猫車通信

糸魚川ヒスイと稀少石のお店「猫車(nekoguruma)」by Jewellery Studio Ijeluna

ラフ・ダイヤモンド:ダイヤモンドの原石

アンカットダイヤモンド

 

前回のブログ記事で少しだけ話しが出てきた流れで、今回は宝石の中でも特に代表的なダイヤモンドについてのお話になりますが、何となくイメージが浮かぶカット研磨されたルースではなく、ラフ・ダイヤモンドとかアンカット・ダイヤモンドとか呼ばれるダイヤモンドの原石ちゅ~ところが何とも猫車さんらしいんじゃないかなぁ~って思っているんだよ。

 

 

ダイヤモンドの原石の形について

一般的に目にする機会の多いダイヤモンドはラウンドブリリアントカット等のダイヤモンドという宝石が有している最大限の美しさが引き出されるようにカット研磨されているルースじゃないかしら?

 

今回はカット研磨されたルースではなく原石の状態となるダイヤモンドなので、ダイヤモンドの評価を決める4C(Color・Clarity・Cut・Carat)といった説明は省略しちゃって、ダイヤモンド原石について書いていこうかなぁ~って思っちょります。 

 

ちゅ~ような感じですが、まずは現物っていうか画像を紹介した方が分かり易いだろうから、ボツワナ産の八角形をした「8.634ct」という巨大なダイヤモンド原石の画像をアップしちゃいますね。

 

ラフダイヤモンド

 

ダイヤモンドの原石だって自然が生み出した鉱物なので大きさや色合いや透明感や品質や形状なんかが全て違っているのですが、ま、ちゅ~ても基本的な形状については何パターンかのタイプに分類されるので、まずはそんな感じのところから紹介していくっす。

 

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 ダイヤモンド原石に関する専門用語

 

カット研磨されたダイヤモンドでは4Cと呼ばれる評価基準やピンクダイヤ等の特殊性による付加価値なんかで個々のダイヤモンドルースのポジションが決まっていますが、ダイヤモンド原石の場合はカット研磨されていない状態、採取や採掘されたままの自然な状態となるので、カット研磨等の人為的な技術やカット研磨されたルースのプロポーションといった基準とは異なる評価になるんだよ。

 

ちゅ~感じで、ラフ・ダイヤモンド、ダイヤモンド原石に関する専門用語をいくつか紹介しますが、商業用語的なものも含まれますよ。

 

【ソーヤブル】

ダイヤモンド原石の品質に関係する専門用語で高品質なタイプとなり、このタイプの原石は正八面体をしている事が多く、原石としても大き目のサイズになる為、カット研磨される事で美しく煌くルースになるものが多いのが特徴の稀少なタイプです。

 

【メイカブル】

ソーヤブルの下位となる品質のダイヤモンド原石の事で不定形のものも含まれる為、カット研磨する際の歩留まりが悪くなりますが、中には高品質な原石も含まれているのが特徴で宝石としてのダイヤモンド原石の多くはメイカブルの原石からカット研磨されます。

 

【クリバージ】 

ニアージェムと同じような位置付けの品質をしたダイヤモンド原石の呼び方となり、宝石用と工業用の中間程度の透明度をしたものです。

 

【ニアージェム】

主に工業用として利用される事になる品質のダイヤモンド原石となりますが、レーザーでインクルージョンを除去したり放射線照射等のエンハンスメントを施して比較的に安価なダイヤモンドルースやジュエリー用のダイヤモンドとして使われる事もあります。

 

【インダストリアル】

完全な工業用ダイヤモンドとなる品質の原石でダイヤモンド原石の50%程度が、この品質のダイヤモンドになります。

 

【トランスペアレンシー】

ダイヤモンド原石の透明度のことになります。

 

【オクタヘドロン】

見た目の形が正八面体をしたダイヤモンド原石の事です。

 

【マクル】

見た目の形が扁平な三角形のような形をしたダイヤモンド原石の事です。

 

【トライゴン】

ダイヤモンド原石の面部分に見られる事がある三角形の痕跡の事です。

 

【湾曲面】

本来は平面である結晶面が湾曲面になっているものでダイヤモンド原石の場合は十二面体結晶面の原石が湾曲して丸みを帯びて見られる事があります。

 

ダイヤモンドの場合、宝石としてだけでなく工業用まで幅広い分野で様々な目的で使用される事から宝石としてのダイヤモンドと工業用としてのダイヤモンドでは業者が異なる上、宝石としても他の宝石とは違ってダイヤモンドを専門にしている事が多いので少しばかり説明がややこしいんだよねぇ・・・

 

ダイヤモンドの原石は、まず宝石用と工業用に区別され、あたしは宝石用の説明しかできないので、ここで工業用は省略、宝石用に区別された原石の中でサイズによる大分類~分類をして、次いでダイヤモンド原石の形による形状分類 をして、その次に色合いによるカラー分類をして、最後に品質的なクラリティ―分類がされます。

 

ちゅ~ような訳でダイヤモンド原石として見た目の魅力を楽しめるであろう5つの形状分類を紹介しておくっす。

 

【ストーン(Stone)】

ダイヤモンド原石の形状分類のひとつで規則性のある正八面体等の多面体タイプ。

 

【シェイプ(Shape)】

ダイヤモンド原石の形状分類のひとつで少し規則性に欠けた崩れた多面体形状のタイプ。

 

【クリベージ(Cleavage)】

ダイヤモンド原石の形状分類のひとつで結晶形が劈開の為に割れた形状のタイプ。

 

【マクル(Macle)】

ダイヤモンド原石の形状分類のひとつで扁平な三角形のような形状のタイプ。

 

【フラット(Flat)】

ダイヤモンド原石の形状分類のひとつで結晶形が不規則でフラットな板状のタイプ。

 

 

ラフダイヤモンド

 

ちゅ~ような感じでダイヤモンド原石、ラフ・ダイヤモンドの話しを書いていますが、あたし的にはダイヤモンドという宝石よりも色石と呼ばれるダイヤモンド以外の宝石の方が好きだったりして、ちゅ~感じの中で唯一、ま、メインストーンとして使ってもいいかなぁ・・・って思ったり、何となく個性があって好きだなって感じるのが、こうしたラフ・ダイヤモンド、原石のタイプなんっすよ。

 

金剛光沢ちゅ~ような独特の光沢感、そりゃ~水晶とかみたいな天然石とは比較にならない程の稀少性と価格になるもののカット研磨されたルースでは感じられない魅力があって、ま、ちゅ~ようなタイプの個性的なルースだったらジュエリーとかにもしちゃいます、気が向いたらだけどね。

 

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ダイヤモンドとしての品質は良くないんだけど、透明で激しく煌くザ・ダイヤモンドって感じのルースを使うよりも趣きがあって、やった事ないから分からないけど、ちょ~頑張ってガラスにギィ~ってやればガラスが切り抜けそうな感じとかも好きっす。

 

ちゅ~ような感じで、はてなブログを書き慣れていないから余計な事ばっかしちゃって、ちっとも書き進まない、ちゅ~か話しが脱線しちゃいそうになってばっかだから、それが問題なんだけど、ま、そういう感じが好きだから仕方がないっす。

 

ち~ゆ~。

 

 

ΦωΦ

 

 

ブログを書くのもなかなか大変じゃろ?

ΘεΘ

 

今は地味に楽しいっす。

ΦωΦ