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猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

グロッシュラー・ガーネット / グロッシュラライト・ガーネット:Grossulalar Garnet / Grossularite Garnet

グロッシュラーガーネット

 

今回も前回に引き続き、基本的な6種類の天然ガーネットのひとつとなる「グロッシュラーライト・ガーネット(日本語読みでグロッシュラライト・ガーネットの場合もあり):Grossularite Garnet」の紹介になります。

 

このガーネットも前回の「スペサルティン・ガーネットと同様に「グロッシュラー・ガーネット:Grossular Garnet」という正式な固有の宝石名で呼ばれるガーネットとなりますが、その中でも細分化された固有の宝石名や俗称を持つものが多いのが特徴です。

 

似ている2つの正式な宝石名のあるのは、英語表記での日本語読みが「グロッシュラーライト(或いはグロッシュラライト・ガーネット:Grossularite Garnet」になるのに対して、ドイツ語表記での日本語読みが「グロッシュラー・ガーネット:Grossular Garnet」となるからで、どちらも正しい呼び方で正式な固有の宝石名となりますが、このガーネットに関しては発音の分かり易さから一般的に国内ではドイツ語表記の日本語読みとなる「グロッシュラー・ガーネット」と呼ばれる傾向があります。

 

ちゅ~ような感じで、こちらの記事でも一般的に使われる傾向の高い「グロッシュラー・ガーネット」の名称を使って記事を書きますね。

 

 

改めて鉱物としてのガーネットの多様性を感じちゃいますね。

2シリーズの下に各3種類、合計6種類の基本的な天然ガーネットがある中で、グロッシュラー・ガーネットは色合いやタイプによって複数の固有の宝石名を持ったガーネットが存在する事から、とてもややこしい種類のガーネットとなっています。

 

そうした亜種的なタイプや特殊なタイプの固有の宝石名を持ったガーネットに関しては、次回以降の記事にて紹介していきたいと思っているので、今回は天然ガーネットの中でも「グロッシュラー・ガーネット」になる様々なタイプのガーネットを紹介するような感じで記事を書きますよ。

 

ガーネットは日本語読みにした際の呼称の違い、シリーズ別の名称、それぞれのシリーズの中でのタイプ別の名称、それらのタイプの中間的な成分を持つものの名称やタイプ別の中でも固有の名称、それに漠然とした色合いや光彩効果を持ったタイプの名称、その他にもコマーシャルネームのような俗称や通称とパッと思い浮かぶだけでも正式な宝石名や通称や俗称を入れると20種類以の名称が存在しているのです・・・

 

これらを個別のルース別で、これは〇〇〇、これは〇〇〇、これは〇〇〇といった感じで紹介する事もできるのですが、微妙な色合いの違いや複数の種類の天然ガーネットの中間的なタイプとなると個別のルースで紹介しても区別が付かないでしょうから、一般的に使われる事の多い名称を重視して紹介をしているんですね。

 

ご不明な点や分かり難い点もあると思いますが、そんな時はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

ちゅ~ような感じで、今回もまた長々とした前置きとなってしまいましたが、「グロッシュラー・ガーネット」についての記事を書きますね。

 

ここまで書くのにドッと疲れちゃった気が・・・

 

 

グロッシュラー・ガーネットにカテゴライズされる様々なガーネット

グロッシュラー・ガーネットは6種類の天然ガーネットの中ではカラーバリエーションとタイプが多いガーネットとなり、同じ種類の天然ガーネットと言われても見た目では信じられないような違いや特徴があるんですよ。

 

【 グロッシュラー・ガーネットに含まれるガーネットについて 】  

 

  • ヘソナイト・ガーネット:赤橙色~橙色~黄金色~茶褐色等の色合いをしたタイ
                プで色合いによって古来から慣習的に使われてきた固
                有の通称があります。

  • グリーン・ガーネット:緑色をしたタイプで、緑色をしたガーネットの総称とし
               ても慣習的に使われています。

  • ツァボライト:グリーン・ガーネットの中でも特に鮮やかで濃い緑色をしたグリ
           ーン・ガーネットの正式な宝石名

  • ハイドログロッシュラー・ガーネット:水分含有量の多い半透明~不透明をした
                      淡緑色~淡ピンク色~淡黄色~淡白濁色
                      をしたタイプの正式な宝石名

  • ライトグリーン・ガーネット:ミントカラーやグラス(草)カラーのような比較
                  的に薄く淡い色合いをしたタイプの俗称

  • リューコ・ガーネット:若干の色味が感じられるものの基本的には透明無色系の
               カラーレスタイプの通称で、蛍光性を有する場合あり。

 

 

ちょっと大雑把かもしれませんが、グロッシュラー・ガーネットの中だけでも、このように様々な色合いや特徴を持った複数のバリエーションが存在しているんです。

 

これらをひとつの記事で全て紹介するのは少しばかり無理があるので、主要な宝石として扱われるタイプに関しては改めて個別の記事を書き、天然石として扱われるタイプや鉱物標本として扱われるタイプ等だけ抜粋して、今回は紹介する事にしますね。

 

 

宝石として扱われるグロッシュラー・ガーネット

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これらは改めて個別の記事を書く事になりますが、上記の各ガーネットの中で宝石として扱われるタイプは主に「ツァボライト」、「ヘソナイト」の2種類となります。

 

もちろん品質やサイズ、色合い、彩度といった総合的な評価で宝石とまでは扱われないルースも存在しますが、それぞれグロッシュラー・ガーネットの中でグリーン系のハイエンドが「ツァボライト」となり、シナモンカラー等の特殊な色合いをしたヘソナイト・ガーネットには古くから慣習的に呼ばれているタイプが存在しているんですよ。

 

 

主にコレクター向けの扱いとなるグロッシュラー・ガーネット

グロッシュラー・ガーネットの中でコレクター向けのガーネットとなるのは、「リューコ・ガーネット」と呼ばれるガーネットになります。

 

正確には少し他の色味が混じった透明無色~半透明、もしくは半透明の白色系の色合いをしたガーネットとなり、「ホワイト・ガーネット」と呼ばれる事もあり、古くは「べスビアン・ガーネット」と呼ばれていた事もありました。

 

ギリシャ語の「白」を意味する「リューコ」が語源となった名称で、ミャンマーやマリ共和国やタンザニア等の限られた産地で産出するものの結晶のサイズが小さい事からガーネットの中では小粒のルースしか取れない事から、主に稀少宝石としてコレクター向けのタイプとなっています。

 

タンザニア産のタイプは蛍光性が見られる傾向があり、より稀少な扱いとなっていますが、現在のところ稀少性と珍しさから価格的には高騰傾向にある為、今後の動向や新産地や大粒サイズの登場を見極める事がお薦めです。

 

 

天然石として扱われる事の多いタイプのグロッシュラー・ガーネット 

天然石として扱われるグロッシュラー・ガーネットは、透明度が低い、色合いの鮮やかさに欠ける、小粒サイズ、稀少性が高くない等の理由から天然石として扱われる事が多いタイプとなっています。

 

小粒なのは仕方がないリューコ・ガーネットは稀少性からコレクション向きとなっていますが、彩度の低いグリーンガーネットや小粒なグリーンガーネットはツァボライトとして扱われる程の品質や稀少性がない為、やはり天然石に近い位置付けとなっていますし、ヘソナイト・ガーネットも色合いの鮮やかさが欠けていたり、サイズ的に小粒過ぎるもの、品質的な要素等によっては天然石に近い位置付けとなっているんですね。

 

もちろん、小粒サイズの高品質のルースコレクターであればコレクション向けとなるものも少なくありませんが、小粒サイズは宝石の鑑別ができない場合もある為、少し注意が必要かもしれません。

 

また、ハイドロ・グロッシュラー・ガーネットは、グロッシュラー・ガーネットの中では透明感がなく不透明~半透明になる上、全体的に淡い色合いをしている事もあり、基本的には宝石として扱われる事はないタイプとなりますが、運が良いと糸魚川のヒスイ海岸等でも採取できる国産鉱物のひとつなので、鉱物標本や国産鉱物のコレクターさんにとっては稀少なコレクション向けのガーネットとなっていますよ。

 

糸魚川産ハイドログロッシュラーガーネット

 

こちらは糸魚川のヒスイ海岸で採取した「ハイドロ・グロッシュラー・ガーネット」の漂石となりますが、海岸採取の場合、波や海中の砂利等に揉まれて結晶の形が崩れて滑らかな形状となってしまいますが、とても綺麗な鉱物なので中央宝石研究所で鑑別書を作成してもらって大切に保管しているんですよ。

 

 

グロッシュラーガーネットの情報や数値等の参考値

ここまで紹介してきたようにグロッシュラー・ガーネットはバリエーションが多いタイプの天然ガーネットのひとつになる為、各タイプによって特徴や情報や数値の誤差が大きくなる事から、ここではアバウトな情報や特徴や数値を紹介しておきますので、参考的なものと考えて下さいね。 

 

【 グロッシュラー・ガーネット / Grossular Garnet 】

  • 鉱物名:天然ガーネット
  • 宝石名:グロッシュラー・ガーネット(Grossular Garnet)ドイツ語読み
  • 宝石名:グロッシュラライト・ガーネット(Grossularite Garnet)英語語読み
  • 補足:一般的には「グロッシュラー・ガーネット」と呼ばれる傾向があります。
  • 種類:ヘソナイトガーネット、ツァボライト(グリーンガーネット)、ハイドロ
       グロッシュラーガーネット、ライトグリーン(ミント)ガーネット、リュ
        ーコガーネット(ホワイトガーネット)等
  • 特徴:6種類のガーネットの中では宝石品質がもっとも多種多様なタイプ
  • 和名:灰礬柘榴石
  • 結晶系:等軸晶系
  • 産出形状:斜方十二面体結晶、礫状、破片状等
  • カラー:無色、白色、黄色。黄金色、褐色、鉄に起因する緑色、パナジウムに起
        因する緑色、クロムに起因する緑色等
  • カラー補足:ハイドログロッシュラーガーネットは淡緑色、淡黄色、淡白色等
  • 透明度:透明(ハイドログロッシュラーガーネットは半透明~不透明)
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7程度
  • 劈開:なし(但し、裂開は一方向に明瞭)
  • 断口:亜貝殻状または不平坦状
  • 比重:3.60~3.68程度
  • 偏光性:単屈折性(異常複屈折)
  • 多色性:認めず
  • 蛍光性:タイプによって認む
  • 分光性:タイプによって異なる
  • インクルージョン:タイプによって異なる
  • 産地:スリランカ、タンザニア、パキスタン、ケニア等
      (タイプによって異なる)
  • 代表的なカット:特になし

 

 

グロッシュラー・ガーネットというだけでは絞り込みができないので、また今後、個別の宝石名で各ガーネットの紹介をする際、もう少し正確な情報や特徴や数値を記載しますね。

 

何だか、今回の記事は画像が少なく文字情報ばかりになってしまいました・・・

 

あまり、こういう感じの記事は書かないつもりですが、テーマや石の種類によっては同じような感じになる事もあるかもしれませんので、どうぞ広い心で見守って下さいませ。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

疲れた・・・

ΘεΘ

 

だろうな。

ΦωΦ

 

まだ試行錯誤が必要っす。

ΘεΘ

 

がんばろん。

ΦωΦ