今回は少しお気軽な感じで雑談的な記事を書いちゃいますよ。
ちゅ~のも前回まで「インクルージョンなんかの入った水晶を楽しむ」ちゅ~書くのが大変だった三部作のシリーズ記事を書いていたリバウンドなんです・・・
あたしが生まれる前、もっと前、どのくらい前からなのかは定かじゃないんだけど驚くくらいに古くから宝石の中でも特に代表的な「世界五大宝石」という扱いになっていた宝石があるんだね。
今回は、そんな感じの内容についての記事になりまするよ。
世界五大宝石とは何ぞや?
現在では宝石学や鉱物学という専門学が進歩し、新鉱物なんかも含めて様々な鉱物の組成や特徴なんかで固有の宝石名を持った宝石や天然石に分類されていますが、大昔って時代にはそうした専門学が発展してなかった事やカット研磨や人為的な処理ちゅ~のも技術的に拙かった事もあって、見るからに特別、ちょ~綺麗で存在感のある珍しい石って感じのものが宝物のような石、つまり宝石って扱いで王族とか貴族とか宗教的なシンボルみたいな特別な人や目的の為に珍重されてきたんだね。
ちゅ~ような感じで時が流れる内に何となく代表的な宝石として5つの宝石が宝石の象徴みたいな感じで扱われるようになって、それが俗に言う「世界五大宝石」ってのになるのですが、実際には「世界五大宝石」の内のひとつに関しては文化圏や国によって違っていて、もう逆に選びようがない的な感じに陥ってしまって「世界七大宝石」とか「世界十大宝石」みたいな感じになっちゃったりしちゃっているっす・・・とか、書いちゃったら、何で世界五大宝石ってタイトルにしちゃったんだ?
ちゅ~話しになってしまっちゃいますが、まぁ、あたし的には宝石やジュエリーの業界に携わるようになって四半世紀を過ぎ、ちゅ~ような中で何だかんだ言うても世界五大宝石って、これだよなぁ~って思っているんだね。
【不変の世界四大宝石】
現在まで不変的に代表的な宝石として扱われているものは、下記の4種類の宝石になりますね。
- ダイヤモンド(鉱物名:天然ダイヤモンド / 宝石名:ダイヤモンド)
- ルビー(鉱物名:天然コランダム / 宝石名:ルビー)
- サファイア(鉱物名:天然コランダム / 宝石名:サファイア)
- エメラルド(鉱物名:天然ベリル / 宝石名:エメラルド)
ダイヤモンドは「透明無色」、ルビーは「透明赤色」、サファイアは「透明青色」、エメラルドは「透明緑色」と各宝石が多種多様な宝石や天然石の持つ色合いの中でも最上位に君臨する宝石色の代表格となっていてますね。
【文化圏や国なんかによって違う5つ目の宝石】
不変の世界四大宝石に加わる事がある5つ目の宝石には、下記のような宝石が挙げられますよ。
- アレキサンドライト(鉱物名:天然クリソベリル / 宝石名:アレキサンドライト)
- ブラックオパール(鉱物名:天然オパール / 宝石名:ブラックオパール)
- ヒスイ(鉱物名:天然ジェダイト・ひすい / 宝石名:ジェダイト・ひすい)
- パール(鉱物名:天然パール・真珠 / 宝石名:パール・真珠)
あたし的には「アレキサンドライト」が世界五大宝石のひとつと考えていますが、こんな感じの宝石が世界五大宝石の一角を狙って熾烈な戦いを繰り広げているのです。
アレキサンドライトは青紫色~赤紫色への劇的なカラーチェンジ効果が特徴となり、ブラックオパールはプレイ・オブ・カラーと呼ばれる強い遊色効果が特徴となり、ヒスイはエメラルドと共に緑色をした宝石の東洋では代表的な宝石となり、パールは・・・まぁ、ダイヤモンドと同じでスタンダードでベーシックな宝石って扱いだからか?
本当の意味での宝石と呼ばれる資質
半貴石や天然石として扱われるような鉱物であっても何らかの固有の宝石名を持っているのですが、ここで登場した「世界五大宝石」的な扱いになる宝石には複数の条件が求められます。
【特別な宝石に求められる条件】
- 稀少性:品質の良し悪しはあっても稀少性自体が高い石
- 硬度:頑丈さは別にしてモース硬度が高い石
- 美しさ:色を代表するような次元での特別な美しさ
不変の世界四大宝石は、この全ての要素を兼ね備えているのに対して、五大宝石の一角を狙う5つ目の宝石の場合、アレキサンドライトは全ての要素を兼ね備えています。
ブラックオパールやヒスイやパールはモース硬度が低目でカラーやタイプ等のバリエーションが多い事もあるし、産出量という意味での稀少性もやや劣っている気がしちゃうんですね。
もちろん、世界四大宝石だろうが五大宝石だろうが、それらの宝石の中にも品質の低いものも含まれるし、そうじゃない宝石の中でも世界四大宝石や五大宝石よりも稀少性の高い別格クラスのタイプも存在するので、個々のルースでの判断はできないのですが、まぁ、ちゅ~ような事もあって、あたし的にはアレキサンドライトを含めて世界五大宝石と呼んでいる訳でおじゃります。
ちゅ~ような感じで世界五大宝石の紹介で~す。
【ダイヤモンド】
まぁ、透明無色である事に美しさや稀少性を特化して好まれている宝石の中の宝石って感じのダイヤモンドですが、モース硬度:10という鉱物の中ではもっとも高い硬度を有する稀少性の高い宝石ですね。
最近はカラーダイヤモンド等も一般受けするようになりましたが、ダイヤモンドらしさという意味では透明無色で高品質で品質の違いが分かる大きさのカット研磨の良いルースが何と言っても一番の人気タイプです。
宝石の中でもダイヤモンドに関しては専門業者や専門店が多く、他の宝石とは違って鑑別書ではなく鑑定書が付属しますよ。
金剛光沢という特有の光沢感とファイヤーと呼ばれる強い輝きがあり、透明無色でありながらも存在感がありんすね。
【ルビー】
サファイアと同じコランダムという鉱物ですが、コランダムの中で赤色をしたタイプだけがルビーという宝石名になる為、カラーバリエーションは赤だけですが、種類としてはアステリズム効果(スター効果)のあるタイプもあります。
ルビーが好きな方だと「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれるタイプなんかもご存じかと思いますが、そもそも高品質で大粒サイズのルビー自体が少ないので、あまり分からないかもしれないです・・・
ルビー自体は赤色のみですが、実際のルースは均一な赤色ではなく靄や霞が掛かったような神秘的で複雑な赤系統の色合いの混色になっているものなんかもあり、その辺りは好みだと思うっす。
産地や非加熱未処理、一般加熱なのか等、単色ですが何気に拘る事ができますよ。
【サファイア】
ルビーと同じコランダムという鉱物で赤色以外の色目をしたタイプは全てサファイアという宝石として扱われます。
従って代表的な色合いである青色以外にも多彩なカラーバリエーションやパーティカラードと呼ばれる混色タイプ、アステリズム効果のあるスターサファイア等、不変の世界四大宝石の中ではもっともバリエーションに富んだ宝石となりますが、ちゅ~ても代表的なコーンフラワーブルーやロイヤルブルー等の鮮やかで透明感を感じる青色がサファイアらしい色合いとなるかもしれません。
サファイアの中で唯一、固有の宝石名を持ったタイプが「パパラチアサファイア」となり、パパラチアとは「蓮の花」を意味し、ピンク掛かったオレンジ~オレンジ掛かったピンク系の色合いをしたサファイアで非常に人気がある宝石なんだよ。
【エメラルド】
透明無色(白)、赤、青ときたら次は緑色って訳でもないでしょうが、エメラルドは天然ベリルという鉱物の中で緑色をしたタイプのみが名乗る事のできる宝石名なのです。
天然ベリルは様々なカラーバリエーションがあり、色合いによってそれぞれ異なる宝石名の付いた宝石となります。
エメラルドの特徴はモース硬度こそ7ありますが、特徴的に石の内部に瑕疵やインクルージョンが内包している為、ダイヤモンドやルビーやサファイアに比べるとデリケートな宝石となります。
色合い的には緑色のみですが、シャトヤンシー効果(キャッツアイ効果)を持つタイプやトラピッチェ・エメラルドのような特殊な柄模様をしたタイプもあり、何気にバリエーションも楽しめる宝石だったりするんですよ。
【アレキサンドライト】
あたし的に世界五大宝石のひとつになっているのが、天然クリソベリルという鉱物の中でも自然光の下では青紫色、白熱光の下では赤紫色に劇的なカラーチェンジ効果を有したアレキサンドライトって事になっています。
アレキサンドライトなら何でもいい訳ではなく、青紫色~赤紫色への劇的なカラーチェンジ効果を持ったタイプのみとしちゃいたいところですが、まぁ、その辺りは個人的な感覚って事で・・・
アレキサンドライトの場合もシャトヤンシー効果(キャッツアイ効果)を持ったタイプもありますが、カラーチェンジ効果が最大の特徴となった宝石ですよね。
ちゅ~ような感じで自分の中で好きな宝石の順位を考えたり、好きな宝石の中で様々なバリエーションを探してみたり、ま、ちゅ~感じの楽しみ方をするのもいいんちゃうかなぁ・・・って今、この瞬間に思ったので書いてみましたが、今回の世界五大宝石ちゅ~テーマで記事を書き始めた時は、そんな事は考えてもいませんでしたよん。
宝石とかジュエリーとかって絶対に必要なものではないものなんだけど、絶対に必要なものしかない世の中、ちゅ~ようなものしか興味がない人生なんて面白くなさそうじゃんね?
ちゅ~ような感じで、最初に考えてた以上にちゃんとした感じの記事になってしまったと思っているでやんす。
ち~ゆ~。
ΦωΦ
あたしらサファイアが好きだもんね。
ΘεΘ
サファイア最高。
ΦωΦ