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猫車通信

糸魚川翡翠と稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

オパール・グループ(Opal Group)の宝石や天然石

オパールグループ

 

今回から予定では6回に亘って「オパール:Opal」という鉱物、宝石、天然石についてのシリーズ連載的な記事を書こうと思っています。

 

とてもバリエーションが豊富な鉱物であり、タイプによって固有の宝石名があったりする「オパール・グループ」の紹介となるので場合によっては6回で終わらないかもしれませんが、どうぞ気長にお付き合い下さいませ。

 

様々な宝石や天然石の中で紹介するのに手順が必要になるタイプの鉱物って何種類もあるのですが、そうしたタイプって「オパール」や「ガーネット」や「フェルドスパー」や「クリソベリル」や「ベリル」や「トルマリン」といった同じ鉱物種でも多くのバリエーションがあるから切り口が悩ましいのです。

 

それら個々のバリエーションによっては固有の宝石名を持っている場合もあるから、個別の宝石や天然石で記事を書こうとすると基本的な鉱物的な特性や特徴なんかを総合的に紹介した方がいいのかしら?とか考えちゃう訳です。

 

ちゅ~のも鉱物学的な内容と宝石学的な内容の紹介をしないと別の鉱物だと勘違いされて受け取られてしまう可能性があるのよね・・・

 

まぁ、ファルドスパー・グループに関しては基本的には天然石の扱いとなるので、そこまで厳密な説明は不要かと思っていますが、これまでも「クリソベリル」や「ベリル」や「トルマリン」の中での色合いや特殊なタイプ別に記事を書いてきたので、こうしたスタイルで記事を書くのも少しは慣れてきたと思ったのですが、そんな事はない、そうでもないみたいっすね。

 

残念ながら、そうした経験は一切活かされていないちゅ~か、マジ、自由気ままに書いているから申し訳ないっす。

 

ちゅ~ような感じで、様々な固有の宝石名や通称を持った「オパール」という鉱物グループの紹介をしていきますよん。

 

 

オパールという鉱物について

和名で蛋白石というようにオパールは鉱物的には結晶ではなく珪酸の微球状粒子が立体配列した鉱物となる事から、鉱物学的には多種多様なタイプが存在しているんだよ。

 

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その中で宝石用として取り扱われるタイプは「遊色効果:プレイ・オブ・カラー」と呼ばれる多彩な色合いが揺らいで見えるような光彩効果が生じるタイプと地色が美しいタイプが中心になっているのに対して、不透明で遊色効果が見られないタイプや他の鉱物にオパール成分が浸透した事によって通称的に「オパライズド〇〇〇」と呼ばれるようなタイプは天然石として取り扱われる事が多くなるんだよ。

 

またオパールの場合は産出地による特徴が顕著な事から、殆ど正式な固有の宝石名と同レベルで「メキシコオパール」といった通称や微妙な色合いのニュアンスの違いから地色が白系~無色透明系であれば「ホワイト・オパール」や「クリスタル・オパール」や「ライト・オパール」といった俗称や通称で扱われたり、地色が黒系~灰色系であれば「ブラック・オパール」や「セミブラック・オパール」と分類されたり非常に分かり難い宝石となっているんだね。

 

宝石として取り扱われる様々なオパール

簡単な説明は上記でしましたので少し具体的な説明となりますが、オパールに関しては鉱物的な特性上、及び慣習的に通称や俗称での取り扱いがおこなわれている事から、この記事での解釈とは異なる解釈が基準となっている場合もありますので、ご了承下さいませ。

 

 

【宝石として扱われるオパール】

ブラックオパール

 

★「プレシャスオパール」と呼ばれる特有の美しい遊色効果が目立つタイプ

★遊色効果がない或いは弱いタイプ遊色効果のない或いは弱い「コモンオパール」と
 呼ばれるタイプの中でも「ポッチ・カラー」と呼ばれる地色の美しいタイプ

★「ボッチ・カラー」で遊色効果が目立つ「プレシャスオパール」となるタイプ

★特殊な構造と光彩効果を持った「ハニカム・オパール」等のタイプ

 

ファイヤーオパール

 

地色の色合いや遊色効果の色合いや出現パターン、サイズ、形状、プロポーション、産地といった要素によって同じ宝石でもピンキリですが、基本的には宝石として一般的に扱われるタイプのオパールの特徴です。

 

 

【準宝石や天然石として扱われるオパール】 

ボルダーオパール

 

★母岩付きの「カンテラオパール」と呼ばれるタイプ

★遊色効果がない或いは弱いコモンオパールの中で透明度のない或いは低いタイプ

★極度に乾燥に弱いハイドロフェーンオパール(別名:カメレオンオパール)

★他の鉱物や樹脂等にオパールが浸透したタイプ

 

コモンオパール

 

特に3項目のハイドロフェーンやカメレオンと呼ばれるオパールは比較的近年になってからエチオピアで大量に産出するようになったオパールが多く、水分を吸収する事で美しい遊色効果を持つ反面、乾燥して水分が抜けると遊色効果が薄れ、ものによっては乾燥によるクラックが生じる為、かなり個体差がある為、現状では宝石とまでの扱いにはなっていないんだよ。

 

 

【合成石や人工石として扱われるオパール】 

★薄くスライスしたオパールを複数枚貼り合わせたダブレットやトリプレットと呼ば
 れるタイプ

★ボルダーオパールを砂糖水に浸して加熱した処理石

★ギブソン社や京セラといった企業が開発した人工オパール

 

これらは別に良し悪しの問題ではなく、一般的に宝石や天然石としては扱われないタイプというだけの話しで、見た目の印象や厳密な意味で宝石や天然石という事に対して特別な拘りがなければ個々の好き好きじゃないかと思いますよ。

 

 

鉱物としてのオパールについて  

このように鉱物的には多種多様なタイプのオパールが存在する為、個々の固有の宝石名を持ったオパールによって特性や特徴が異なる事から、それらは各個別の宝石名でのオパールの記事にて紹介しますが、大まかなタイプなんかを紹介しておきます。 

 

カンテラオパール

 

【 オパール・グループ / Opal Group 】

  • 鉱物名:天然オパール
  • 大枠での宝石名:タイプによって異なるものの〇〇〇オパール等の名称
  • 和名:蛋白石(鉱物としてのオパール全体を表す和名)
  • 和名 1:白蛋白石(ホワイト・オパールを表す和名)
  • 和名 2:黒蛋白石(ブラック・オパールを表す和名)
  • 和名 3:水蛋白石(ウォータ・オパールを表す和名)
  • 和名 4:火蛋白石(ファイヤー・オパールを表す和名)
  • 上記1~4の和名タイプ:貴蛋白石(プレシャスオパールを表す和名
  • 和名 5:普通蛋白石(コモンオパールを表す和名)
  • 和名:樹脂蛋白石(天然樹脂によるレジン・オパールを表す和名)
  • 和名:琥珀蛋白石(アンバー・オパールを表す和名)
  • 和名:乳蛋白石(ミルク・オパールを表す和名)
  • 和名:透蛋白石(ハイドロフェーン・オパールを表す和名)
  • 和名:木蛋白石(ウッド・オパールを表す和名)
  • 和名:玉滴石(ハイアライト)や珪乳石(メニライト)等の蛋白石が付かない
       和名のタイプも多数あります。
  • 結晶系:非結晶、珪酸の微球状粒子や塊状の立体配列
  • 産出形状:脈状、小団塊状、塊状
  • 産出補足:サンドストーン・オパールとマウンテン・オパールの2タイプ
  • カラー:無色~白色~黄色~オレンジ色~赤色~緑色・青色・青灰色~黒色
  • 透明度:透明・不透明
  • 光沢:ガラス光沢または樹脂光沢
  • モース硬度:5.5~6.5程度
  • 劈開:なし
  • 断口:貝殻状
  • 比重:1.99~2.25程度
  • 偏光性:単屈折性
  • 特殊性:遊色効果(プレイ・オブ・カラー)が生じるタイプあり
  • 特殊性:キャツアイ効果を有するタイプあり
  • 稀少種:白色状内包物を包有したエッグ・イン・タイプが稀にあり
  • 稀少種:蜂の巣状のハニカム構造をしたタイプが稀にあり
  • 分光性:特に吸収は認めず
  • 産地:タイプによって異なる
  • 代表的なカット:特になし

 

なるべく簡潔にまとめてもちゅ~ような感じで非常に複雑で多様性に富んだ鉱物だって事が分かってもらえるといいんですが・・・

 

今回の記事では、あくまで鉱物的な意味合いからオパールを紹介したので、次回からは少しは分かり易い記事が書けると思うんですが、ま、こればっかりは書き始めてみないと分からないっちゅ~部分もあるので何とも言えねぇ~なぁ~。

 

コモンオパール

 

宝石の中でも比較的に人気があるし、知名度も高いオパールですが、とっても奥が深い鉱物で、宝石や天然石としてもバリエーションも多くて楽しめるので、長々とした記事になっていますが、最後までお付き合い下さいませ。

 

ちゅ~ような感じで、ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

鉱物種で宝石や天然石のバリエーションが多いのは大変だなぁ。

ΘεΘ

 

いい加減に学習しよう。

ΦωΦ