石質のコーネルピンは産地も産出量も少ない事から、稀少宝石や稀少石の扱いとなっています。
現在は「1ct」未満~「1ct」弱の小粒な宝石質のルースが市場に流通するようになり、あまり稀少性を感じなくなってきたかもしれませんが、観賞用やジュエリー向けの「2ct」オーバーのルースは依然として少ない為、人気の高さは別にしても大粒サイズのルースは稀少宝石や稀少石の愛好家さんや蒐集家さんの間では好まれているんですよ。
あたしもそうですが、マニアックな石になる程、好きな人は好きなんですよね。
【 コーネルピンの情報や数値 】
- 鉱物名:天然コーネルピン
- 宝石名:コーネルピン
- 和名:コルネルプ石
- 結晶系:斜方晶系
- 産出形状:礫状、柱状結晶、繊維状集合体(稀)
- カラー:無色、黄色、帯緑黄色、緑色、暗緑色、褐緑色、褐色、黒色、橙色等
- 補足:キャッツアイ効果を示すタイプもあります。(主に濃緑色~暗緑色)
- 透明度:透明~半透明(キャッツアイ効果を示すタイプ)
- 光沢:ガラス光沢
- モース硬度:6.5~7程度
- 劈開:2方向に完全
- 断口:貝殻状
- 比重:3.27~3.45程度(宝石質の場合:3.28~3.35程度)
- 偏光性:複屈折性
- 屈折率:1.669~1.682程度
- 多色性:強い三色性を有する
- 分光性:特有の吸収を認む
- インクルージョン:結晶、液体、液膜、微小、管状包有物等
- 産地:スリランカ、ミャンマー、ケニア、タンザニア、マダガスカル、インド等
- 代表的なカット:主にファセットカット
キャッツアイ効果を示すタイプはカボッションカット
宝石質の透明度の高いコーネルピンは、主にスリランカやミャンマー、稀にタンザニアやマダガスカル等でも産出しますが、その多くは「2ct」未満のサイズとなる為、それ以上の大きさのルースは稀少性がより高くなります。
宝石質で稀少宝石や稀少石として扱われるコーネルピンのルース
宝石質で稀少宝石や稀少石として扱われるコーネルピンの代表的な色合いはグリーン系とブルー系となり、中でもグリーン系は色合いの濃さや微妙な違いがある為、コーネルピンの中では人気の色合いとなっています。
キャッツアイ効果を示すコーネルピンは、主に緑色をしていますが、どちらかと言うとキャッツアイタイプの方が市場流通量が多い傾向が見られます。
キャッツアイ効果のあるコーネルピンは、ダイオプサイト・キャツアイやエンスタイト・キャッツアイ等の緑色系の色合いをした他の鉱物に似ている為、注意が必要ですよ。
こちらのルースは、宝石質のコーネルピンの中でも特に稀少性の高い透明度と色合いををしたタンザニア産の「透明薄緑色」をしたルースとなります。
インクルージョンとして結晶包有物が内包されているのも特徴となり、市場に流通する機会の少ない稀少カラーのタイプとなっています。
こちらはスリランカ産の宝石質のコーネルピンを代表するグリーン系の色合いをしたルースとなり、透明褐緑色をした「2.8ct」アップの大きさをしたタイプとなります。
内包するインクルージョンが多いものの渋い色合いとマッチして何とも言えない独特の趣きがありますよ。
こちらのルースは宝石質のコーネルピンとしてはハイエンドとなる別格タイプとなります。
色合い的には、コーネルピンの代表的な色合いとなる緑色系で透明褐緑色となり、瑕疵等も少ない上にサイズは「5.8ct」アップという極めて稀少な大粒サイズとなっています。
この大きさになるとコーネルピンの持つ強い三色性も明瞭で異なる3つの色合いが普通に見られます。
正統派の宝石や知名度の高い天然石なんかも確かに心を惹き付ける魅力を持っていますが、こうした稀少宝石や稀少石にも不思議な魅力がありますね。
いろいろな鉱物の中で宝石質のものは限られていて、そうした稀少な宝石質のルースであっても全てがジュエリー等の装飾品向けではなく、観賞用だったりコレクション的な扱いのものも少なくありませんが、自然の生み出した美しさや稀少性とカット職人さんによる素晴らしいカットが施されたルースは自然と人間の共同作業みたないな感じがします。
そんなルースを使ったジュエリー等の装飾品もその延長線上にある美しさと身に着ける事ができるという実用性があり、そういう特別なものを手にする機会は限られているかもしれませんが、多くのものが消耗品として短命で消えていく時代なので、余計に大切にしていきたいと思っているんだよ。
ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。
ΦωΦ
キャッツアイタイプの紹介してないじゃん。
ΘεΘ
ルースを探す余裕がなかったの・・・
ΦωΦ
コーネルピンは何か気になる稀少石だね。
ΘεΘ